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オウンドメディア運用代行の効果とは?外注先を選ぶポイントも解説

オウンドメディア 運用代行 アイキャッチ

オウンドメディアの構築と運用には専門的な知識と時間が必要とされており、自社内では対応できないと判断しオウンドメディアの運用代行サービスを利用する企業が増えています。

オウンドメディアの運用を代行依頼したいと考えているが、

 

「そもそも運用代行のメリット・デメリットやサービス内容がわからない」

「どんな基準で選べばいいのか」

「おすすめの会社はどこなのか」

 

とお悩みの方も多いのではないかと思います。

そこで本記事では、運用代行の内容やメリット・デメリットから成功事例を含めたおすすめの会社を紹介いたします。

 

また、代行依頼後、どのようなことに注意すべきなのかも含めてポイントも解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

オウンドメディア運用代行とは

オウンドメディア運用代行とは

オウンドメディア運用代行とは、経験豊富なプロに自社で保有するWebサイトやSNSといった各メディアの運用を代わりに行ってもらうことです。運用代行会社が行う業務は、主に下記の3種類です。

 

・戦略の立案

・コンテンツの企画・制作

・効果検証や改善

 

それぞれの内容を解説していきます。

 

戦略の立案

まず、戦略の立案です。KGI(最終目標)やKPI(中間目標)とオウンドメディアのコンセプトを定めます。これまでの運用経験や収集したデータを参考に、最終的なゴール地点から逆算して具体的な運用方針を立てて提示してくれます。

 

もちろん、すでにオウンドメディアを持っている企業も、今後の戦略について運用代行会社に相談できます。現在のオウンドメディアの運用方法に不安がある方は、ぜひ一度話を聞いてみるとよいかもしれません。

 

コンテンツの企画・制作

戦略と運用方針が決まったら次は実行部分です。戦略を基に目的に合った質の高いコンテンツを作成してもらえます。

運用代行会社によって、得意とするジャンルが異なりますので依頼をする際には、運用代行会社の強みを事前に調べておきましょう。

コンテンツ制作の依頼方法は主に以下の3つに分けられます。

 

・企画から制作まで全て依頼

・企画、構成案作成のみ依頼

・企画、構成案は自社で対応し、制作を依頼する

 

プロの知見を借りられるため、全て依頼するのがおすすめですが、予算に限りがある場合や自社レギュレーションが厳しい場合は一部の依頼にするのが良いでしょう。自社の状況に合わせて依頼内容を変更するようにしてください。

 

効果検証や改善

運用代行には、効果検証や改善に関するサービスもあります。オウンドメディアを公開したあとは、想定していた目標に到達できたのか、進捗を把握し改善に向けた動きを取ることが重要です。

具体的には、以下の数値を分析しなければなりません。

 

<SEOの場合>

・流入数

・コンバージョン数・率

・検索順位

 

これらの数値から今後の課題を見つけるには、専門的な知識が必要です。自社にノウハウを持つ方が少ない場合は、運用代行会社に依頼することをおすすめします。

また、運用代行会社の中には、自社でオウンドメディアを運用できるよう支援している企業も存在しています。最終的には外注せず、自社での運用(内製化)を目指すことも可能です。

 

当該サービスでは、戦略の立案からオウンドメディアの改善までのノウハウを教えてもらえます。自社でオウンドメディア運用を検討している企業は運用代行会社に内製化支援サービスの有無も確認しましょう。

 

オウンドメディア運用代行のメリット

オウンドメディア運用代行のメリット

オウンドメディアの運用代行は、自社の成長に良い効果を与える可能性があります。ここでは具体的なメリットを2点紹介しましょう。

 

持続的なコンテンツマーケティングの展開

コンテンツマーケティングは継続が特に大切です。繰り返し更新を続ければ、多くのファンが集まる可能性が高まります。将来的に見ると、オウンドメディアは欠かせない資産となります。

 

しかし、コンテンツ制作を継続させることは時間と工数がかかります。作業に慣れていないと、コンテンツの制作に時間を取られるでしょう。他の業務との両立も簡単ではありません。

 

そこで運用代行会社でコンテンツマーケティングを依頼すれば、持続的なオウンドメディアの更新が可能です。コンテンツの制作のみならず、分析も委託すると負担が軽減されます。

 

このように、運用代行は自社の業務をサポートしてくれる存在です。コンテンツマーケティングを活用するメリットは、以下のリンクで詳しく取り上げます。

参考:コンテンツマーケティングとは?活用するメリットや成功事例を紹介

 

プロの知見を取り入れることができる

プロの知見を参考にできる点もメリットのひとつです。オウンドメディアを運用するには、専門的なノウハウが必要となります。運用代行をすれば、検証を積み重ねたプロのノウハウを取り入れられます。

たとえ内製化を目指していなくとも、取り入れた知識は無駄にはなりません。今後のビジネスにも役に立つでしょう。

 

自社だけで対応している場合、Webマーケティングのスキルを習得しPDCAを回した上でナレッジを体系化していく必要があります。予算や工数が不足している場合は、ノウハウが蓄積されにくく最適なやり方を確立しにくいです。

 

運用代行会社に依頼をすれば、膨大な予算と工数をかけること無く、よりよいオウンドメディア運用が可能になります。

 

ただし、業務を任せきりにしてはいけません。あくまで、オウンドメディアは自社が保有するサイトです。お互いの理想を共有してはじめて魅力的なサイトが生まれます。そのため、運用代行会社の考えを取り入れつつ、こちらからも積極的に提案しましょう。

 

運用代行での費用

運用代行を依頼するには、予算の確保も必要です。ここからは、運用代行の費用対効果にも触れながら、内訳と一般的な相場を説明します。

 

費用の内訳と相場

オウンドメディアを運用代行する際にかかる費用は、年間¥24,000,000〜¥10,000,000が相場です。運用代行会社によって、費用相場には差があります。また、オウンドメディア運用の一部を内製すると金額は安くなります。主な費用相場をまとめた表が下記です。

費用相場(月額) サービス内容
¥200,000~¥300,000
  • 月1回の定例会で専門家からアドバイスをもらう
  • チャットツールで運用に関する相談が可能
¥300,000~¥500,000
  • コンテンツの企画や分析を代行
  • 一部コンテンツの制作も可能
¥500,000~
  • オウンドメディア全体の運用を代行
  • 内製化への支援

月額¥200,000の場合は、基本的には自社でオウンドメディアを運用する状態です。¥500,000以上になると、ほぼ運用を一任します。自社のノウハウや予算を比較した上で依頼しましょう。

 

費用対効果の考慮

運用代行の予算を確保する際には、オウンドメディアの費用対効果も考慮しなければなりません。一般的にオウンドメディアは、効果が得られるまで1〜2年要すると考えられています。制作後すぐに結果を出せるわけではありません。

 

しばらくは、効果を実感せずに費用を払う期間が続くケースも考えられます。こうしたオウンドメディアの特性を押さえた上で、外注先を選びましょう。運用代行を依頼するときは、できる限り長期的な目線を持って契約した方が得策です。

なるべく早く結果を出すためにも、実績の高い会社を優先しましょう。

 

また、費用対効果を得るには、自社内の徹底的な準備も必要です。運用の目的やターゲット層を社内で共有し、オウンドメディアの導入への体制を整えましょう。

 

代行会社と特に連携すべき点

代行会社と特に連携すべき点

運用代行では、依頼先との連携がカギを握ります。連携すべき要素の中でも、特に重要なものを解説していきます。

 

期待する成果と目標設定

まずは、期待する成果と目標を共有しなければなりません。これらを設定することで、オウンドメディア運用の方向性が定まるからです。主な目標設定として以下の例が挙げられます。

 

・企業のブランディングを向上させる

・多くのユーザーのアクセスから見込み客を増加させる

・優秀な人材をオウンドメディアも用いて採用する

 

このように、オウンドメディア運用の意図を正確に伝えなければ、代行会社もどのように運用すべきか判断しにくくなります。お互いに意思疎通を図れず、期待に沿ったサービスを享受できなくなる恐れもあるでしょう。

 

また、目標を共有するには、数値で明確にした方が得策です。目標が具体的となり、運用代行会社もどう運用すべきかを把握できます。数値の見方に自信がない場合は、代行業者の知見を参考にしましょう。

 

定期的なコミュニケーションとフィードバック

運用代行を依頼した後は、運用代行会社との定期的なコミュニケーションやフィードバックも必要です。先述したとおり、オウンドメディアは効果を発揮するまで1〜2年かかります。必然的に運用代行会社と長期的な関係を結ばなければなりません。

 

特に懸念すべきポイントは、目的とゴールのすり合わせです。オウンドメディアは、自社のイメージづくりにも影響を与えます。仮にコンテンツ制作を依頼した場合、完成したものが自社のイメージと合わないケースもあるかもしれません。そのため、しっかりと要望を伝えることが大切です。要望を伝えれば、納得の行くコンテンツが完成する確率も高まります。

 

そのためにも、運用代行会社からのフィードバックを定期的に受けましょう。自社の掲げる目標を達成させるべく、外注先と協力し合いながら運用に取り組む姿勢が大切です。

 

成果評価と改善プロセス

オウンドメディアは、コンテンツを制作して終わりではありません。公開後、どのような成果が得られたかを把握する必要があります。ある程度期間が経過したら、運用代行会社と成果を共有しましょう。

 

この作業により、今後の改善点も見つけられます。オウンドメディアはすぐに成果が出ないため、試行錯誤を繰り返さなければなりません。運用代行会社もプロとはいえ、多種多様なケースに対応するには実際の成果から模索しなければ、改善点も簡単には見つけ出せません。

 

さらに改善プロセスを提示してもらうことで、内製化を目指す際にも役立ちます。オウンドメディアの成果を代行会社と共有し、改善したポイントと結果との関連性を細かく記録しておくことも大事です。

 

外注先選びのポイント

外注先選びのポイント

ここからは、運用代行会社を選ぶポイントを紹介していきます。

運用代行会社を選ぶ際のポイントは主に3つです。

 

・運用力と実績

・コンテンツのクオリティ

・サービスの幅

 

それぞれのチェックすべき部分を説明します。

 

運用力・実績

外注先を選ぶ際は、運用力と実績を先に調べましょう。これらの要素は、運用代行を依頼する際の基準となります。各企業のWebサイトやSNSで公開している実績を確認してください。これらを参考にすることで、大体の運用力を把握できます。

 

また、実績を考慮するときは、自社と同じ業種の企業を担当した経験があるか否かもチェックした方が賢明です。似たようなサービスを提供する企業でオウンドメディアを運用した過去があれば、ノウハウもしっかりと備わっているでしょう。スムーズに依頼できる可能性も高まります。

 

反対に、運用力や実績が不透明な会社は避けた方が望ましいといえます。運用代行会社の運用しているWebサイトのPV数やコンバージョン率についても尋ねてみましょう。

 

コンテンツのクオリティ

実績があっても、必ずしもコンテンツのクオリティに納得できるとは限りません。運用代行会社への依頼は、少なからず費用が発生します。費用対効果を高められるよう、外注先がどのようなクオリティでコンテンツを作成するかを念入りに調べましょう。

 

多額の予算をかけられない場合は、サービスの安さを優先する企業もあるかもしれません。しかし、コストがあまりにも安いとコンテンツの質が下がる可能性も高まります。オウンドメディアの評価も上がらず、費用対効果に悪影響を与えかねません。

 

一方で、コストが高すぎても継続的な依頼が難しくなります。コンテンツのクオリティを重視する上では、費用とのバランスを考慮することが大切です。運用代行が良い効果を発揮するためにも、入念なリサーチを心がけましょう。コンテンツ制作の意味と始め方については以下のリンクを参照してください。

参考:コンテンツ制作とは?意味や流れ、始め方を徹底解説

 

対応するサービスの幅

運用代行会社を利用するときは、対応するサービスの幅も確認すべきポイントです。外注先によっては、コンテンツ企画や制作のみを行い、内製化支援までは提供しないところもあります。このような確認は、各自で行わなければなりません。

 

また、依頼する前には、自社が抱える課題を明確にしてください。加えて、外注先がニーズを把握できるように分かりやすく整理することが重要です。丁寧に説明すれば、話し合いや契約もスムーズに進みます。

 

特に気を付けなければならないのが、依頼したい内容が実際のサービスに含まれていないケースです。話し合いを細かく突き詰めないと、こうした問題も生じます。運用代行で後悔しないためにも、外注先のサービス内容を慎重に調べましょう。

 

運用代行の成功事例3選

運用代行の成功事例

オウンドメディアを運用代行したことで、成功した事例を紹介します。それぞれのケースを参考にしてください。

 

事例①:株式会社HubWorksA社

オウンドメディアの運用代行で成功した企業のひとつが「手間いらず株式会社」です。当該企業は既存コンテンツが検索順位で上位を獲得できず、どのように改善すべきかを模索していました。

 

そこで選ばれた運用代行会社が「株式会社HubWorks」です。株式会社HubWorksでは、新規事業のメディアを立ち上げた事例が多数あります。オウンドメディア運用では、業界最安値水準である点も強みです。

 

PV数やコンバージョン率を上げるため、キーワード選定から運営の方針までサポートしました。その結果、伸び悩んでいたPV数が、依頼後わずか半年で8倍に増加したそうです。

読まれていなかったページに読者が目を通すようにもなり、コンバージョン率もあわせて増加しました。その結果、「手間いらず株式会社」の売上にも良い影響を与えました。

 

事例②:SEO研究所サクラサクラボB社

次に「株式会社ネオキャリア」の運用代行における事例を紹介します。こちらの企業では、新事業を立ち上げるためサービスサイトの運用を開始しました。しかし、集客のノウハウを有しておらず、SEO対策をどのように行うかが課題でした。

 

この課題を克服すべく、「SEO研究所サクラサクラボ」に運用代行を依頼します。コミュニケーションを円滑に取りやすいところが決め手となったそうです。「SEO研究所サクラサクラボ」は、高い技術力を駆使してサービスサイトの運用をサポートしました。

 

各ページの改善に努め、半年で検索順位が上位表示されるようになりました。2018年時点では、約7割の問い合わせがサービスサイトを経由した顧客からでした。運用代行がSEO対策に良い影響を与えた一例です。

 

事例③:CROCO株式会社

最後に紹介するのは、運用代行の依頼後に3記事で検索順位1位を獲得した事例です。「株式会社アイモバイル」では、ふるさと納税のポータルサイト「ふるなび」を運用しています。しかし、アクセス数が伸びず、コンテンツの内容に偏りがあるといった課題を抱えていたそうです。

 

この課題を克服すべく「CROCO株式会社」にコンテンツ制作を依頼します。取引した年(2019年)から、複数のキーワードで検索順位1位を獲得できたとのことです。PV数にも影響を与え、依頼した翌年には1つの記事だけで月間10万PVに到達しました。

 

「CROCO株式会社」にキーワードを渡すだけで、掲げていた目標を達成したとインタビューで答えています。コンテンツ制作の手間が省け、効率良くオウンドメディアの運用を改善できたようです。

 

まとめ

オウンドメディア 運用代行 まとめ

今回は、オウンドメディアの運用代行について解説しました。運用代行には、さまざまなサービスがあります。コンテンツを制作するだけではなく、戦略の立案や効果検証も可能です。代行会社へ依頼する際には、特にコミュニケーションを大切にしましょう。

 

外注時のポイントは、実績とコンテンツのクオリティを重視することです。費用はサービスの内容で大きく変わります。代行会社を選ぶときは、どのようなサービスに対応しているかをしっかりと確認しましょう。

 

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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