SEOスコアとは?スコアを上げる方法やチェックツールを紹介!
Webサイトを運用するときに基準となるのがSEOスコアです。サイト運営においては、どうすれば検索結果画面での表示順位が上がるのかなど、改善のための指標が明確になっていないことも多く、戸惑った経験がある人もいるのではないでしょうか。
今回は、サイト改善の指標であるSEOスコアをチェックできるツールやスコアを上げる方法を紹介します。サイト運営の際に、是非参考にしてください。
SEOスコアとは?
SEOスコアとは、サイトの検索画面上の表示順位を決めるためのスコアです。このスコアは、検索エンジン側が非公開で設定しています。
そのため、具体的な評価ポイントやスコアは把握することができません。ちなみに、Googleの評価項目は200以上あると言われています。
正確なSEOスコアを知ることはできませんが、チェックツールなどを活用することで、SEO対策に重要な指標を数値化して把握できます。
チェックツールのスコアを参考にSEO対策を行うことで、Googleをはじめとした検索エンジンでの上位表示を目指せるでしょう。次章で、おすすめのSEOスコアチェックツールを紹介します。
SEOスコアチェックツール11選
ここでは、SEOスコアチェックツールを紹介します。それぞれの特徴を紹介していますので、自社に合ったチェックツール選びの参考にしてください。
高評価
「高評価」は無料で使えるSEOチェックツールです。各ページ単位でどれだけSEO対策ができているかをチェックできます。調べたいページのURLと狙っているキーワードを入力することで評価可能です。
評価項目は、タイトル・ディスクリプション・ファイルサイズなどの基本情報、コンテンツに使用されているキーワード、見出し、画像代替テキスト、発リンクテキストなどです。これらの項目について改善すべきポイントを分かりやすく洗い出せます。
SEO Pack SEO内部対策チェックツール
「SEO Pack SEO内部対策チェックツール」は、Googleガイドラインを踏まえた独自基準で対策の達成度をチェックできるツールです。総合評価が100点満点で表示され、具体的な改善ポイントも提示されます。無料です。
また、同社の提供するより高機能なチェックツールなども併せて活用できます。必要であればSEO対策支援などのサービスも別途受けることが可能です。
SEOピッシュ ページ評価ツール
「SEOピッシュ ページ評価ツール」は、シンプルで使いやすい無料のSEOチェックツールです。検索エンジンの変動状況もチェックできます。
調査項目は、最終更新日や読み込み速度といったページステータス、タイトル・ディスクリプション・作成者情報のヘッダーレポート、コンテンツのボリュームやキーワード量・リンクなどのコンテンツです。
調査項目に沿って改善ポイントを具体的に把握することができます。
Lumar
「Lumar」の最大の特徴は、クロール速度です。業界最速のサイトクローラーにより、膨大なページ数のサイトでも、いち早くSEOスコアデータを獲得することが可能です。サイトの分析にかかる時間を大幅に短縮できます。
また、SEO担当者がSEO担当者のために作った製品とされており、検索画面での上位表示だけでなく、コンバージョンなどの行動データまで分析できます。価格はサイトから見積り依頼してください。
Lighthouse
「Lighthouse」はGoogle Chromeの拡張機能です。拡張機能を追加し、調べたいページで拡張機能をクリックすれば簡単にチェックできます。無料で使えます。
評価項目は大きく、パフォーマンス、アクセシビリティ、ベストプラクティス、SEOの4つです。細かく改善ポイントを確認できるため、具体的な対策が可能です。
サイト速度でも、使われていない要素を減らす、フォントを表示している最中にも文章や文字を表示させておくなどといったアドバイスが得られます。
PageSpeed Insights
「PageSpeed Insights」はGoogleが提供する無料のチェックツールです。前述したLighthouseの表示速度を主としたパフォーマンス部分だけ測定できます。
評価項目も同じですが、拡張機能へのアクセスが必要なく、表示速度だけを手軽に確認したいときにおすすめです。
また、Lighthouseにない特徴として、携帯電話とデスクトップ、それぞれの環境でのパフォーマンスを確認することができます。Google公式のサービスである点も安心です。
seoマスターTune
「seoマスターTune」は、サイトからの売上を増やす集客対策ソフトです。SEO対策だけでなく、コンバージョン増加、宣伝効果の強化などにも活用することができます。
SEO対策としては、実際に上位表示されている10万以上のWebページを統計調査した結果から、的確なアドバイスが得られます。
具体的でわかりやすいアドバイスで、誰でも簡単にサイトの改善ができるツールです。月額料金は9,000円(税別)ですが、1カ月の無料体験を実施しています。
Screaming Frog SEO Spider
「Screaming Frog SEO Spider」は、サイトの全ページをクロールし、内部の対策状況を一覧で把握できるSEOチェックツールです。
タイトル・ディスクリプション・キーワード・見出しタグの内容・文字数などの項目を、サイト内の全ページ分まとめて確認できます。どのページの対策が足りていないのかを簡単に把握することができます。
有料版と無料版があり、無料版ではクロールできるURLに500までの制限があったり、分析できる項目が限られていたりします。有料版は1年あたり259ドルです。
マイサイト被リンクチェックツール
「マイサイト被リンクチェックツール」は、無料で被リンク数(ドメイン数)が調べられるツールです。調べたいページURLを入力するだけで、簡単に被リンク数をチェックできます。
被リンクのページタイトル・URL・アンカーテキストを10件まで確認できるため、公開したばかりのサイトや競合サイトなどを手軽に調査したいときにおすすめです。
また、マイサイト被リンクチェックツールを提供するhanasakigani.jpには、競合被リンクチェックツールもあります。こちらでは、指定したキーワードでの上位サイトと被リンクも調査できます。
MOZ Link Explorer
「MOZ Link Explorer」は、MOZ独自のアルゴリズムによって、自社と競合のドメインパワーを比較できる点が特徴です。被リンクの調査がメインですが、スパムスコアの高い被リンクや使用できない怪しい被リンク、アンカーテキストなども調べることができます。
メールアドレスを登録することで無料のデータレポートが得られます。また、さらにサービスを利用したい場合には、有料プランもあります。30日間無料体験も実施しています。
Ahrefs Site Explorer
「Ahrefs Site Explorer」は、検索トラフィックと被リンクを詳しく分析できるチェックツールです。競合分析に強みがあり、競合サイトがどのキーワードでどのあたりに順位づけられているのか、競合サイトの被リンク、有料広告掲載の有無なども調査することができます。
最も安いプランで月額12,500円です。同社が提供するAhrefsウェブマスターツールであれば無料で利用できます。
140以上の項目をチェックでき、パフォーマンスを低下させている可能性があるポイントを洗い出すことができます。まずは無料のAhrefsウェブマスターツールを利用してみても良いかもしれません。
SEOスコアを上げる方法
では、SEOスコアを上げるためにはどのようなことを意識して運用すれば良いのでしょうか。ここでSEOスコアを上げる代表的な方法を3つ紹介します。
コンテンツの質を上げる
SEOスコアを上げる方法として、まずコンテンツの質を上げることが挙げられます。具体的には、ユーザーに役立つコンテンツを作成しましょう。
キーワードを分析し、ペルソナを設定した上で、ペルソナが求めている情報を分かりやすく提供します。コンテンツのゴールを明確にし、このコンテンツを見れば問題が解決できるというレベルを目指しましょう。
また、コンテンツの質において重視されるポイントの1つが独自性です。競合記事の内容をまとめただけではSEOスコアは低迷するでしょう。自社独自のデータやノウハウなどオリジナル性の高い情報を組み込むようにしましょう。
内部対策をする
SEOスコアを上げる方法として、内部対策があります。内部対策とはサイト構造などサイト内部に対して行うSEO対策です。次に解説する外部対策に対して、内部対策と呼ばれています。
内部対策にはさまざまなものがありますが、Googleのガイドラインによると分かりやすいサイト構造にすること、サイトの読み込み速度を上げることが重要だとされています。
これらはユーザーの利便性にも通じる項目です。内部対策においても、ユーザーが使いやすいかという視点でサイト全体を見てみましょう。
内部対策では、よりよくするための施策と最低ラインに達するための改善施策があります。後者として、外部リンクを設置しすぎる、コンテンツが重複しているなどが挙げられます。このような点は迅速に修正してください。
外部対策をする
最後に外部対策について解説します。外部対策とは、自社サイト以外のサイトから被リンクを得ることでスコアを上げる方法です。質の高いサイトに自社サイトのリンクが掲載されることで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
しかし、有料でリンクを購入するなどの行為はGoogleガイドラインで禁止されています。このような行為によって得た被リンクは、スコアを下げ、検索エンジンの順位を落とす原因となってしまいます。
共有したくなるような質の高いコンテンツを作ることが、外部対策には有効です。そのほか、SNSで共有ボタンを設置するなどの方法も良いでしょう。
まとめ
本記事では、SEOスコアについて、おすすめのチェックツールや対策方法を紹介しました。
サイト運営において、SEOスコアの重要性を認識しつつも、実態が掴めず、頭を悩ませている担当者も多いのではないでしょうか。本記事を参考に、チェックツールを活用しながらSEOスコア向上を目指してください。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。