自分でSEO対策する方法を分かりやすく解説!無料で使えるツールも紹介
「SEO対策は自分でできる?」「自分でSEO対策をする方法が知りたい」
コンテンツ制作に取り組む方の中には、このような悩みを抱える方もいるでしょう。
本記事では自分でSEO対策をする方法をお伝えするとともに、施策に活用できる無料のツールも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策の種類
自分でSEO対策を始める前に、施策の種類を知っておきましょう。SEO対策の種類は、主に以下の3つが挙げられます。
・コンテンツ制作
・内部施策
・外部施策
順番に解説します。
コンテンツ制作
自分でSEO対策をする際の基本ともいえるコンテンツ制作は、ユーザーの検索意図に沿った内容になるよう意識しましょう。ユーザーの課題解決につながる情報提供により、検索エンジンからの評価が高まると、検索結果画面で上位に表示されるようになります。
あらかじめターゲットを明確にして、ユーザーが検索するであろうキーワードを把握し、さらに求められる情報についてコンテンツで深掘りしていきましょう。
ユーザーの検索意図に合致したコンテンツ制作は、自分でSEO対策を行い、検索上位表示を獲得する上で欠かせない施策といえます。
内部施策
コンテンツを検索エンジンのクローラーに適切な頻度でインデックスさせ、正しく評価できるようにする施策が内部施策です。内部施策は、大きく分けて以下の2つの項目があります。
・クロール最適化
・インデックス最適化
クローラビリティ向上のために行うクロールの最適化では、パンくずリストの設置やXMLサイトマップの送信など、複数の方法があります。不要なクロールをrobots.txtの利用によって拒否して、他のコンテンツへ促進する方法も、クローラビリティ向上に重要です。
インデックス最適化では、検索エンジンが正しくコンテンツを理解してインデックスできるようにします。たとえば見出しタグを設置して、検索エンジンにページの構成や構造の理解を促す方法があります。
自分でSEO対策をする際に、内部対策を行いクローラーの巡回を促して、適切にインデックスさせられると検索エンジンからの評価を高められ、検索順位の向上を見込めるでしょう。
外部施策
被リンクやサイテーションを獲得して、第三者や検索エンジンからのサイト評価を高める施策が外部施策です。被リンクとは、ブログや他社サイトなど外部のWebサイトから自社サイトへのリンクをいい、SNSやメールからは無効なので注意しましょう。
サイテーションはSNSも含めたWeb上において、企業名やサイト名などについて言及されることをいいます。
被リンクやサイテーションは、ユーザーにとって有益な情報を提供できるサイトであることの判断材料となり、クローラビリティ向上が見込めます。自分でSEO対策をする際は、外部対策も積極的に進めましょう。
自分でSEO対策する方法
ここからは、自分でSEO対策をする方法について、以下の7つの手順に沿って解説します。
1.ユーザーのニーズからコンテンツを考える
2.キーワードを決める
3.競合ページを調査する
4.構成案をつくる
5.分かりやすい文章を書く
6.タグを付ける
7.定期的にメンテナンスを行う
順番に見ていきましょう。
ユーザーのニーズからコンテンツを考える
SEO対策を自分で行う際はユーザーニーズを把握して、課題解決につながるコンテンツを提供する必要があります。
ユーザーは自分が抱える悩みや課題解決のために検索しているので、求める情報と異なるコンテンツであれば閲覧しません。コンテンツを考える際は、ペルソナを設定し、以下のような項目を想定します。
・性別
・年齢
・性格
・職業/職種
・居住エリア
・利用するSNS
・現在の課題
自社サービスを利用する既存の顧客にアンケートやインタビューをすると、より的確なペルソナ設定が可能であり、SEO対策を進めやすくなります。
自社サービスを利用する人物像を明確にした上で、求められる情報が何なのかを考えて進めると、ニーズを満たしたコンテンツ制作が可能です。
キーワードを決める
ユーザーが検索するであろうキーワードを想定して、対策キーワードを決めましょう。まず設定したペルソナが抱える悩みを想定して、その解決に向けてに向けてどのようなキーワードで検索するか考えます。
たとえば「充電器の選び方が分からない」という、悩みを抱えているペルソナを想定しましょう。
課題解決のために、ペルソナが検索するキーワード候補として「充電器」「おすすめ」「メーカー」などが考えられます。他にもユーザーに距離が近い営業担当者や、自社サービスの既存顧客に直接キーワード候補を聞いてもいいでしょう。
抽出したキーワード候補はニーズの特徴や属性を考慮して、カテゴリーを分けて整理すると、優先度がつけやすくなったりキーワードの漏れを防止しやすくなったりします。
最後に検索ボリュームや競合サイトを調査しながら、ユーザーのニーズに合ったキーワードを決定します。
キーワードを決める際は、直感的に選定するのではなくユーザーの悩みに寄り添った上で、課題解決に向け検索するキーワードを想定して、適切に設定しましょう。
競合ページを調査する
キーワード決定後は競合サイトを調査しましょう。上位表示されているサイトについてはその理由を、さらにはユーザーが求めている情報について考えます。
現段階で上位表示されている競合コンテンツは、ユーザーニーズを満たした内容のコンテンツといえるため、見出しを洗い出して内容を読んでみましょう。
各競合コンテンツで内容が重複している見出しがあれば、それはユーザーが求める情報といえます。また、自分で読んだときに「ここはもっと詳しく知りたい」「この部分がよかった」と思えば、これからのSEO対策に活かせます。
競合ページ調査では、上位表示される理由を探るとともにユーザーニーズを把握して、自分でSEO対策をする際のコンテンツ制作に役立てましょう。
構成案をつくる
構成案作成は、自分でSEO対策をする際のコンテンツ制作に大切な工程であり、内容にまとまりをもたせて、必要な情報をもれなく提供するために重要です。
構成案をつくる際は、ユーザーが自分に必要な情報であると認識できるよう、見出しにキーワードや興味・共感を得られる単語を入れましょう。
ユーザーが見出しを見ただけで、記事の内容が分かるように設定すると「記事を最後まで読めば自分に必要な情報が得られそう」と感じてもらえて離脱しにくくなります。
自分でSEO対策をする際は、ユーザー目線に立ち、知りたい情報を得られるコンテンツであると分かるような構成案をつくると、心に刺さるコンテンツ制作が可能です。
分かりやすい文章を書く
分かりやすさを意識した文章は、ユーザーの離脱を防ぎます。設定したペルソナに合わせた文章表現を心がけ、難しい専門用語を並べたコンテンツは理解しにくくなるため控えましょう。
文章へのキーワードの使用も大切ですが、詰め込みすぎて不自然にならないよう注意してください。執筆する際は先に結論を伝えた上で理由を述べ、たとえや事例を提供するよう意識します。
まとめのパートで、再度あらかじめ提示した結論を伝えると、ユーザーに最後までコンテンツを読み進めてもらいやすくなります。
ユーザーに寄り添ったコンテンツ制作は、自分でSEO対策をする際に欠かせません。執筆する際は理解のしやすさを意識して結論から述べ、興味喚起につなげて、最後まで読んでもらえるコンテンツ制作をしましょう。
タグを付ける
タグ付けは検索エンジンにコンテンツを読み取ってもらうために重要な工程であり、自分でSEO対策をする際は欠かさず行いましょう。SEO対策では、以下の3つのタグが重要です。
・titleタグ
・metaタグ
・hタグ
titleタグは、タイトル部分に使用するタグです。タイトルは30文字程度でコンテンツの概要を表すよう設定して、前半部分に対策したいキーワードを入れると、検索エンジンからの評価を高めるために有効です。
metaタグはwebページ情報を伝えるタグで、中でもmeta descriptionタグはコンテンツの概要を伝える紹介文を検索結果画面のタイトル下に表示します。
meta descriptionには対策するキーワードを入れながら、120文字程度でコンテンツの概要を分かりやすくまとめて、ユーザーへアピールしましょう。
hタグは見出しを表すタグで、h1やh2のように数字とともに利用してページ内容の階層化に利用します。h1からh2のように順番に使用して階層構造を守って設定すると、検索エンジンが適切にコンテンツを読み取り、ユーザーにとっても分かりやすくなります。
適切なタグの使用は検索エンジンからの評価を高めるだけでなく、ユーザーのコンテンツへの理解度向上にもつながるため、自分でSEO対策をする際には必ず設定しましょう。
定期的にメンテナンスを行う
自分でSEO対策をする際は、コンテンツの完成後に定期的にメンテナンスを行い、分析や改善をくり返しましょう。時間がたつとコンテンツに掲載した情報が変化したり、新しい情報が必要になったりするため、公開後に放置すると検索順位の低下につながります。
作成したコンテンツの検索順位を定期的にチェックしながら、最新の情報を提供できるようリライトや追記を行い、内容の充実を図ることで検索エンジンからの評価を高められます。
コンテンツを公開して終わりではなく、定期的なメンテナンスの実施が上位表示に大切であると理解しておきましょう。
SEO対策で役立つツール
最後に、SEO対策を自分でするときに役立つツールを以下4つ解説します。
・Googleアナリティクス
・Googleサーチコンソール
・Googleキーワードプランナー
・ラッコキーワード
順番に見ていきましょう。
Googleアナリティクス
自社サイトへのユーザーの訪問経路や、サイト内における行動・コンバージョン数など、Googleアナリティクスはユーザーニーズの把握やSEO対策の成果確認ができるツールです。
Googleアナリティクスを利用すると分析・改善が容易になり、施策を進めてコンテンツを増やしていく際にも活用できるので、SEO対策を自分でするときに必須のツールといえるでしょう。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスとともに、自分でSEO対策に取り組むときに導入必須のツールです。ユーザーが自社サイトを訪問した際の検索ワードや着地したページの調査が可能です。
自社サイトの問題把握も可能であり、コンテンツの改善を継続していくためにもGoogleサーチコンソールは欠かせません。SEO対策を自分でする際はGoogleサーチコンソールを取り入れて、集客に向けた施策の検討と、上位表示達成に役立てましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、キーワードの傾向把握や、キーワード選定などに利用するキーワード調査ツールです。
関連キーワードや月間検索回数などを確認できるので、Googleキーワードプランナーによって、ユーザーニーズの洗い出しや効果的なキーワード選定が可能です。
効率的な集客にはキーワード調査が欠かせないため、自分でSEO対策をする際はGoogleキーワードプランナーを活用して、戦略設計に役立てましょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードはキーワード選定に重要なサジェストキーワード調査ができるので、自分でSEO対策をする際に欠かせないツールです。
ラッコキーワードに調べたいキーワードを入力すると、サジェストキーワードが一覧表示されるので、コンテンツに入れ込みながら作成すると網羅性を高められます。
月間検索回数は表示されないため、自分でSEO対策をする際は、ラッコキーワードと一緒にGoogleキーワードプランナーのような他のツールと併用して、キーワード選定に活用しましょう。
まとめ
本記事では、自分でSEO対策をする方法について解説するとともに、無料で利用できるツールを紹介しました。
SEO対策には、ユーザーニーズの把握が重要であり、求められている情報を提供する必要があります。本記事で紹介したツールを活用しながら、キーワード選定や分析・改善を行い、ユーザーの悩みや課題解決につながるコンテンツ制作に取り組みましょう。
とはいえ、自分でできるSEO対策には幅広い専門知識が必要なため限界があり、難しいと感じたときには専門家への依頼がおすすめです。
コンテンツファクトリーでは集客につながるコンテンツ制作はもちろん、戦略設計も得意としておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。