Google広告アカウントの削除方法を解説!できない時の対処法は?
広告配信を停止する判断をする際、「Google広告はもう使わない」と考えるかもしれません。そんなとき、Google広告アカウントは削除できるのでしょうか。
本記事では、Google広告アカウントの削除方法について解説します。Google広告アカウントが削除できない場合の対処法についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
Google広告アカウントの削除はできる?
Google広告のアカウントは削除できるのでしょうか。本項では、Google広告アカウントの削除の可否や、どうしても削除したい場合について解説します。
Googleアカウントをまるごと削除すれば可能?
アカウント停止をすると、Google広告の配信が停止されますが、Googleアカウントへのアクセスは可能です。
もし「どうしてもアカウントを削除したい」「Googleアカウントにログインできなくなるようにしたい」という場合は、Googleアカウントをまるごと削除するしかありません。
しかし、Googleアカウントをまるごと削除すると、Google広告アカウントだけでなく、日常で使用するGmailや写真、ファイルなど個人で利用してきたデータも削除されてしまいます。
そのため、よほどのことがない限り、Googleアカウントをまるごと削除することはおすすめしません。
利用停止するという方法もある
Google広告アカウントの削除はできません。しかし、アカウント削除に似た機能として、Googleアカウントの停止はできますGoogleアカウントを停止すると、掲載しているすべての広告が24時間以内に自動的に掲載されなくなります。
Googleアカウントを利用停止するには、Google広告アカウントにログインし、「ツールと設定」を選択してください。
「設定」→「各種設定」の順に進み、「停止手順を読む」から停止手順について確認します。最後に、「アカウントのステータス」を展開して「利用停止」を選択すると、アカウントが停止されます。
Google広告アカウントの削除(利用停止)方法
ここでは、Google広告アカウントを利用停止にする方法を解説します。利用停止できる要件や手順、利用再開する場合の手順について見ていきましょう。
利用停止ができる要件を確認する
Google広告アカウントを利用停止にするには、次の要件を満たす必要があります。
・アカウントへの管理者権限がある
・アカウントの支払い情報を設定している
利用停止したい場合は、まず上記を満たしているかどうかを確認してください。
Google広告アカウントの利用停止手順
Google広告アカウントの利用停止をするには、「ツールと設定」→「設定」→「各種設定」の順に進みます。各種設定の画面に表示されている「停止手順を読む」に目を通してください。
最後に、「アカウントのステータス」から「利用停止」を選択することで、Google広告アカウントの利用が停止されます。
利用再開する場合の手順
Googleアカウントを利用再開する場合、「ツールと設定」にある「各種設定」に移動します。画面に表示されている「アカウントを再アクティブ化」をクリックすれば、利用を再開することが可能です。
Google広告アカウント利用停止後の注意点
Google広告アカウントを利用停止にした後は、以下の3点に注意してください。
・支払った費用の残高があれば払い戻される
・広告掲載期間中の場合は支払いが発生する
・リマーケティングリストが削除される
それぞれについて見ていきましょう。
支払った費用の残高があれば払い戻される
すでに支払った費用がまだ残っていれば、払い戻しを受けることができます。例えば、今月Google広告アカウントを停止するものの、来月分の費用をすでに支払っている場合、来月分の費用は払い戻しされます。
しかし、来月分の費用を支払うために使ったクーポンなどは、払い戻しの対象ではない点に注意してください。
広告掲載期間中の場合は支払いが発生する
反対に、広告掲載期間中にまだ支払っていない費用があれば支払いが発生します。アカウント停止日までの費用が1カ月以内に請求されるため、請求されたら費用を支払ってください。
費用を支払わないままだと、アカウントの再作成ができなくなることがあるので、注意が必要です。
リマーケティングリストが削除される
一度Webサイトに訪れた人に対し、再度マーケティングを行うことをリマーケティングと呼びます。Webサイトに訪れた人など条件を満たしたユーザーのリストが並べられているのが、リマーケティングリストです。
一度でもWebサイトを訪れた人は、他のユーザーに比べて興味の度合いが高いことがほとんどであるため、リマーケティングリストは大きな価値があります。しかし、利用停止してしまうとリマーケティングリストは削除されるため、注意してください。
Google広告アカウントは強制停止されることもある
Google広告アカウントは自身で利用停止の手続きをしなくても、強制停止されることがあります。ここでは、強制停止されるとどうなるのか、強制停止の原因や対処法について見ていきます。
強制停止されるとどうなる?
Googleが設けているコンプライアンスや法的要件を守っていない場合、Google広告アカウントが強制停止されることがあります。強制停止をされると、広告掲載が停止され新しくコンテンツを作ることもできなくなります。
一度だけでなく、何度も違反が見つかると、Google広告アカウントにひもづけられているアカウントが全て利用停止になることもあるため、注意してください。
強制停止の原因
強制停止される原因は、Google広告ポリシーや利用規約への違反が挙げられますGoogle広告アカウントに対して、Google広告ポリシーや利用規約への違反があると判断されることで、強制停止が行われます。
他にも、不正利用している場合や費用を支払っていない場合、個人情報の詐称などを行っている場合なども、強制停止の原因です。虚偽の報告をせず、真っ当に利用していれば強制停止されることはないため、安心して利用してください。
強制停止された場合の対処法
強制停止された場合は、なぜ停止されてしまったのか、その理由を考えてみてください。
よくあるミスとしては、クレジットカード情報に不備がある場合です。広告費の支払いが滞ると強制停止されてしまうため、クレジットカード情報、もしくはクレジットカード自体に問題がないかも確認しましょう。
どこで違反があったのかが把握できない場合は、Googleのサポート窓口に問い合わせることも可能です。理由が分かったら、速やかに該当箇所を修正しましょう。
修正が完了したら、再審査を申請します。広告の管理画面で不承認/制限付きとなっている広告にカーソルを持っていくと「再審査請求」が表示されるので、そこから申請を行ってください。
Google広告アカウントが利用停止できない原因・対処法
Google広告アカウントの利用停止手続きをしても、利用停止ができない場合があります。利用停止できない2つの原因と、その対処法について見ていきましょう。
完全に利用停止されるまで時間がかかる
申請から24時間経過していない場合は、Google側での対応が終了していないというだけの可能性があります。
Google広告アカウントの利用停止手続きは、手続き完了後24時間以内に終了することになっています。この場合、Google広告アカウントの利用停止ができないのではなく、処理が途中の可能性があるため、24時間の間は処理が終わるまで待ってみてください。
もし24時間経過後も利用停止されない場合、別の問題が発生している可能性もあります。Google広告ヘルプページから問い合わせてみましょう。
自動化ルールが適用されている
利用停止できない場合、自動化ルールが適用されている場合があります。
自動化ルールは、広告のステータス(利用停止・配信など)変更や予算の変更などを自動化できる機能です。この自動化ルールが適用されていると、配信停止の処理ができないかもしれません。
自動化ルールが適用されている場合、自動化ルールのステータスを「一時停止」もしくは「削除」に変更し、再度処理を実行してみてください。
まとめ
Google広告アカウントは削除できませんが、利用停止の手続きを行うことは可能です。利用停止をすることで、広告配信を止めることができ、いつでも利用を再開できます。
なお、利用停止の手続きを行うと、リマーケティングリストが削除されてしまうなどの注意点もあるため、事前に確認した上で利用を停止するようにしてください。利用停止ではなくアカウントの削除を希望する場合は、Googleアカウントそのものを削除するしかありません。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。