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オウンドメディアのCVRとは?平均値・目安・計算方法やCVRを上げる方法も解説

オウンドメディアを運用する際の重要な目標の一つが、CV(コンバージョン)を獲得することです。その効果を確認するためにチェックすべき指標の一つが、CVR(コンバージョン率)です。

 

しかし、CVRがどのような指標なのか、またその平均値や目安がどのくらいか、詳しく知らないといった方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、CVRの基本的な概要や種類、計算方法に加えて、CVRを向上させる方法についても解説します。

 

オウンドメディアを活用してCVを増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

オウンドメディアのCVRとは?

オウンドメディアのCVRとは?

CVRは「コンバージョン率」を意味し、オウンドメディアにおいては、サイトを訪れたユーザーのうち、購入や申し込みといった特定の行動を取った人の割合を示す指標です。

 

CVRを確認することで、設定したコンバージョン目標がどれだけ達成されているかを把握できます。

 

CVRが高い場合は、ターゲットユーザーに対して効果的にアプローチできていると判断できますが、低い場合は戦略の見直しや改善が必要です。

 

なお、CV目標値はオウンドメディアの運用目的によって異なります。目的に応じたCVを設定し、その成果を確認するために、定期的にCVRをチェックすることが重要です。

 

CVとはどんな意味?種類やCVRとの違い、CVが向上する方法を解説

 

オウンドメディアのCVRの平均値や目安

オウンドメディアのCVRの平均値や目安

CVRの大まかな目安は、1~3%です。ただし、CVRの平均値は業界・サービス、さらに自然検索からの流入と広告流入によって平均値に差があります。

 

目安として、業界別のCVR平均値をチェックしてみましょう。

業種 CVR(自然検索) CVR(広告)
アドボカシー 1.96% 1.00%
自動車 6.03% 1.19%
B2B 3.04% 0.80%
消費者サービス 6.64% 0.98%
マッチングサービス 9.64% 3.34%
Eコマース 2.81% 0.59%
教育 3.39% 0.50%
人材サービス 5.13% 1.57%
金融・保険 5.10% 1.19%
健康・医療 3.36% 0.82%
家庭用品 2.70% 0.43%
産業サービス 3.37% 0.94%
法的 6.98% 1.84%
不動産 2.47% 0.80%
テクノロジー 2.92% 0.86%
旅行・観光 3.55% 0.51%

参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry

 

自然検索からの流入におけるCVRの平均は4~5%程度ですが、広告流入における平均値は1%となっています。このため、一般的には自然検索の方がCVを獲得しやすいと言えます。

 

また、この平均値を基準にすると、自社のオウンドメディアのCVR達成率を客観的に評価しやすくなります。

 

もしCVRが平均値を下回っていれば改善が必要と考えられ、平均値を上回っていれば競合他社に対して優位に立っていることがわかります。

 

CVRとCTRの違い

CVRと似ている指標にCTRというものがあります。CTRはクリック率を意味し、広告やコンテンツが表示された回数に対して、ユーザーが実際にクリックした割合を表す指標です。

 

「クリック数÷表示回数」でCTRを求められます。広告やコンテンツがどれくらいクリックされたのかがわかる指標であり、ユーザーが実際にアクションを起こした割合を示すCVRとは異なります。

 

CTRはSEO対策や広告効果を評価するのに役立つ指標であり、検索順位の改善やコンテンツマーケティング戦略の評価などに用いられるのが一般的です。

 

それに対してCVRは、設定したCV目標が達成できているのか、成果を評価する際に使われる指標です。

 

オウンドメディアのCVRの種類とそれぞれの計算方法

オウンドメディアのCVRの種類とそれぞれの計算方法

オウンドメディアのCVRは、以下4種類に分けられます。

 

・直接コンバージョン

・間接コンバージョン

・総コンバージョン

・ユニークコンバージョン

 

これらの数値をチェックすることで、何がCVに寄与したのかを分析でき、オウンドメディアの効果の最大化に役立ちます。それでは、各CVRの特徴と計算方法を見ていきましょう。

直接コンバージョン

直接コンバージョンとは、オウンドメディアにアクセスしたユーザーが離脱せず、そのまま購入や申し込みなどのアクションを取ることを指します。

 

例えば、検索エンジンや広告からサイトに訪れたユーザーが、記事で紹介されている商品を離脱することなくそのまま購入した場合、それは直接コンバージョンにあたります。

 

この指標は、CV目標に対する成果を評価する上で特に重要です。もし直接コンバージョンの数値が低い場合、優先的な改善が求められます。

 

直接コンバージョンの計算方法

直接コンバージョンのCVRの計算方法は以下のとおりです。

(直接コンバージョンに至った数÷サイトの訪問回数)×100

例えば、オウンドメディアが2,000回表示され、そのうち120人が直接コンバージョンにつながった場合のCVRは以下のとおりです。

(120÷2,000)×100=6%

上記の例では、直接コンバージョンのCVRは6%になることがわかりました。

 

間接コンバージョン

間接コンバージョンとは、ユーザーがサイトに最初にアクセスした時点ではコンバージョンしなかったものの、後日再訪問して購入や申し込みなどを行うことによりコンバージョンに至ったケースを指します。

 

例えば、ユーザーが口コミやSNSで商品やサービスを知り、情報収集のために一度サイトを訪問した後、SNSで再度その情報を目にして再訪問し、最終的に購入した場合、これは間接コンバージョンです。

 

SNSや口コミによる影響を正確に測るのは難しいですが、見込み顧客を獲得しているかを評価するためには間接コンバージョンも重要な指標です。

 

直接コンバージョンだけでなく、SNSや口コミの影響を把握するためにも、間接コンバージョンを確認することも重要でしょう。

 

間接コンバージョンの計算方法

間接コンバージョンのCVRの計算方法は以下のとおりです。

(間接コンバージョンに至った数÷サイトの訪問回数)×100

訪問回数が3,000回で、間接コンバージョンに至った数が70であれば、以下のようにCVRを求めることができます。

(70÷3,000)×100=2.33%

上記の例では、間接コンバージョンのCVRは約2.33%となりました。間接コンバージョンも把握することで、ユーザーがコンバージョンに至るまでの接点を知ることができます。

 

そのため、直接コンバージョンとあわせてチェックすることにより、コンバージョンの要因をより正確に分析することが可能です。

 

間接コンバージョンは直接コンバージョンと比べて少し複雑であるため、実際にCVRを測定する際はGoogle Analyticsなどのツールを利用しましょう。

 

総コンバージョン

総コンバージョンとは、オウンドメディアにアクセスしたユーザーによって発生したコンバージョンの総回数を指します。例えば、1人のユーザーが商品を3つ購入した場合、総コンバージョン数は3となります。

 

通常、「コンバージョン」と言う場合は、総コンバージョンを意味することが多いです。総コンバージョンを確認することで、ユーザーの人数に関係なく、すべてのコンバージョンの合計が把握でき、全体の成果を評価できます。

 

ただし、この数値はユーザーの数ではなく、行動の回数である点に注意しておきましょう。

 

総コンバージョンの計算方法

総コンバージョンのCVRを計算する方法は以下のとおりです。

(総コンバージョン数÷サイトの訪問回数)×100%

例えば、オウンドメディアの訪問回数が10,000回、総コンバージョン数が1,500とした場合の総コンバージョンのCVRは以下のようになります。

(1,500÷10,000)×100=15%

上記の例では、総コンバージョンのCVRは15%という計算になりました。総コンバージョンを見るだけでは、コンバージョンに至った要因までは細かく把握できません。

 

そのため、あくまでも総合的な成果を評価する指標であり、細かい分析や改善策を検討していくためには直接コンバージョンや間接コンバージョンなどの測定が重要です。

 

ユニークコンバージョン

ユニークコンバージョンは、個別のユーザーに対するコンバージョン数を指します。例えば、1人のユーザーがオウンドメディアで商品を4つ購入しても、ユニークコンバージョンとしては1回とカウントされます。

 

総コンバージョンはコンバージョンの総回数をカウントするのに対し、ユニークコンバージョンはユーザー単位でカウントされるのが特徴です。

 

これにより、実際に購入や申し込みを行ったユーザー数やその割合を把握するのに役立ちます。

 

どちらの指標を重視するかは目的によるでしょう。商品の購入や申し込みが目的の場合は総コンバージョンが重要です。

 

一方、重複を避けたマーケティング分析を行いたい場合は、ユニークコンバージョンが適しています。

 

ユニークコンバージョンの計算方法

ユニークコンバージョンのCVRの計算方法は以下のとおりです。

(ユニークコンバージョン数÷ユニークユーザー数)×100

ユニークユーザーは、一定期間内でサイト内に訪問したユーザーの数を指します。一定期間に同じユーザーが何度も訪問しても、1件とカウントしてください。

 

ある期間のユニークユーザー数が1,500件、ユニークコンバージョン数が300とした場合のCVRは以下のようになります。

(60÷1,500)×100%=4%

上記の例では、ユニークコンバージョンのCVRは4%という計算になりました。

 

オウンドメディアのCVRが上がらない原因とは?

オウンドメディアのCVRが上がらない原因とは?

オウンドメディアの効果は、長期的な運用を続けることで徐々に現れます。しかし、思うようにCVRが上がらない場合も少なくありません。

 

CVRが上がらない原因としては、以下のような点が考えられます。

 

・記事の内容やテーマがターゲットとずれている

・CVへの動線設計ができていない

・ユーザーへのCTA(マイクロコピー)が弱い

・ハードルの高いCVを設定している

 

自社がどの問題に当てはまるかを把握し、CVR向上のために具体的な原因を解明していきましょう。

 

記事の内容やテーマがターゲットとずれている

オウンドメディアのCVRが低下する主な原因の1つとして、ターゲット設定が不明確であったり、コンテンツ内容がターゲットとずれていることが挙げられます。

 

ターゲットが明確に定まっていない場合、適切なコンテンツを提供できず、オウンドメディアへのアクセスが減少し、CVRが低下してしまいます。

 

また、ターゲットが興味を持つ情報を発信できていなければ、記事が読まれず、商品やサービスにも関心を持ってもらえない可能性が高まります。

 

ターゲットに向けたコンテンツを効果的に発信するためには、まずターゲットの悩みや課題、そして検索意図を十分に理解し、それにもとづいてコンテンツのテーマやキーワードを選定することが重要です。

 

狙うべきターゲットが定まっていない場合、どのようなコンテンツを制作すべきかも曖昧になり、結果としてCVRの低下につながってしまいます。

 

まずはターゲットを明確に設定し、それに基づいてオウンドメディアのコンセプトやテーマを決め、ターゲットにとって有益なコンテンツを発信するようにしましょう。

 

CVへの動線設計ができていない

オウンドメディアでCV数の向上を図るには、適切な動線設計が重要であり、購入や申し込みを促すためのCTAボタンの設置が必要です。

 

CTAボタンを設置することで、コンテンツを読んだユーザーがアクションを起こしやすくなります。

 

ただし、CTAボタンがあっても、配置場所やデザインが適切でなければ、ユーザーがどこを押せばいいのかわからず、見逃されてしまう可能性があります。

 

ユーザーの目線に立ったサイトデザインや動線設計を行うことが重要です。

 

ユーザーへの訴求が弱い

CVRが上がらない原因の一つに、ユーザーに対するCVを促す訴求力が弱いことも挙げられます。ボタンやリンクを設置するだけでは、十分なCVにつながらないため、ユーザーを適切に誘導するマイクロコピーが必要です。

 

マイクロコピーとは、CTAボタンやリンク周辺に配置される短い文章で、購買意欲を高めたユーザーを後押しする役割があります。このコピーが弱いと、ユーザーを効果的にCVへ誘導することが難しくなります。

 

ハードルの高いCVを設定している

ユーザーにとってハードルが高いCVを設定していると、CVRが低下する傾向にあります。

 

例えば、資料請求フォームの入力項目が多すぎたり、完了までのステップが長すぎたりすると、ユーザーが面倒に感じて途中で離脱する可能性が高まります。

 

例えば、資料ダウンロードの手続きが複雑であったり、ダウンロード形式が限られていたりすると、ユーザーが希望する方法で入手できず、離脱することも考えられるでしょう。

 

ユーザーが気軽に購入や申し込みなどのアクションを取れるよう、手続きを簡単にする工夫が求められます。

 

オウンドメディアのCVRを上げることによるメリット

オウンドメディアのCVRを上げることによるメリット

オウンドメディアのCVRを上げることによるメリットは2つあります。

 

・リード獲得による売上向上

・間接的なコストダウン

 

これらのメリットをしっかりと享受するためにも、CVR向上のための対策に積極的に取り組んでいきましょう。

 

リード獲得による売上向上

CVRを向上させるメリットの一つは、リード獲得による売上向上です。CVRがアップすれば、オウンドメディアを通じて多くのユーザーのリード情報を得られます。

 

リード情報とは、見込み客の氏名や連絡先など、今後自社の製品やサービスを購入する可能性のある顧客に関する基本的な情報です。

 

例えば、資料請求の際に氏名や連絡先を入力してもらうことで、継続的に情報提供ができ、ブランドへの関心や購買意欲を高めることが可能です。

 

これにより、最終的に受注や売上向上につながります。売上を伸ばすためにも、CVR改善に取り組むことが重要です。

 

間接的なコストダウン

CVR向上の3つ目のメリットは、間接的なコストダウンです。オウンドメディアのCVRが上がることで、広告費の削減につながります。

 

オウンドメディアの運営には初期費用がかかりますが、長期的に見れば他の広告媒体と比べてコストは低い傾向にあります。

 

例えば、新聞広告や雑誌広告、テレビCMなどの広告媒体は、数百万円の費用がかかることもあるでしょう。

 

さらに、Web広告も配信したいとなった場合、プラスで費用がかかってしまいます。しかし、コストの低いオウンドメディアでCVRを改善できれば、広告に頼らず、より低コストでリード獲得が可能です。

 

「費用を抑えつつリード獲得を目指したい」と考えている場合、オウンドメディアのCVR改善に取り組むことが効果的です。

 

オウンドメディアのCVRを上げる方法9選

オウンドメディアのCVRを上げる方法9選

オウンドメディアのCVRを向上させるための方法を9つピックアップしてご紹介していきます。以下を参考にしてCVRアップを目指してみてください。

 

①適切なCVかを見直す

CV(コンバージョン)とは、サイト上で得られる成果を指します。CVR改善を目指すためには、適切なCVを設定することが重要です。例えば、以下のようなCVがあります。

 

・問い合わせ

・サービスへの申し込み

・購入

 

ユーザーが潜在顧客か顕在顧客か、また年齢層によっても、柔軟にCVの設定内容を変更する必要があります。

 

例えば、高齢者向けには電話番号を記載することでCVが増える場合もあるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

 

②動線設計を改善する

動線設計の改善は、オウンドメディアのCVRを向上させるために重要な対策です。以下の方法で動線を見直しましょう。

 

ナビゲーションをシンプルにする

サイト内のナビゲーションは、シンプルで直感的にすることが重要です。

 

オウンドメディアは、コンテンツが多くカテゴリ別に分けられているケースも多いため、ナビゲーションにすべてをまとめると複雑化してしまいます。

 

複雑化していると、訪問したユーザーが目指しているページに辿り着けない可能性も起こり得ます。主要なページへのリンクをメニューバーにまとめ、スムーズにアクセスできるようにしましょう。

 

フォームの最適化

入力フォームの内容によってはユーザーを逃すことにつながります。

 

・項目数を最低限にする

・必須項目には「必須」と表示する

・入力例を取り入れる

・郵便番号から住所が自動入力できるようにする

・エラー表示が一目でわかるようにする

・不要なリンクやバナーを入れない

・スクロールを短くする

 

上記を参考にして、改善すべき項目がないか確認してみてください。手間のかかる入力内容だと、離脱につながるので、必要最低限の項目に絞りましょう。

 

③ユーザー目線のコンテンツを作成する

ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供できなければ、意味がありません。そのため、市場調査やインタビューを通じて、ユーザーのニーズをしっかりと把握しましょう。

 

ニーズを理解したら、それに基づいてコンテンツ戦略を立て、求めている情報や解決策を提供します。これにより、CVRの向上が期待できるでしょう。

 

また、CVRが高いページや滞在時間が長いページは、ユーザーのニーズに合った情報を提供できている証拠です。これらのページを分析し、同様に充実した情報を他のページにも展開していきましょう。

 

④UI/UXを改善する

UIはユーザーインターフェースの略語です。サービスやプロダクトとユーザーの接点を指しており、サイトのデザインやフォントといったユーザーの目に触れる情報となります。

 

CVRを上げるためには、魅力的なデザインのコンテンツにすることも重要です。

 

・TOPに戻るボタンがわかりやすい

・見やすいフォント

・見やすいレイアウト

・メニューや申し込みボタンを迷うことなく見つけられる

 

上記を意識してコンテンツを作成していきましょう。

 

また、UXはユーザーエクスペリエンスの略語です。システムやサービスを利用して得るユーザー体験を指しています。

 

・読み込み速度の速さ

・わかりやすい動線 など

 

ストレスなく情報を入手できる環境を提供できるよう読み込み速度を最適化し、わかりやすいコンテンツ制作を心掛けてください。

 

⑤中間CVも設置する

最終的なCVに至るまでに発生する中間アクションを中間CVと言います。中間CVの具体例は以下のとおりです。

 

・資料請求ダウンロードフォームへの移行

・見積もり依頼フォームへの移行

・体験版申し込みページへのアクセス

・会員登録ページへのアクセス

・メルマガ登録ページへの移動

・個別相談会の申し込みフォームへのアクセス

・オンライン自動見積もりツールの活用

・見学申し込みフォームへのアクセス

 

業種や事業によって中間CVのアクションは異なります。

 

商品購入やサービスの申し込みなど、最終的なCVにつながるユーザー情報を獲得できるポイントなので、うまく活用してリード獲得を目指していきましょう。

 

⑥CTA(マイクロコピー)を改善する

CTA(Call To Action)とは、ユーザーに特定の行動を促すことを意味します。例えば、資料請求を目的とする場合、「資料請求をする」というボタンを設置し、ユーザーを資料請求ページに誘導します。

 

ボタンの文言やデザイン、位置や数など、CTAを工夫することで、CVRを大きく向上させることができるでしょう。

 

文言は「購入する」「お申し込みはこちら!」といったわかりやすい言葉を使い、「期間限定」「先着○名限定」などの一文を加えると、さらに効果的です。

 

ボタンの色ははっきりしたものを選び、サイトのデザインやターゲットユーザーに合った色にすることを意識してください。

 

ボタンの形もユーザーの印象に影響を与えるため、デザインに合わせて最適なものを選びましょう。

 

また、問い合わせや購入が想定される場所に複数のボタンを配置すると効果的ですが、あまり多すぎると見づらくなるので注意が必要です。

 

⑦収集したデータを分析する

CVRを改善するためには、データ分析が不可欠です。サイトや広告の効果を追跡・分析することで、どの要素がCVRに影響を与えているかを把握できます。

 

PV数やCV数などのデータは、専用ツールを使って効果測定を行います。また、A/Bテストやマルチバリエーションテストを活用することで、より効果的なデザインやコンテンツを見つけることができるでしょう。

 

⑧定期的なリライトを行う

CVRを向上させるためには、定期的なリライトが重要です。既存のコンテンツには古い情報が含まれていることがあり、これがユーザーに悪い印象を与える原因となります。

 

最新の情報やトレンドに合わせたリライトを行うことで、ユーザーに価値のある情報を提供し、定期的な訪問や新規ユーザーの流入を促すことが可能です。

 

また、古い情報を放置していると、ユーザーの誤解を招くリスクもあります。

 

例えば、終了したキャンペーン情報がそのまま残っていると、ユーザーが間違ったアクションを起こし、トラブルにつながるケースも考えられるでしょう。

 

信頼を維持するためにも、キャンペーンやプロモーション情報は随時見直し、不要な情報の削除や追加を行いましょう。また、内部リンクの追加や広告文の変更もこまめに実施することが大切です。

 

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⑨外部にコンサルを依頼する

オウンドメディアのCVRを向上させるには、さまざまな対策が必要です。ツールを使ってデータを分析し、改善策を見つけることは重要ですが、ツールだけでは限界があります。

 

特にデザインの改修などは、専門的な知識やスキルが必要です。

 

そのため、自社だけでの改善が難しい場合は、外部のコンサルタントに依頼することも検討してみましょう。専門的な知識や技術を活用し、効果的なサポートを提供してくれます。

 

まとめ

オウンドメディア cvr 平均 まとめ

オウンドメディアのCVR平均値や目安、計算方法など、CVRに関するさまざまな情報を紹介してきました。

 

動線設計が不十分であったり、CTAが効果的でなかったりした場合、CVRの向上は難しくなります。

 

CVRを上げるためには、ユーザー目線でのコンテンツ制作や中間CVの設定、定期的なリライトなど、さまざまな取り組みが必要です。

 

リード獲得による売上向上や機会損失の回避を目指して、ぜひ今回紹介した方法を参考に、オウンドメディアのCVRアップに取り組んでみてください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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