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Google広告の「身元確認」とは?手順・メリットについて解説!

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Google広告には「身元確認」と呼ばれる手続きがあります。身元確認では、Google広告を運用している人の情報をGoogleに送信する必要があり、面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、Google広告の身元確認がどのような目的で行われるのか、身元確認の手順やメリットについても解説します。身元確認をしなかった場合に起こることや身元確認に関するよくある質問についても紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

 

Google広告の身元確認はなぜ行われる?

Google広告の身元確認はなぜ行われる?

Google広告では身元確認が広告主全員に対して行われます。この身元確認にはどのような目的があるのでしょうか。身元確認の対象となる人や、身元確認の期限についても見ていきましょう。

 

広告の信頼性を高めることが目的

Googleにおける身元確認の主な目的は、広告の信頼性を高めることです。

 

Google広告の身元確認では、広告主の名前や所在地などの情報について確認されます。名前や所在地をGoogleに提示することにより、Googleからの信頼が得られるでしょう。

 

一方で身元確認を行わないと、名前や所在地を答えたくない理由があるのではないかと疑われるだけでなく、広告配信が停止されてしまいます身元確認には必ず応じるようにしてください。

 

ここで確認された名前や所在地などの情報は、配信される広告にも表示されるため、誰が広告運用をしているのかを明らかにでき、ユーザーからの信頼性も高められます。

 

Googleにとっても、ユーザーに対して広告主の情報を配信することにより、広告の透明性を高められます

 

広告の透明性が高まることで、ユーザーはより多くの情報を知った上で商品やサービスを選べるようになり、広告を配信する媒体としての信頼度を高めることができるのです。

 

身元確認の対象となる人

身元確認の対象となる人は、広告の運用形態によって異なります。広告の運用形態と身元確認の対象者の関係は、以下の通りです。

広告の運用形態 身元確認の対象者
自社内で広告を運用している 組織の代表者
代理店が広告運用をし、支払いプロファイルも代理店が保有している 代理店の代表者
代理店が広告運用をするものの、支払いプロファイルは広告主が保有している 広告主の代表者(代理店の代表者が代理人となる)

自社で広告を運用していても、代理店に広告運用を依頼していても、支払いプロファイルを保有している組織の代表者が身元確認の対象です。

 

支払いプロファイルには、連絡先や支払い方法、アカウントの明細書などの個人、組織の情報がまとめられています。

 

なお、代理店が広告運用し、支払いプロファイルは広告主が保有している場合のみ、代理店の代表者が代理人となるため、注意してください。

 

身元確認の期限

身元確認はいつまでも先延ばしにしていいわけではありません。身元確認の通知が届いてから30日間のうちに身元確認をする必要があります。

 

もし30日間以内に身元確認ができない場合はアカウントが一時停止し、Google広告の配信もストップしてしまうので、注意が必要です。

 

悪意なくうっかり忘れていた場合でも、広告の運用ができなくなります。忘れないうちに早めに身元確認を行うことがおすすめです。

 

Google広告の身元確認の手順

Google広告の身元確認の手順

Google広告の身元確認は、次のような手順で進められます。

 

・必要書類の準備

・アカウントへのログインと身元確認ページへの移動

・所属組織や個人かどうかで手順は異なる

・各種必要事項の入力

 

それぞれの手順について、一つずつ解説します。

 

必要書類の準備

身元確認では、広告の運用形態によって必要な書類が異なります。個人、もしくは正式な代理店として身元確認する場合には、日本政府が発行している写真付きの身分証明書が必要です。

 

例えば、以下のような書類が挙げられます。

・運転免許証

・パスポート

・永住権カード

 

一方、組織として身元確認する場合には、次のような書類が必要です。

・会社設立証書または登録証明書

・納税証明書

・税務署からの書類(抜粋)

・DUNSナンバー

 

どの書類が必要なのかを事前に確認しておくと、身元確認の手続きをスムーズに進められるでしょう。

 

アカウントへのログインと身元確認ページへの移動

必要書類が準備できたら、いよいよ身元確認の手続きに入ります。

 

まずはGoogle広告のアカウントへログインする必要があります。ログインするアカウントが身元確認を行うアカウントになっているかを確認しておいてください。

 

ログインしたら、「設定とツール」→「料金」→「設定」の順に進むと身元確認のページに遷移できます。

 

なお、身元確認を行う際にはGoogle広告アカウントと広告費の支払いに使う支払いプロファイルへのアクセス権が必要です。アクセス権がない場合は身元確認の手続きができないので、念のため確認しておきましょう。

 

所属組織や個人かどうかで手順は異なる

身元確認のページに遷移したら、必要項目にチェックをし、本人確認を行います。

 

この際、誰が手続きするかによって手続き方法が変わります。例えば、一番最初に表示される広告代理店ですか?では、広告代理店である場合は「はい」を、広告代理店でない場合は「いいえ」をチェックしてください。

 

次の確認を行う対象を選択してくださいでは、広告主が確認対象であれば「クライアント」、代理店が確認対象であれば「代理店」をチェックします。

 

本人確認の画面では広告主が広告運用をしていれば「開始する」を、代理店が広告運用をしていれば「他のユーザーの代理で広告を掲載しています」をクリックしましょう。

 

ここまで選択できれば、あとは画面に表示される指示に従って該当する項目にチェックをし、身元確認の手続きを進めるだけです。

 

各種必要事項の入力

続いて、必要事項の入力に移ります。必要事項は、どの欄に何を入力すればいいのかが細かく指示されているため、指示に従って入力すれば問題ないでしょう。

 

入力する内容は、身元確認で送付する書類と同じ内容を記入するようにしてください。情報に誤りがあると、身元確認が完了せず広告運用に支障を来す可能性もあります。

 

誤りがないかを確認し、必要書類のアップロードも完了したら「送信」を押してください。身元確認終了後にGoogleからの完了通知が届いたら、全ての手順が完了します。

 

Google広告の身元確認のメリット

Google広告の身元確認のメリット

Google広告の身元確認のメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。

 

・広告主としてGoogleに対する信頼度が高まる

・ユーザーとの信頼関係を構築しやすくなる

 

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

 

広告主としてGoogleに対する信頼度が高まる

Google広告の身元確認を行うことで、Googleに対する信頼度が高まります。

 

身元確認では、名前や住所地、納税者番号をはじめとした個人情報をGoogleに対して提出します。個人情報を伝えることで、Googleから信頼されやすくなるため、広告を引き続き出稿し続けることができるでしょう。

 

一方、身元確認をしないとGoogleからの信頼が獲得できません。広告配信ができなくなるため、注意してください。

 

ユーザーとの信頼関係を構築しやすくなる

Googleに提供した名前や住所地は広告に表示され、ユーザーからも誰が広告出稿をしているのかが分かるようになります。

 

誰が運用しているのか分からない広告よりも、広告主が明示されている広告の方がユーザーの信頼を得られやすいです。そのため、身元確認をすることで、ユーザーとの信頼関係を構築しやすくなるでしょう。

 

Google広告の身元確認についてよくある質問

Google広告の身元確認についてよくある質問

最後に、Google広告の身元確認についてよくある質問を4つ紹介します。

 

・身元確認は必ず行うものですか?

・着手してから完了するまでどのくらいの期間がかかりますか?

・身元確認を回避する方法はありますか?

・代理の人に任せることはできますか?

 

それぞれの質問に対する回答を見ていきましょう。

 

身元確認は必ず行うものですか?

身元確認は必ず行うものです。

 

期限である30日間のうちに身元確認をしないと、アカウントが一時停止されてしまい、広告出稿ができなくなってしまいます。

 

うっかりして期限を過ぎてしまった場合でも、アカウントが一時停止の措置を受けるため、必ず早めに手続きに着手するようにしてください。

 

着手してから完了するまでどのくらいの期間がかかりますか?

Google広告の身元確認の手続きは、必要書類が準備できていれば、その日中に終えることができます。

 

Googleに情報を提出した後、審査完了の連絡が来るまでは通常5〜7日ほどかかります。期限が設定されていない場合でも20日以内には完了するので、Googleからの審査完了の連絡が来るのを待ってください。

 

身元確認を回避する方法はありますか?

身元確認を回避する方法はありません

 

何度か触れているように、身元確認は全ての広告主が行うことになっています。そのため、身元確認を回避する方法はないので、必ず身元確認をするようにしてください。

 

代理人に任せることはできますか?

身元確認を代理人に任せることは可能です。

 

しかし、身元確認の手続きで手間取ってしまう可能性があるため、事前に以下の点を確認してから代理の人に任せることをおすすめします。

 

・会社の住所が不明、もしくは会社の住所がない

・代理の人からの書類提出が遅くなる

・代理の人に身元確認の重要性が理解されない

・身元確認の手続きが遅延し、広告の配信ができなくなる

 

トラブルを回避するためにも、必ず事前確認を怠らないようにしてください。

また、確実にトラブルを回避したい場合は、多少手間がかかりますが、自身で手続きするのがいいでしょう。

 

まとめ

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Google広告の身元確認は、広告主全員に求められていることです。

 

30日間のうちに手続きをしなければならず、期限を過ぎるとアカウントが一時停止され、広告の配信ができなくなります。早めに身元確認を行い、広告配信が停止されることのないように注意してください。

 

また、身元確認を他人に依頼できますが、トラブルの元になるため、確認事項についてしっかりと打ち合わせを行うようにしましょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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