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SEOの内部対策とは?今やるべき15個の施策を徹底解説

自社のWebサイトのコンテンツを多くの人に見てもらうには、SEO対策を講じることが大切です。検索結果画面で上位に表示されれば、多くのユーザーにアクセスしてもらえる可能性も高まります。

 

SEO対策で重視されている施策のひとつが内部対策です。ここでは、内部対策の具体的な内容について紹介します。Webマーケティングで取り入れる際の参考にしてください。

SEOの内部対策とは?

SEOの内部対策とは?

SEO対策では、コンテンツの良し悪しのみに目を向けてしまうかもしれません。しかしGoogleの検索結果画面でで上位表示を獲得するには、Webサイト全体の内部対策も無視できません。

 

外部対策との違いを踏まえつつ、内部対策について解説します。

 

SEOの内部対策とは?

SEOの内部対策とは、Webサイトの骨組みを構築する作業のことです。土台を築くために欠かせない取り組みであり、検索順位にも大きな影響を与えます。

 

内部対策の中には、一部専門的な知識が必要な項目もあります。やり方を押さえれば基本的には対処できるものの、どうしても難しい場合は一部外注することも1つの方法です。

 

内部対策といえども、ユーザーの閲覧に直接関係する施策も存在します。文字のサイズや見出しの設定が主な代表例です。内部対策を施すことで、ユーザビリティ(使いやすさ)にも影響が出ると押さえておきましょう。

 

外部対策との違い

SEOには内部対策のほかにも、外部対策も必要です。外部対策とは、他サイトから評価および周知されるための施策です。

 

内部対策はエンジニアリングの要素が強いのに対し、外部サイトは広報の役割を担うところに違いが見られます。SEOで高い評価を得るには、両者とも重視しなければなりません。

 

外部対策でよく採られる方法は、被リンクの設置やサイテーションです。被リンクは他サイトに自社のコンテンツURLを掲載してもらう施策を指します。

 

サイテーションは、他サイトで自社の企業名やサイト名が引用されることです。SNSと連携し拡散されれば、コンテンツを幅広く周知できます。

 

内部対策の目的

内部対策には、次の3つの目的があります。

 

目的 具体的な内容
クロール対策 クローラーにコンテンツを発見させる
インデックス対策 検索エンジンにコンテンツの内容を理解させる
ランキング対策 ユーザビリティを高めて検索結果画面で順位で上位に表示させる

 

クロール対策では、検索エンジンが巡回しやすいようなWebサイトを構築することが大切です。インデックス対策は、コンテンツの内容をGoogleの持つデータベースに登録させる施策を指します。

 

検索エンジンは認識できる情報が人間と異なるため、タグの設定や重複リンクの消去などコンピューターが理解しやすいフォーマットへの変換が必要です。ユーザビリティを意識すれば、自ずとランキング対策にも繋げられます。

 

内部対策方法【ユーザビリティを上げるための施策】

内部対策方法【ユーザビリティを上げるための施策】

次に、内部対策の方法を目的ごとに解説します。

 

まずは、ユーザビリティを上げるための施策についてです。対策を講じる際にはSEOだけではなく、実際にユーザーとして訪問したことを想定した上で使いやすさを検証する必要があります。

 

モバイルユーザーへの配慮

まず、押さえたいポイントは、モバイルユーザーへの配慮です。パソコンとスマホでは表示スタイルが異なるため、どちらでも見やすいように設定しなければなりません。

 

Webサイトを分析し、スマホユーザーの閲覧が多い場合はモバイルファーストのCSS(文字の色や配置といった見た目に関する言語)を記入します。

 

パソコン向けのサイズとは別に、共通デザイン向けのコードを入力しましょう。モバイルファーストができているかは、Googleの「モバイルフレンドリーテスト」で確認できます。

 

サイト表示スピードの改善

ユーザビリティを高めるには、サイト表示スピードの改善も重要です。Webサイトの表示に時間がかかると、ユーザーにストレスを与える恐れがあります。離脱率が増加する原因になるため、なるべく早く対処しなくてはなりません。

 

特に確認したい要素は画像の容量です。容量の大きいファイルを多く使うと、ページの表示が遅くなります。画像はリサイズをした上で使用した方が得策です。サイト表示スピードは「PageSpeed Insights」で確認できます。

 

AMP対応

AMP(Accelerated Mobile Pages)対応も忘れずに行いましょう。AMPとは、モバイルでサイト表示スピードを上げる施策のことです。表示スピードの改善によってユーザビリティが高まり、ユーザーの離脱を防ぐなどSEOにも良い影響を与えます。

 

一方で、Webサイトの構築方法によってはAMPに対応できないケースもあります。AMPは、基本的にデザインがシンプルなWebサイトと相性の良い施策です。デザインと表示スピードのどちらを選ぶかは入念に考えるといいでしょう。

 

https化

https化とは、http通信を暗号化してセキュリティの向上を図る作業です。別名でSSL化とも呼ばれています。Webサイトの運営にあたって、ユーザーの個人情報を管理するケースもあるでしょう。個人情報を守るためにも、セキュリティ面の強化は欠かせません。

 

設定したあとは、必ずリダイレクトを行ってください。変更した状態で放置すると、httpのままユーザーに表示されます。SEOの評価も引き継がれないため、リダイレクト設定も忘れずに行いましょう。

 

エラーへの対処

Webサイトを表示すると、エラーが表示されるケースもあります。特に多く見られるのが404エラーコードです。こちらはページが存在しないことをユーザーに教えています。エラーページはユーザーにストレスを与える原因となるため、できる限り早く改善しましょう。

 

何も設定をしない場合は、デフォルトのエラーページが表示されます。しかし最低限の情報しか書いていないため、ユーザーに離脱される可能性が高まります。いつ表示されても良いように、あらかじめオリジナルのエラーページを設定しましょう。

 

内部対策の方法【クローラーの巡回を促す施策】

内部対策の方法【クローラーの巡回を促す施策】

続いて、クローラーの巡回を促す際の施策について紹介します。ユーザビリティを上げるための施策と同様に、ある程度の専門的な知識が必要です。

 

こちらの内容を参考にしつつ、1つずつWebサイトに取り入れてください。

 

XMLサイトマップの作成

クローラーの巡回を促す内部対策として、まずはXMLサイトマップの作成が挙げられます。XMLサイトマップとは、検索エンジンにコンテンツやWebサイトの構造を素早くかつ正確に認知してもらうための施策です。

 

作成する際には、複雑なコードが必要です。自動生成できる無料ツールを使用しましょう。特に500以上のコンテンツを制作していたり、多くの画像や動画を使ったりしているWebサイトは、XMLサイトマップを取り入れた方がいいでしょう。

 

内部リンクの最適化

クローラーが巡回しやすい環境をつくるには、内部リンクの最適化も行いましょう。内部リンクは、自社で作成したページをWebサイト内で結びつける施策です。適切に設定すると、Webサイト全体の構造が分かりやすくなります。

 

内部リンクは、関連性の高いページに設定しましょう。テーマやカテゴリが全く異なるコンテンツを設定しても、ユーザーの離脱が増えてSEOの評価を下げてしまうためです。どのページに飛ぶのかを示す、アンカーテキストも忘れずに記載するといいでしょう。

 

パンくずリストの設置

Webサイト内のページの位置を示すには、パンくずリストも設置してください。ページの上部に表示されるケースが多く、ユーザーに現在地を知らせるのが主な役目です。ユーザーがWebサイト内で関連性の高いコンテンツを探しやすくなります。

 

パンくずリストを参考に巡回するのはクローラーも同様です。設置自体がSEOの評価に直接影響を受けるわけではないものの、ユーザビリティの観点から間接的な効果は期待できます。パンくずリストを設置しておいて損はありません。

 

URLの正規化

クローラーの巡回にかかる内部対策は、URLの正規化も必要です。複数のURLが存在すると、検索エンジンはどのURLをクロールすればいいか分からなくなります。

 

重複コンテンツとみなされた場合、SEO評価が低下してしまう原因となるため、しっかりと正規化を行わなければなりません。

 

URLを正規化するには、重複しているページのコードに<link>タグを設定します。他にもサイトマップによる指定も可能です。URLが正規化されているかを確認したい場合は「URL検索ツール」を活用しましょう。

 

robots.txtの設置

robots.txtの設置も、クローラーの巡回に重要な内部対策のひとつです。robots.txtとは、特定のページをクロールしないよう制限するファイルを指します。リンク切れや品質の低いページに設定するケースが基本です。

 

デバイスにrobots.txtのファイルを作成し(テキストエディタが一般的)、コードを入力してつくります。しかし作成の手順は複雑で、専門的な知識やスキルも必要です。ノウハウがない場合は、外注することをおすすめします。

 

構造化データのマークアップ

構造化データのマークアップ(文章の構造化)も、クローラーの巡回における内部対策として重視されています。構造化データは、Webサイトのコンテンツに関する情報をHTMLコードで分類したものです。

 

マークアップの作業を行うと、Webサイト内のカテゴリを検索エンジンが察知できます。ユーザーも検索しやすくなるためおすすめです。一方で作業を行う上では、HTMLコードに関する専門知識が求められます。

 

内部対策の方法【検索エンジンに内容を正しく伝達する施策】

内部対策の方法【検索エンジンに内容を正しく伝達する施策】

検索エンジンに内容を正しく伝える施策について紹介します。複雑な作業はあまりなく、初心者でも簡単に取り組める内部対策です。

 

ポイントさえ分かれば、すぐに運用に生かせます。ここで紹介する内容は特に重要であるため、しっかりと押さえてください。

 

タイトルにキーワードを含める

検索エンジンに内容を伝えるには、正しくタイトルを設定することが大切です。各コンテンツで対策する決めているキーワードを決め、タイトルの前半部分に入れましょう。

 

無論、キーワードを入れなくともSEOに認知されるケースはあります。ただしキーワードを入れても入れなくても、作業工数には変わりないため、特別な事情がなければ実施した方がいいでしょう。

 

タイトルは、32文字までで設定するのが一般的だと考えられています。キーワードを入れつつも、ユーザーの目を引くことを優先してタイトルを考えてください。

 

メタディスクリプションの最適化

メタディスクリプションの最適化もSEOにおいて重要です。メタディスクリプションは検索結果画面に表示され、コンテンツの概要を伝えます。タイトルと同様に、キーワードを前半部分に入れることがコツです。

 

あまりにも多く文字を入力すると、全文が表示されなくなります。基本的には120文字程度に留めるといいでしょう。

 

タグを使った文章構成作成

文章を作成するときは、検索エンジンに伝わるようにタグを使用してください。特に見出しタグは欠かせません。大見出しの場合は<h1>、中見出しは<h2>とルールを押さえましょう(利用するCMSで異なる場合があります)。

 

他にも文字の装飾でタグが使われます(フォントタグ)。太文字の<b>やアンダーラインの<u>といった基本的なものは積極的に活用しましょう。フォントタグを使えばSEOのみならず、ユーザーにも読まれやすいコンテンツを作成できます。

 

altタグの使用

画像を使用する際には、altタグを使いましょう。altタグは画像の内容を説明するタグであり、例えばイメージ画像を使用するときは、<img src=”image.jpg” alt=”〇〇〇” />とHTMLに入力します。

 

”〇〇〇” は画像の内容を説明する部分です。記入するときは「男性」ではなく、「パソコンで作業している男性」とできる限り詳しく書いてください。そうすれば検索エンジンが内容をより具体的に理解できます。

 

まとめ

seo 内部対策 まとめ

Googleの検索結果画面で上位表示を獲得するには、SEOの内部対策が大切です。外部対策との違いを押さえた上で、双方とも上手く活用しましょう。内部対策では、以下の3種類をしっかりと押さえてください。

 

・ユーザビリティを上げる施策

・クローラーの巡回を促す施策

・検索エンジンに内容を正しく理解させる施策

 

対策を講じるには、専門的な知識やスキルが必要となる場面もあるはずです。自社でノウハウがない場合は、一部を外注で補うことも選択肢のひとつに入れるといいでしょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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