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オウンドメディアの運用代行業者おすすめ15選|選ぶポイントも紹介

オウンドメディアの構築と運用には専門的な知識と時間が必要とされており、自社内では対応できないと判断しオウンドメディアの運用代行サービスを利用する企業が増えています。

オウンドメディアの運用を代行依頼したいと考えているが、

 

「そもそも運用代行のメリット・デメリットやサービス内容がわからない」

「どんな基準で選べばいいのか」

「おすすめの会社はどこなのか」

 

とお悩みの方も多いのではないかと思います。そこで本記事では、運用代行の内容やメリット・デメリットから成功事例を含めたおすすめの会社を紹介いたします。

 

また、代行依頼後、どのようなことに注意すべきなのかも含めてポイントも解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

オウンドメディア運用代行とは

オウンドメディア運用代行とは

オウンドメディア運用代行とは、経験豊富なプロに自社で保有するWebサイトやSNSといったオウンドメディアの運用を代わりに行ってもらうことです。運用代行会社が行う業務は、主に下記の3種類です。

 

・戦略の立案

・コンテンツの企画・制作

・効果検証や改善

 

それぞれの内容を解説していきます。

 

戦略の立案

まず、戦略の立案です。KGI(最終目標)やKPI(中間目標)とオウンドメディアのコンセプトを定めます。これまでの運用経験や収集したデータを参考に、最終的なゴール地点から逆算して具体的な運用方針を立てて提示してくれます。

 

もちろん、すでにオウンドメディアを持っている企業も、今後の戦略について運用代行会社に相談できます。現在のオウンドメディアの運用方法に不安がある方は、ぜひ一度話を聞いてみるとよいかもしれません。

 

コンテンツの企画・制作

戦略と運用方針が決まったら次は実行部分です。戦略を基に目的に合った質の高いコンテンツを作成してもらえます。

 

運用代行会社によって、得意とするジャンルが異なりますので依頼をする際には、運用代行会社の強みを事前に調べておきましょう。開示してもらえない場合もありますが、事例を見せてもらいコンテンツを実際に見てみることをおすすめします。

 

コンテンツ制作の依頼方法は主に以下の3つに分けられます。

 

・企画から制作まで全て依頼

・企画、構成案作成のみ依頼

・企画、構成案は自社で対応し、制作を依頼する

 

プロの知見を借りられるため、全て依頼するのがおすすめです。しかし、予算に限りがある場合や自社レギュレーションを細かく取り決めてコンテンツ制作したい場合は一部の依頼にするのが良いでしょう。自社の状況に合わせて依頼内容を変更するようにしてください。

 

効果検証や改善

運用代行には、効果検証や改善に関するサービスもあります。オウンドメディアを公開したあとは、想定していた目標に到達できたのか、進捗を把握し改善に向けた動きを取ることが重要です。具体的には、以下の数値を分析しなければなりません。

 

<SEOの場合>

・流入数

・コンバージョン数・率

・検索順位

 

これらの数値を改善するための課題を見つけるには、専門的な知識と経験が必要です。自社にノウハウを持つ方が少ない場合は、数値を見てどこに課題があるのかを判断するのが難しいのではないでしょうか。

 

課題の特定と、課題に対するクリティカルな打ち手を考案・実行ができない場合は、運用代行会社に依頼することをおすすめします。

 

また、運用代行会社の中には、自社でオウンドメディアを運用できるよう支援している企業も存在しています。最終的には外注せず、自社での運用(内製化)を目指すことも可能です。

 

当該サービスでは、戦略の立案からオウンドメディアの改善までのノウハウを教えてもらえます。自社でオウンドメディア運用を検討している企業は運用代行会社に内製化支援サービスの有無も確認しましょう。

おすすめのオウンドメディアの運用代行会社15選

 

本記事では、オウンドメディアの運用代行会社の中からおすすめの15社をご紹介します。さらに、どの運用代行会社が、どのような特長や強みをもつのかも解説します。運用代行会社にオウンドメディア制作を依頼する際の参考にしていただけますと幸いです。

 

株式会社HubWorks(ハブワークス)

株式会社HubWorksは、Webマーケティングとコンテンツマーケティングを専門とする会社です。幅広いWebチャネルで高いパフォーマンスを出すことを目指し、顧客のビジネス成功に向けて様々なサポートを提供しています。

 

提供サービスには、マーケティング支援事業、コンテンツファクトリー事業、シェアオフィス紹介事業などがあります。

 

中でも商標登録済みの「コンテンツファクトリー」は品質が担保されたWeb記事を大量に同社に丸投げでき、リソースの少ない企業にはとても魅力的なサービスです。

 

さらに、効果のあるコンテンツの制作やWeb広告の運用支援なども同社にお任せできます。

 

制作実績としては、ブライト株式会社様のオウンドメディアサイトがあります。デザインから開発、記事の制作を一気通貫で制作を実施したことによって、スムーズに事業を開始ができた事例となります。

 

▼実際のサイトはこちらからご覧ください▼

ブライト株式会社の「太陽光発電メディアのECOLIFE」はこちら

 

有限会社ノオト

有限会社ノオトは、インターネット・メディアを中心に企画、編集、原稿執筆、運営などを手がけるコンテンツメーカーです。

 

2004年にフリーランスのライターや編集者が立ち上げた小規模な会社です。主にフリーマガジンや書籍、MOOKの制作やWebサイトのコンテンツ作成を行っています。

 

ノオトのミッションは「正しい情報をわかりやすく伝えること」であり、丁寧な取材とわかりやすい伝え方によって、人々の「知」を増やし、ハッピーな気分やヒントになるコンテンツを提供しています。

 

また、オウンドメディアやソーシャルメディアの活用にも力を入れており、企業のメディア運営やソーシャルメディア運営代行も行っています。

公式サイトはこちらから:「有限会社ノオト」公式サイト

 

株式会社THE MOLTS(ザ モルツ)

株式会社THE MOLTSはデジタルマーケティングカンパニーであり、顧客の事業成長を支援するために幅広いプロフェッショナルが集まっています。

 

提供サービスは戦略&プロジェクトマネジメント、デジタル集客、サイトグロース&改善、データ測定&分析など多岐にわたります。

 

同社はいわゆる「売り込み」であるアウトバウンド営業を行いません。知人やコーポレートサイトを通じて受ける相談は、年間500件以上にも達します。クライアントからの推奨率は約90%、プロジェクトの継続期間は平均して約1年と、顧客からの信頼が非常に厚い企業です。

 

同社はデジタルマーケティングだけでなく、事業成長を支援することに徹底的にこだわり、成果を提供し続けています。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社THE MOLTS」公式サイト

 

CROCO株式会社(クロコ)

CROCO株式会社は、50万人を超える日本最大級のライターネットワークを持ち、コンテンツマーケティングを支援しています。

 

ビッグキーワードでの掲載順位1位を多数獲得した実績を持つ同社は、独自ツールと高度な分析力による確かな戦略設計を行い、コンバージョンへ繋げます。累計取引先は約5,300社であり、制作した記事は累計1億本以上です。

 

さらに、キーワード選定・戦略策定や競合・自社・ユーザー調査、記事構成案作成、ライティング、校正・校閲、SEOチューニングなどの具体的なサービスも提供しています。

 

同社は、成果に結びつくコンテンツ制作を実現するため、競合調査から施策実行・効果検証までワンストップで提供する点が他社とは違う強みとなっています。

 

公式サイトはこちらから:「CROCO株式会社」公式サイト

 

株式会社PLAN-B(プランビー)

株式会社PLAN-Bは、顧客の疑問や不満に対して最高の選択肢を提供することをミッションとしています。

 

同社は、人間的魅力を活かした共感や洞察を通じて、よりハッピーな価値を創出・提供する企業です。圧倒的な顧客志向で、ワンストップで最適なソリューションを提供しています。

 

事業内容は、デジタルマーケティング事業、SEOコンサルティング、コンテンツライティング、広告・プロモーション支援、コンテンツマーケティング支援、Webサイト制作、インフルエンサーマーケティング支援、マーケティングDX事業など多岐にわたります。

 

自社開発のプロダクトやカスタマーサクセスの伴走により、お客様のマーケティング活動を成功へと導いています。さらに、利用者をサポートするためのさまざまなメディア事業を展開していることも特長です。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社PLAN-B」公式サイト

 

XINOBIX株式会社(シノビクス)

XINOBIX株式会社は、コンテンツマーケティングを支援する企業であり、50サイト以上のオウンドメディア運用実績があります。

 

戦略策定からコンテンツ企画、コンバージョン率の改善までトータルでサポートし、集客の広告依存やオウンドメディア立ち上げのノウハウ不足、質の高いコンテンツ制作のリソース不足などの顧客の課題に対して解決策を提供します。

 

また、マーケティング目標に合わせた記事制作代行も行い、検索順位の向上だけでなく売り上げ向上も目指します。

 

同社は、マーケティング戦略と連動したコンテンツの企画と制作を得意としており、高単価・無形商材のコンテンツマーケティングにおける実績が豊富です。お客様ごとに異なる課題に寄り添った支援を行えることも同社の強みのひとつです。

 

公式サイトはこちらから:「XINOBIX株式会社」公式サイト

 

株式会社ZERO(ゼロ)

株式会社ZEROは、攻めのWebマーケティングで「売れる仕組み」を作り上げる企業です。ターゲットユーザーを明確に設定し、効率良くコンバージョンを獲得するための戦略に基づいて、1ページ完結型のランディングページ制作やセールスレターの作成などを行います。

 

また、広告費をかけずに毎月数万PVを叩き出すコンテンツマーケティングも得意です。同社は、顧客の商品やサービスの魅力を最大限に活かす企画を提案し、豊富な経験とノウハウを活用して集客力の向上や業績アップを実現します。

 

ユーザー目線でストーリーを脚本や演出を考えることや、低コストでピンポイントに情報をリーチすることを重視し、顧客のWebに関するお悩みを解決します。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社ZERO」公式サイト

 

ディレクターバンク株式会社

ディレクターバンク株式会社は、300名超のWebプロフェッショナル人材を擁し、各顧客の課題に合わせて、Webマーケティングの支援を行える人材を提案する企業です。

 

Web集客、サイト制作、システム構築など、様々なニーズにワンストップで対応し、最適な人材と支援体制を提供します。Web集客を強化したい、Web制作を外注したい、システム開発を進めたいといった悩みにも対応しています。

 

課題解決にフォーカスした提案力や最適なプロ人材のアサイン、成果を上げるプロジェクト支援など、幅広いサービスメニューの中から、顧客の課題に合わせた柔軟な支援の提案が可能です。

 

公式サイトはこちらから:「ディレクターバンク株式会社」公式サイト

 

Appmart株式会社(アップマート)

Appmart株式会社は、「顧客がコア業務に集中できること」を意識している、コンテンツマーケティングの支援会社です。

 

顧問SEOやコンテンツマーケティング、ホワイトペーパー制作、記事制作代行、オウンドメディア制作、動画制作など、幅広いサービスを提供しています。

 

SEO対策による検索時の上位表示や集客の仕組み化を実現し、コンテンツマーケティングにより新たなリードを獲得できる施策を提案します。

 

また、ホワイトペーパーの企画提案や効果的なコンテンツ制作、アトリビューション分析ツールを活用したコンテンツの可視化などの、コンテンツマーケティングの土台作りや、集客方法の確立、効果的なコンテンツ制作といった、顧客の課題を解決するサポートも得意としています。

 

公式サイトはこちらから:「Appmart株式会社」公式サイト

 

株式会社セルリア

株式会社セルリアは東京を拠点とするWebサイト制作会社です。集客力を強化するためのWebサイト制作やリニューアルを行っています。同社は高いコストパフォーマンスを発揮し、集客やブランディングを目的としたWebサイト制作に取り組んでいます。

 

同社は総合デジタルエージェンシーとして、インターネット広告やコンテンツマーケティングなども手掛け、アクセスを増やす仕組みを考えて顧客に提案を行えることが特長です。

 

また、同社はエンジニアチームと専門家のクリエイターコミュニティを運営し、特殊な要件にも対応しています。ディレクターも経験豊富であり、顧客との密な連携を通じて、高い難易度のプロジェクトでも満足のいく成果物を提供しています。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社セルリア」公式サイト

 

株式会社ライトアップ

株式会社ライトアップは、Webマーケティングのどのような要望にも実現力で応えるコンテンツ制作会社です。渋谷で創業し、大手中堅企業のWebマーケティングを受託支援しています。

 

外部パートナーとの連携により、コンテンツに専門性をプラスすることを実現しており、コンテンツライティングには豊富な経験とノウハウがあります。

 

また、同社はキーワード選定からライティングまで、ワンストップで対応可能であり、WebサイトやCMSの構築も実績があります。。さらに、ライティングや編集で培ったノウハウを活かしてSNSの運用代行も行っています。

 

同社の提供サービスには、メールマガジン制作・運用支援、Webコンテンツ企画制作、SNSマーケティング・運用代行、LP・Webサイト制作・CMS構築が含まれており、BtoBやBtoCを問わず、幅広い業種・業態をカバーしています。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社ライトアップ」公式サイト

 

サイトエンジン株式会社

サイトエンジン株式会社は、2008年に設立されたデジタルマーケティング支援会社であり、品質の高いコンテンツを提供しています。デジタルマーケティングの経験豊富なプロ集団が、商品購入や問い合わせ・資料請求といったコンバージョンの増加を支援します。

 

同社は、データに基づいた科学的なアプローチで集客や売上アップにつながるデジタルマーケティング戦略を立案し、Webサイトの修正やコンテンツの制作まで対応可能です

 

さらに、アクセス解析や売上データなどを活用した改善施策の提案により、PDCAサイクルを回すサポートも行います。

 

さらに、同社は法人向けの研修プログラムなど、コンテンツの内製化支援サービスも提供しています。Webマーケティングやオンラインセミナー運営、アンケート調査コンテンツの制作など、さまざまなニーズに対応しています。

 

公式サイトはこちらから:「サイトエンジン株式会社」公式サイト

 

ナイル株式会社

ナイル株式会社は、多くの企業のインターネット活用による事業成長を支援したり、自社サービスの開発・運営を手掛けたりしてきた実績を持つ企業です。

 

同社は単なるデジタル化にとどまらず、事業・産業に新しい価値をもたらすことを重視し、社会をよりよく変えていく新規事業やサービスの開発にチャレンジしています。

 

例えば同社は、広告・SEO・コンテンツ制作・データ解析・生成AIなどの技術を駆使し、企業のDX・マーケティング推進を支援しています。

 

また、自動車産業の変革にも挑戦し、モビリティ社会の実現に貢献しています。豊富な経験と実績により、多くの企業の成長や社会の変革をサポートしている企業です。

 

公式サイトはこちらから:「ナイル株式会社」公式サイト

 

FORCE-R株式会社(フォースアール)

FORCE-R株式会社には、数々の実績を上げたプロのコンサルタントが所属しています。顧客の状況に合わせて最適なWeb戦略を提案し、売上最大化へと導くWebコンサルタント会社です。

 

同社のコンサルティングでは、目的から逆算した戦略設計やデータ分析を行い、社内リソースがある顧客に最適解を提供します。専門コンサルタントが企業の事業の一員として専属でサポートすることで状況に合わせた最適なプランを提案します。

 

同社では顧客との密な連携を大切にし、安心して任せられるコミュニケーションを重視しています。結果だけでなくノウハウの共有や内製化を見据えた運用が特長です。Web施策の実行力と実績によって、顧客の目標達成を支援します。

 

公式サイトはこちらから:「FORCE-R株式会社」公式サイト

 

株式会社メンバーズ

株式会社メンバーズは、お客様のDXチームに伴走し、DX投資のROI最大化を実現する企業です。同社は長年の運用支援で培ったスキルを活かした「デジタル運用特化」により、顧客のビジネス変革や、成果向上の内製化を後押しします。

 

同社には約3,000人のデジタル人材が所属し、お客様のチームの一員として伴走しています。高い専門スキルを持つデジタル人材が改善の相談役として、最後まで現場をサポートするので、安心してDX化を進められます。

 

さらに多様な業種のDXナレッジを持つ同社は、これまでに1,000社以上の現場を支援してきました。この実績を活かして、内製化を継続的に支援します

 

大手企業からの信頼も厚く、顧客満足度は80%以上です。また、同社は業界随一の人材育成を行っており、年間約6億円を育成投資に充てています。

 

公式サイトはこちらから:「株式会社メンバーズ」公式サイト

 

外注先選びのポイント

外注先選びのポイント

ここからは、運用代行会社を選ぶポイントを紹介していきます。運用代行会社を選ぶ際のポイントは主に3つです。

 

・運用力と実績

・コンテンツのクオリティ

・サービスの幅

 

それぞれのチェックすべき部分を説明します。

 

運用力・実績

外注先を選ぶ際は、運用力と実績を先に調べましょう。これらの要素は、運用代行を依頼する際の基準となります。各企業のWebサイトやSNSで公開している実績を確認してください。これらを参考にすることで、大体の運用力を把握できます。

 

また、実績を考慮するときは、自社と同じ業種の企業を担当した経験があるか否かもチェックした方が賢明です。

 

似たようなサービスを提供する企業でオウンドメディアを運用した過去があれば、ノウハウもしっかりと備わっているでしょう。スムーズに依頼できる可能性も高まります。

 

反対に、運用力や実績が不透明な会社は避けた方が望ましいといえます。運用代行会社の運用しているWebサイトのPV数やコンバージョン率についても尋ねてみましょう。

 

コンテンツのクオリティ

実績があっても、必ずしもコンテンツのクオリティに納得できるとは限りません。運用代行会社への依頼は、少なからず費用が発生します。費用対効果を高められるよう、外注先がどのようなクオリティでコンテンツを作成するかを念入りに調べましょう。

 

多額の予算をかけられない場合は、サービスの安さを優先する企業もあるかもしれません。しかし、コストがあまりにも安いとコンテンツの質が下がる可能性も高まります。オウンドメディアの評価も上がらず、費用対効果に悪影響を与えかねません。

 

一方で、コストが高すぎても継続的な依頼が難しくなります。コンテンツのクオリティを重視する上では、費用とのバランスを考慮することが大切です。

 

運用代行が良い効果を発揮するためにも、入念なリサーチを心がけましょう。コンテンツ制作の意味と始め方については以下のリンクを参照してください。

参考:コンテンツ制作とは?意味や流れ、始め方を徹底解説

 

対応するサービスの幅

運用代行会社を利用するときは、対応するサービスの幅も確認すべきポイントです。外注先によっては、コンテンツ企画や制作のみを行い、内製化支援までは提供しないところもあります。このような確認は、各自で行わなければなりません。

 

また、依頼する前には、自社が抱える課題を明確にしてください。加えて、外注先がニーズを把握できるように分かりやすく整理することが重要です。丁寧に説明すれば、話し合いや契約もスムーズに進みます。

 

特に気を付けなければならないのが、依頼したい内容が実際のサービスに含まれていないケースです。話し合いを細かく突き詰めないと、こうした問題も生じます。運用代行で後悔しないためにも、外注先のサービス内容を慎重に調べましょう。

 

オウンドメディア運用代行のメリット

オウンドメディア運用代行のメリット

オウンドメディアの運用代行は、自社の成長に良い効果を与える可能性があります。ここでは具体的なメリットを2点紹介しましょう。

 

持続的なコンテンツマーケティングの展開

コンテンツマーケティングは継続的に実行することは時間と労力がかかります。繰り返し更新を続ければ、多くのファンが集まる可能性が高まります。将来的に見ると、オウンドメディアは欠かせない資産となります。

 

ただし、コンテンツの制作を継続。作業に慣れていないと、コンテンツの制作に時間を取られるでしょう。他の業務との両立も簡単ではありません。

 

そこで運用代行会社でコンテンツマーケティングを依頼すれば、持続的なオウンドメディアの更新が可能です。コンテンツの制作のみならず、分析も委託すると負担が軽減されます。

 

このように、運用代行は自社の業務をサポートしてくれる存在です。コンテンツマーケティングについて詳しく知りたい方は、以下のリンクをご確認ください。

参考:コンテンツマーケティングとは?活用するメリットや成功事例を紹介

 

プロの知見を取り入れることができる

プロの知見を参考にできる点もメリットのひとつです。オウンドメディアを運用するには、専門的なノウハウが必要となります。運用代行をすれば、検証を積み重ねたプロのノウハウを取り入れられます。

 

具体的には、対策すべきキーワードはどのように洗い出すべきなのか、記事の構成案はどのような流れにすべきなのかを最適な形で提案してくれます。

 

運用代行会社は複数の会社に対してサービスを提供しており、そこで得た知見を元に提案をくれるため、より成功確率の高い運用が可能となります。

 

自社だけで対応している場合、Webマーケティングのスキルを習得しPDCAを回した上でナレッジを体系化していく必要があります。そのため、予算や人手が不足している場合は、ノウハウが蓄積されにくく最適なやり方を確立しにくいです。

 

運用代行会社に依頼をすれば、膨大な予算と工数をかけること無く、よりよいオウンドメディア運用が可能になります。

 

ただし、業務を任せきりにしてはいけません。あくまで、オウンドメディアは自社が保有するサイトです。お互いの理想の状態を互いに共有してはじめて魅力的なサイトが生まれます。そのため、運用代行会社の考えを取り入れつつ、こちらからも積極的に提案しましょう。

 

運用代行での費用

運用代行を依頼するには、予算の確保も必要です。ここからは、運用代行の費用対効果にも触れながら、内訳と一般的な相場を説明します。

 

費用の内訳と相場

オウンドメディアを運用代行する際にかかる費用は、年間¥24,000,000〜¥600,000,000が相場です。運用代行会社によって、費用相場には差があります。また、オウンドメディア運用の一部を内製すると金額は安くなります。主な費用相場をまとめた表が下記です。

 

費用相場(月額) サービス内容
¥200,000~¥300,000
  • 月1回の定例会で専門家からアドバイスをもらう
  • チャットツールで運用に関する相談が可能
¥300,000~¥500,000
  • コンテンツの企画や分析を代行
  • 一部コンテンツの制作も可能
¥500,000~
  • オウンドメディア全体の運用を代行
  • 内製化への支援

 

月額¥200,000の場合は、基本的には自社でオウンドメディアを運用する状態です。¥500,000以上になると、ほぼ運用を一任する形になります。自社のノウハウや予算を比較した上で依頼しましょう。

 

費用対効果の考慮

運用代行の予算を確保する際には、オウンドメディアの費用対効果も考慮しなければなりません。一般的にオウンドメディアは、効果が得られるまで1〜2年要すると考えられています。制作後すぐに結果を出せるわけではありません。

 

しばらくは、効果を実感せずに費用を払う期間が続くケースも考えられます。こうしたオウンドメディアの特性を押さえた上で、外注先を選びましょう。運用代行を依頼するときは、できる限り長期的な目線を持って契約した方が得策です。

 

とはいえ、コストをかけてオウンドメディアの運用を実行しているため、可能な限り早く成果につなげたいのは言うまでもないかと思います。本記事で運用代行会社を選ぶポイントを紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

 

また、費用対効果を得るには、自社内の徹底的な準備も必要です。運用の目的やターゲット層を社内で共有し、オウンドメディアの導入への体制を整えましょう。

 

代行会社と特に連携すべき点

代行会社と特に連携すべき点

運用代行では、依頼先との連携がカギを握ります。連携すべき要素の中でも、特に重要なものを解説していきます。

 

期待する成果と目標設定

まずは、期待する成果と目標を共有しなければなりません。これらを設定することで、オウンドメディア運用の方向性が定まるからです。主な目標設定として以下の例が挙げられます。

 

見込み客からの問い合わせ数や資料請求数を増加させる

・サイトへの流入数を増加させる

 

このように、オウンドメディア運用の意図を正確に伝えなければ、代行会社もどのように運用すべきか判断しにくくなります。お互いに意思疎通を図れず、期待に沿ったサービスを享受できなくなる恐れもあるでしょう。

 

また、目標を共有するには、数値で明確にした方が得策です。目標が具体的となり、運用代行会社もどう運用すべきかを把握できます。数値の見方に自信がない場合は、代行業者の知見を参考にしましょう。

 

定期的なコミュニケーションとフィードバック

運用代行を依頼した後は、運用代行会社との定期的なコミュニケーションやフィードバックを行うことをおすすめします

 

例えば、分析を依頼する場合は、定期的な会議を開いてもらい、その場で現状についてのレビューや今後の施策について提案してもらうことになるかと思います。その際に不明点があれば質問し、要望がある場合には必ず伝えるようにしましょう。

 

先述のしたとおり、オウンドメディアは効果を発揮するまで1〜2年かかります。必然的に運用代行会社と長期的な関係を結ばなければなりません。運用代行会社とのコミュニケーションを取ることで良好な関係を築き、課題に対して適切な提案をもらえるようにしましょう

 

成果評価と改善プロセス

オウンドメディアは、コンテンツを制作して終わりではありません。公開後、どのような成果が得られたかを把握する必要があります。コンサルティングを依頼していない場合でも、ある程度期間が経過したら、運用代行会社と成果を共有しましょう。

 

この作業により、今後の改善点も見つけられます。オウンドメディアはすぐに成果が出ないため、試行錯誤を繰り返さなければなりません。運用代行会社もプロとはいえ、多種多様なケースに対応するには実際の成果から模索しなければ、改善点も簡単には見つけ出せません。

 

さらに改善プロセスを提示してもらうことで、内製化を目指す際にも役立ちます。オウンドメディアの成果を代行会社と共有し、改善したポイントと結果との関連性を細かく記録しておくことも大事です。

 

オウンドメディア運用代行会社に依頼する際の流れ

オウンドメディア運用代行会社に依頼する際の流れをご紹介します。ヒアリングから契約までのステップ、サイト及びコンテンツ作成・納品までのプロセスを解説します。オウンドメディアを運用代行会社に依頼する際に参考にしてください。

 

ヒアリングから契約まで

オウンドメディア運用代行会社への依頼は、まずヒアリングから始まります。ヒアリングでは、オウンドメディア制作の目的やコンセプト、ターゲットなどを詳しく聞き取り、やりたいことの方向性のすり合わせをします。

 

次に、ヒアリングの内容をもとに、提案と見積もりが送られます。予算や要件に合わせて、最適なプランを提案してくれます。提案や見積もりについて納得できれば、契約が成立となり、契約書の作成や手続きが行われ、正式にサービスの提供が開始されます。

 

このように、ヒアリングから契約までのステップを経て、オウンドメディア運用代行会社との協力関係がスタートします。

 

サイトの設計

設計段階では、オウンドメディアのグロース戦略の策定から始まります。オウンドメディアの目的やターゲットを明確にし、作るべきオウンドメディアの方向性を決定します。

 

次に、ユーザーの視点を重視し、使いやすさと見た目を加味して、サイトを設計します。グローバルナビゲーションの配置やレイアウト、カラースキームなど、細かなデザイン要素を考慮しながら、ユーザーが快適にWebサイトを利用できる環境を作ります。

 

オウンドメディアの基盤となるデザインは、ユーザーにとって視覚的に分かりやすいものを目指します。システム設計や構築段階では、オウンドメディアがユーザーにとって使いやすく、コンバージョンが発生するような仕組みを意識するのが良いでしょう。

 

また、オウンドメディアのサイト設計はSEO観点で考慮すべき観点があります。ページ表示速度が遅くならないようにしたり、クローラビリティ向上のためサイドバーには関連記事を表示したりするなどの対応が必要になります。

 

コンテンツ作成

サイトの構築と並行して行うのがコンテンツの制作になります。サイトの構築が完了した段階で、作成したコンテンツを一気に入稿できるので、オウンドメディアの公開までにコンテンツの制作を進めておきます。

 

Googleから高い評価を得るための1つの指標として「コンテンツの量」があるため、サイト公開日が決まっているのであれば、その日までに可能な限りコンテンツを作っておくことをおすすめします。

 

サイトとコンテンツは、発注者が研修を行い、問題がなければ納品となります。研修中に気になる点や修正してほしい点は、必ず伝えるようにしましょう。

 

今後継続的に依頼するのであれば都度要望を伝えておき、要望を反映してもらえるようにすると、その後の制作がスムーズに進むようになります。

運用代行の成功事例7選

運用代行の成功事例

オウンドメディアを運用代行したことで、成功した事例を紹介します。それぞれのケースを参考にしてください。

 

事例①:株式会社HubWorksA社

オウンドメディアの運用代行で成功した企業のひとつが「手間いらず株式会社」です。当該企業は既存コンテンツが検索順位で上位を獲得できず、どのように改善すべきかを模索していました。

 

そこで選ばれた運用代行会社が「株式会社HubWorks」です。株式会社HubWorksでは、新規事業のメディアを立ち上げた事例が多数あります。オウンドメディア運用では、業界最安値水準である点も強みです。

 

PV数やコンバージョン率を上げるため、キーワード選定から運営の方針までサポートしました。その結果、伸び悩んでいたPV数が、依頼後わずか半年で8倍に増加したそうです。

 

読まれていなかったページに読者が目を通すようにもなり、コンバージョン率もあわせて増加しました。その結果、「手間いらず株式会社」の売上にも良い影響を与えました。

 

事例②:SEO研究所サクラサクラボB社

次に「株式会社ネオキャリア」の運用代行における事例を紹介します。こちらの企業では、新事業を立ち上げるためサービスサイトの運用を開始しました。しかし、集客のノウハウを有しておらず、SEO対策をどのように行うかが課題でした。

 

この課題を克服すべく、「SEO研究所サクラサクラボ」に運用代行を依頼します。コミュニケーションを円滑に取りやすいところが決め手となったそうです。「SEO研究所サクラサクラボ」は、高い技術力を駆使してサービスサイトの運用をサポートしました。

 

各ページの改善に努め、半年で検索順位が上位表示されるようになりました。2018年時点では、約7割の問い合わせがサービスサイトを経由した顧客からでした。運用代行がSEO対策に良い影響を与えた一例です。

 

事例③:CROCO株式会社

最後に紹介するのは、運用代行の依頼後に3記事で検索順位1位を獲得した事例です。「株式会社アイモバイル」では、ふるさと納税のポータルサイト「ふるなび」を運用しています。

 

しかし、アクセス数が伸びず、コンテンツの内容に偏りがあるといった課題を抱えていたそうです。

 

この課題を克服すべく「CROCO株式会社」にコンテンツ制作を依頼します。取引した年(2019年)から、複数のキーワードで検索順位1位を獲得できたとのことです。PV数にも影響を与え、依頼した翌年には1つの記事だけで月間10万PVに到達しました。

 

「CROCO株式会社」にキーワードを渡すだけで、掲げていた目標を達成したとインタビューで答えています。コンテンツ制作の手間が省け、効率良くオウンドメディアの運用を改善できたようです。

 

事例④:北欧、暮らしの道具店

北欧雑貨や食器を販売するECサイト「北欧、暮らしの道具店」の事例を紹介します。同社は自社の集客を目指し、ECサイト自体をオウンドメディアとして活用しています。

 

同社は新商品の告知や収納術、スタッフのコラムなど、ユーザーに役立つさまざまなコンテンツを提供しています。売上やPV数にとらわれずに、ユーザーとの関係を構築することを重視し、結果として、商品の売上につながることを理想としています。

 

同社のオウンドメディアは、ECサイト一体型であり、そのユニークさから注目を浴びています。さらに、X (旧Twitter)、Instagram、YouTube、Spotifyなど、さまざまなメディアを活用しており、常に新しいことに挑戦しています。

 

事例⑤ 日本航空株式会社

JALのファン同士が交流できるコミュニティ「JALの旅コミュニティ『trico(トリコ)』」をご紹介します。このコミュニティでは、JALに関するニッチな情報が共有されています。

 

2019年に「Discova」の名称で立ち上げられた本コミュニティの企画は、当初ユーザーのニーズを把握することを目的としていました。

 

JAL、サイト制作会社、そして運用代行会社のチームが協力し企画を進める中で、ユーザーがJALならではの情報を求めていることが分かり、今ではJALのファン同士で盛り上がるコンテンツとなっています。

 

毎月3,000件以上のユーザー投稿がある本コミュニティサイトは、Web広告研究会が主催する「2019Webグランプリ」で優秀賞を受賞しました。アンバサダー制度や月ごとのキャンペーンなど、旅好きなユーザーが楽しめる機能が評価されています。

 

事例⑥ CANON MEDICAL SYSTEMS(キャノンメディカルシステムズ)

コーポレートメッセージを核に、日本各地での医療機器の製品導入事例を紹介するコンテンツとして成功した「CANON MEDICAL SYSTEMS」の事例をご紹介します。

 

プロジェクト期間はわずか3カ月でしたが、全体の設計からデザイン、コーディング、取材、撮影、編集、執筆、ディレクションまでを外注することでコンテンツの完成がかないました。

 

同社の課題は、コーポレートメッセージと企業活動を結びつけることでした。日本の超高齢化社会においては、過疎地域での医療人材確保や高齢者の増加が課題となっています。同社は、そうした地域の問題に対応するために、各地に製品を提供しています。

 

コンテンツ制作にあたっては、各地の病院を取材し、同社の製品が各地の問題解決にどのように貢献しているかを明らかにしました。また、2025年問題や過疎地域の問題など、社会問題にもフォーカスしました。

 

その結果、このオウンドメディアは、コーポレートメッセージと企業活動のリアルを結びつけることに成功しました。

 

事例⑦ CAREER HACK(キャリアハック)

エン・ジャパンが運営するオウンドメディア「CAREER HACK」を紹介します。

 

同社は、Web・IT業界で働く人々の人生を豊かにすることを目指しています。特に、次世代のWeb・IT業界を担うエンジニアやデザイナーに向けて、キャリアにつながる情報を提供しています。

 

同社のオウンドメディアでは、Web・IT業界の先駆者へのインタビューや、新しいキャリアの可能性、豊かな人生を送るためのライフスタイルについてのコンテンツを配信しています。

 

また、常に変化し続けるWeb・IT業界に対応するため、独自の切り口で海外の事例やAIに関する記事などのトレンド情報も提供しています。

 

同社のオウンドメディアは、将来のキャリアパスを考える人々にとって貴重な情報源となっており、多くの読者から高い評価を得ています。

 

まとめ

オウンドメディア 運用代行 まとめ

今回は、オウンドメディアの運用代行業者を選ぶ際のポイントと、おすすめのオウンドメディアの運用代行業者を15社をご紹介しました。運用代行には、さまざまなサービスがあります。コンテンツを制作するだけではなく、戦略の立案や効果検証も可能です。

 

代行会社へ依頼する際には、特にコミュニケーションを大切にしましょう。

 

外注時のポイントは、実績とコンテンツのクオリティを重視することです。費用はサービスの内容で大きく変わります。代行会社を選ぶときは、どのようなサービスに対応しているかをしっかりと確認しましょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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