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海外のコンテンツマーケティングの成功事例13選|ポイントを押さえよう!

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本記事では、海外のコンテンツマーケティングの成功事例13選を紹介します。

 

日本でも多くの成功事例がありますが、海外の成功事例に目を向けると、より多様な視点からコンテンツマーケティングで成功するためのヒントが得られます。

 

記事の後半では、成功事例を踏まえた成功のポイントについても解説しているので、コンテンツマーケティングで成果を出したい方はぜひ最後までお読みください。

 

海外のコンテンツマーケティングとは?

海外のコンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、記事や動画などのコンテンツを活用したマーケティング手法のことです。有益なコンテンツを配信することで、顧客獲得や既存顧客のリピート率向上などを狙います。

 

記事や動画、メルマガなど、さまざまな形式の中から、ユーザーに最適なメディアを選んで提供します。

 

海外と日本でコンテンツマーケティングの定義が異なるわけではないため、海外でも日本でも同じ意味で理解できるでしょう。以下で紹介する海外の事例を確認しながら、コンテンツマーケティングの成功のコツをつかんでいきましょう。

 

海外のコンテンツマーケティングの成功事例13選

海外のコンテンツマーケティングの成功事例13選

この記事で紹介する海外のコンテンツマーケティングの成功事例は、以下の13個です。

 

・HasBean

・MintLife

・Will It Blend?

・Four Seasons Magazine

・Red Bull

・NEILPATEL

・HubSpot

・American Express

・Weiniger

・FireRock

・Fanatics

・Yale Appliance

・Salesforce

 

それぞれの事例を通して、成功するコンテンツマーケティングのやり方を考えてみましょう。

 

HasBean

イギリスのコーヒーブランドであるHasBeanは、公式サイトでコーヒーに関するコンテンツを配信しています。

 

圧倒的なコンテンツ量を誇るため、コーヒーについて知りたければ、同サイトを見ることでほとんどのことが分かります。また、「In my mug」という商品の裏話を知れるコンテンツシリーズも展開しており、コーヒー好きにはたまりません。

 

コーヒーという一分野に特化したことで、成功した事例であるといえるでしょう。

 

MintLife

MintLifeは、個人に向けた資産管理サービスを提供するMint.comが運営しているWebメディアです。同サイトでは、ビジネスパーソンに向けたお金に関係するコンテンツを提供しています。

 

役立つコンテンツを多く投稿しており、特に若者を中心に注目を集めています。それによってMint.comが提供する資産管理サービスの会員数も大幅に増加し、コンテンツマーケティングが成功したといえます。

 

Will It Blend?

Will It Blend?は、家庭用ミキサーを扱うBlendtec社が手がけた動画シリーズです。自社の製品を使った面白い動画を作り、バズったことで、製品が多くの人の目に留まりました。

 

さらに、あらかじめレシピ集や製品の性能を示すページを用意していたことにより、顧客を見込み客に育てることに成功しています。

 

面白い動画がバズっただけでは商品の魅力を伝えられず、コンバージョンにつなげられないことがほとんどでしょう。

 

しかし、バズることを見越して、事前に自社の商品の魅力を伝えるページを用意していたことで一過性で終わらせず、コンバージョンに結びつけることができたのです。

 

Four Seasons Magazine

Four Seasons Magazineは、ホテルチェーンのFour Seasons Hotelsが運営しているWebマガジンです。同サイトでは、旅行者に向けたコンテンツを配信し、集客しています。

 

発信内容は、世界に展開するホテルチェーンだからこそ分かる、魅力的なグルメやアクティビティなどです。ページ内にさりげなくホテルのページに飛べるリンクを設置することで、自然な形での集客ができている点は注目すべきでしょう。

 

Red Bull

エナジードリンクでおなじみのRed Bullは、あえて商品の宣伝をしないことで知られています。年間売上の3分の1をマーケティングに投資していることが、その特徴を際立たせていると言えるでしょう。

 

Red Bullの広告は、多くが雑誌の発行やイベントの主催などブランディングを目的としています。他社が簡単にまねできるマーケティング手法ではありませんが、興味深い事例として知っておくとよいでしょう。

 

NEILPATEL

NEILPATELでは、デジタルマーケティングに関わるコンテンツを投稿しています。特定のテーマに関連するコンテンツをまとめて作成しており、関連性を持たせた記事のリンクを貼ることで、巡回率が高くなりやすいのが特徴です。

 

巡回率が高くなれば、Webサイトを長時間見ていることになるため、SEO対策の評価も上がりやすくなります。NEILPATELのコンテンツはクオリティも高いため、シェアされる可能性が高まるのも要因でしょう。

 

HubSpot

HubSpotは、統合CRMのサービスを提供する会社です。統合CRMとは、部門別でなく組織で顧客管理を行うシステムのことです。統合CRMサービスを提供することで営業活動やカスタマーサポートを効率化したり、インバウンドマーケティングを支援したりしています。

 

HubSpotの公式サイトでは、資料やブログなどを用いてBtoB向けの学習用コンテンツを用意し、自らがインバウンドマーケティングの実践者となっています。自らをインバウンドマーケティングの成功例として用いることで、顧客からの信頼を獲得できるのです。

 

American Express

クレジットカード会社であるAmerican Expressは、ビジネスにまつわるコンテンツを提供するメディアを運営しています。

 

ビジネスの最先端の内容や起業家のインタビューなどを掲載することで、顧客の信頼獲得に努めています。意表をついた方法ではなく確実に集客しているため、参考にできる部分は多いでしょう。

 

Weiniger

不動産会社であるWeinigerは、地域・観光情報を提供する動画コンテンツを配信しています。

 

動画コンテンツには「不動産」の文字が出てこないため、一見すると、不動産会社が配信しているコンテンツであることは分かりません。

 

しかし、不動産会社だと分からないからこそ、純粋に地域情報や観光情報が気になる人が記事を閲覧することで、見込み客を獲得できるのです。

 

このように、不動産業界でありながら、「不動産」というキーワードを使わずに見込み客を集めたことが成功の理由です。

 

FireRock

FireRockは、石材の活用法やアイデアについてのコンテンツを掲載しているWebメディアです。特に注力しているのが地域別の配信で、画像検索がしやすいSNS「Pinterest」で、地名のタグとともに画像を投稿しています。

 

ジャンルがニッチであるため、幅広くアプローチしたい気持ちにもなりますが、あえてターゲットを絞ることで集客が成功しています。

 

Fanatics

Fanaticsは、スポーツeコマースのWebサイトを運営しています。スポーツ情報をリアルタイムで更新するだけでなく、スポーツの歴史のように長く見続けられるコンテンツも提供することで、ユーザーの離脱が少なくなり、集客に成功しました。

 

日常のスポーツニュースも鮮度を高く保って投稿することで、他のニュースサイトにも掲載されるようになり、アクセスを伸ばしています。顕在的なニーズのみならず、潜在的にも着目した点が成功の要因です。

 

Yale Appliance

Yale Applianceは、プロの目線に特化した家電販売サイトを運営しています。

 

一般消費者が求めている情報だけでなくプロの目線に特化しており、カタログをダウンロードできるようにしたり、消費者の疑問点をまとめた資料を見られるようにしたりするなどの工夫が見られます。

 

また、Webサイトだけでなく、ブログやメルマガなども用いて多様な媒体で発信したことも、集客力が高まった要因の一つです。

 

Salesforce

世界で利用されている顧客管理システムを提供するSalesforceは、コロナ禍に素早く対応した「Leading Through Change」を展開。コロナ禍で対応が必要な情報について、20カ国以上に配信しています。

 

顧客に必要な情報をいち早く提供することで、信頼獲得につながっているのです。

 

海外のコンテンツマーケティングに学ぶ成功のためのポイント

海外のコンテンツマーケティングに学ぶ成功のためのポイント

海外のコンテンツマーケティングに学ぶ成功のためのポイントは、以下の5つです。

 

・目的を明確にする

・オリジナルの強みを持つ

・効果測定と改善を繰り返す

・長期的な計画を立てる

・カスタマージャーニーマップを作成する

 

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

 

目的を明確にする

1つ目のポイントは、目的を明確にすることです。

 

明確な目的があれば、それに向けて中長期的な目線でコンテンツマーケティングの施策を実施できます。一方、明確な目的がないまま始めてしまうと、方向性にズレが生じるため、コンテンツマーケティングはうまくいきません。

 

お金や時間、手間を効率的に使うためにも、目的を明確にすることが大切です。

 

オリジナルの強みを持つ

2つ目のポイントは、オリジナルの強みを持つことです。

 

コンテンツマーケティングで成功するためには、競合との差別化が必須です。他社にはマネできないコンテンツを作成したり、独自の視点を盛り込んだコンテンツを作成したりすることで、オリジナルの強みを持てます。

 

しかし、すべてをいきなり差別化するのは難しいため、視点を変えてみるなど、取り組みやすいところからオリジナルの強みを見つけることがおすすめです。

 

効果測定と改善を繰り返す

3つ目は、効果測定と改善を繰り返すことです。

 

コンテンツマーケティングでは、今まで配信したコンテンツの中で、ヒットしたコンテンツとそうでないコンテンツを分けることで、集客しやすいコンテンツの作成方法が分かってきます。

 

そのためには、コンテンツを作成したまま放置するのではなく、効果測定と改善を繰り返すことが重要です。

 

コンテンツマーケティングに利用できるツールも多く開発されているため、ツールを活用して効率的に効果測定と改善に取り組んでみてください。

 

長期的な計画を立てる

4つ目は、長期的な計画を立てることです。

 

コンテンツマーケティングはすぐに結果が出るものではなく、数カ月から1年ほどかけてじっくりと取り組む必要があります

 

しかし、行き当たりばったりで長期間コンテンツマーケティングに取り組んでも、正しい方向に進んでいるのか分からず、不安になってしまうでしょう。

 

そこで、長期的な計画を立ててから、コンテンツマーケティングに取り組むことがおすすめです。あらかじめ計画を立てておけば、正しい方向を確認しながら進められ、修正が必要になった場合でも迅速に対応できます。

 

カスタマージャーニーマップを作成する

5つ目は、カスタマージャーニーマップを作成することです。

 

カスタマージャーニーマップとは、顧客が認知から購買までどのような道で進むのかを、顧客の感情をベースにして作成したマップのことを指します。

 

カスタマージャーニーマップを作成することで、顧客が何を求めているのかが明らかになり、顧客に対して適切なメディアで適切なコンテンツを配信できるようになります。

 

ただし、カスタマージャーニーマップは雑に作ってしまうと効果がほとんど出ないため、時間をかけてじっくりと精度の高いマップに仕上げることが重要です。

 

まとめ

コンテンツマーケティング 事例 海外 まとめ

海外でのコンテンツマーケティングの成功事例を見てみると、さまざまなヒントがもらえます。王道の施策を堅実に実行した事例から、考えもつかない奇抜なアイデアでコンテンツマーケティングを成功させた事例まで、多くのパターンがあることがお分かりいただけたでしょう。

 

コンテンツマーケティングには唯一の正解というものがないため、トライアンドエラーが必要不可欠です。本記事を参考に、自社の特徴や魅力を最大限発揮できるようなコンテンツマーケティングを実施してみてください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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