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動画制作で使うべきおすすめ編集ソフトをご紹介!選ぶ際のポイントも

動画制作 ソフト_アイキャッチ

近年、YouTubeやSNSを初めとした動画コンテンツの需要が拡大し、動画制作に注力している企業は少なくありません。

 

本記事にたどり着いた方は、動画編集を社内または個人で行いたいと考えているのではないでしょうか。そして動画編集でまず最初に悩むのは「どの編集ソフトを利用するべきか」です。

 

そこで本記事では、動画編集ソフトを選ぶ際の重要なポイントと、無料で使えるおすすめのソフト8選、さらにMacとWindowsの両方に対応したソフト5選を紹介します。ぜひソフト選びの参考にしてください。

 

動画編集ソフトを選ぶ際に抑えておきたい4つのポイント 


動画編集ソフトは数多くリリースされており、それぞれ機能や特徴、難易度が異なります。

ここでは、ソフトを選ぶ際に抑えておくべき4つのポイントを紹介していきます。

 

1. イメージ通りの動画を制作するための機能が付いているか
2. 撮影機材のファイル形式にあっているか
3. 使用するパソコンのスペックにあっているか
4. 有料ソフトの場合は予算内におさまるか

 

順番に詳しく見ていきましょう。

 

イメージ通りの動画を制作するための機能が付いているか

まず、どのような動画を制作したいのか明確にする必要があります。基本的な切り貼りや文字入れさえできればいいのか、それとも本格的なアニメーションやエフェクトを挿入したいのかなどイメージを膨らませましょう。そうすることで必要な機能が洗い出せます。

 

動画の完成イメージが明確でなければ、必要な機能を見極めることが難しく、高度な機能が搭載されたソフトを購入してしまい、結果的に使いこなせないという失敗を招くこともあります。

 

撮影機材のファイル形式にあっているか

本格的な撮影装置、例えばビデオカメラを使って動画を撮影する予定の方は、ファイル形式にも注意を払う必要があります。動画ファイルには、AVIやMOVをはじめとした10種類以上のファイル形式が存在します。

 

高画質の素材データを準備しても使用する編集ソフトで開けなければ意味がありません。そのため、使用する撮影機材のファイル形式に合っているかを確認し、それに対応した編集ソフトを選ぶことが大切です。

 

使用するパソコンのスペックにあっているか

高性能な編集ソフトを使用するには、それに見合ったパソコンのスペックも必要となります。自分のパソコンのスペックで正常に作動するか確認しましょう。

 

iMovieやMicrosoftフォトのような、あらかじめインストールされている動画編集ソフトでも、パソコンのストレージに余裕がなかったり、そもそものパソコンスペックが低かったりすると、読み込みや書き出し、その他さまざまな操作に時間がかかります。編集時はこうした無駄な待ち時間がストレスにつながることも少なくありません。

 

さらに、動画編集ソフトがWindows・Macのどちらにも対応しているのか、それともいずれかでしか使用できないソフトなのかも必ず確認しておきましょう。

 

有料ソフトの場合は予算内におさまるか

有料ソフトでなければイメージ通りの制作が実現できない場合は、予算を考慮しつつソフトを選びましょう。

 

とはいえ無料ソフトでも、ある程度クオリティの高い動画制作は可能です。

初めて動画編集に挑戦する人は、ソフトの基本的な機能を理解することに焦点を当て、まずは無料ソフトや手頃な価格の動画編集ソフトを試してみることをおすすめします。

 

その後、スキルが上がり、より高度な機能を求めるようになってから、有料の動画編集ソフトに移行しても良いでしょう。

 

【無料】おすすめの動画編集ソフト8選 


ここでは、無料で使用できるおすすめの動画編集ソフトを紹介していきます。

具体的には、以下の8つになります。

 

・Microsoftフォト
・iMovie Mac
・Shotcut
・AviUtl
・DaVinci Resolve
・PowerDirector Essential
・Director Suite 365
・Movie Maker Online

 

それぞれ紹介していきます。

 

Microsoftフォト

MicrosoftフォトはWindows 10には標準で搭載されている多機能な写真管理ソフトです。初心者には充分と言える編集機能が搭載されています。

 

素材となる写真や動画に、BGMやテキストの追加、スローモーションの適用、またカメラワークの調整といったカスタマイズが可能です。

 

さらに、画像や動画に適用可能な60種類もの3D効果があります。花火やバラの花びらなどの華やかな演出から、雷や爆発などダイナミックな効果を加えることも可能です。

 

こうした便利な機能が搭載されつつもMicrosoftフォトは使用方法が簡単であることもおすすめのポイントです。直感的に使用できる設計は、初心者でも容易に操作を覚えることができ、かつ動画編集ソフトをダウンロードする必要もありません。初めて動画編集を試みる方や、手軽に動画編集を行いたい方におすすめのソフトです。

 

iMovie Mac

iMovie Macは、Appleが提供する無料の動画編集ソフトです。iPhoneで撮影した動画だけでなく、GoPro、Ultra HDカメラなどからの映像も取り扱うことができ、最大4K解像度のビデオを編集することが可能です。

 

iMovie Macでは多様なビデオエフェクトが用意されています。難しい操作をすることなく、本格的なエフェクトを利用できます。またグリーンスクリーン機能も搭載しており、被写体を切り取り、切り取った素材を別のビデオクリップに重ね合わすことが可能です。

 

本ソフトはiPhoneやiPadでも利用可能なiOS版があるため、場所を問わず編集作業をおこなえます。

 

Shotcut

Shotcutは、WindowsとMac、LinuxのOSで利用できる無料のオープンソース動画編集ソフトとして広く知られています。

 

このソフトはタイムライン機能を備えており、動画のカットや結合、音楽ファイルの追加、フェードイン・フェードアウト効果、トランジション効果、テキストの追加、明るさや色彩、透明度の調整、映像の回転や反転など、さまざまな編集作業が容易に行えます。また、画像ファイルを組み合わせてフォトムービーを作成することも可能です。

 

Shotcutは無料ながら高機能で、MP4、MKV、WebMなどのファイル形式を読み書きすることができます。

 

AviUtl

AviUtlは、動画の切り貼り、効果音・BGM挿入、トランジションといった基本的な機能が備わっており、YouTube動画編集などでも使用されるソフトです。

 

ただしソフトを単純にインストールするのではなく導入方法が複雑で、かつ必要に応じてプラグインをフォルダに展開しなければ使える機能が限られてしまいます。こうしたことから編集初心者の方や、パソコンに不慣れな方には難しく感じるでしょう。

 

しかし多数のプラグインが用意されていますので、他の無料動画編集ソフトと比べて拡張性は高いと言えます。

 

DaVinci Resolve

DaVinci Resolveは、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめのツールです。基本的な機能に加えて、カラーグレーディングや合成、8K映像編集、視覚効果(VFX)、オーディオポストプロダクションなどの機能も搭載しており、本格的な動画を制作したい方も満足できるでしょう。

 

無料版でも大部分の機能が使用可能で、解像度も最大4Kまで対応しています。もし、より解像度の高い動画を制作する場合は32K対応の有料版を利用すると良いです。とはいえ、テレビCMや映画制作などでない限り、そこまでの解像度を求める必要はありませんので、初心者・中級者の方は無料版で充分でしょう。

 

PowerDirector Essential

PowerDirector Essentialは、無料で使用できる動画編集ソフトでありながら、基本的な編集ツールに加えて高度な機能を搭載しています。有料版のPowerDirectorと同じレベルの編集ツールやエフェクト、トランジションを使うことが可能です。これにより、動画編集の基本技術から、より高度な技術、例えばクロマキー合成やモーショントラッキングまで学ぶことができます。

 

さらに自動字幕生成機能が含まれている点も魅力です。動画の音声を自動的に字幕化することができ、YouTube動画やSNS動画など字幕が必要な作品編集においての制作時間を大幅に短縮できます。

 

Director Suite 365

Director Suite 365は、4つの編集ソフトウェアを一つにまとめた集合パックで、PowerDirectorの動画編集、AudioDirectorの音声編集、ColorDirectorの色編集、そしてPhotoDirectorの写真編集がセットになっています。

 

これらの編集ツールを組み合わせて使うことで、音や色調に更なるこだわりを持って編集作業を進めることが可能です。それぞれのソフト間でデータをスムーズに移行できるため、複数の別々のソフトを使用するよりも効率的に作業を行うことができるという点がこのパックのメリットです。

 

Movie Maker Online

Movie Maker Onlineは、テンプレートが豊富で簡単に動画制作ができるため初心者におすすめです。ブラウザ上で動作するためダウンロードの必要もありません。ライブラリに保管された豊富なロイヤリティーフリーの素材を使用できる点も、制作の難易度を下げてくれるでしょう。

 

また無料の編集ソフトの場合、広告が表示されたり、透かしが入ってしまうことも多々ありますが、本ソフトは無料版であるにもかかわらず広告は表示されず、透かしなしの動画を制作できます。

 

ただし操作画面が英語で表示されるため、英語に苦手意識がある方は使用しづらい可能性があります。

 

【Mac・Windows両方可】おすすめの動画編集ソフト5選 


ここでは、Mac・Windows両方で使用できるおすすめの動画編集ソフトを紹介していきます。

具体的には、以下の5つになります。

 

・PowerDirector
・Filmora
・Adobe Premiere Elements
・Adobe Premiere Pro
・Adobe After Effects

 

それぞれ紹介していきます。

 

PowerDirector

PowerDirectorは、デジタル家電や動画編集ソフトの年間売上を決定するBCN AWARDで8年連続で1位に輝いた知名度も人気も高い動画編集ソフトです。

 

直観的に基本的な切り貼りからテキストの挿入、BGMの追加などができ、サポートも充実しています。

 

エフェクトの数も多く、選んでクリックするだけで簡単に適用できる操作性の良さが、初心者にも選ばれる理由です。

 

ただし本ソフトは無料体験版(お試し版)はあるものの、実際に編集・出力などを行うには有料版の購入が必要です。12,980円(税込み)で購入するか、年間8,480円(税込み)のサブスクリプションを契約しなければなりません。

 

Filmora

Filmoraは、Wondershare社が提供する初心者から中級者向けの動画編集ソフトです。

無料体験版があり、機能自体は有料版と変わらず全て利用できます。しかし無料版では透かしが入ってしまうため、あくまでも操作性を確認するための体験版として捉えましょう。

 

有料版には1年間プラン6,980円(税込)と、マルチプラット 1年間プラン7,980円(税込)、そして買い切りライセンス8,980円(税込)があります。

 

Filmoraは、PowerDirectorとほぼ同等の機能を備えていますが、特にスタイリッシュなデザインテンプレートの存在が特徴です。そのため、デザインに重きを置いて動画制作を行いたい方にはおすすめです。

 

Adobe Premiere Elements

Adobe Premiere Elementsは、初級者向けの動画編集ソフトです。30日間の無料体験版があり、全機能を試すことが可能です。体験版終了後に購入する場合は19,580円(税込み)で買い切りになります。(サブスクリプションはありません。)

 

機能はプロフェッショナル向けのAdobe Premiere Proと似ていますが、より簡単に動画編集ができるように「クイック編集」が搭載されています。本格的な特殊効果まで簡単に適用可能で、さらにはAIによる自動編集にも対応しています。

 

しかし、パソコンのスペックが低いと、ソフトの動作が遅くなる可能性があります。これは本ソフトに限ったことではありませんが、Adobe製品は重くなりがちですので、体験版にて動作がスムーズに行われるかどうかを確認するようにしましょう。

 

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは上級者向けのソフトで、映像制作のプロフェッショナルも使用しているほど高度な動画編集ソフトであり、その人気と使用率は業界の中でも高いです。他のAdobe製品、例えばAfter EffectsやPhotoshopとの連携も容易です。利用料金は単体プランで月額2,728 円(税込み)、Creative Cloudコンプリートプランで月額6,480 円(税込み)となっています。

 

今後プロの編集者を目指しているなど本格的な動画制作を行いたいのであれば、Adobe Premiere Proをおすすめします。

 

Adobe After Effects

After Effectsは、動画の特殊効果を得意とするソフトウェアで、時には「AE」や「アフター」と省略して呼ばれることもあります。

 

ロゴ、イラスト、文字などにアニメーション効果を追加するモーショングラフィックスを制作したり、爆発や炎のような特殊エフェクトを作成し、それを映像に組み込むことで、映画のようなクオリティの動画を作り出すことが可能です。

 

ただし、Adobe Premiere Pro以上に操作が複雑で、初心者が使用するにはある程度の勉強と慣れが必要です。

 

まとめ 


本記事では、どの動画編集ソフトを使えばいいか迷っている方のために、選び方のポイントやおすすめの無料ソフト、MacとWindows両対応のソフトを紹介しました。

 

各ソフトの特性を理解し、自分のニーズに合ったソフトを見つけましょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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