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BtoBメルマガの成功事例10選|効果を上げるポイントも紹介!

btob メルマガ 事例 アイキャッチ

BtoB企業がコンテンツを配信する上で、メルマガ(メールマガジン)は積極的に採用したい方法の一つです。「BtoBメルマガ」で効果を上げるには、他企業の成功事例から学ぶことをおすすめします。

 

この記事では、特に押さえたい成功事例を10個紹介します。加えて、メルマガの目的や効果を上げるポイントも取り上げるので、導入予定の企業はぜひ目を通してください。

BtoBメルマガの目的

BtoBメルマガの目的 アイキャッチ

BtoBメルマガとは、企業へ向けて定期的に発信するメールマガジンのことです。メールアドレスを登録している企業にコンテンツを送信することで、有益な情報を提供します。

 

ここでは、BtoB企業がメルマガを活用する目的についてまとめます。

 

コンバージョンを獲得するため

BtoB企業がメルマガを発信する目的として、コンバージョンの獲得が挙げられます。コンバージョンとは、メルマガ運用の最終的なゴールのことです。企業によって目標は異なるものの、お問い合わせ数や資料請求数の増加などと設定されます。

 

コンバージョンを獲得するには、相手企業が自社製品に対する購買意欲を高める必要があります。しかし、公式サイトに記載されている情報だけでは、契約に踏み切れないケースも少なくありません。

 

そこでメルマガを発信することにより、さまざまな観点から自社製品の強みをアピールします。相手企業がその内容に興味を抱けば、コンバージョンの獲得につながりやすくなるでしょう。

 

自社ブランドのファンを増やすため

メルマガには、自社ブランドのファンを増やす役割もあります。契約を結んでもらう上では、相手企業との信頼関係を構築しなければなりません。

 

メルマガで専門的な情報を提供し続ければ、相手企業が持つ悩みの解決につながるケースもあります。そういった企業がファンになり、今後の発信もチェックしてもらえるかもしれません。

 

また、メルマガは幅広いコンテンツや表現手法が試せる点もメリットです。ユニークな話題を届けたり、あえて厳しい言葉を用いたりとさまざまな工夫ができます。定期的に発信を続ける上で、自社の得意なやり方を見つけ出すことが大切です。

 

潜在顧客を獲得するため

潜在顧客の獲得も、企業に設定されやすいメルマガの目的の一つです。潜在顧客は自社製品の存在を知らないものの、認知した際に購入してくれる層を指します。

 

メルマガで有益な情報を発信し続ければ、企業は自社の抱える課題解決の糸口を見つけられるかもしれません。そのため、一般的にどのような悩みを抱えるのかについて把握することが大切です。

 

相手企業が発信内容に興味を持つと、潜在顧客から顕在顧客に変わるきっかけを作れます。顕在顧客に変わると、相手の購買意欲も強くなるでしょう。結果として、コンバージョンの獲得にも結びつきやすくなります。

 

既存顧客との関係を維持するため

既存顧客との関係を維持することも、メルマガが果たす役割の一つです。例えば、すでに自社製品を導入している企業があるとします。

 

相手企業が自社製品を活用するには、導入後も適切なフォローをしなければなりません。取扱説明資料にはない情報を伝えるなど、メルマガならではの戦略を立てるといいでしょう。

 

また、他の製品の情報も掲載すれば、新たに購入してくれる可能性も高まります。BtoBビジネスでは、顧客にとって有益な情報と製品を提供し続けることが重要です。既存顧客から高い評価を受け、その評判が広く知れ渡ると新規顧客ともつながりやすくなります。

 

BtoBメルマガの成功事例10選

BtoBメルマガの成功事例10選

メルマガをビジネスで生かすには、他社の成功事例から学ぶことも大切です。ここでは、主な成功事例について10の会社のケースを紹介します。

 

それぞれの良いところを押さえ、自社でのメルマガの運用にも積極的に取り入れてください。

 

クックパッド株式会社

クックパッド株式会社は、料理レシピの投稿を中心にサービスサイトを運営している企業です。この企業では、ユメルリンク株式会社(メール配信サービスを主に提供)のサービスを使い、メルマガ「クックパッドニュース」を配信しています。

 

1日1品でレシピに関する情報を届けることで、月間PV数は約4000万を突破しました。LINEの公式アカウントは約800万人を超えているそうです。スマートフォンでレシピを見ながら料理する人も多いため、メルマガと相性が良い点が要因の一つとして挙げられます。

 

サッポロビール株式会社

サッポロビール株式会社は、エビスや黒ラベルといったビールを中心に数々のお酒を提供しています。この企業が配信しているメルマガは以下の4種類です。

 

・SAPPORO NET News (2週間に1回ほど発行)

・YEBISUプレミアム通信(2週間に1回ほど発行)

・焼酎&梅酒だより(月1回ほど発行)

・GRANDE POLAIRE Precious Salon(月1回ほど発行)

 

事業ごとに分けてメルマガを配信した結果、数多くの会員に効率良く情報を発信できたとのことです。

 

株式会社ラクスライトクラウド

株式会社ラクスライトクラウドは、メール配信サービスを中心にクラウド型ソフトウェアの開発に取り組んでいます。同社のメール配信サービス「ブラストメール」は、民間のみならず官公庁にも採用されている点が特徴です。

 

使いやすさを追求したことで、2022年度の新規顧客との契約数が2600に到達しました。稼働顧客数は1万0400社にも上ります。自社がメルマガ配信サービスを提供することによる成功事例であり、今後配信する予定の企業は契約してみてもいいでしょう。

 

有限会社味源

有限会社味源は、香川県まんのう町にある食品製造メーカーです。運営しているECサイト「自然の館 Yahoo!ショッピング店」には、LINEの公式アカウントがあります。その後、メルマガの配信効率を高めるために、LINEのビジネスマネージャーに登録しました。

 

顧客のデータをビジネスマネージャーで活用したところ、ROAS(配信効果)の数値が897%から2299%へと飛躍的に伸びました。なおROASは「ターゲティングごとの売上÷(配信通数×3円)」で求めています。

 

株式会社ビッグビート

BtoB企業のマーケティング支援を行う株式会社ビッグビートでは、セグメントごとに分けてメルマガを配信していませんでした。そこで主催イベント「Bigbeat LIVE」の周知にメルマガを使う際に、SATORI株式会社のツールである「SATORI」を導入します。

 

その結果、データを分析した上でセグメントごとの配信が可能となりました。「SATORI」の導入後、メルマガ経由で特設サイトへアクセスしたユーザーは1.5倍以上に増加したそうです。

 

株式会社マイナビ

株式会社マイナビは、ビジネスやライフイベントを中心にまとめた「マイナビニュース」を配信しています。100以上のカテゴリーがあり、幅広く情報を掲載している点が特徴です。約20年にわたって配信を続けた結果、会員数は140万人を超えています。

 

「マイナビニュース」は、長期的なファンを育成する方法としても用いられています。イベントに関する情報や連載コラムと、幅広くコンテンツを提供しているメルマガです。

 

イーデザイン損害保険株式会社

イーデザイン損害保険株式会社では、自動車保険で検索したユーザーに対してコンテンツを提供しています。保険の補償内容や事故に遭った時の手続きをまとめているのが特徴です。ただし、50万件を超える顧客に対してメールを送信する点に負担を感じていました。

 

そこで、ユミルリンクの「Cuenote FC」を活用することにしました。結果として、効率良く多くの顧客にメールを送信できるようになり、メールの件名に車名を入れることで開封率は30〜40%に達したそうです。

 

株式会社阪井金属製作所

株式会社阪井金属製作所は、切削加工やプレス加工のように金属加工に強い企業です。メルマガでは、自社の技術力について紹介しています。社長が自ら配信に携わっており、海外調達を検討している企業に役立つ点が特徴です。

 

特に中国や韓国、ベトナムで取引した経験をコンテンツにまとめています。さまざまな事情を赤裸々に記載しており、企業の信頼度を高める工夫をしているのが強みです。メルマガに力を入れ始めてから10年間がたち、2023年現在でも変わらず配信を続けています。

 

StockSun株式会社

StockSun株式会社は、Web業務に関するコンサルティングを提供しています。メルマガでも、自社のサービスの強みを分かりやすく伝えている点が特徴です。社長自身も、メルマガでは多くの実績を誇っていると自負しています。

 

特に力を入れているポイントは、レスポンス数の向上です。読者をひきつける文章を心がけつつ、どの程度の返信がもらえるかを重視しています。社長自身の持つノウハウを、企業のメルマガ作成にもうまく生かしている企業です。

 

株式会社キーエンス

株式会社キーエンスはマイクロスコープやマーキング機器などを販売している企業で、新商品の情報やキャンペーンについてメルマガで配信しています。またBtoB企業向けにも、業界の知識を届けている点が特徴です。

 

メルマガは、公式ページからメールアドレスを入力するだけで登録手続きができ手軽さと豊富なコンテンツにより数多くの会員が利用しています。週2回のメールを送ることで、会員のデータを分析する点も成功の秘訣(ひけつ)です。

 

BtoBメルマガの効果を上げるポイント

BtoBメルマガの効果を上げるポイント

メルマガも、ただ有益な情報を発信すればいいわけではありません。相手企業をひきつけるためには、ある程度工夫を凝らす必要があります。

 

ここでは、メルマガの効果を上げるポイントについて解説しましょう。

 

属性や温度感ごとにセグメント分けする

メルマガの効果を上げるには、属性や温度感ごとにセグメント分けをすることがポイントです。

 

セグメント分けを行わない場合、登録された全てのメールアドレスにメルマガが配信されます。しかし、配信内容が全ての企業の属性や温度感に合っているとは限りません。自社に関係のない話題が届くと、相手企業は煩わしく感じ、登録を解除される恐れもあります。

 

ツールからメルマガを配信する場合は、基本的にセグメントごとに登録者を整理できます。定期的に整理を行い、各社に適した情報を届けるようにしてください。なお、セグメントごとに分けて配信する方法は「セグメント配信」と呼ばれています。

 

相手企業にとって見覚えのある差出人名にする

メルマガを配信する際は、読み手の不安を払拭するためにも相手企業が見覚えのある差出人名に設定しましょう。

 

BtoB企業であれば多くの接点があるため、会社名だけではメールがスルーされる恐れもあります。相手企業が認識できるような差出人名に設定することが大切です。

 

仮に展示会でコンタクトを取った場合は、会社名とともに担当者本人の名前も入れるといいでしょう。運用しているWebサイトから登録した企業には、サイト名を含めるのも方法の一つです。差出人名を工夫すれば、メルマガの開封率を上げられます。

 

件名を工夫する

メルマガの配信では、件名もしっかりと考えなければなりません。件名の書き方によっても、メルマガを開封してもらいやすくなります。

 

特に意識したいポイントは、読者の目を引くような文言で記載することです。「必見!」や「期間限定」のような文言を文頭に設置するといった方法があります。

 

また件名には、本文で何を紹介しているかを簡潔に記載してください。例えば、キャンペーンの内容を入れるのがおすすめです。特に重要な情報は、なるべく前半に取り入れましょう。

 

文字数は15〜25文字程度で設定し、どのように表示されるかもチェックすることが大切です。

 

クリック率を意識する

メルマガでは、開封率のみならずクリック率も意識しなければなりません。URLやボタンなどのCTAを設置しなければ、コンバージョンの獲得にはつながらないためです。

 

読者のアクセスを促すには、クリックしやすい位置にCTAを設置する必要があります。基本的にはファーストビュー(ユーザーが最初に目に入る部分)への設置が得策です。

 

ただし、クリック率だけを高めても成果につながらなければ意味はありません。アクセスしてから数秒で離脱された場合も、結果的にコンバージョン率を下げてしまうためです。

 

800文字程度の文字数で作成して読む側の負担を押さえつつ、関心を抱かせるように工夫しましょう。

 

配信時間と頻度に気をつける

メルマガは、配信時間と頻度にも気をつけることが大切です。ただし、企業によってチェックしてくれる曜日や時間帯は異なります。何度も配信を繰り返しながら、最も反応のいいタイミングをリサーチしてください。

 

頻度に関しては、少なくとも週に1、2回は配信した方が賢明です。定期的な配信を心がければ、相手企業にもメルマガの存在をしっかりと認識してもらえます。特に、メルマガは多くの競合が存在します。

 

配信が長期間ストップしてしまうと、ライバルの陰に隠れてしまう恐れがあります。頻度の高い更新を意識して、積極的に存在をアピールしましょう。

 

まとめ

btob メルマガ 事例 まとめ

今回は、メルマガの成功事例について詳しく紹介しました。メルマガで成果を出すには、多くの企業の良いところを吸収することが大切です。他社の事例を学んだ上で、オリジナリティー要素も取り入れたコンテンツを配信しましょう。

 

加えて、メルマガで成功するための要点も押さえてください。コンテンツだけではなく、差出人名や件名も工夫を凝らさなければなりません。これらのポイントも、他社の事例が参考になります。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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