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【SEO】2023年最新!Googleコアアップデート情報と歴史を解説

seo アップデート アイキャッチ

Googleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーの利便性を高めるため日々アップデートされています。なかでも、掲載結果や表示順位に大きく影響するのがGoogleのコアアップデートです。サイト運営の担当者が頭を悩ませる要因の1つでもあります。

 

本記事では、Googleコアアップデートについて、過去の変更点から最新情報まで紹介します。是非参考にしてください。

Googleコアアップデートとは?

Googleコアアップデートとは?

「Googleコアアップデート」とは、Googleが検索エンジンのアルゴリズムの基礎部分を大きく見直し更新することです。「Googleコアアルゴリズムアップデート」とも呼ばれます。コアアップデートは大幅な変更が行われることが多く、年に数回実施されます。

 

コアアップデートが行われると、検索順位が大きく変動する傾向があります。Googleのアルゴリズムは毎日アップデートされていますが、日々のアップデートと異なり、コアアップデートはサイト運営者にとって対策が必要になる点で注目されています。

 

コアアップデートを実施する場合、Googleから事前に公式のアナウンスがあります。Google公式Twitterでアナウンスされるので、サイト運営の関係者はフォローしておくことをおすすめします。

 

2023年の最新Googleコアアップデート情報

2023年の最新Googleコアアップデート情報

では、ここで2023年最新のGoogleコアアップデート情報を見てみましょう。

 

【過去】2023年3月のGoogleコアアップデートの発表

2023年3月にもGoogleコアアップデートが行われました。2023年3月15日にGoogle公式Twitterにて事前アナウンスが行われ、2023年3月22日にリリース、2023年3月28日に完了したと報告されています。

 

コアアップデートの状況は、Google検索ステータスダッシュボードでも確認できます。検索順位に影響を与える(Incident affecting Ranking)と記載のあるように、大きく順位変動のあったキーワードジャンルも存在します。

 

次で2023年3月のコアアップデートによる影響を一部ご紹介します。

 

2023年のGoogleコアアップデートの影響

2023年3月のコアアップデートは、さまざまなジャンルでの順位変動が大きかったことが注目されました。

 

健康・金融といったYMYL領域をはじめ、美容・ファッション・暮らし・結婚・恋愛・BtoBビジネス・エンタメ・教育などのジャンルにおいても大きな変動が見られました。(YMYLについては後ほど詳しく解説します。)

 

また、独自性の高いコンテンツが上位に上がってきたことも2023年3月のアップデートの特徴です。自動生成やAIによるコンテンツを抑制する動きであると考えられます。今後ますますコンテンツのオリジナリティが重視されるでしょう。

 

さらに、LPなどのサービスサイトやサービスサイト配下にあるオウンドメディアの評価が上がったことも注目したいポイントです。これからオウンドメディアを立ち上げようと考えているのであれば、サービスサイト配下に置いた方が良いでしょう。

 

Googleコアアップデートの歴史

Googleコアアップデートの歴史

Googleコアアップデートは1年に2〜3回行われることが多いです。ここで、過去の経緯を振り返ってみましょう。

 

Googleコアアップデート、過去の経緯

Googleコアアップデートは、2022年には5月26日と9月13日の2回行われました。2021年は6月3日、7月2日、11月18日の3回。2020年も1月14日、5月5日、12月4日の3回実施されています。2019年も3月12日、6月4日、9月24日の3回行われています。

 

このように、年に2~3回実施されることが多いです。

 

Googleコアアップデートのような大きな更新には、パンダアップデートとペンギンアップデートがありました。今はコアアップデートに組み込まれています。

 

パンダアップデートとは、質の低いコンテンツの検索結果順位を下げ、良質なコンテンツが上位表示されるようにするアップデートです。ペンギンアップデートとは、リンクの質を見直すアップデートです。

 

2022年のコアアップデート

2022年には、5月26日と9月13日の2回コアアップデートが行われました。5月26日のアップデートでは、画像や動画コンテンツの重要性が高まりました。また、9月13日のアップデートで注目されたのは「E-A-T」が「E-E-A-T」に変更された点です。

 

E-E-A-Tとは、検索エンジンにおける評価で重視される項目であるExperience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったものです

 

2022年9月13日のアップデートで、Experience(経験)が追加され、自ら体験して得たこと、独自で実施した調査結果など一次情報が重視されるようになりました

 

2021年のコアアップデート

2021年のコアアップデートは、6月3日、7月2日、11月18日の3回でした。6月3日と7月2日のアップデートでは、ECサイトやサービス・商品を紹介する場合のレビュー・口コミの量と新しさが重視されるようになりました

 

ユーザーからのレビューについて、更新日時が最近であり、かつ量が多いサイトが評価されるアルゴリズムに更新されました。

 

また、11月18日のアップデートではコアウェブバイタルの評価比重が大きくなりました。コアウェブバイタルとは、ページの表示速度や反応速度、安定性などUX(ユーザーエクスペリエンス)に関するGoogleが定めた重要指標です。

 

2020年のコアアップデート

2020年のコアアップデートは、1月14日、5月5日、12月4日の3回実施されました。2020年に注目されたのはYMYL領域における大幅な変更です

 

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略称で、人々の人生やお金に関する、例えばニュースや政治、金融、健康などのジャンルが当てはまります。

 

1月14日のアップデートではYMYL領域における被リンクの量が重視されました。5月5日には、YMYLジャンルにおいて、ニュース記事や専門コンテンツで構成されるメディアサイトの順位が上昇。

 

さらに、12月4日のアップデートでYMYL領域のE-A-Tの評価比重が大きくなりました。

 

2019年のコアアップデート

2019年のコアアップデートは、3月12日、6月4日、9月24日の3回行われました。2020年に繋がるYMYL領域での大きな順位変動がありました。

 

他には、YouTube動画の検索結果での表示順位が上がってきたのも2019年のコアアップデートによるものです。このころからYouTubeをはじめとする動画コンテンツが検索エンジンにおいても注目されるようになったことが分かります。

 

2018年のコアアップデート

2018年も3月、7月、8月の3回コアアップデートが行われています。2018年7月のアップデートはスピードアップデートとされ、モバイルページのページ速度が評価基準の1つとなり検索順位に影響すると明示されました

 

また、8月のコアアップデートは2019年、2020年に続くYMYL領域での順位変動が注目されました。YMYL領域サイトの被リンクの質が評価されたアップデートでした。

 

Googleコアアップデートへの対策方法

Googleコアアップデートへの対策方法

サイトを運営していく中でGoogleコアアップデートへの対応を行わなければ、上位表示を狙うことが難しくなります。

 

とはいえ、どのように対策すれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでGoogleコアアップデートの対策として最低限行うべきことを紹介します。

 

E-E-A-Tを高める

まず、サイトのE-E-A-Tを高めることを意識しましょう。E-E-A-Tとは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼性)の4つの指標です

 

Experience(経験)とは、サイトコンテンツの制作者の体験談や実際に行った調査結果などが反映されているかという点です。Expertise(専門性)は、専門性の高い情報であるかという指標です。専門性については、権威性・信頼性にも通じる部分です。

 

Authoritativeness(権威性)とは、他から認めてもらえているかということです。例えば、作成者が有資格者であったり、実績を掲載したりすることで権威性を高められます。Trust(信頼性)は、運営者情報などを明記し信頼性を示すことで評価されます。

 

これら4つの指標は相互に関連しており、4つすべてを意識してコンテンツを作成することで、より評価されやすいサイトとなるでしょう。

 

ニーズのあるコンテンツになるようリライトする

サイト運営、とくにコンテンツマーケティングにおいては、ユーザーニーズに応えることが検索順位を上げるための基本です。キーワードからユーザーの検索意図を調査しましょう。

 

アップデートにより順位が下がってしまったコンテンツやキーワードがある場合、狙っているキーワードの検索意図とコンテンツが合致しているかを確認してみてください。

 

一時は上位に上がっていても、検索意図は変化する場合があります。現在上位に来ている競合記事がどのようなユーザーニーズを想定しているのかを調査することが重要です。

 

ユーザーが使いやすいサイトを作る

ユーザーが使いやすいサイトであることも検索エンジンの評価の軸となっている部分です。サイトのデザインや使いやすさなどは、UX(ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれています。

 

まず確認すべき点は、ページの表示速度・反応速度です。ページの表示速度が遅いとそれだけで離脱の原因となってしまい、検索エンジンからの評価も低くなるでしょう。

 

さらに、文字の大きさ、PC・モバイル端末どちらでも見やすいか、セキュリティ面は万全かなどがチェックすべきポイントです。一度、ユーザー目線でサイトを見てみるのがおすすめです。

 

最新情報を載せる

検索エンジンで評価されるには更新日時や情報の鮮度も重要であるとされています。そのため、流動性の高いジャンルであればあるほど、最新情報に更新していくことをおすすめします。

 

最新情報を掲載するためにも、定期的にリライトする体制を整える必要があります。コンテンツは一度配信して終わりではありませんし、コアアップデート以外にもアルゴリズムは日々細かく調整されており、いつのまにか順位が落ちていたということもあり得ます。

 

少なくとも数カ月に1回はすべてのページの見直しを行いましょう。

 

まとめ

seo アップデート まとめ

本記事では、Googleコアアップデートについて、どのようなアップデートが行われてきたのか、また対策はどのようにすれば良いかを紹介しました。

 

検索エンジンはユーザーが使いやすいようにアップデートを繰り返しており、サイト運営においても対策をしていく必要があります。本記事を参考に、Googleコアアップデート対策を実施してみてください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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