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【SEO】リライトとは?SEOへの効果や対象記事の選び方解説!

seo リライト アイキャッチ

リライトはSEO対策において欠かせない作業です。しかし、すべての記事をリライトするのは現実的ではない、リライトを何度やっても効果が出ないといった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、サイト運営におけるリライトについて、対象記事の選別方法から効果的なやり方まで詳しく解説します。そもそもリライトとは何か、SEOにどのような効果があるのかなども紹介していますので、是非参考にしてください。

SEO対策のリライトとは?

SEO対策のリライトとは?

SEO対策におけるリライトとは、すでに公開しているコンテンツの掲載順位を高めるために見直しを行い、必要に応じて加筆、修正を行うことです。

 

リライト(rewrite)は直訳すると書き直す、書き換えるといった意味ですが、SEOにおけるリライトはただ書き直すだけではありません。

 

コンテンツのリライトは、ユーザーニーズに応えより満足度を高めることを目的として行います。質の高いコンテンツに修正することができれば、結果的に検索エンジンの評価も高まるでしょう。

 

検索キーワードをただ盛り込むなど小手先のテクニックではなく、あくまでもユーザビリティを高めることを意識しましょう。

 

リライトによるSEOへの効果

リライトによるSEOへの効果

検索エンジンは日々アップデートを繰り返しています。Googleのコアアップデートのような大きなアップデートだけでなく、小規模なアップデートは毎日のように行われているので、一度上位表示されてもいつの間にか掲載順位が下がっていたといったことはよく起こります。

 

そのため、検索エンジンの動向に合わせてサイトや記事もアップデートしていかなければなりません。

 

狙っている検索キーワードの上位表示記事がどのような内容であるかについて常に目を光らせ、検索エンジン上の動向を把握しておく必要があるでしょう。上位表示されるコンテンツの傾向が把握できていれば、それに沿ってリライトすることで上位表示が狙えるはずです。

 

SEOに効果的なリライトの時期

SEOに効果的なリライトの時期

リライトにも効果的な時期があります。もちろんサイト開設後は常にリライトできる体制を整えておくことが理想ではありますが、リソースなどにも限界があるでしょう。

 

サイトを開設したばかりの段階では、新規記事の作成に重点を置いた方が良いでしょう。いくらリライトをしてもドメインパワーが弱い、記事本数が少ないといった状態では掲載順位は上がりづらいです。

 

記事が増えてきたら、リライトを開始します。目安は50~100本ほどコンテンツが溜まった時期です。あくまで目安であり、目指すサイト像やジャンル、割けるリソースなどによっても変わります。

 

逆に、すでに数百本コンテンツがある場合には、リライトにも注力した方が良いでしょう。

 

もちろんジャンルなどにもよりますが、数百本もの記事がある場合には、新規記事を作成しても重複コンテンツとなってしまう可能性が高く、それよりはリライトで1本1本のコンテンツの質を高める方が有効です。

 

リライト対象記事

リライト対象記事

では、実際にリライトを行う際に、どのような記事を対象にすれば良いのでしょうか。もちろんすべての記事を見直し、リライトできることが理想ですが、ここでは中でも優先的にリライトすべき記事を紹介します。

 

SEOペナルティを受けた記事

まずリライトすべき記事はSEOペナルティを受けた記事です。検索エンジンに違反行為と評価されると、急に100位ほど順位が落ちたり、上位表示されていたのに圏外になったりすることがあります。このような場合にはSEOペナルティを受けている可能性が高いです。

 

キーワードを詰め込みすぎていたり、重複コンテンツとなってしまっていたり、内容が薄すぎたりすると、SEOペナルティを受けてしまうことがあります。

 

また、サイトを開設したばかりで安定していない状況のときには、SEOペナルティを受けやすいので、定期的にチェックすることをおすすめします。

 

情報が古い記事

2つめは情報が古くなってしまった記事です。時事性のあるコンテンツはもちろん、時流に左右されないと思われる内容でも数年経つとまったく役に立たない情報になっていることがよくあります。

 

古い情報がそのまま掲載されていることは、検索エンジンの評価が落ちるだけでなく、ユーザーからも信頼できないサイトだと思われてしまう原因になります。

 

一方、最新情報が常に更新されているとそれだけでサイトの強みとなります。このサイトを見れば最新情報が得られるとなれば、アクセス数も増えていくでしょう。

 

検索順位が伸びない記事

3つめは検索順位がなかなか伸びない記事です。上位表示されていない記事を片っ端からすべてリライトしていくのは現実的ではないでしょう。

 

特に優先的にリライトすべきは、掲載順位が6位~20位ほどにとどまっており、もう少しで5位以内に表示される、もしくは1ページ目に表示されるような記事です。

 

これらの記事は、検索エンジンからは評価されているものの、上位表示記事と比較し何か足りない部分があるのでしょう。上位表示記事を分析し、足りないものは何か、何を修正すれば良いかを見極めてリライトしてみてください。

 

CTR(クリック率)が低い記事

4つめはCTR(クリック率)が低い記事です。CTRとは、検索結果に表示されるリンクがクリックされる率です。上位表示されているにもかかわらずCTRが低い記事は、タイトルやディスクリプションの訴求が弱い可能性が高いです。

 

あくまで目安ですが、掲載順位が1位であればCTR30%前後、5位であれば10%、10位以内であれば3%程度を下回る場合には、タイトル、ディスクリプションのリライトを検討しましょう。

 

いくら内容が良くても、ページにアクセスされなければ読んでもらえません。そういう意味では、タイトルやディスクリプションは重要な要素であると言えるでしょう。

 

リライト対象の記事の分析方法

リライト対象の記事の分析方法

リライト対象の記事が決定したら、どこをリライトすべきか分析します。ここでは3つの視点で分析する方法を紹介します。

 

ページの獲得キーワードからユーザーニーズを考える

対象のページがどのようなキーワードでユーザーを獲得しているのかを調査し、ユーザーニーズを再検討します。

 

調査してみると、記事作成当初に想定していたのとは違うキーワードでユーザーを獲得していたり、検索ボリュームの変動があったりします。キーワード分析ツールなどを用いて調査しましょう。

 

ユーザーが本当に知りたいことは何かを考えることで、修正すべき点が見えてきます。また、検索ボリュームがより大きいキーワードを狙うことで、アクセス数の増加に繋がることもあるでしょう。

 

関連キーワードからユーザーニーズを考える

現在流入を獲得できているキーワードだけではなく、関連キーワードからもユーザーニーズを再検討してみましょう。

 

関連キーワードは検索結果の下部に通常表示される再検索用のものですが、検索窓入力中に表示されるサジェストキーワードや検索結果のページリンク直下に置かれる「他の人はこちらも検索」などからもヒントが得られます。

 

関連キーワードから、既存記事に盛り込まれていないテーマを洗い出し、その内容を追加することでより多くのユーザーにアプローチできるでしょう。すでに記載されているテーマでも深掘りすべき内容があるかもしれません。

 

抜けているキーワードを見つける

リライトの際には、上位表示されている記事と比較し、自社記事に抜けているキーワードや内容を見つけることも必要です。

 

上位表示記事は、検索エンジンからもユーザーからも評価されている記事なので、自社記事にない内容が含まれている場合は、その内容を盛り込むことで評価が上がる可能性が高いです。

 

抜けている内容を調査するには、実際に競合記事を読んで調査するほか、キーワード調査のツールを使うことでも可能です。自社記事の獲得キーワードと競合記事の獲得キーワードを照らし合わせて調査しましょう。

 

SEOに効果的なリライトのやり方

SEOに効果的なリライトのやり方

では、実際にリライトしてみましょう。ここでSEOに効果的なリライトのやり方を紹介します。

 

抜けている共起語を追加する

まずは抜けている共起語を追加します、共起語とは、キーワードと関連性が高く一緒に使われやすい語のことです。共起語はキーワード調査ツールで確認できます。抜けている共起語を追加していくことで、狙えるキーワードの幅が広がります。

 

共起語を追加する際には、不自然にならないよう、あくまでテーマや文章の流れを崩さない程度に追加します。共起語を追加することで分かりづらくなってしまう場合には、ユーザーの読みやすさを重視し追加しない判断もあるでしょう。

 

タイトルの左側にキーワードを入れる

リライト対象の記事の中でCTR(クリック率)が低い記事を紹介しましたが、CTRを上げるためのリライト手法としてタイトルの左側にキーワードを寄せることが挙げられます。上位表示を狙いたいキーワードをタイトルの左側、つまり冒頭に入れるということです。

 

左側にキーワードがあることで、検索結果においてキーワードが目に入りやすくなります。逆にキーワードをタイトルの最後の方に入れてしまうと、検索結果では隠れてしまうこともあります。

 

また、検索エンジンに認識してもらいやすくなるというメリットもあるため、キーワードはできるだけタイトルの左側に寄せるのがおすすめです。

 

不足している内部リンクを追加する

内部リンクもリライトの際にチェックすべきポイントです。内部リンクとは、自社サイト内でページ同士をつなぐリンクのことです。関連記事を紹介するなどの形で使われます。

 

内部リンクを設置することで、検索エンジンのクローラーがクロールしやすくなる、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなるといった効果があります。

 

リライト記事に内部リンクを追加する際には、関連性のある別ページのリンクを設置します。リンクのアンカーテキストにはキーワードを含めるとより良いでしょう。

 

記事作成当初は存在しなかった新たな関連記事が増えていることもあるので、リライトのタイミングで改めて確認しましょう。

 

古い情報・誤った情報を更新する

古い情報や誤った情報を更新することもリライトの大切な作業です。記事作成当初は正しいとされていても、時間が経って誤った情報となっていたということはよくあります。

 

時事性のある話題だけでなく、どのようなテーマでも今も正しい情報なのかを確認する必要があるでしょう。

 

時事性のある話題であれば、情報を削除して書き換えるのではなく、現在の最新情報を追加するという方法もあります。ユーザーが求めているであろう情報を見極め、取捨選択して更新しましょう。

 

画像にalt属性を設定する

alt属性とは、ページ内の画像の代替テキストのことです。alt属性のSEOへの影響はそれほど大きくないとされていますが、コンテンツや検索意図との関連性や一致度から評価しているとも考えられています。

 

画像検索に使用されている可能性も高く、alt属性を設定することで機会損失を防ぐことができるでしょう。ページ内すべての画像にalt属性を設定してください。

 

また、alt属性を設定するメリットとしては、画像表示できなかったときに代替テキストが表示される、リンク画像の場合にはアンカーテキストが表示される、読み上げ機能を使ったときにも反映されるなどがあります。

 

文章を読みやすく書き換える

文章を読みやすくすることもリライトにおいて重要なポイントです。誤字脱字はもちろん、言葉遣いは難しくないか、分かりやすい言い回しになっているか、文章構造は分かりやすいかなどをチェックします。

 

Webサイトの文章はとくに、流し読みされることが多く、ユーザーが素早く理解できるかがユーザビリティを高めるポイントになっています。誰もが読みやすい、分かりやすい文章にすることを意識し、細かい点まで読み直してみましょう。

 

まとめ

seo リライト まとめ

本記事では、SEO対策におけるリライトについて、分析する方法や見直すべきポイントを開設しました。一度公開して終わりではなく、繰り返しリライトを行うことで、SEO対策はもちろん、ユーザーにとっても満足度の高い記事にすることができます。

 

是非本記事を参考にリライトを行ってください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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