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BtoB企業のInstagram成功事例10選を参考にしよう!

btob instagram アイキャッチ

「Instagramを活用しているのはBtoC企業ばかり」

「BtoB企業がInstagramを運用するのは難しい」

 

と感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、実際にはBtoB企業によるInstagramの成功事例は少なくありません。

 

そこでこの記事では、成功事例を交えながら、BtoB企業がInstagramを活用するメリットや方法、知っておきたいポイントを解説します。

 

BtoB企業がInstagramを運用する目的とは?

BtoB企業がInstagramを運用する目的とは?

BtoB企業がInstagramを運用する目的は、企業や商品のブランディングの強化です。社風や商品の使用感など、テキストだけでは伝えづらい情報も、Instagramを通して写真や短い動画で視覚的に表現すれば、ユーザーが直感的に理解しやすくなります。

 

また、Instagramでは複数の写真を一度に公開できるだけでなく、それらを組み合わせてストーリーを構築し、メッセージ性を高めることも可能です。この方法で自社の特徴や製品の魅力を明確に伝え、顧客の興味や関心を引きつけられます。

 

さらに、Instagramのユーザー層は幅広いため、新たな顧客層の開拓も期待できるでしょう。Instagramの活用は企業の認知度向上や顧客との信頼関係の構築、つまりブランディングの強化になり、そこからビジネスの成長へとつなげられるのです。

 

BtoB企業がInstagram運用で得られるメリット

BtoB企業がInstagram運用で得られるメリット

BtoB企業がInstagramを活用するとき、実際にメリットがあるのか疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、BtoB企業がInstagramを通してどのような効果が得られるのかをご紹介します。

 

広告費をかけずに集客ができる

BtoB企業がInstagram運用で得られるメリットのひとつが、広告費をかけずに集客ができることです。Instagramでは、ハッシュタグやストーリー機能を使って、自社のサービスや商品に関連するコンテンツを投稿することで、興味のあるユーザーにPRできます。

 

また、フォロワーとのコミュニケーションや口コミ効果も期待できます。Instagramは、月間アクティブユーザー数が10億人を超える巨大なプラットフォームです。その巨大なプラットフォームで口コミが広がれば、かなりの集客が期待できるのです。

 

自社のブランディングができる

Instagramは視覚的なコンテンツが重視されるプラットフォームであり、写真や短い動画を用いて企業の雰囲気や価値観を伝えられます。たとえば、投稿する写真のカラーや構図などに統一感を持たせられれば、ユーザーはより企業のイメージを抱きやすくなるでしょう。

 

ユーザーの中の企業のイメージが明確になれば、他の企業との差別化ができます。あわせて、画像によってサービスや商品の特徴を印象的に伝えることで、「このサービス(または商品)ならこの企業」といったイメージがつき、ブランディングの強化につながるでしょう。

 

海外にも情報を発信できる

Instagramを活用すると、海外にも情報を発信するチャンスが広がります。Instagramは、2021年時点で約12億人の月間アクティブユーザー数を誇る世界的なプラットフォームです。

 

また、視覚的な情報が中心であるため、言葉や文化の違いをこえて商品やサービスを直感的に訴求できます。

 

情報をビジュアル的に伝えられ、異なる文化的な背景を持つ顧客層にもアプローチできるInstagramは、国際的な展開を考えている企業にとって魅力的なツールといえるでしょう。

 

BtoB企業のInstagram成功事例10選

BtoB企業のInstagram成功事例10選

ここからは、BtoB企業がInstagram戦略で成功した事例を10社厳選して紹介します。

 

フォロワー獲得からブランディングまで、それぞれ特色のあるアカウント運用の実例をそろえたので、ぜひ参考にしてください。

 

Sky株式会社

Sky株式会社

出典:https://www.instagram.com/sky_it_corporate/?hl=ja

 

Sky株式会社は、情報家電や自社パッケージ商品など、広範な分野で活躍するIT企業です。Instagramでは、企業、採用関連、自社製品の3つのアカウントを運用しており、とくに企業アカウントは2023年10月時点で4.5万人のフォロワーを誇っています。

 

企業アカウントではCMや所属するスポーツ選手などの情報を発信し、ブランディングを強化。一方、採用関連アカウントでは、若手社員のインタビューなどを掲載し社風を紹介するといったように、それぞれのアカウントで目的に合わせた運用が行われています。

 

また、どのアカウントでもキャンペーン情報を積極的に掲載しており、これが多くのフォロワーを集められる理由のひとつと考えられるでしょう。

 

参考:Sky株式会社公式Instagram

参考:Sky株式会社公式サイト

 

東京電力グループ(TEPCO)

東京電力グループ(TEPCO)

出典:https://www.instagram.com/tepco.official/?hl=ja

 

東京電力グループのInstagramのアカウントは、発電所や送電施設などを被写体としたクオリティが非常に高い写真が特徴です。普段は見ることのない施設の造形美が注目を集め、2023年10月現在、1.5万人ものフォロワーを獲得しています。

 

各写真には施設の説明が添えられ、電力を通じて人々の生活を支えている信頼感が伝わります。美しい写真によって電力事業の重要性をアピールしブランディングを高める戦略は、BtoB企業がInstagramを活用する際の理想的な例のひとつといえるでしょう。

 

参考:東京電力グループ公式Instagram

参考:東京電力グループ公式サイト

 

日本たばこ産業株式会社(JT)

日本たばこ産業株式会社(JT)

出典:https://www.instagram.com/jt_official.jp/

 

日本たばこ産業株式会社(JT)のInstagramは、自社の製品に焦点をあてず、「かけがえのないひととき」をテーマに人々の生活や自然の風景の美しい写真を多く公開しています。

 

共感を呼ぶテーマ選びとクオリティの高い写真を活かしたコンテンツにより、2023年10月現在、フォロワー数は1.8万人にも上ります。

 

日本たばこ産業株式会社のInstagramは、何らかの理由で主力製品を積極的に宣伝しづらい場合の成功例として参考になるでしょう。

 

参考:日本たばこ産業株式会社公式Instagram

参考:日本たばこ産業株式会社公式サイト

 

株式会社リクルート

株式会社リクルート

出典:https://www.instagram.com/recruit___official/

 

販促と人材領域で事業展開している株式会社リクルートは、2023年10月現在、1.9万人のフォロワーを持つInstagramアカウントを運営しています。このアカウントの特徴は以下の2点です。

 

まず、ターゲット層を20~30代の若者に設定しています。たとえば、若い世代の従業員の日常や若者に向けたメッセージなどがコンテンツの中心になっているのです。

 

次に、テキストを多く使ったメッセージ性の高い画像が目立つことです。中には、テキスト中心のWebマガジンとして作成されたコンテンツもあります。

 

これらの特徴により、ターゲット層に響くコンテンツの作成に成功しています。株式会社リクルートのInstagramは、ターゲット層と伝えたいメッセージが明確な場合の好例と考えられるでしょう。

 

参考:株式会社リクルート公式Instagram

参考:株式会社リクルート公式サイト

 

大建工業株式会社

大建工業株式会社

出典:https://www.instagram.com/daiken_corporation/

 

建築資材とエンジニアリングを事業内容とする大建工業株式会社のInstagramでは、部屋のリフォームや素材の活用方法などを主に紹介しています。

 

特徴は、動画や複数の画像とテキストを使ってわかりやすく実例を説明している点です。この方法で施工業者だけでなく、住宅やインテリアに興味がある一般の人からも人気を集め、2023年10月現在、5.9万人のフォロワーを誇っています。

 

大建工業株式会社のInstagramは、実際に役に立つコンテンツを提供し、ユーザーとの信頼関係を築くコンテンツマーケティングとしてInstagramを活用した例といえるでしょう。

 

参考:大建工業株式会社公式Instagram

参考:大建工業株式会社公式サイト

 

東日印刷株式会社

東日印刷株式会社

出典:https://www.instagram.com/tonichi_printing/?hl=ja

 

東日印刷株式会社は、関東や福島での新聞印刷や各種出版、デジタル事業などを展開している企業です。2018年9月よりInstagramを開始しており、BtoB企業の中では早い段階からSNSに力を入れています。

 

同社のWebサイトでは、BtoB企業のInstagram運用の難しさや、運用で知り得た知識を公開しています。2023年10月現在のInstagramのフォロワー数は約450人と、必ずしも大成功しているアカウントではありません。

 

しかし、さまざまな試行錯誤をもとにして発信している情報は、これからInstagramを始めるBtoB企業にとって参考となるでしょう。

 

参考:東日印刷株式会社公式Instagram

参考:東日印刷株式会社公式サイト

 

株式会社タムロン

株式会社タムロン

出典:https://www.instagram.com/tamronjp/?hl=ja

 

株式会社タムロンは、一眼レフや防犯用などの各種カメラのレンズを製造している企業です。公式Instagramアカウントでは、自社製品で撮影された美しい風景や人物などの写真を掲載し、2023年10月現在のフォロワーは3.3万人にも上ります。

 

このアカウントは、クオリティの高い写真を通じて、見る人に「この写真を撮ったレンズを作っている企業だ」と思わせるブランディングに成功しています。

 

自社の製品の魅力を効果的に伝えるInstagramの運用方法であり、他の企業にとっても参考になる事例といえるでしょう。

 

参考:株式会社タムロン公式Instagram

参考:株式会社タムロン公式サイト

 

伊藤忠商事株式会社

伊藤忠商事株式会社

出典:https://www.instagram.com/itochu_sdgs_studio/

 

大手総合商社、伊藤忠商事は複数のInstagramアカウントを運営しています。その中でも、SDGsの取り組みについて紹介しているアカウントは、2023年10月現在フォロワー2.2万人を獲得。

 

イベントの告知や食や子どもについてのコンテンツなど、一般に興味を持たれやすい情報を発信し多くの人から支持を集めています。

 

SDGsの取り組みは、企業価値を高めるブランディングのひとつです。企業のブランディングに適したInstagramとは親和性が高く、伊藤忠商事のSDGsアカウントはその2つを結びつけた戦略的な運用方法の一例と考えられるでしょう。

 

参考:伊藤忠商事株式会社が運営しているSDGsアカウント

参考:伊藤忠商事株式会社公式サイト

 

TOTO株式会社

TOTO株式会社

出典:https://www.instagram.com/totoltd_official/

 

住宅整備機器、とくにトイレなど水回り製品で有名なメーカーTOTO株式会社では、2021年9月よりInstagramを運用し、主に水回りで使えるアイデアやお役立ち情報を発信しています。

 

掃除の方法やカラーコーディネート、さらにキャンペーン情報など、施工業者だけでなく一般の人々にとっても魅力的なコンテンツを提供し、2023年10月現在ではフォロワー数が6.7万人にまで成長しました。

 

このように実用性のある情報の発信は、BtoB企業がInstagramでフォロワーを集める有効な戦略になっています。

 

参考:TOTO株式会社公式Instagram

参考:TOTO株式会社公式サイト

 

株式会社STACK

株式会社STACK

出典:https://www.instagram.com/stack.web/

 

株式会社STACKは兵庫県尼崎市に本社を置き、Web製作やデザインなどの事業を展開するIT企業です。

 

そのInstagramのアカウントでは、主にIT用語やツールの使い方、SNSの活用方法といった自社の得意分野の情報を提供し、2023年10月現在フォロワー約3,000人を獲得しています。

 

さらに、コンサルティングやWeb製作についての実績も積極的に発信しています。実用性のある情報と自社の実績の双方を伝える手法は、BtoB企業がInstagramを運用する上で参考にできるでしょう。

 

参考:株式会社STACK公式Instagram

参考:株式会社STACK公式サイト

 

BtoB企業がInstagramで発信すべき内容

BtoB企業がInstagramで発信すべき内容

Instagramの活用はBtoB企業にとっても重要ですが、どのような情報を発信すべきか迷うこともあるでしょう。そこで、BtoB企業がInstagramを活用するときに推奨できる、具体的な発信内容についてご紹介します。

 

自社についての内容

BtoB企業がInstagramで発信する際に、ブランディングの一環として自社について紹介するのはよい戦略です。企業の雰囲気や特色、社風など、コーポレートサイトだけでは伝えにくい部分もInstagramを通じてなら視覚的に表現しやすくなります。

 

自社紹介のときには、歴史や理念などを魅力的な写真や短い動画とともに紹介すれば、顧客に企業のイメージをより深く理解してもらえ、ブランディングの強化になるでしょう。

 

また、従業員を通じての情報発信も効果的な方法です。実際に働いている社員の目線で自社の風土を紹介すれば、優秀な人材を引き寄せるための採用ブランディングにもつながります。

 

商品やサービスについての内容

BtoB企業の商品やサービスは、一般の消費者にはなじみがない場合がよくあります。

 

商品やサービスを、画像を使ってわかりやすく説明すれば、何を提供している企業かイメージしやすくなり、ブランディングに役立つでしょう。また、新たな顧客の獲得につながる可能性もあります。

 

製品やサービスの紹介は、その特徴や魅力を引き出すのが重要です。そのため、なるべくクオリティの高い画像や動画を用意しましょう。

 

ただし、あまりに商業的な宣伝が中心になると、広告として受け取られ逆効果になるかもしれません。なによりも視聴者の興味を引くような、魅力的なコンテンツを作成することが重要です。

 

顧客についての内容

すでに取引のある顧客についての内容も、Instagramで発信するメリットがあります。実績の紹介に加えて、自社と顧客との間に信頼関係を構築できていることがアピールできるからです。

 

たとえば、商品をどのように活用し、どのように成功したかをストーリー仕立てで紹介すれば、商品やサービスの品質の高さをアピールできるでしょう。

 

顧客のインタビューやフィードバックの紹介により、自社の顧客に対する誠実な態度を伝えられます。さらに、Instagramから事例をまとめたレポートなどへ誘導すれば、新規顧客の獲得にもつながるでしょう。

 

BtoB企業がInstagramを活用するためのポイント

BtoB企業がInstagramを活用するためのポイント

Instagramの運用で成果を上げるためには、いくつか注意すべき点があります。それらを無視してただ単純に写真を投稿するだけでは、フォロワーを獲得できるような魅力的なコンテンツにはなりません。

 

ここでは、BtoB企業がInstagramを活用するためのポイントをご紹介します。

 

運用目的にあった投稿をする

BtoB企業がInstagramを効果的に活用するには、目的によって投稿内容も変える必要があります。

 

たとえば、自社のブランディングが目的であれば、魅力的な画像や動画で企業理念や価値観を伝える方法が効果的です。

 

一方、製品の販売促進が目的であれば、製品と関連した実用性のある情報が中心となるでしょう。採用アカウントなら、若手のインタビューや働く環境を通して企業風土を伝えるのが一般的です。

 

このように目的をはっきりとさせ、それにあった投稿をすればInstagramを最大限に活用できるでしょう。

 

投稿にハッシュタグを活用する

Instagramの活用には、ハッシュタグの使い方が重要です。ハッシュタグは「#」に続けてキーワードを書く方法で、検索に使われます。多くのユーザーがハッシュタグを検索に活用しており、女性ユーザーの約60%が利用しているという調査があるほどです。

 

関連するキーワードのハッシュタグを投稿につければ、その分野に興味のある人たちに検索され目に留まりやすくなります。ターゲット層にアプローチしやすいハッシュタグの選定は、Instagramでフォロワーを集めるために欠かせない戦略です。

 

クオリティの高い写真を用いる

Instagramを活用する際には、クオリティの高い写真を用いることも重要です。Instagramでは、画像が最も目立つように表示されるUIが採用されているため、写真の質が低いとユーザーの興味を引くことができません。

 

たとえば、明るく鮮明な写真を撮影し、統一感のある色彩、工夫された構図やアングルを取り入れれば、ブランドの魅力を引き立てられます。また、製品やサービスを説明するには、一目で特徴がわかるような写真を用意するのが効果的でしょう。

 

まとめ

btob instagram まとめ

BtoB企業でInstagramを運用するのは、あまり効果的ではないと思っている事業者もいるかもしれません。しかし、この記事でもご紹介したように、ブランディングや採用活動、商品やサービスの紹介でInstagramを用いて成果を上げているBtoB企業は多くいます。

 

ご紹介した事例を参考に、自社の魅力を伝え、見る人の興味を引く投稿を心がければ、BtoB企業でもInstagramを活用した効果的なプロモーションができるでしょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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