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ホワイトボードアニメーションの作り方を解説!ポイントやおすすめのソフトも

ホワイトボードアニメーションは、シンプルかつ訴求力の高い動画の制作技法としてビジネス分野で特に人気を集めています。

文字通りホワイトボードをコンセプトとしているため、素材やキャラクターなどはモノクロを基調としているのが特徴です。

しかし専用ツールはあるものの「自社のサービスや商品にマッチするかどうか」「具体的な方法がわからない」という声も少なくありません。

本記事では、自社制作か外注するのかも含め、動画制作の手順やポイントを詳しく解説しています。

ホワイトボードアニメーションの導入を検討している担当者の方は、ぜひ参考になさってください。

 

そもそもホワイトボードアニメーションとは?

ホワイトボードアニメーションとは、近年アメリカで注目されている動画の制作手法です。

ホワイトボードにマジックで手描きのイラストや図解が展開されるイメージなので、シンプルでわかりやすいと反響を呼んでいます。

順序立てた説明をアニメーションで伝えられるので、ビジネス分野と相性が良く採用する企業も増えてきています。

日本での知名度はまだあまり高くないため、ホワイトボードアニメーションを取り入れれば顧客にインパクトを与えることも可能です。

 

ホワイトボードアニメーションの作り方は2つ

ホワイトボードアニメーションを作るには、以下の2つの方法があります。

 

ソフトを使用して自作する

専用ツールがあれば自作でホワイトボードアニメーションの制作が可能です。

すべて自分で制作するためある程度の知識は必要ですが、ツールによっては素材やテンプレートなども充実しているので、初心者でもチャレンジできます。

個人ではなく社内で自作する場合は、動画制作の専門知識が身に付き、ノウハウとして蓄積できるのもメリットです。

簡易なホワイトボードアニメーションでもよければ人件費を抑えられるので、できるだけコストをかけずに自主制作を検討してみてもよいでしょう。

 

制作会社に依頼する

餅は餅屋というように、プロに依頼すればハイクオリティな動画を一から制作してもらうことができます。

日本ではまだあまりメジャーではないホワイトボードアニメーションは、専門知識と実績のある制作会社への依頼がスムーズです。

ホワイトボードアニメーションの実績が豊富な制作会社はこちら

 

専用ツールがあっても独学だけでは限界があり、テンプレートを元に制作すれば似たり寄ったりの映像となり他動画との差別化も難しくなるでしょう。

動画のレベルによっては顧客に与えるイメージも悪くなる恐れがあるため、その辺りの判断は慎重に行わなければなりません。

その点、制作会社に任せればオリジナルの素材や構図での制作も可能で、テロップやコマ割りなどについても視聴者にストレスの少ない質の高い動画を提供できます。

 

ホワイトボードアニメーションの制作方法を詳しく解説

ここからは具体的なホワイトボードアニメーション制作手順を見ていきます。

この工程を知ることで担当の割り振りや予算なども見えてくるので、概要をしっかり把握しておきましょう。

1.アウトライン・台本を制作する

ホワイトボードアニメーションに限ったことではありませんが、動画制作の要となるのは台本です。

わかりやすく相手に伝わる動画は、ストーリーやメッセージ性が一貫していなければなりません。

この根幹を担うのがアウトラインとなる台本なので、時間をかけて丁寧に仕上げるようにしましょう。

台本制作のポイントは、常にビジュアルを意識してストーリーを練ることです。

アニメーションが前提なので、1メッセージ1イラスト(シンボル)を念頭に視聴者に観やすいテンポを意識します。

 

2.絵コンテを制作する

絵コンテは、脚本を視覚的に伝える重要な役割を担います。

描き方は細部まで描写しても、棒人間のような簡素なイラストでも構いませんが、制作チーム全体でイメージの共有ができることが大切です。

色分けや素材なども、この段階でしっかり考えておきましょう。

 

3.撮影に必要な機材を揃える

専門ツールのほかに、動画制作には撮影用の機材や道具が必要となります。

機材はカメラ(スマートフォンでも可)や、ナレーションをつける場合はボイスレコーダーが必須です。

これ以外の道具は特別に高価なものを使用しなくても制作できるため、100円ショップなどで揃えてしまっても構いません。

 

必要な道具はほとんど100円ショップで購入可能

メインの道具であるホワイトボードは小さいサイズで問題ないため、100円ショップでも購入できます。

他にもマーカーやイレイサー、スマホスタンド、照明(ライトスタンド)なども特にこだわりがなければ100円ショップでOKです。

 

4.実際にホワイトボードに絵を描いて撮影する

ホワイトボードを定点としてカメラをセッティングし、イラストや文字を描いていきます。

速度は後からいくらでも調整が効くため、ゆっくり丁寧に間違いのないように描くことが重要です。

常に絵コンテを手元に置き、線の重なりや描き忘れのないよう注意しましょう。

動画撮影の前に、何カットかイラストを描いて手を慣らしておくと安心です。

 

本格的なカメラがなくてもスマートフォンで撮影可能

今はスマートフォンの画質も向上しているため、動画撮影はスマートフォンでも十分行えます。

ポイントは光やピントをしっかりと固定して、一定の状態を保つことです。

カメラモードはAE/AFをロックさせておくことを忘れないようにしましょう。

 

5.音声を準備する

ホワイトボードアニメーションには、ナレーションや効果音など動画内容に合わせた音声も必要です。

音声の良し悪しは動画そのものの評価にも大きく影響を与えるため、できるだけ聞き取りやすくすることを心がけましょう。

ノイズカットなどは後からでも可能なので、特別な機材を用意しなくてもスマホのボイスレコーダーでも問題ありません。

 

6.撮影した動画に音声をのせる

完成した動画と音声のデータを、専用ツールで編集・結合します。

速度調整や不要箇所のカットなど、何度も試聴して確認しながら編集しましょう。

 

専門的な編集ソフトも必要なし!編集もスマホでOK

編集に力を入れたい、プロのクオリティを目指しているとなれば専門的なソフトが必要ですが、簡易なホワイトボードアニメーションであればスマホ編集も可能です。

無料で使用できるアプリもあるので、いくつか使ってみて自分に合うものを探してみましょう。

 

ホワイトボードアニメーションを自作するメリットは?

ホワイトボードアニメーションは必要な道具や手順がわかっていれば、自作することができます。

ここでは、自作するメリットを2点ご紹介します。

 

コストを抑えられる

自作する場合は、道具やツールを用意すればその他のコストはかかりません。

制作会社に依頼する場合は、当然制作費がかかるためコストは膨れ上がります。

ただし、自作の動画と制作会社の制作した動画を比較すると、クオリティは一目瞭然です。

多少コストはかかっても質の良い動画を作りたいならば、制作会社への依頼も検討してみましょう。

ホワイトボードアニメーションの制作費用相場や安く抑えるコツはこちら

 

細かい要望やニュアンスを反映できる

自社内で動画を制作する場合は、社内で意志共有し、スムーズにコミュニケーションしながら進められるのもメリットです。

例えば細かい修正やちょっとしたニュアンスの違いなども、自作であれば試行錯誤しながら進めることができます。

制作会社へ依頼する場合は、やり取りに時間がかかったり、こちらが意図することが上手く伝わらなかったりするケースがままあります。

外注をするときは双方のイメージに齟齬が生じないよう、資料やイメージイラストなど視覚的に共有できるものを活用すると安心です。

 

ホワイトボードアニメーションを作る際のポイント

視聴者にインパクトを与え、動画に引き込むためにはいくつかのコツがあります。

単調なアニメーションにならないためのポイントを4つ紹介していますので、ぜひ動画制作に取り入れてみてください。

手書き風のフォントを使う

動画内に出てくるフォントがずっと同じでは、見ている人に単調な印象を与えてしまいます。

重要な部分や目立たせたいところは、手書き風のフォントを使用して視聴者の目を引きましょう。

フォント以外にも、エフェクトを調整するのもひとつの手です。

ただし、手書き風フォントの多用は逆にメッセージ性を薄くしてしまうので控えなければいけません。

動画の雰囲気やテンポに合わせて、上手にフォントを使い分けしましょう。

 

文字を多くしすぎずに絵やイメージ画像を多く使う

ついたくさん説明したくなってしまい、動画が文字ばかりになってしまうことがあります。

動画の最大のメリットは、目と耳で楽しめることです。

読ませることに重きを置くと視聴者にメッセージが伝わりにくくなってしまうので、視覚的なイメージを効果的に活用しましょう。

この説明は図解やイラストで表現できる、この文章はカットして短いキャッチフレーズに変えるなど、できるだけ文字の量を少なくするのがテクニックです。

 

タイムラインはしっかりと調整する

動画のタイムラインは、完成後にも何度か見直しする必要があります。

全体のテンポやメリハリ、手書きエフェクトのタイミング、エフェクト同士の重なりなどタイムラインをチェックして調整しましょう。

ここでミスが出てしまうと素人っぽさが出てしまったり、内容が伝わりずらくなったりしてしまうため要注意です。

自作編集だと目が慣れてしまいがちなので、第三者に観てもらうと新たな気づきが生まれるかもしれません。

 

始めの数秒はインパクトを狙う

動画の離脱率を下げるためには、最初の15〜30秒が勝負と言われています。

そのため、開始数秒に結論を持ってくる、インパクトのあるテーマを提示する、などの工夫が必要です。

ただし、インパクトを狙いすぎて開始直後にあれこれ要素を詰め込みすぎてしまうのは、かえって逆効果になります。

ホワイトボードアニメーションなので基本はシンプルをベースに、メリハリをつけたスタートを心がけましょう。

 

ホワイトボードアニメーションの制作におすすめのソフト3選

ホワイトボードアニメーションは、手描きの文字やイラストが必要です。

しかし、中には絵を描くのが苦手で何を描いたらいいかわからないという人もいるかもしれません。

そんなときは専用ツールを活用してみましょう。

ここでは、初心者でも使いやすいオススメのソフトを3つご紹介します。

 

1.VYOND

VYOND(ビヨンド)は、操作が簡単で素材やテンプレートも豊富なビギナー向けのアニメーション制作ソフトです。

クラウド型なので、契約した時点で素材を自由に使うことができ、新しい素材もどんどん追加されます。

専門知識がなくても順番に素材を並べるだけでクオリティの高い動画が作れるため、動画制作初心者の方にもオススメです。

ただ、VYONDはアメリカでリリースされたアニメーション制作ソフトなので表記が英語であること、サブスクリプション費用が年額165,000円と決して安くない点は抑えておきましょう。

 

2.VideoScribe

オリジナルイラストが6,000点以上、日本語を含む各種フォントに対応と、素材の多さが

VideoScribe(ビデオスクライブ)の魅力です。

自分のPCにダウンロードして使うためネット環境に左右されず、どこでも作業することができます。

イギリス製の動画制作ソフトのため操作画面が英語表記になっていますが、感覚的に操作できるので慣れれば問題なく使用が可能です。

操作性は十分ですが、音楽の挿入か所の指定ができないのでピンポイントでBGMを流したいときなどは不便を感じることがあるでしょう。

 

3.Animaker

Animaker(アニメーカー)はフリープランもあり、月額料金が20ドル、年間でも120ドルと価格が安いのが特徴です。

リップシンク機能によりナレーションとキャラクターの口の動きを自動で合わせて本当にしゃべっているように見せたり、クリックだけの簡単操作で質の良い動画を作ることができます。

日本で使用している企業がまだ少ないためオリジナリティを出すことができますが、素材の少なさやダウンロード制限がある点をデメリットに感じることがあるかもしれません。

 

まとめ

ホワイトボードアニメーションは撮影方法を知り、専門ツールを使用すれば自作することができます。

ただし、1本のホワイトボードアニメーションを作るだけでも、たくさんの時間や労力がかかるのも事実です。

コンテンツファクトリーなら、ハイクオリティなホワイトボードアニメーションを企画から撮影、編集まで丸ごと請け負っています。

他社とは違うワンランク上の動画を目指すなら、代行依頼もひとつの手です。

無料相談もできますので、まずはお気軽にご相談ください。

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