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オウンドメディアの成功事例12選と5つのポイント|自社の運用戦略に活かそう

オウンドメディア 事例 アイキャッチ

企業が利益向上や課題解決を図るために有効な手段は「オウンドメディア」です。しかし、「具体的にどのように運用していけばよいかわからない」といった企業も多いのではないでしょうか?

 

そこで、この記事では効果的にオウンドメディアを運用している企業の事例を紹介した上で、オウンドメディアを成功させるためのポイントについて解説します。

 

オウンドメディアを運用する目的とは

オウンドメディアを運用する目的とは

オウンドメディアを運用する主な目的は大きく分けて3つあります。

 

まずはその3つの目的について、解説していきます。

 

自社商品・サービスの見込み顧客獲得

1つ目はオウンドメディア運用の最大の目的とも言える、自社商品・サービスの見込み顧客獲得です。

 

ユーザーは、ニーズに応じて能動的に情報を検索します。その際、オウンドメディアがあれば、適切なタイミングで有益な情報を提供することが可能です。

 

ユーザーへ有益な情報を提供して関係を深めていくことで、ニーズが発生したときに自社のことをイメージしてもらえる可能性が高くなり、見込み顧客を増やすことができます。

 

さらに、オウンドメディアはインターネット全体に向けて情報が公開されます。そのため、世界中のユーザーに向けてアプローチできる点も、オウンドメディアの大きな魅力です。

 

こうした点からオウンドメディアの運用は見込み顧客獲得を狙うにあたり、デメリットの少ない戦略と考えられています。

 

自社商品やサービスのブランディングを行える

2つ目は自社商品やサービスのブランディングを行うことです。

 

オウンドメディアと自社商品のブランディングは密接な関係にあります。企業が独自に運用するオウンドメディアには、その企業が持つ価値観やストーリー、商品に込めた思いが大きく反映されるのです。

 

自社でオウンドメディアを運用することで、企業はユーザーへ発信するメッセージをコントロールできます。そうして一貫性のある発信を行うことでユーザーから自社に対して一定のイメージを持ってもらい、ブランドイメージの向上を狙うことができます。

 

コスパの高い採用活動ができる

オウンドメディアを活用すると、コスパの高い採用活動ができます。理由は次の通りです。

 

・出展・出稿にかかる費用が必要ない

・企業理解が深まり入社後のミスマッチを減らすことができる

・潜在層にもアピールできる

 

オウンドメディアを利用すれば、求人サイトや採用イベントなどにかける時間を割き、求職者とのミスマッチを減らすことができるのです。

 

オウンドメディアはなぜ重要視されているのか

オウンドメディアはなぜ重要視されているのか

ここまではオウンドメディアが運用される目的について説明してきました。

 

オウンドメディアは、なぜここまで重要視されるようになったのでしょうか。その理由を3つ解説します。

 

コーポレートサイトに比べて発信できる情報の幅が広いから

オウンドメディアの大きな特徴の1つが、メディア運営にあたって企業がトンマナ(トーンとマナー)や運営ルールを自由に決められるという点です。

 

コーポレートサイトの場合、対象の幅が広いこともあり、発信内容も企業情報や公式発表が中心となります。また、外部メディアで情報発信する場合、発信する内容に制限があったり様式をそのメディアに合わせる必要があるため、自由度が低くなってしまいます。

 

その点、自社で運営するオウンドメディアの場合は、様式もルールも自由に決定できます。対象に合わせてトンマナを変更するなど、最適な形で情報を発信できることから、オウンドメディア運用に取り組む企業が多くなっています。

 

インターネット広告の掲載費が高騰しているから

2つ目は広告出稿する競合他社が多い場合、より高額な広告費用が必要になる可能性が高まります。

 

競合他社がインターネット広告への入札を強化した場合、自社の広告を出稿するには、クリック単価を上げなければなりません。その結果、広告の費用対効果が悪くなってしまい、インターネット広告を掲載することに対するハードルが上がってしまいます。

 

クリック単価が高騰化しているからといって費用を抑えすぎても、広告が上位表示されなくなったり、広告自体が表示されなくなったりしてしまいます。

 

これらはコンバージョン数の低下に繋がりかねないので、結局従来より多額の費用をかけてインターネット広告を掲載することになります。

 

その点、オウンドメディアは上位表示してしまえば、コンバージョン獲得などの目的達成が可能であり、インターネット広告と比較しお金をかけずに集客が可能です。

 

オウンドメディアはストック型で半永久的に残るコンテンツだから

インターネット広告の場合、広告を出す限り費用がかかり続けてしまう上に、広告の掲載が終われば流入のチャンスはなくなります。

 

オウンドメディアの場合は、コンテンツがサイト内に増えていくことでユーザーが検索エンジンから流入するチャンスが大幅に増えていくのです。

 

ただし、SEOでは、情報の最新性が評価基準を1つとなっているため定期的な更新は必要が必要となります。

 

オウンドメディアの成功事例12選!成功の秘訣

オウンドメディアの成功事例10選!成功の秘訣

オウンドメディアの目的は、認知拡大、集客、採用など企業によってさまざまですが、運用に成功している企業には一体どのような特徴があるのでしょうか?ここでは、成功事例を12社紹介します。

 

オウンドメディアのデザインで参考になる事例20選|コツもご紹介!
オウンドメディアの成功事例10選と3つのポイント|自社の運用戦略に活かそう
オウンドメディアにありがちな失敗11選|注意すべきポイントも解説

 

成功事例1.サイボウズ式(サイボウズ株式会社)

成功事例1.サイボウズ式(サイボウズ株式会社)

サイボウズ株式会社の「サイボウズ式」は、自社の認知度向上とブランディングを目的に運用されています。「新しい価値を生み出すチームのメディア」をコンセプトに、働き方や仕事に関するコンテンツが充実していることが特徴です。

 

「サイボウズ式」の成功の秘訣は、徹底的なユーザー志向にあります。製品やサービスのプロモーションよりも、ユーザーの興味や関心に合わせた情報の発信に専念することで、ユーザーとの関係性を築くことが大切にされています。

 

トレンドを把握し、想定ユーザーが必要としている情報を予測した上で企画されるコンテンツは、多くのユーザーの共感を呼び、結果的に企業の認知度向上とブランディングにつながっています。

 

直接的な成果(CV)への導線がなくても潜在顧客の獲得に成功している事例です。

 

URL:https://cybozushiki.cybozu.co.jp/

 

成功事例2.北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)

成功事例2.北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)

株式会社クラシコムの「北欧、暮らしの道具店」は、ECサイトとオウンドメディアが一体となっており、コンテンツが「お買いもの」と「読みもの」のカテゴリに分かれているのが特徴です。

 

「お買いもの」では新商品などの紹介、「読みもの」では実用的なノウハウからコラム記事まで、多様なコンテンツが提供されています。

 

「北欧、暮らしの道具店」の成功の秘訣は、ユーザーとの関係性の構築にあります。

 

ECサイトと一体となっているため、最終的なコンバージョンは商品購入ですが、「読みもの」カテゴリにおいては、お役立ち情報やお客様アンケートなどセールス色を抑えたコンテンツとなっています。

 

結果として、商品購入を目的としたユーザーだけでなく、コンテンツを楽しむことを目的としたユーザーの獲得にも成功しています

 

URL:https://hokuohkurashi.com/

 

成功事例3.HubSpot

成功事例3.HubSpot

HubSpotのオウンドメディアでは、マーケターに向けてマーケティングやセールスに関する非常に良質な情報を発信し続けています。ニーズに合った良質な情報を提供し続けることでユーザーの成長に役立ち、長期的な関係構築を実現しています。

 

HubSpotのオウンドメディアの特徴として、自社サービスや問い合わせフォームなどのCTAを設置していることが挙げられます。

 

これによりリード数を増大させ、またポッドキャストやウェビナーなど、さまざまな媒体を使用してコンテンツを発信しており、より多くのユーザーにアプローチできるよう工夫しています。

 

ユーザーに向けて有益で良質な情報提供を行うことで見込み顧客を獲得し、並行して自社のブランディングも成功させているHubSpotは、オウンドメディア運用においてわかりやすい成功事例の1つといえるでしょう。

 

URL:https://www.hubspot.jp/

 

成功事例4.グリコ パワープロダクション

成功事例4.グリコ パワープロダクション

江崎グリコ株式会社が運営する「パワープロダクション」はスポーツやトレーニングに関係する情報を提供しています。情報の提供例は次の通りです。

 

・トレーニング効果を最大化させる食事

・トレーニングと超回復の関係

 

ポイントは「ユーザーの悩みに寄り添う」こと。商品は、その悩みを解決する手段として紹介しているのです。

 

ユーザーファーストのオウンドメディアを提供することで、メディアのユーザーを増加させ、自社商品の購入率を上げている典型的な例と言えるでしょう。

 

URL:http://www.powerproduction.jp/

 

成功事例5.LIGブログ(株式会社LIG)

成功事例5.LIGブログ(株式会社LIG)

株式会社LIGの「LIGブログ」は、Webシステムの紹介や取材レポート、社員インタビューやコラム記事などバラエティ豊かなコンテンツが特徴的です。

 

「LIGブログ」の成功の秘訣は、トレンドに敏感なところにあります。流行をおさえたコンテンツが高頻度で更新されるため、ユーザーが飽きずに楽しめるメディアです。

 

また、社員の働く様子を紹介する記事など、LIGで働く魅力や楽しさを発信するコンテンツも多く、採用メディアとしても機能しています。コンテンツ制作に社員が参加したり、社内情報を積極的に開示したりといった工夫により、自社のファンを増やすことにも成功しています。

 

URL:https://liginc.co.jp/blog

 

成功事例6.Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)

成功事例6.Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)

株式会社マネーフォワードの「Money Forward Bizpedia」は、主に中小企業向けに会計や人事労務などに関する情報が発信されています。運用目的は、自社サービスのプロモーションと企業ブランディングです。

 

「Money Forward Bizpedia」の成功の秘訣は、情報の信頼性と徹底的なSEO対策にあります。税理士や公認会計士などのプロフェッショナルが監修したコンテンツで、ユーザーの信頼を得ることに成功しています。

 

課題を抱えているユーザーにきちんと情報が届くようキーワードの選定にもこだわっており、月平均100万PVのうち約9割が自然検索からの流入というほどです。

 

また、確定申告など難しい内容についても親しみやすい口調で書かれています。このようなユーザーに寄り添ったコンテンツ制作は「マネーフォワードを好きになってもらう」ことにつながり、結果的に企業のブランディングにも成功しています。

 

URL:https://biz.moneyforward.com/blog/

 

成功事例7.ジモコロ(株式会社アイデム)

成功事例7.ジモコロ(株式会社アイデム)

株式会社アイデムの「ジモコロ」は、地域を取材して得た「一次情報」が満載のコンテンツで、多くのユーザーの関心を集めているメディアです。

 

「ジモコロ」の成功の秘訣は、徹底的な質の追求にあります。 PV数ではなく記事の質にこだわる方針を持っており、取材・執筆を担当するライターは本質的な面白さや価値の提供に専念できる環境です。

 

地元愛を感じるコンテンツは、ユーザーにとって信頼性が高く共感を得やすいため、メディアのファン獲得に成功している事例といえます。

 

また、新規ライターを積極的に採用し、コンテンツの幅やユーザー層を広げることで、新規流入の増加に成功している点も「ジモコロ」の特徴の1つです。

 

URl:https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/

 

成功事例8.mercan(株式会社メルカリ)

成功事例8.mercan(株式会社メルカリ)

株式会社メルカリの「mercan」は採用を目的としたオウンドメディアで、社内の出来事やプロダクト開発に関する社員インタビューなど、リアルな情報が発信されています。

 

「mercan」の成功の秘訣は、オープンで魅力的な情報発信にあります。メルカリグループのメンバーなら誰でも投稿できるプラットフォームとなっており、株式会社メルカリの日常や価値観が伝わるコンテンツが充実しています。

 

そのため、求職者はリアルな職場環境について知ることができ、採用後のミスマッチ防止に一役買っています。メルカリで働く「人」に焦点を当てたコンテンツ制作によって、いま働いている社員から友人や知人を紹介してもらう「リファラル採用」の促進にも成功しています

 

URL:https://mercan.mercari.com/

 

成功事例9.OnLINE(LINE株式会社)

成功事例9.OnLINE(LINE株式会社)

株式会社LINEの「OnLINE」は、求人票には現れない自社の魅力について知ってもらうことを目的とした、採用オウンドメディアです。

 

社員インタビュー記事が充実しており、各部門の新たなチャレンジや企業文化、社員ひとり一人の働き方などについて分かりやすく発信されています。

 

「OnLINE」の成功の秘訣は、求職者が求める情報を現場の社員が提供する点です。各部門の社員が語る仕事への熱意や業務の意義は、求職者の興味を引きつけ「この会社で働きたい」という意欲の向上に貢献しています。

 

また、さまざまなサービスに関わる社員の紹介は、事業の広告としての役割も果たしています。このようにリアルな視点で制作されたコンテンツの数々は、自社の内部状況を伝え、企業ブランディングにも成功しています。

 

URL:https://line-online.me/

 

成功事例10.グーネットマガジン(株式会社プロトコーポレーション)

成功事例10.グーネットマガジン(株式会社プロトコーポレーション)

株式会社プロトコーポレーションの「グーネットマガジン」は、中古車の所有者や購入を検討している人向けに、中古車に関する有用な情報を提供しています。

 

「グーネットマガジン」の成功の秘訣は、潜在層に焦点を当てる「Web Consideration」の活用にあります。類似オーディエンスを通じて、中古車に興味を持つ潜在層にアプローチした広告配信を行っており、直帰率の低い新規ユーザーの獲得に成功しています

 

また、自社サイト上で販売している輸入車の検索ができるため、購入に役立つ情報を得た上で購入に移れる導線が確立している点も、オウンドメディアとして成功している要因の1つです。

 

URL:https://www.goo-net.com/magazine/

 

成功事例11.くらしの良品研究所(株式会社良品計画)

成功事例11.くらしの良品研究所(株式会社良品計画)

株式会社良品計画の「くらしの良品研究所」では、無印良品が提供する多様な商品に関する研究成果や情報が発信されています。

 

「くらしの良品研究所」の成功の秘訣は、無印良品の「質」に対するこだわりと、ユーザーとの積極的なコミュニケーションです。記事を通じて、素材や製品の背景や哲学を伝えることで、ユーザーは無印良品の価値観とブランディングに共感しやすくなります。

 

また、「IDEA PARK」というコンテンツを通じてユーザーからのアイデアを募集し、商品開発の方針や改善点をともに考えるコミュニティが形成されており、顧客を巻き込んだ商品づくりを実現しています。

 

オウンドメディアの運用を通して、ユーザーとの深い関係性の構築に成功した事例といえるでしょう

 

URL:https://www.muji.net/lab/

 

成功事例12.アマノ食堂(アサヒグループ食品株式会社)

成功事例12.アマノ食堂(アサヒグループ食品株式会社)

アサヒグループ食品株式会社の「アマノ食堂」は、主に20〜40代の女性に向けて食や暮らしに関するさまざまな情報を提供しています。

 

「アマノ食堂」の成功の秘訣は、他社のレシピサイトとの差別化です。料理が得意ではない人がつまずきやすいポイント(下処理や食材の保存)など、大手レシピサイトが主流としていない切り口のコンテンツを発信することにより、ユーザーの獲得に成功しています。

 

また、X(旧Twitter)で記事を告知したり、サンプリングやYouTubeを活用したりといった他のマーケティング施策との連携によって、効率的にユーザーに情報を届けることにも成功している事例といえるでしょう。

 

このようなユーザーのニーズに応えるコンテンツ制作は、結果的に企業ブランドの認知向上にもつながっています。

 

URL:https://www.amanofoods.jp/amanoshokudo/

 

オウンドメディアを成功させるための5つのポイント

オウンドメディアを成功させるための5つのポイント

成功事例を参考にして、いざ自社のオウンドメディアの運用戦略を考えようと思っても、具体的に何から考えていけばよいのか悩む方も多いでしょう。

 

ここからは、オウンドメディアを成功させるためのポイントについて、5つ解説します。

 

オウンドメディアの集客で成功するための具体的な方法を徹底解説!
オウンドメディア運用のポイント|成功事例に学ぶ効果的な運用方法

 

目的を設定し最適な運用を行う

オウンドメディアを運用する明確な目的を定め、その達成に向けて取り組んでいくことが重要です。目的を達成するための道筋を描くための手段として「KPIツリー」を紹介します。

 

「KPIツリー」はいわば目標達成の設計図です。オウンドメディアを運用する際の「明確な目標」とそれを達成するための「必要なステップ」を洗い出すことにより、目的に沿ったコンテンツ戦略やターゲット設定が可能となります。

 

その結果、ユーザーの関心を引きつけ、コンバージョンへと導くことができるのです。ぜひ「KPIツリー」を活用して効率的に段階を踏んでいきましょう。

 

オウンドメディア専門の部門を作る

オウンドメディアの運営は、必要な業務が多岐にわたるため、成果を挙げるには、自社の中でオウンドメディア運営のチームを作るのがおすすめです。

 

運営に必要な最低限のメンバーは次の通りです。

 

・ディレクター

・開発担当者

・コンテンツ制作者

・企画担当

・分析担当

 

しかし最初から十分な体制で運用していくのは難しいでしょう。

 

そのため運用当初は少人数で兼業のような形で運用するか、外部の専門家や業者に依頼をかけて対応するのが得策です。メディア運営が軌道に乗ってきてから、自社内のチームを拡大していくと良いでしょう。

 

SEOに対する理解を深める

オウンドメディアの成果を最大限に引き出すためには、SEO(Search Engine Optimization)の理解が必要不可欠です。なぜなら、メディア自体やメディア内の記事が検索エンジンの上位に表示され、多くの目に触れる機会が増えるためです。

 

検索エンジンのアルゴリズムはとても複雑ですが、「ユーザーファースト」の観点を念頭に、以下の3点を重視することで基本的なSEO対策ができます。

 

1.検索ニーズがあるテーマを選ぶ:キーワードプランナーや有料ツールを使用し、検索ボリュームのあるテーマを特定する

2.検索されているワードを使う:同義語では上位表示されないこともあるため、検索数の多い言葉を使用する

3.競合コンテンツを凌駕する:同じテーマで上位表示されているコンテンツを分析し、質・量ともに上回る内容に仕上げる

 

SEOについて、詳しくは下記の記事でも解説していますので参考にしてください。

【2024年更新】SEOとは何か?分かりやすく解説|対策方法も34個紹介

 

検証と改善を繰り返す

効果的にオウンドメディアを運用するためには、設定した目標に対して振り返りと要因分析を行い、次のアクションにつなげることが重要です

 

具体的には、アクセス解析ツールを活用して、コンテンツの閲覧数や滞在時間、コンバージョン数などを定期的にモニタリングし、改善点を洗い出しましょう。検証と改善を繰り返すことによって、オウンドメディアの成果を最大化できます。

 

しかし、オウンドメディアを立ち上げたばかりの時期は、分析できるほどの十分なデータがありません。その場合は、設定した目標とその達成のためのアクションを着実に実行していくことに専念しましょう

 

ユーザーのニーズに寄り添ったコンテンツを提供する

オウンドメディアを成功させるのに最も重要なのは、ユーザーのニーズに寄り添ったコンテンツを作成することです。

 

検索エンジンは、次のような方法で「ユーザーに役立っているか」を分析しています。

 

・検索回数

・ページへのアクセス数

・ページの滞在率

・ページのスクロール率

・内部リンクへの移動率

・外部リンクからの流入率

・被リンク数

・SNSでの拡散回数

 

これらは、Googleの分析アルゴリズムのほんの一部です。端的に言えば「多くの人がじっくり見ており、人にも紹介したくなるページ」と言えるでしょう。

 

では、そんなコンテンツはどのようにして作れば良いのでしょうか。実は、既にネット上に答えがあります。検索で出てきた1位~10位までの記事が、ユーザーのニーズに答えている良質なコンテンツなのです。

 

しかし、それらのコンテンツをコピーすれば良いわけではありません。コピーコンテンツは検索エンジンからの評価を下げてしまうためです。

 

上位表示されるためには、競合サイトのコンテンツを比較しつつ、オリジナリティある構成や文章でコンテンツを作成する必要があります。

 

まずは競合サイトを分析しつつ、見やすさや分かりやすさにこだわったコンテンツを作成してみましょう。良質なコンテンツであれば、自然とアクセスが集まるはずです。

 

まとめ

本記事では、オウンドメディアを効果的に運用している企業の事例とオウンドメディアを成功させるためのポイントについて解説しました。

 

まずはオウンドメディアを運用する目的を定め、SEOに対する理解を深めた上で効果的なコンテンツ制作に取り組み、定期的に検証と改善を繰り返すことが重要です。本記事の内容を参考に、効果的なオウンドメディアの運用に取り組んでみてください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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