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SEO対策と更新頻度の関係は?頻度でアクセス数は変わる?

サイト運営を行う際によく挙げられるSEO対策の1つに、更新頻度があります。更新頻度を上げることでSEOに効果があるとされていますが果たして本当でしょうか。

 

本記事では、SEO対策と更新頻度の関係を解説します。サイトの更新頻度について注意すべきことも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

SEO対策においてサイトの更新頻度は影響する?

検索結果の掲載順位にサイトの更新頻度は影響する?

端的に言えば、サイトの更新頻度を上げても、SEOへの直接的な影響は出にくいです。検索エンジンは更新頻度だけを評価しているわけではないからです。ブログ記事を毎日更新しても、数カ月放置しても、そのことによる掲載順位の変動は起こりづらいとされています。

 

SEO対策においては、コンテンツの質が重視されます。何年も前のコンテンツは情報が古いことが多く、評価も落ちてしまいます。このようなコンテンツを定期的に新しい情報に書き換えて更新することは、SEO対策として有効です。

 

ただし、更新頻度を高めるためだけに、日付や一部を書き換えて更新したりするだけではSEO効果は見込めません。

 

一時的に鮮度の高いコンテンツとして評価されることはあってもサイトが質の低いコンテンツばかりになってしまうと、全体として順位が落ちる可能性の方が高いです。

 

SEOと更新頻度の関係から見るメリットやデメリットとは?

SEOとの関係から見る、サイト更新のメリットやデメリットとは?

では、SEO対策の観点から、更新頻度を高めることのメリットやデメリットを見てみましょう。

 

サイトの更新頻度が高いことによるメリットは?

まず、サイトやページを更新するメリットを2つ紹介します。

 

クローラーの訪問頻度が上がる

サイトの更新頻度を高めることで、クローラーがサイトに訪れやすくなります。検索エンジンはクローラーによってサイトをチェックし、掲載順位を決定しています。サイトの更新頻度を高め、ページ数やサイトボリュームが多くなるとクロールの頻度も高まります。

 

クロール頻度が高まれば、更新した記事をいち早く評価してもらえます。せっかくサイトを更新しても、クロールされなければ検索順位に反映されないため、クロール頻度を高めることはSEO対策において重要なポイントです。

 

Googleのクロール頻度はGoogle Search Consoleで確認できます。また、サイトを立ち上げてすぐの場合やサイトボリュームが小さい場合には、Googole Search Consoleからクロールをリクエストすることも可能です。

 

情報の更新によってアクセスが増える

サイトの更新頻度が高いことは、ユーザーにとっても役立ちます。最新の情報を提供しているサイトは、それだけで競合と比較し優位に立つことができます。

 

このサイトへ行けばいつでも最新情報が得られると思ってもらえれば、ブックマークも増え、アクセス数も増加するでしょう。アクセス数が増えれば、検索エンジンからの高評価にもつながります。

 

また、最新情報が知りたいというユーザーは情報感度も高い傾向があります。情報感度の高いユーザーは、鮮度が高く良質なコンテンツであれば、他ページへも回遊してくれる可能性が高いでしょう。

 

このことから、常に最新の情報が掲載できるサイト更新は、SEO対策に有効であると言えます。

 

サイト更新を頻繁に行うことによるデメリットは?

次に、サイト更新の頻度を上げることのデメリットを見てみましょう。

 

SEOの評価を下げてしまう内容が重複する記事の出現

更新頻度を高めるには、多くの記事を作成する必要があります。ただし、記事を量産すればするほど、記事同士の内容が似てしまう可能性が高まります。

 

同じような情報を複数の記事で上げてしまうと、重複コンテンツとみなされ、サイト評価の低下につながります。加えて、重複コンテンツとされなくても、評価が分散してしまってどちらの記事も上位表示されない、といったことも起こりうるでしょう。

 

記事を新たに作成するときは、既存記事に似たものがないかをチェックしなければなりません。もし似た内容の記事を過去に書いていれば、新規作成ではなく、その記事をリライトして、情報を新しくしたり追加したりするのがおすすめです。

 

逆に検索順位を下げてしまう可能性がある

サイト更新を行うことによって、逆に検索順位を下げてしまう結果となる可能性があります。検索エンジンに評価されている部分を改悪してしまえば、その分検索順位は下がってしまうため、リライトすべきポイントを理解して更新していくことが重要です。

 

また、すでに検索結果上位に表示されている記事を更新する際には注意が必要です。上位表示されている記事は、検索エンジンには優れていると評価されています。

 

特に4位以内に入っているのであれば、1位表示を狙って大幅にリライトしてしまうと今より検索順位が下がってしまう可能性が高いでしょう。もちろん、古い情報や不正確な情報、誤字脱字などがあれば、適宜更新すべきです。

 

何が評価されているのかを見極め、適切にリライトを行いましょう。

 

SEO対策の観点から、更新頻度に関して注意すべきことは?

SEO対策の観点から、更新頻度に関して注意すべきことは?

SEO対策の観点から、サイトや記事の更新について注意すべきことを3つ紹介します。これまで述べた通り、更新頻度よりコンテンツの質を重視することを念頭に置き、以下の点に注意してサイトを運営しましょう。

 

重複している記事を統合する

更新する際に気を付けたいポイントの1つ目は重複コンテンツの取り扱いです。更新頻度を上げるデメリットでも解説した通り、内容が重複する記事はSEO対策上よくありません。サイトの見直しや記事更新のタイミングで、重複している記事を1つにまとめましょう。

 

重複している記事を統合する場合は、アクセス数や掲載順位などを確認し、より評価の高いページを残すのが良いでしょう。

 

また、被リンクも考慮する必要があります。より被リンクが多いページを残し、削除した側のURLは301リダイレクトで統合先のURLに遷移させるなど対応しましょう。

 

低品質記事をリライト・削除する

質の低い記事のリライトや削除も更新の際に行うべき作業です。リライトすべき記事の判断基準は、主に掲載順位とアクセス数です。掲載順位が11位以下の場合はリライトしたほうが良いかもしれません。また、アクセス数が月間30以下のページは削除を検討してみましょう。

 

リライトの際には、キーワード・検索意図と記事内容が合致しているか、ボリュームは十分か、オリジナリティのある内容が含まれているか、といったポイントを見直します。

 

狙っているキーワードで上位表示されている競合記事を調査することも重要です。また、ヒートマップなどのツールを用いて、読まれていない箇所やユーザーが離脱してしまう箇所を把握することも有効でしょう。

 

適切な頻度で更新する

更新頻度が適切かどうかも重要なポイントです。更新頻度自体はSEOに影響しませんが、SEOを意識したサイト運営においては、古い情報を最新の情報にする、コンテンツの質を高めるためにリライトする、質の高い新規記事を作成するなどの作業が必要です。

 

これらを行うための工数を洗い出し、スケジュールを組みましょう。サイトをチームで運営している場合は、誰が何を担当するのか、いつ行うのかを明確にすることも重要です。

 

また、情報を更新する際には、業界の動向もチェックしておきましょう。週に1度の更新が必要な流動性の高い情報、年に1度見直せばよい確実性の高い情報など、ジャンルや業界によって、適切な更新頻度はさまざまです。ユーザー目線で必要な更新頻度を検討しましょう。

 

SEOに効果的なサイト更新方法その1

SEOに効果的なサイト更新方法その1:検索結果上位を狙う

では、具体的にどのようにサイトを更新するのが、SEOに効果的なのでしょうか。本記事では上位表示を狙う場合とトップニュース掲載を狙う場合に分けて、効果的な更新方法を紹介します。まずは上位表示を狙う際に効果的な方法からご紹介します。

 

記事を書き終わった後に内容を再確認する

新規記事を投稿する時に注意すべきポイントとして、記事を書き終わったら入念なチェックを行うことが挙げられます。

 

更新頻度を上げよう、たくさん記事をアップしようと思うと、焦りから誤字脱字や読みづらい文章が生じてしまいがちです。前述のとおり、SEO対策にはコンテンツの質が重要です。

 

記事を書き終えたらすぐに投稿するのではなく、1日置いてから読み直してみましょう。執筆時には気が付かなかった点も見直すことができます。また、チームメンバーなどにダブルチェックを依頼するのも良い方法です。

 

パソコンだけでなくスマートフォンからも読みやすいか確認する

作成した記事の読みやすさは、パソコンだけでなくスマートフォンなどのモバイル端末からも確認しておきましょう。ジャンルやテーマにもよりますが、ユーザーはパソコンよりもスマートフォンから記事を閲覧するほうが多いと考えられるためです。

 

パソコンで記事を作成していると、文字サイズや画像表示などがスマートフォンで見づらくなっていることになかなか気付けません。

 

記事投稿前、投稿直後、リライト時には、パソコンとスマートフォンなどのモバイル端末の両方から表示を確認しましょう。余裕があればタブレット端末からもチェックするのがおすすめです。

 

タイトルに変化を加える

タイトルを工夫することもSEO対策として効果的です。検索結果に表示されてもタイトルが魅力的でなければクリックされませんし、検索エンジンのクローラーもタイトルとコンテンツとの関連をチェックしています。

 

タイトルにキーワードを盛り込むことはよく知られていますが、さらにタイトルに変化を加えることでSEO効果が高まります。特に時事性のあるコンテンツであれば、重要なのは情報が最新かどうかであり、ユーザーも検索結果から最新情報であると分かる記事をクリックします。

 

例えば【202X年X月最新】【速報】などと入っているタイトルを見たことがあるのではないでしょうか。情報の鮮度が求められるジャンルではこれらのワードを入れ、タイトルに変化を与えることが有効です。

 

時事性のないコンテンツであっても、【必見】【重要】など目を引くワードを入れてみてください。

 

記事のタイムスタンプを更新する

記事のタイムスタンプを更新することも表示順位を上げるうえで有効です。ただし、タイムスタンプだけを機械的に更新しても、ユーザビリティや検索エンジンの評価は上がらず、SEO対策にもなりません。

 

記事の内容を見直し、リライトし、最新情報を掲載したら、タイムスタンプも忘れずに更新しましょう。タイムスタンプは検索結果画面やページ上部に表示されます。記事内容が最新でも表示されている日付が何年も前のものであれば見てもらえません。

 

内容と矛盾が生じ、信頼できないサイトと思われてしまう可能性もあります。リライトなど情報の更新を行った際にはタイムスタンプも更新しましょう。

 

過去に評価の高かったものを優先的に更新する

サイトの記事数が膨大な場合、どの記事から見直せばいいのか分からず、結果手つかずになってしまうことがよくあります。

 

このような時には、まず更新する記事の優先付けを行いましょう。優先して更新すべきは、過去に評価の高かった記事です。以前上位表示されていたものの今は11位以下になっているような記事は、少しテコ入れするだけで、1ページ目の上位に返り咲く可能性が高いです。

 

こうした記事は、一度全体を読み直し、読みづらい箇所の修正と古い情報の書き換えを行い、タイトルとタイムスタンプを更新すれば良いでしょう。もともと評価の高いコンテンツですから、大きく内容を変える必要はありません。

 

SEOに効果的なサイト更新方法その2

SEOに効果的なサイト更新方法その2:トップニュース掲載を狙う

続いて、トップニュース掲載を目指す場合のサイト更新の方法です。最新のニュースに関連しているなど話題性の高いキーワードが検索された際に、検索結果として表示されるものです。

 

掲載する日にURLを作る

トップニュース欄への掲載を目指す場合には、情報の鮮度が重要です。トップニュース欄には新たに生成されたURLが掲載されやすいとされているため、掲載当日にURLを取得しましょう。

 

既存記事をトップニュース欄に掲載したい場合にも、タイムスタンプを更新するのではなく、新規記事として投稿し直します。これらは重複コンテンツとなってしまいますが、上位表示ではなくトップニュース掲載を目指す場合には問題ありません。

 

新しいURLを検索エンジンに登録する

新しい記事のURLはインデックス登録を行いましょう。登録を行うことで、クローラーを確実に巡回させることができ、鮮度の高い記事を検索エンジンにすぐに認識させられます。

 

トップニュース掲載を目指すのであれば欠かせない作業です。Googleの場合は、Search ConsoleのURL検査ツールを利用します。また、WordPressには、簡単にURL登録ができるプラグインもあります。

 

トップニュース掲載を目指すときだけでなく、サイトのページ数が少ないなどの理由からなかなかインデックスされない場合にも活用できます。

 

更新の意図を理解してSEO対策に効果的なサイト運営を行おう

更新の意図を理解してSEO対策に効果的なサイト運営を行おう

本記事では、サイトの更新頻度とSEO対策の関連を解説しました。更新頻度が直接SEOに影響することはありませんが、効果的な更新はコンテンツの質を高めて検索順位を上げることにつながります。

 

ただ更新の日付を変えるだけのリライトや更新頻度を高めるためだけの内容の薄い記事の作成は意味がありません。なぜサイトを更新するのかという意図を理解し、更新する頻度や見直す記事を検討しましょう。

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