SEOに効果的なメタディスクリプションの書き方や文字数を解説!
メタディスクリプションがSEOにどのような影響を与えるのか分からない。SEOに効果のあるメタディスクリプションの書き方を知りたいという方は多いのではないでしょうか?
この記事では、メタディスクリプションの概要、設定するメリットとデメリット、効果のある書き方を解説しています。また、設定する方法や推奨する文字数なども詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
メタディスクリプションとは?
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトルと連動して表示される記事の説明文を指します。メタディスクリプションの役割は、読者と検索エンジン双方に記事の内容を伝える目的があります。具体的な目的にも触れておきましょう。
検索結果の画面で、タイトルの下に表示されている部分がメタディスクリプションです。
読者に対しては、コンテンツへの興味を惹くことを目的としています。書かれている内容が興味を惹くものであれば、記事を読みたいという読者心理が働くため、結果的にクリック率の向上が見込めるのです。
検索エンジンに対しては、Webサイトを巡回しているクローラーというロボットに、記事の内容を正確に認識してもらうことを目的としています。
記載内容が検索キーワードと合致していると、検索エンジンが内容を適切に判断しやすくなり、上位表示される確率を高められる可能性があるのです。読者と検索エンジン双方の観点から、メタディスクリプションの最適化は重要な役割を果たしているといえます。
メタディスクリプションを設定するメリットと知っておくべきこと
ではメタディスクリプションの具体的なメリットと、知っておくべきことを解説していきます。それぞれみていきましょう。
メタディスクリプションを設定する3つのメリット
まずは設定する3つのメリットを解説します。
1.クリック率の向上が期待できる
2.Googleが推奨している
3.SEO対策にもつながる
ではそれぞれみていきましょう。
メリット1.クリック率の向上が期待できる
メタディスクリプションは、クリック率に影響を与えます。読者は、タイトルはもちろんのこと、タイトルに紐づいているメタディスクリプションをみて知りたい情報が手に入りそうかを判断しています。
このためメタディスクリプションに適切な内容が表示されていれば、クリック率の向上が期待できるでしょう。
メリット2.Googleが推奨している
Googleは、「検索トラフィックの質と量の改善に大いに役立つ可能性があります」と述べており、全く関係ないわけではないようです。また、Googleはメタディスクリプションの設定ポイントを、以下のとおり紹介しています。
・読者の興味関心をひく
・ニーズを解消するものだと読者に思わせる
・コンテンツの概要を簡潔に記載する
・コンテンツに合った内容にする
つまり、Googleは読者ファーストを推奨していると読み取れます。
メリット3. SEO対策にもつながる
Googleはユーザーからの反応が良いWebサイトを評価する傾向があります。このため、クリック率が向上するよう読者ファーストで作成することはSEO対策にもつながります。
読者の興味を惹くメタディスクリプションを設置できれば、サイトへのアクセス数を稼げます。その結果、SEOにもよい効果がもたらされるのです。
メタディスクリプションの設定にあたって知っておくべきこと
次に、メタディスクリプションを設定するにあたって知っておくべきことをお伝えします。
直接的な検索順位には影響しない
メタディスクリプションは、直接SEOには影響しません。これはメタディスクリプションによりWebページの内容を判断していないとGoogleが明言していることが根拠です。
しかし、読者の行動に影響を与えることから、結果として間接的にはSEOへの影響があるといえるでしょう。このため、設定する際はしっかりとした対策をおすすめします。
正確に書かなければ離脱率が上がる
メタディスクリプションの内容がWebページの内容に沿っていなければ、早期離脱を招く可能性があります。読者はタイトルとメタディスクリプションを見て「このWebページなら自分の知りたい情報が得られそう」との期待感を持ってクリックします。
しかし、コンテンツの内容が思っていたものと違い、期待していた答えが得られないと分かった瞬間に離脱されます。そして、今後自分のコンテンツに戻って来ないかもしれません。離脱率が上がるとSEOにも悪影響を及ぼすため、正確に書くことを心がけましょう。
ちなみに、タイトルの内容はさらに大きく影響します。ディスクリプションよりも大きく見やすく表示されるため、タイトルの方がクリック率や離脱率には直接関わりやすいといえます。
メタディスクリプションの効果的な書き方
上述のとおり、メタディスクリプションを適切に活用できればさまざまなメリットがあります。ここでは、効果的な書き方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
キーワードを入れる
1つ目は、キーワードを入れることです。メタディスクリプションにキーワードが含まれていることで、読者が検索したときにキーワードの文字が太字で表示されるためです。
太字で表示されると、読者の目に留まりやすくなります。それにより「このサイトは自分が知りたいことが書かれているかも」と読者に思ってもらう確率が上がり、クリック率の向上につながるのです。
また、キーワードは前半部分に入れるとよいでしょう。読者の大半は検索ページのタイトル部分だけを見て、読む価値がある記事を探している傾向があるため、キーワードを後半に入れても見逃される確率が上がります。
前半部分に入れることで、タイトルにより近い位置に太字のキーワードを表示させることができ、より読者の目に留まる効果がもたらされるのです。
ただし、キーワードの盛り込みすぎには注意が必要です。キーワードを多用して読みにくい文章になると、読者が記事を読もうという意欲が削がれてしまいます。キーワードを入れつつも、あくまで読者ファーストの文章構成にすることを心がけましょう。
読み手のメリットを簡潔に記載する
2つ目は、記事を読むメリットを簡潔に書くことです。メタディスクリプションは、読者に「この記事を読みたい」と思わせ、記事をクリックしてもらうための文章です。
ここで不必要に長文だったり、読者のニーズに合わない内容だったりすると、読者に立ち止まってもらえずクリック率が上がりません。このため、記事を読むメリットや悩み解決につながる内容を簡潔に書くことが大切です。
また、タイトルと同じ内容を記載しないことも重要です。タイトルとかぶると読者が読みづらくなるリスクが生じます。さらに、検索ページで表示されない可能性も出てくるのです。
作成したメタディスクリプションが表示されないときは、代わりに自動生成された文章が表示されます。これにより狙った内容が表示されないだけでなく、サイトの内容を誤って伝えてしまうリスクが生じます。
この状態で仮に読者がクリックしてくれたとしても、離脱率が上がる可能性があるため注意が必要です。
記事を読んだ後の未来を書く
3つ目は、記事を読んだ後の未来を書くことです。つまり、記事を読んだ読者がその後どうなるかを書くことが大切です。
この記事で例えると、「ディスクリプションの書き方が分かる」はメリットですが、もう一歩踏み込むと「この記事を読んで書いたディスクリプションのおかげで検索順位がアップする」が読んだ後の未来ということになります。
このように、メリットのさらに先にある読者にとっての未来を入れることで読者の「もっと詳しく読みたい」という意欲を刺激でき、結果としてクリック率の向上につなげることができるのです。
競合とは違う内容を含める
4つ目は、競合とは違う内容を含めることです。競合記事と違うメタディスクリプションが書かれていることで、読者の目に留まりやすくなるためです。
例えば、ほかの記事でポジティブなベネフィットを謳っているのであれば、あえて「〇〇に陥らないようにするために~」のようにネガティブな要素を取り入れるイメージです。文章の作成に入る前に、競合の上位10記事をチェックして取りかかるとよいでしょう。
ターゲットに向けて書く
5つ目は、ターゲットに向けて書くことです。クリック率を上げるためには「この記事は自分の悩みを解決する記事が書かれていそうだ」と読者に思ってもらうことが大切です。このため、誰に向けた記事なのかを明確にする必要があります。
代表的な例を以下に挙げてみます。
・男性向けか女性向けか
・どの年代向けか
・一番深い悩みはどのようなことか
このように、ターゲットに合わせて作成することで、読者が自分のこととして捉えてくれるでしょう。このほかにもターゲットを明確に設定することで、文章を作成しやすいという作成者側のメリットもあります。
メタディスクリプションの設定方法
では、具体的な設定方法を解説します。HTMLで設定する場合とワードプレスで設定する場合の2パターンをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
HTMLの場合
HTMLで作成するときは、以下のコードをheadの中に入力します。
<meta name=”description” content=”〇〇〇〇”>
上記”〇〇〇〇”に文章を書くことで作成できます。例えば、ダイエットのコツを紹介した文章を作成したいときは、以下のようになります。
<meta name=”description” content=”食事改善で10㎏痩せるコツを紹介します。”>
ワードプレスの場合
ワードプレスで作成するときは、管理画面で設定できることが多くあります。まずは、メタディスクリプションを設定できる欄をチェックしてみてください。
ほかには、プラグインを導入することで簡単に設定する方法もあります。効率的に作業できる方法を探して試してみましょう。
ワードプレスのプラグインについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
メタディスクリプションの効果的な文字数
諸説ありますが、結論から述べるとメタディスクリプションの効果的な文字数は約70文字〜120文字が望ましいといわれています。文字数に幅がある理由は、読者が検索しているキーワードや媒体により文字数の表示が変わるためです。
また、文字数が少なすぎたり多すぎたりした場合、検索エンジンが自動で上記範囲の文字数に組み替えることがあります。
それでは自分が意図している内容が検索結果に表示されない可能性もあるため、上述の範囲内に収まるメタディスクリプションを作成することが望ましいでしょう。
PC、タブレット、スマートフォンなどで読者が検索したときに表示される文字数は70文字前後です。しかし、検索エンジンにメディアの内容を正確に伝えるためにも、120文字前後で作成するのがよいでしょう。
メタディスクリプションに関するQ&A
最後に、メタディスクリプションに関する代表的なQ&Aを紹介します。
メタディスクリプションが思いつかない
最適な文章が思いつかないときは、競合記事を参考にするとよいでしょう。特に上位表示されている競合記事を参考にしてみることをおすすめします。
検索結果で上位表示されている記事には、それだけの理由があると捉えることができるため、参考にする価値が高いといえるでしょう。
記事から引用してもOK?
記事から引用しても問題ありません。中途半端に自分で作成して、記事の内容が適切に伝わらなかったり、空欄のままになったりするよりは、記事から引用したほうが読者に伝わりやすくなります。
具体的には、導入文の一部を引用したり、ページ内の重要な部分を引用したりするとよいでしょう。
メタディスクリプションが表示されていない
「メタディスクリプションを設定したのに違う内容が表示されている。」記事投稿を続けていると、このような場面に遭遇することがあります。これは検索エンジンの判断によるものです。
検索エンジンは、以下を比較して検索ページに表示しています。
・メタディスクリプションの内容(自分で作成したもの)
・検索エンジンが自動で本文から要約した内容
つまり、メタディスクリプションの方がキーワードに適した内容だと検索エンジンが判断した場合のみ、自分で作成した内容が表示されるのです。
一方で、検索エンジンが自動で本文から要約した内容の方がキーワードに適していると判断されてしまえば、自分で作成した内容は表示されないということです。
このため、自分で作成した内容を表示させたい場合は、検索エンジンに選ばれるまで内容をブラッシュアップするしかありません。
ただし、作成した文章が検索結果に反映されるまでにはしばらく時間がかかります。検索エンジンが内容を認識するまでにはタイムラグがあるため、書きなおした後は反映されるまで待機する必要があります。
まとめ
ここまで、メタディスクリプションの概要、設定するメリットとデメリット、効果的な書き方を解説しました。また、設定方法や効果的な文字数などにも触れてきました。
メタディスクリプションがSEOに直接的な影響はないものの、タイトルと同様に目に留まる部分となるため、Webサイトの評価において重要な役割を担うといってもよいでしょう。
正確で丁寧なメタディスクリプションを作成することでクリック率が向上し、読者がWebページの内容に満足すれば、結果としてSEO対策としても効果的です。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。