【テンプレートあり】サンクスページの作り方とデザインの重要性を解説！
サンクスページとは、インターネット上で商品の購入やお問い合わせフォームの登録が完了した直後に「ありがとうございました」と表示されるページのことです。
実は、サンクスページは売上アップに重要な意味を持ちます。しかし、多くのサイトはサンクスページの重要性を理解していません。
サンクスページの作り方を工夫することで、購入・登録ユーザーのリピーター化やファン化に繋がり、売上アップの効果も期待できます。
今回は、売上アップにつながるサンクスページの作り方とデザインの重要性についてお伝えしていきます。併せて、サンクスページで活用できるテンプレートもパターン別で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
当記事を読み終わる頃には、売上アップにつながるサンクスページを迷わず作れるようになります。
サンクスページは感謝を伝えるだけじゃない！
サンクスページは商品購入や登録が完了したことを伝えるページですが、同時に工夫次第で他の商品やサービスのアピールができます。
そのため売上アップにつながる可能性が高まります。
なぜなら、サンクスページに来たユーザーは自社の商品やサービスへの関心が強いので、リピーター化やファン化にもつながるからです。
そのため、サンクスページを少し工夫することで、ユーザーに次のような行動を促すことが可能です。
・他商品の購入
・継続的な商品購入
・SNSやサイトへの滞在時間の向上
ランディングページや広告といった導線設計も重要ですが、サンクスページはリピーターやファンの獲得につながる重要ページです。ランディングページと同様に導線設計を整える必要があります。
サンクスページを設定するメリット
ここからは、サンクスページを設定するメリットを3つ紹介します。
購入意欲が高いユーザーにリピーターやファンになってもらうためには、サンクスページのメリットの理解が重要です。メリットを理解すると、売上アップを意識したサンクスページを作りやすくなります。
顧客に安心感を与えられる
商品の購入後やお問い合わせフォーム入力後に、サンクスページが表示されると顧客に安心感を与えることができます。
顧客に安心感を与えることで企業・ブランドへの信頼感や親しみが増し、他の商品・サービスの購入もしやすくなります。売上アップにもつながるので大きなメリットです。
もしサンクスページが表示されないと、顧客は作業が完了したかわかりません。
・購入やお問い合わせが完了したかわからない
・もう1度お問い合わせした方がいいかな
上記のような顧客の不安をなくすためにも、サンクスページを設定して適切に処理が完了したことを伝えましょう。
コンバージョンを測定できる
サンクスページにアクセス解析用のタグを設置することで、コンバージョンの測定ができます。アクセス解析のタグの設置は「紹介した商品のクリック数」といった具体的な数値がわかるので、データ分析ができるといった点がメリットです。
もし、サンクスページから他ページへの遷移数が低い場合はサンクスページに問題点があるとわかり、改善が可能です。
反対に、他ページへの遷移数が高い場合はサンクスページでの導線設計が上手くできていると判断できます。
コンバージョンの測定により問題点の追求から改善策を導くことが可能なため、これは大きなメリットです。
他の商品・サービスを訴求できる
サンクスページにたどり着いたユーザーは、商品・サービスに興味・関心が高い状態です。そのため、他の商品・サービスの魅力を訴求することで購入につながる可能性が高まります。
訴求への考え方は2つあります。
・クロスセル；購入した商品に関連した商品の紹介
・アップセル；購入商品よりも高額な商品の紹介
商品の魅力をサンクスページで訴求すれば、企業・ブランドのリピーターやファンを効率的に増やすことができます。
テンプレートあり｜サンクスページの作り方のポイント
以下では、売上アップにつながるサンクスページの作り方のポイントを紹介します。併せて、パターン別にテンプレートも解説しているので、ぜひ活用してみてください。
サンクスページに盛り込む内容
効果的なサンクスページにするために、下記の内容を盛り込んで作成しましょう。
・購入商品と関連した商品紹介
・お得なクーポン発行
・関連コンテンツへの誘導
・SNSのフォロー・シェアボタンの設置
購入商品と関連した商品紹介は、「ついで買い」のきっかけになります。AmszonなどのECサイトでは商品購入後に「関連商品」を紹介するなど、追加購入への工夫がされています。
お得なクーポン発行を期間限定で設定すると、ユーザーは「期限までに使わないともったいない」といった気持ちになります。そのため、追加購入に繋がりやすいです。
関連コンテンツへの誘導は、サイトやブログでの滞在時間が伸びるのでSEO対策にも有効です。
SNSのフォロー・シェアボタンの設置は、フォロワー増加と情報の拡散アップになるため、商品・サービスの露出量が上がります。
以上のように、サンクスページに盛り込む内容を工夫することで、効果的な導線設計を試みてください。
サンクスページに記載する文言
サンクスページに記載する文言の工夫も重要です。ユーザーが読んだら行動したくなる文言にする必要があります。
例えば、「他の人はこちらの商品も閲覧しています」と記載すると、ユーザーの興味が高まり、閲覧の行動を促すことが可能です。
他にも下記のような表現方法があります。
・具体的な数字を記載する
・限定性を持たせる
ここで説明したテクニックを意識して、ユーザーが購入したくなる文言を考えてみてください。
【パターン別】サンクスページで活用できるテンプレート
次は、サンクスページで活用できるテンプレートを紹介します。パターン別で解説しているので、状況に合わせて選んでみてください。
商品購入へのサクセスページ
問い合わせへのアクセスページ
資料請求へのサクセスページ
サンクスページを使ったリピーター・ファンづくり
サンクスページを使ったリピーター・ファンづくりには、設置するボタンやバナーなどのデザインを工夫することは重要です。
以下では、サンクスページを使ったリピーター・ファンづくりの方法を５つ紹介します。併せて、効果的なデザイン設計のポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
追加の商品購入
追加商品の購入を促すためには、クーポン設定がおすすめです。クーポンバナーを作る際に、下記の内容を入れて作成してみてください。
・クーポンの有効期限がいつまでなのか
・購入後の〇時間まで有効なクーポンなのか
商材や時期も考慮しながら、サンクスページに効果的なクーポンを設定していきましょう。
メルマガ
メルマガは、商品・サービスの継続的な購入を促す効果が期待できます。メルマガに登録してもらうには、登録後にユーザーが得られるメリットを訴求することが重要です。
・商品・サービス説明の記事
・メルマガ登録者限定のクーポン発行
・お得なセール情報の配信
以上のような点を意識して、サンクスページでメルマガ登録を促してみてください。
SNSシェア
商品を購入したユーザーがSNSで商品を使った感想や口コミをシェアしてくれると、より多くの人に商品を知ってもらうチャンスが拡がります。新規顧客の獲得にもつながるので、下記の内容を組み合わせたサンクスページを作成してみてください。
・複数のSNSボタンを設置する
・シェアやいいねボタンを押すとクーポンを獲得できる
SNSの拡散力で認知度アップと新規顧客獲得を図るためにも、ユーザーにSNSでシェアしてもらいやすい工夫は必要です。
ブログへ誘導
購入商品の説明や使い方などを紹介したコンテンツは、ユーザーの興味・関心に繋がります。魅力的なコンテンツにより商品・サービスのファンになってもらえれば、継続的な商品購入にも繋がっていきます。
動画コンテンツ
テキストや画像だけでは伝わりづらい内容でも、動画なら簡単に分かりやすく伝えることが可能です。
商品の使い方などの動画の意義は、ユーザーに分かりやすい情報を伝えるだけではありません。ユーザーとの接触機会でもあるので、信頼性の構築も可能です。
企業・ブランドとユーザーの信頼性構築は、長期的な売り上げ確保のためには重要な意味を持ちます。
サンクスページの成功例3選
サンクスページの成功例を3つ紹介します。成功例の内容を自社でも取り入れて、売上アップに繋げていきましょう。
事例①Amazon
大手ECサイトのAmazonは、商品購入後に他商品のページを見たくなる工夫が多く施されています。
他にも、AIでユーザー特性のセグメント管理をしているので、一人一人に合わせた商品を表示することが可能です。
大手ECサイトと同じAIを使うことは難しいかもしれませんが、以下のような方法でサンクスページに追加購入の工夫を施すことも考えられます。
・購入商品と一緒に買われる商品の紐づけ
・アクセス解析の導入
事例②ZOZOTOWN
ZOZOTOWNのサンクスページではTwitterのシェアボタンの設定により、商品・企業の認知度アップと新規顧客獲得の工夫が施されています。
他にも、古着・中古の買い取りページである「ZOZOユーズド」へのリンクも設定されています。
ZOZOユーズドと買い替え割の組み合わせで、新規購入の売上を伸ばす仕組みです。
事例③ベルコスメ（Bell Cosme）
Bell Cosmeは、次回使える5%OFFクーポンの発行をしています。
クーポン発行はユーザーに「お得に商品を買える」「クーポンを使わないともったいない」といった心理を促す効果があるので、追加購入をしてもらえる可能性が高まります。
まとめ
サンクスページは売上アップに重要なページで、効果的な導線の作り方とデザインを施す工夫が必要です。
工夫を施しているサイトも少ないので、サンクスページのデザインを設定をすることで他社よりも優位性を高めるチャンスです。
商品やサービスを購入したユーザーに感謝を伝えるだけでなく、次にしてほしい行動を設定することで、リピーターやファンを増やすことにも繋がります。
今回紹介したサンクスページの作り方とテンプレートを活用して、売上アップに効果的なサンクスページを作っていきましょう。
