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コンテンツマーケティングと広告の違い|ネイティブ広告の種類も紹介!

コンテンツマーケティング 広告 アイキャッチ

オンライン上で集客を増やす際には、目的に合わせて適切な手法を考えることが大切です。特徴が類似している施策も多いため、きちんと違いを理解するようにしましょう。

 

本記事では、コンテンツマーケティングと広告の違いについて詳しく紹介します。定義が曖昧になっている方は、この記事で違いをよく理解するようにしましょう。

 

コンテンツマーケティングと広告の違いとは?

コンテンツマーケティングと広告の違いとは?

コンテンツマーケティングと広告の主な違いは、役割と集客する方法です。それぞれの特徴を確認した上で、両者を使い分けなければなりません。コンテンツマーケティングと広告の特徴に加え、具体的な相違点を紹介します。

 

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、読者に対して有益なコンテンツを届ける施策のことです。手法として、ブログ記事や動画、音声など、数々の種類が存在します。

 

主な目的は、自社のファンになってもらい、商品やサービスを購入してもらうことです。しかし、いくら魅力的なコンテンツを発信したとしても、読者はすぐにお問合せや購入してくれるとは限りません。

 

まずは読者にとって役立つ情報を届けつつ、自社や商品およびサービスに興味を持ってもらう必要があります。潜在顧客を見込み客や優良顧客へと育成するために、読者のニーズをしっかりと把握し、継続的に情報発信することが重要です。

コンテンツマーケティングをもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

コンテンツマーケティングとは?活用するメリットや成功事例を紹介

 

広告とは?

広告は、広告費を支払った上で商品やサービスの情報を配信する宣伝方法です。広告には、大きく分けて4大マス広告(テレビCM・ラジオCM・新聞広告・雑誌広告)と、インターネット上で配信されるWeb広告があります。

 

4大マス広告は、幅広い層への認知拡大に役立つ手法です。テレビCMやラジオCMに関しては、何気なく番組を視聴または聴取していた人にも情報を届けられます。しかし配信する媒体や時間帯を決められるものの、細かい情報を頼りにユーザーを選定できません。

 

一方、Web広告は、4大マス広告よりも具体的にターゲット層を定められます。特に、ユーザーの行動履歴を参考にターゲティングできるのが強みです。過去の検索から商品やサービスを認知しており、他社と比較検討している人も狙えます。

 

コンテンツマーケティングと広告の違いとは?

コンテンツマーケティングと広告の最終的な目的は、いずれも商品やサービスの購入につなげることです。しかし、役割や集客の方法には表のような違いが見られます。

コンテンツマーケティング 広告
役割 有益なコンテンツを通して

潜在顧客からファンへとターゲットを育成させる

4大マス広告:不特定多数の層へ認知させる

Web広告:ターゲットを定めて配信する

集客の方法 自社のWebサイトで情報発信を行う 広告費を支払った上で配信する

コンテンツマーケティングの場合、自社のWebサイトを使うため自由な発信ができます。ブログ記事や動画など、情報を届ける方法が多様な点も強みです。

 

魅力的なコンテンツを発信し、ユーザーに関心を持たせてひきつけ、集客につなげることを狙いとしています。いわゆるプル型の施策です。

 

広告の場合は、費用さえ支払えば指定した媒体で簡単に宣伝できます。コンテンツマーケティングと比べると、短期間でリーチしやすい方法です。企業側から積極的に宣伝するため、プッシュ型の施策といわれています。

 

コンテンツマーケティングが注目されている理由

コンテンツマーケティングが注目されている理由

自社の商品やサービスをアピールする上で、コンテンツマーケティングに注目が集まっています。その理由について解説していきます。

 

ユーザーが広告を回避する傾向にあるから

コンテンツマーケティングが注目されている理由の1つは、ユーザーが広告を回避する傾向にあるからです。

 

皆さんも調べ物をしている際に、広告が表示されて煩わしく感じた経験があるでしょう。「Hootsuite」の調べによると、広告を非表示にしているユーザーは37%以上に達するそうです。

 

そのため単純な宣伝のみならず、読み物として情報を発信できるコンテンツマーケティングが重視されています。広告回避の傾向を考慮した場合、制作するコンテンツも商品やサービスを宣伝し過ぎない方が賢明です。

 

あくまでユーザーにとって有益な情報を届けるように意識しましょう。コンテンツの内容に興味を示してもらえば、自然と商品やサービスの購入につながりやすくなります。

 

ユーザーがたくさんの情報を手に入れられるようになったから

コンテンツマーケティングが注目されている理由として、ユーザーが多くの情報を入手できるようになった点も挙げられます。インターネットが普及する前は、4大マス広告による情報収集が主流でした。

 

しかしインターネットの登場により、あらゆる媒体で簡単に情報にアクセスできるようになりました。ただ宣伝するだけでは、ユーザーも簡単には商品やサービスを購入しません。

 

さまざまな情報が混在するインターネットでは、自社の印象を強めるために他社との差別化が求められます。

 

差別化を図るには、自社の持つ媒体で自由に発信できるコンテンツマーケティングが得策です。その特性を生かし、ユーザーの目を引く方法について考える必要があります。

 

BtoBマーケティングにも有効だから

コンテンツマーケティングが注目されている理由は、BtoBマーケティングにも有効であるためです。

 

BtoBはBtoC(一般消費者に商品を提供するモデル)と比べると、ターゲット層はそこまで広くありません。ターゲットとなる業界の事業内容を把握することで、コンテンツの方向性もある程度は絞れます。テーマや内容も定めやすく、スムーズに制作に取り組めるでしょう。

 

加えてBtoBマーケティングは、一般消費者よりもノウハウのある企業を相手にするため、商品やサービスの専門性も高まる傾向があります。

 

専門性の高いコンテンツは、検索エンジンから高評価を受けやすい点が強みです。BtoB向けのコンテンツ制作は、検索エンジンからの流入も狙えます。

 

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングには、広告と比べてさまざまなメリットがあります。しっかりと強みを理解した上で、どのように運用するかを決めることが大切です。中でも、特に押さえたいメリットを3点紹介しましょう。

 

低いコストで始められる

コンテンツマーケティングのメリットは、広告よりも低いコストで始められる点です。Web広告は、出稿する際にある程度の予算を用意しなければなりません。一般的には、20〜50万円程度が基準(媒体や配信手法、運用方針、商材によって変動)とされています。

 

一方でコンテンツマーケティングの費用は、オウンドメディア導入の初期費用や人件費が中心となります。記事制作のみであれば、外注しても10万円以内に抑えられます。できる限り内製化すれば、費用の負担はさらに軽減されるでしょう。

 

コンテンツが資産になる

コンテンツマーケティングは、コンテンツが資産になる点もメリットの一つです。制作したコンテンツは、自社のオウンドメディアに残り続けます。

 

一度制作すれば、削除しない限りは半永久的に閲覧される可能性があるのが特徴です。この特徴により、コンテンツマーケティングはストック型コンテンツと呼ばれています。

 

広告の場合は、Webサイトに蓄積されるわけではありません。即効性が高い一方で、資産にはならない特性を持ちます。一般的にフロー型コンテンツと呼ばれており、短期的な戦略に向いている方法です。

 

両者にはそれぞれの良さがあるため、状況に応じて使い分ける必要があります。コンテンツマーケティングは資産になる、というメリットを覚えておきましょう。

 

SNSと相性が良い

コンテンツマーケティングのメリットには、SNSと相性が良い点も挙げられます。無論、広告もSNSとの相性が悪いわけではありません。Twitter広告やFacebook広告のように、SNSの特性を生かした種類も存在します。

 

一方で、コンテンツマーケティングの一部としてSNSを利用する場合は、基本的に費用がかかりません。その上で広告と同様に、コンテンツが幅広いユーザーに拡散されやすい点が強みです。

 

SNSを活用する際には、UGC(ユーザー自身の投稿)も重視されます。コンテンツや商品およびサービスに興味を持ってもらえたら、ユーザーが自身のアカウントで宣伝してくれる可能性もあるためです。

 

幅広い戦略を立てる上でも、コンテンツマーケティングとSNSをうまく併用するといいでしょう。

 

コンテンツマーケティングと相性の良いネイティブ広告の種類

コンテンツマーケティングと相性の良いネイティブ広告の種類

コンテンツマーケティングは、ネイティブ広告(Webメディアの記事に溶け込む形で表示される広告)と併用するケースもあります。ここでは、特に相性の良いネイティブ広告の種類についてまとめました。

 

 

 

インフィード型

インフィード型の広告は、ネットニュースの記事一覧やSNSで表示される種類の広告です。コンテンツを読んでいる途中に表示されるタイプで、ユーザーのクリックを促しやすいので、顕在層のみならず潜在層にも効率良くアプローチできるのが強みです。

 

SNSの中でインフィード型の広告が使われやすいのは、TwitterやFacebookが挙げられます。Twitterは20代の割合が高く、Facebookは30代が中心に使っているサービスです。

 

SNSコンテンツとインフィード広告を併用する場合は、積極的に使うサービスをターゲット層から選んでもいいでしょう。

 

レコメンドウィジェット型

レコメンドウィジェット広告も、コンテンツマーケティングと相性が良いとされています。この広告は、ユーザーがあるコンテンツを読んだ後に「あなたにおすすめの記事」として画面に表示されます。内容との関連性や、ユーザーの関心に合わせて配信される広告です。

 

コンテンツに溶け込む形で「あなたにおすすめの記事」として表示されるため、広告に見えにくく、ユーザーにも避けられにくいのが強みです。

 

内容に関心を持ってもらえれば、クリックされる可能性も高まります。読者の目を引くべく、いかに魅力的なコンテンツを制作できるかが重要です。

 

まとめ 

コンテンツマーケティング 広告 まとめ

今回は、コンテンツマーケティングと広告の違いについて解説しました。コンテンツマーケティングは基本的に自社のWebサイトで発信し、広告は費用を支払ってさまざまな媒体で宣伝する方法です。

 

コンテンツマーケティングは、コストが抑えられ、SNSとの相性が良い点が強みです。制作したコンテンツは資産にもなるため、長期的な視点を持って取り組んでください。コンテンツマーケティングと相性の良いネイティブ広告も、積極的に活用していきましょう。

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