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SEOがWebマーケティングで重要な理由|SEO対策方法も紹介!

インターネットから情報収集する人が増えたこともあり、Webマーケティングが重視されています。多くのユーザーからコンテンツを読まれるためには、検索順位で上位を獲得した方が有利です。

 

この記事では、検索順位を上げる施策であるSEOについて解説します。SEOの対策方法を押さえ、自社のWebマーケティングに生かしてください。

 

Webマーケティングの施策の種類

Webマーケティングの施策の種類

Webマーケティングの施策には、さまざまな種類があります。どれか一つだけを試すのではなく、さまざまな施策を併用しなければなりません。

 

ここでは、各種類の特徴について紹介します。どのように生かせばいいのか、ぜひ参考にしてください。

 

SEO

Webマーケティングの施策の一つにSEOがあります。SEOは検索エンジン最適化といい、検索順位で上位に表示させるための対策です。

 

主な特徴として、顕在層(商品を買ってくれそうな層)と潜在層(商品やサービスに興味はある層)の、幅広いユーザーにアプローチできる点が挙げられます。

 

仮に「データ分析ツール おすすめ」と検索すれば、数々の企業が検索結果に表示されます。SEO対策をしっかりと施すことで、自社のWebサイトに訪問してくれる確率も高まるでしょう。

 

インターネットで幅広く集客しようと考えている企業は、SEO対策をすることをおすすめします。

 

広告

広告も、Webマーケティングで重視される施策の一つです。広告費を支払い、ターゲット選定をした上で配信します。

 

年齢層や性別といった基本情報だけではなく、ユーザーの検索したキーワードに応じて配信する広告(リスティング広告)もあります。潜在顧客や顕在顧客のアプローチにも有効な方法です。

 

他にも、コンテンツに溶け込む形の広告(ネイティブ広告)も存在します。広告を回避したいユーザーにもクリックしてもらいやすい種類です。このようにWeb広告は多種多様であるため、自社に合ったものを選んで配信しましょう。

 

SNS運用

SNS運用はTwitterやInstagram、Facebookを用いてユーザーにアプローチする手法です。リアルな情報をすぐに届けられる特徴があります。

 

また自社のWebサイトに、SNSへ誘導させるボタンを設置することも可能です。商品やサービスを使ったユーザーの投稿により、自社の存在がさらに拡散されるといったメリットもあります。

 

2023年7月には、Meta社が新たなSNSであるThreads(スレッズ)をリリースしました。SNS運用をする際には、常に情報収集して流行に乗り遅れないことが大切です。積極的にさまざまなサービスを活用してみましょう。

 

スレッズの具体的な特徴については、下記の記事でまとめているので参考にしてください。

Threads(スレッズ)とは?機能一覧・設定、メリット、使い方を解説!

 

WebマーケティングでSEO対策するメリット

WebマーケティングでSEO対策するメリット

WebマーケティングでSEO対策すると、ビジネス全般において数々のメリットがあります。強みをしっかりと理解した上で、自社でも採り入れるかを決めてください。SEO対策のメリットを具体的に解説しましょう。

 

集客できる

SEO対策のメリットは、集客に役立つ点です。検索順位で上位に表示されれば、多くのユーザーがWebサイトにアクセスする可能性も高まります。

 

2023年には96%の人がスマートフォンを所有しており、その中でも検索エンジンで調べ物をする割合は93%でした。今後もSEOはWebマーケティングで重視されると予想できます。

 

検索順位は、高順位を獲得するほどクリック率が大きく変わります。firstpage.comの調査によると、検索順位1位の標準的なクリック率は39.8%とされており、2位の18.7%や3位の10.2%と大きな開きが見られます。

 

広告費を安く抑えられる

SEO対策は、広告費を安く抑えられる強みもあります。広告の場合は、出稿する際に予算を決めた上で費用を払わないといけません。

 

Web広告は特定の行動(クリックや動画視聴など)があった場合、出費も増えるのが基本です。そのため、コンテンツ制作よりも多額の費用が発生するケースもあります。

 

コンテンツ制作にかかる費用は、オウンドメディアのサーバーまたはドメイン代や人件費です。アクセス数が増加しても、予算が大きく変わることはありません。広告の比重を少なくするためにも、コンテンツ制作を始めてみるのがおすすめです。

 

コンテンツが資産になる

SEO対策では、コンテンツが資産になるメリットもあります。

 

コンテンツ制作は、自社のオウンドメディアで保有するスタイルです。定期的にリライトやSNSを使った拡散も行えば、検索順位で上位を維持できる可能性があります。

 

そのため、オウンドメディアでのコンテンツ制作は「ストック型コンテンツ」と呼びます。長期的に訴求したい場合は、SEO対策に力を入れることが効果的です。

 

一方で広告の場合は、出稿しても半永久的に資産となるわけではありません。広告の配信を止めた場合、情報は蓄積されません。この特徴から、Web広告は「フロー型コンテンツ」とも呼ばれています。

 

ブランディングできる

SEO対策はブランディング(企業の価値やイメージを高く認知してもらう取り組み)ができるところも強みです。検索順位で上位に表示されると、ユーザーの信頼度が高まります。ユーザーの課題や悩みに寄り添った、高品質なコンテンツと認知されるためです。

 

多くの人がオウンドメディアにアクセスすれば、企業の事業内容や特徴も広く知れ渡るようになります。有益なコンテンツを見て、特定の事業に関する知識やスキルが豊富と評価されることもあるでしょう。

 

会員登録や資料請求の増加にもつながりやすくなるため、SEO対策をしっかりと行ってください。

 

幅広い顧客層にアプローチできる

幅広い顧客層にアプローチできる点も、SEO対策の持つメリットです。

 

検索エンジンは、世界中の人々によって利用されています。無論、自社の存在を認知している層が意図的に検索するケースもあるでしょう。一方で自社を全く知らない(非認知層)に対し、オウンドメディアへの流入を促せるのもSEO対策ならではの特徴です。

 

その非認知層も、基本的には商品やサービスに関する情報を求めて検索します。情報収集の目的が明確となっているため、オウンドメディア内でアクションしてくれる可能性は十分あります。新たな顧客を開拓する上でも、SEO対策がおすすめです。

 

SEO対策における3つの考え方

SEO対策における3つの考え方

SEO対策は大きく分けて内部施策や外部施策、コンテンツ制作の3つがあります。これら全ての対策をしっかりと講じて、検索順位を上げようと励むことが大切です。3つの施策の内容と、SEO対策における考え方について紹介します。

 

内部施策

検索エンジンのクロールを促すには、内部施策が必要です。主な施策として、タグの設置やメタディスクリプション(概要)の設定が挙げられます。

 

タグには「見出しタグ」や「文章装飾タグ」など数々の種類があります。設定するときはHTMLでコードの入力が必要です。加えて、メタディスクリプションを120文字程度で記載しましょう。

 

オウンドメディア全体の構造を分かりやすくするためには、パンくずリストの設定もおすすめします。こちらはページの上部にカテゴリを表示させる仕組みです。ユーザビリティーが向上するのみならず、検索エンジンのクロールも促進します。

 

さらに検索エンジンから信頼を得るには、オウンドメディアのSSL化も一つの方法です。認証局から証明書をもらい、リンクを「https://」に書き換えましょう。

 

外部施策

外部施策は、被リンクとサイテーションの2種類が一般的な方法です。

 

被リンクとは、外部サイトに掲載されている自社サイトのリンクを指します。外部サイトで自社サイトのURLが設定してもらえると、SEOから高い評価をもらえる可能性があります。

 

サイテーションは、自社のオウンドメディアや企業名が他社のページに掲載されることです。自社に関する言及があれば、サイテーションを獲得できたといえます。被リンクと合わせて、SEOの観点で重視される外部施策です。

 

しかし外部施策は、ただリンクさえ掲載されればいいわけではありません。良質なリンクと評価されなければ、検索順位に悪影響を与えるケースもあります。不自然にURLを設定されていないか、分析ツールを使って調査してください。

 

コンテンツ制作

最終的にSEOで高順位を獲得するには、コンテンツのクオリティーを高めましょう。ただ文章を書くのではなく、検索エンジンに高く評価されるための工夫が求められます。同時に、ユーザーにとって有益な情報を届けることも忘れてはいけません。

 

SEO対策で特に重視されるポイントは、キーワード選定です。ユーザーがどのキーワードで検索するかを分析し、タイトルや見出しにうまく取り入れる必要があります。無料のキーワード分析ツールもあるので、積極的に活用しましょう。

 

他にもペルソナの設定や効果検証など、さまざまな対策を講じなければなりません。コンテンツ制作は、PDCAサイクルをしっかりと回すことが大切です。どの内容でコンテンツを制作するか決め、投稿した後も入念に検証してください。

 

SEO対策のポイント

SEO対策のポイント

最後にSEO対策のポイントをまとめます。内部施策や外部施策、コンテンツ制作で特に意識したいポイントを紹介しましょう。Webマーケティングで重要な柱にもなるため、ここで取り上げる内容を押さえて実践してください。

 

【内部施策ポイント】専門性の高いコンテンツを作成する

内部施策のポイントは、専門性の高いコンテンツを作成することです。主にコンテンツSEOと呼ばれています。専門性を高めるには、自社の得意なテーマを設定することをおすすめします。

 

例えばWeb関連のツールを提供している企業は、「Webツール」を大きなカテゴリにしましょう。すると「Webツール 便利」や「Webサイト 分析ツール」と派生してコンテンツを制作できます。自社の得意なテーマを軸に、次々と記事のネタを生み出せます。

 

SEO対策に取り組むには、E-E-A-Tも重要です。E-E-A-Tはそれぞれ「経験、専門性、権威性、信頼」を示しています。この全ての要素を押さえていると、検索順位でも上位に表示されやすくなります。

 

E-E-A-Tの中でも「専門性の高さ」がSEOから評価されるためには、独自の経験をベースに作成しましょう。

 

インターネットの情報を寄せ集めただけでは、他社との差別化が難しくなります。これまでの事業の経験を生かし、自社にしか書けないオリジナルのコンテンツを制作するように心がけてください。

 

【外部施策ポイント】SNSの活用

続いて、外部施策のポイントを解説します。外部施策に取り組むときは、SNSに目を向けてください。

 

SNSの活用が重視される理由は、自社のコンテンツを拡散してもらうためです。SEO対策だけを施しても、ユーザーから検索されなければ発見されません。ユーザーの行動だけに頼らず、自社から積極的に告知することも重要です。

 

SNSからオウンドメディアに誘導できれば、アクセス数や訪問者数を効率良く伸ばせます。なおSNSは、SEOに直接影響を与えるわけではありません。しかし拡散されたリンクから流入を増やせれば、間接的にSEOにも効果を与えます。

 

加えて企業のコンテンツがSNSで広まると、先ほど説明したサイテーションの獲得にもつながります。サイテーションをSEO対策で生かすには、良いイメージで企業名やサイト名を拡散されるように努めましょう。

 

オウンドメディアでは、SNSシェアボタンを設定できます。SNSシェアボタンがあれば、コンテンツを投稿した際にユーザーが自身のSNSアカウントで周知してくるかもしれません。このように、コンテンツ制作とSNSは極めて相性の良い施策です。

 

【コンテンツ制作ポイント】ペルソナを設定する

コンテンツ制作のポイントは、ペルソナを設定することです。ペルソナとは、商品やサービスを利用する典型的なユーザー層を指します。

 

コンテンツの方向性を決める上で、テーマとともに重視される要素です。制作する前に、自社でしっかりと共有しなければなりません。

 

ペルソナの設定は、ユーザーの具体的なニーズを知りたいときに役立ちます。決める際には、これまで関わった顧客のデータを参考にしましょう。

 

まず基本的な項目が性別や年齢層です。コンテンツのトンマナ(コンセプトや雰囲気を統一させること)を合わせる際に役立ちます。

 

ただし性別や年齢層だけでは、ペルソナの設定としては不十分です。コンテンツを読むユーザーがどのような悩みを抱えているのかを、具体的に考えなければなりません。そのためには、アンケートを実施した上でペルソナを決めることも一つの方法です。

 

コンテンツを投稿したら、自社で思い描いたターゲット層に刺さっているかを確認します。アクセス数やコンバージョン数の状況を分析ツールからチェックしてください。思った以上の効果が出ない場合、ペルソナとコンテンツの内容を見直す必要があります。

 

まとめ

seo マーケティング

今回は、SEO対策がWebマーケティングで重視される理由について紹介しました。SEO対策は、集客やブランディングとさまざまな効果を発揮します。Webマーケティングを行う際には、確実に押さえた方がいい施策の一つです。

 

コンテンツファクトリーでは、コンテンツ制作の支援のみならずSEOの観点でアドバイスを提供しています。Webマーケティングを全体的にサポートできるため、お困りの場合は気軽にお問い合わせください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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