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【Google広告】除外キーワードとは?選び方や設定方法を紹介!

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Google広告における「除外キーワード」とは、どのような役割を果たすのでしょうか。除外キーワードを設定することはGoogle広告を効率的に運用する上で、大きなカギとなります。

 

そこで、本記事ではGoogle広告の除外キーワードについて解説します。除外キーワードの選び方や設定方法を解説するので、見ていきましょう。

Google広告の除外キーワードとは?

Google広告の除外キーワードとは?

Google広告における除外キーワードとは、検索キーワードに特定の語句が含まれていた場合、広告が表示されなくなるように設定するキーワードです。

 

除外キーワードの設定をすれば、コンバージョンの可能性が低いキーワードには広告が表示されなくなります。これにより、効果の出やすいキーワードに限定して広告を表示できるようになるため、余計な費用を削減でき、広告の費用対効果を高めることにつながります。

 

例えば、新品のスマートフォンを取り扱っている会社であれば、「スマホ 中古」という検索キーワードで広告を表示しても効果は低いでしょう。そこで、「スマホ 中古」を除外キーワードに設定することで、無駄な広告費を支払うことを防げます。

 

このように、除外キーワードを適切に設定することで、Google広告を効果的に運用できるようになるでしょう。

 

除外キーワードのマッチタイプ

除外キーワードのマッチタイプ

除外キーワードの設定では、下記のマッチタイプを理解する必要があります。

 

・完全一致

・フレーズ一致

・部分一致

 

それぞれに広告配信が停止される範囲が異なるため、一つずつ理解しましょう。

 

完全一致

完全一致は、設定した除外キーワードとユーザーが入力した検索キーワードが完全一致した際に広告配信が止まります。

 

先ほどの事例を用いると、除外キーワードに「スマホ 中古」を完全一致として設定すると、ユーザーが「スマホ 中古」と検索した場合だけ広告配信がされなくなります。

 

そのため、完全一致で「スマホ 中古 安い」でも広告配信を停止したい場合は、「スマホ 中古 安い」も除外キーワードに設定する必要があるのです。完全一致で除外キーワードを設定する場合は、以上のことに注意するようにしてください。

 

フレーズ一致

フレーズ一致は、設定したキーワードとユーザーが入力した検索キーワードがすべて同じ語順で使われている際に広告配信が止まります。例えば、フレーズ一致で「スマホ 中古」を除外キーワードとして設置した場合、広告配信は以下のようになります。

 

検索キーワード 広告配信
スマホ 中古 除外
中古 スマホ 配信
スマホ 中古 安い 除外

 

上の表を見ると分かる通り、同じキーワードが用いられていたとしても、語順が異なる場合は広告が配信されます。また、設定したキーワードが含まれていれば、その前後に他のキーワードが含まれている場合は広告配信が除外されるのです。

 

フレーズ一致で除外キーワードを設定する場合は、これらの点に気を付けてください。

 

部分一致

部分一致は、設定したキーワードがユーザーが入力した検索キーワードにすべて含まれている際に広告配信が止まります。フレーズ一致と異なり、語順は関係ないことが特徴的です。

 

例えば、部分致で「スマホ 中古」を除外キーワードとして設置した場合、広告配信は以下のようになります。

 

検索キーワード 広告配信
スマホ 中古 除外
中古 スマホ 除外
スマホ 中古 安い 除外
スマホ 安い 配信

 

このように、部分一致で除外キーワードを設定すると、完全一致やフレーズ一致よりも広告配信がされなくなるキーワードが多くなります。

 

除外キーワードを選ぶ前の確認事項

除外キーワードを選ぶ前の確認事項

除外キーワードを選ぶ前に確認すべき事項として「クエリ」があります。クエリとは、ユーザーが検索したキーワードのことです。

 

クエリはGoogle広告の管理画面にある「キーワード」から「検索語句」を開くことで確認できます。どのようなキーワードが検索されているのか、事前に確認しておくといいでしょう。

 

Google広告の除外キーワードの選び方

Google広告の除外キーワードの選び方

Google広告の除外キーワードを選ぶ場合、次の点を意識してみましょう。

 

・広告内容と関係性の薄い語句

・コンバージョンが発生していない語句

・除外依頼があった語句

・トレンドの影響のある語句

・特定の広告が表示されるようにしたい語句

 

それぞれのポイントについて、以下で見ていきます。

 

広告内容と関係性の薄い語句

1つ目は、広告内容と関係性の薄い語句です。当然のことですが、広告内容と関係性の薄い語句に広告が配信されても、コンバージョンに結びつく可能性は低くなります

 

例えば、東京都の新宿でスマホ修理店を営んでいる会社がフレーズ一致や部分一致として「スマホ 修理」のキーワードで広告を出稿する場合を考えてみましょう。

 

この場合、「スマホ 修理 新宿」や「スマホ 修理 東京」などのキーワードでは見込み客が閲覧している可能性が高いため、広告配信する意味があります。

 

一方、「スマホ 修理 札幌」や「スマホ 修理 福岡」など、新宿から遠い地域名が含まれている場合、見込み客の数はグンと減ります。後者のように広告内容と関係性の薄い語句は、除外キーワードに設定するようにしてください。

 

コンバージョンが発生していない語句

2つ目は、コンバージョンが発生していない語句です。

 

広告運用を進めると、キーワードごとのコンバージョンの発生状況が分かります。その中で、広告内容と関係性があるキーワードでも、コンバージョンが発生しないキーワードも出てくるでしょう。

 

コンバージョンが発生しないキーワードに広告を出稿していても、広告費だけがかかり、費用対効果が悪くなります。そのため、分析結果をもとにコンバージョンが発生していない語句には、広告配信を止めることも検討してみてください。

 

除外依頼があった語句

3つ目は、除外依頼があった語句です。部分一致で広告配信を行っている場合、競合他社の名称やサービス名で広告が配信されてしまうことがあります

 

例えば、A社が「スマホ」を部分一致でキーワードを設定していた場合、競合他社である「B社 スマホ」のキーワードでも広告が配信されてしまうことがあるのです。

 

この場合、B社からA社に対して「B社」が含まれているキーワードでの広告出稿を止めてほしいと依頼が来ることがあります。依頼があったら、除外キーワードを使って広告が表示されないように設定するようにしてください。

 

トレンドの影響のある語句

4つ目は、トレンドの影響のある語句です。

 

例えば、「スマホ端末に対する公的機関による調査」などのスマホ関連のニュースを見たくて検索する人もいるでしょう。その場合、ユーザーはスマートフォンを購入したくて検索キーワードを入力しているわけではありません。

 

このように、トレンドの影響のある語句はコンバージョンに結びつく可能性が低いため、一時的に除外キーワードに設定することがおすすめです。

 

特定の広告が表示されるようにしたい語句

5つ目は、特定の広告が表示されるようにしたい語句です。例えば、「スマホ 当日修理」というキーワードを狙う場合、「早めに修理してほしい」というニーズに適した見出しや広告文を表示させる必要があります。

 

しかし、部分一致でキーワードを設定している場合、「スマホ」でも「スマホ 当日修理」でも同じ広告が表示され、「スマホ 当日修理」に合わせた広告が表示できなくなるのです。

 

そこで、「スマホ」を狙った広告グループと「スマホ 当日修理」を狙った広告グループの2つを設定しましょう。

 

その際に、「スマホ」を狙った広告グループでは「スマホ 当日修理」を除外キーワードに設定しておくと、「スマホ 当日修理」だけに特定の広告を表示できます

 

Google広告の除外キーワードの設定方法

Google広告の除外キーワードの設定方法

Google広告の除外キーワードの設定方法には、次の2つがあります。

 

・個別で設定する方法

・除外キーワードリストで設定する方法

 

それぞれの設定方法について、確認していきましょう。

 

個別で設定する方法

除外キーワードは、1つずつ個別で設定することが可能です。Googleの管理画面から「キーワード」→「除外キーワード」に進みます。

 

「+」から「除外キーワードを追加、または新しいリストを作成」を選び、追加先を選択してください。

 

続いて、除外キーワードの入力欄が表示されるため、1行当たり1つの除外キーワードを入力します。なお、マッチタイプを設定する場合、次のように記号を追加する必要があるため、注意してください。

 

・部分一致:記号なし

・フレーズ一致:”キーワード”(ダブルクォーテーションマークで囲む)

・完全一致:[キーワード](半角角カッコで囲む)

 

除外キーワードリストで設定する方法

除外キーワードを「リスト」の形で1つにまとめて、リストをキャンペーンに反映することも可能です。リストで設定する方法は、個別で設定するよりも効率よく除外キーワードを設定できます。

 

リストで設定するには、個別で設定する方法と同じように進め、除外キーワードを入力する欄の下で「新規または既存のリストに保存する」にチェックを入れてください。リスト名を入力すれば、リストの設定は完了です。

 

Google広告の除外キーワードの注意点

Google広告の除外キーワードの注意点

Google広告の除外キーワードを設定する際には、以下の点に注意しましょう。

 

・17語以上のフレーズは除外されないことがある

・類似する語句には拡張できない

・登録できない文字がある

・表記のゆれに注意する

・同じ文字で別の意味のものに気をつける

 

それぞれのポイントについて解説します。

 

17語以上のフレーズは除外されないことがある

17語以上のフレーズは除外されないことがあることを、認識しておいてください。

 

そもそも17語以上のフレーズが検索キーワードとして用いられることはほとんどないため、実際に知識が必要になることはまれです。しかし、万が一17語以上のフレーズを除外したいと考えた時には、思い出せるようにしておくといいでしょう。

 

類似する語句には拡張できない

除外キーワードの設定は、類似する語句には拡張できないことも、覚えておいてください。

 

通常のキーワードにおけるマッチタイプでは、設定したキーワードだけでなく類似するキーワードにも拡張して広告が表示されます。例えば、類義語単数・複数形誤字、表記のゆれなどの場合は、類似するキーワードと判断し、広告が表示されるのです。

 

しかし、除外キーワードでは類似するキーワードへの拡張ができません。例えば、「格安 スマホ」を除外キーワードに設定した場合、「スマホ 安い」などの類義語や「格安 スマノ」などの誤字は除外キーワードにはなりません。

 

そのため、類義語や誤字などのキーワードでクリックされることが多い場合、それらのキーワードも除外キーワードに設定しておく必要があります

 

登録できない文字がある

除外キーワードには、登録できない文字があることに注意してください。例えば、次のような文字が登録できない文字です。

 

・「.」(ピリオド)

・「!」「@」「%」など(記号)

・「site:」や「OR」など(演算子、検索演算子)

 

このような文字は除外キーワードに登録できず、広告配信を止めることができない点を知っておくといいでしょう。

 

同じ文字で別の意味のものに気をつける

キーワードによっては、同じ文字で別の意味を持つ場合もあります。例えば、東京都日野市にある自動車販売店が広告出稿をする場合について考えてみましょう。

 

この自動車販売店は、自動車メーカーである日野自動車の取り扱いがないことから「日野」を除外キーワードに設定しました。すると、日野市で自動車を探している人にも広告が配信されなくなる可能性があります。

 

まれなケースではありますが、同じ文字で異なる意味を持つ言葉には気を付けてください。

 

まとめ

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Google広告では、費用対効果を高めるために除外キーワードが設定できます。表記ゆれや誤字、類似語なども予測して設定する必要があるため手間は多くかかりますが、その分無駄に広告費を支払うことを避けられるため、有効です。

 

どのように除外キーワードを選べばいいのかは、本記事を参考にしてください。適切に除外キーワードを設定し、効率的な広告運用を目指しましょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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