オウンドメディアのデザインで参考になる事例30選|コツもご紹介!
オウンドメディアを立ち上げる際に、サイトのデザインに悩む方は多いでしょう。デザインはオウンドメディアで成果を出す上で重要な要素の一つであり、メディアのコンセプトやターゲットに合わせて考える必要があります。
そこで今回は、参考になるオウンドメディアのデザイン例をご紹介します。デザインの重要性や制作方法、デザインのポイントも解説しているので、オウンドメディアを立ち上げる際の参考にしてみてください。
オウンドメディアにおいてデザインが重要である理由
オウンドメディアにおけるデザインとは、サイトの見た目や階層のことです。デザインによって、面白さや親しみやすさといったユーザーが受ける印象は変わります。
メディアのコンセプトやテーマとデザインが合致していないと、違和感があるメディアとなってしまいます。逆にコンセプトに合ったデザインだと、PVやCTAといった成果に繋がりやすくなるでしょう。
どのようなデザインが適しているのかは、サイトに掲載するコンテンツや自社の世界観などで変わってきます。オウンドメディアの目的や届けたい情報を踏まえて、コンセプト・テーマに合うデザインを考えていきましょう。
また、階層はメディアの使いやすさ・わかりやすさに影響する要素です。どんなにおしゃれなデザインでも、使い勝手が悪いと知りたい情報を見つけられず、ユーザーにストレスを与えてしまいます。そのため、使いやすさにも考慮したデザインの設計が求められます。
オウンドメディアのデザイン制作でイメージの参考になる事例30選!
オウンドメディアのデザイン制作で、参考になる事例を30選紹介していきます。
MERY(株式会社MERY)
MERYは、株式会社MERYが運営する、若年女性をターゲットとしたオウンドメディアです。「女性を幸せにする、プロデュースカンパニーへ」をコンセプトに、Z世代の実態に関するコラム、美容、ライフスタイルなどの情報を幅広く発信しています。
デザインは、以下の2つが特徴です。
・女性らしいカラーや写真を多く使ったコンセプトに沿った雰囲気
・多くのコンテンツが1ページに綺麗にまとめられ、一目で多くの情報を受け取れる
女性らしさを表現し情報を網羅することを目的としたデザインといえるでしょう。
公式サイト:https://mery.jp/
KAI-YOU(株式会社カイユウ)
KAI-YOUは、株式会社カイユウが運営するオウンドメディアです。音楽やアニメ、漫画、ゲームなどのポップカルチャーに関する情報を幅広くタイムリーに提供しています。
デザインの大きな特徴としては、以下のようなものがあります。
・見やすく使いやすい利便性の高さと、ポップなデザイン
コンテンツのカテゴリーは8つに分けられ、カテゴリーごとに新着記事が掲載されたり、タグがつけられていたりするため、ユーザーは好きなコンテンツを簡単に見つけられます。アイキャッチ画像は目をひくものが多く、ユーザーが閲覧したくなるような仕かけです。
利便性と自社の世界観をバランスよく表現しているデザインといえるでしょう。
公式サイト:https://kai-you.net/
ナタリー(株式会社ナターシャ)
ナタリーは株式会社ナターシャが運営するオウンドメディアです。ポップカルチャーのニュースサイトとして、音楽、コミック、お笑い、映画、ステージ、ストア、ライブのジャンルで幅広く情報を発信しています。
デザインの主な特徴としては、以下の3つです。
・情報の多さとカラフルな色合いで表現されたサイトの充実感
・「人気」「特集・インタビュー」「最新」の3カラム(段組み)で構成されたシンプルな設計
・カテゴリー分けによってわかりやすく整理されたコンテンツ
ニュースサイトとしての充実感と、シンプルでわかりやすい設計を兼ね備えている点が魅力といえるでしょう。
「公式サイト」https://natalie.mu/
SUUMOジャーナル(株式会社リクルート)
SUUMOジャーナルは、株式会社リクルートが運営するオウンドメディアで、住まいや暮らしに関するお役立ち情報を数多く発信しています。
デザインの大きな特徴としては、以下のようなものがあります。
・全体的にシンプルで落ち着いた印象
・アクセントにSUUMOのオリジナルキャラクターと同じ黄緑色を使いブランドイメージを強調
ブランドやコンセプトを意識した上で、ユーザーに役立つコンテンツを届けることを重視しているメディアといえるでしょう。
「公式サイト」https://suumo.jp/journal/
キユーピーマヨネーズキッチン(キユーピー株式会社)
キユーピーマヨネーズキッチンは、食品メーカーのキユーピー株式会社が運営するオウンドメディアです。
デザインの大きな特徴としては、以下のようなものがあります。
・イメージカラーを基調としたデザイン
・マヨネーズを使用した鮮やかでフレッシュな料理写真
・料理ジャンルごとにコンテンツを分類した見やすいつくり
ブランドイメージを強め、ユーザーにとってマヨネーズの活用を促せるように、わかりやすくて楽しめるデザインとなっています。
「公式サイト」https://www.kewpie.co.jp/mayokitchen/index.html
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
北欧、暮らしの道具店は、株式会社クラシコムの運営するECサイトをオウンドメディア化したサイトです。
デザインの大きな特徴としては、以下のようなものがあります。
・ナチュラルテイストなカラーパレットとシンプルなフォントを使用して、北欧のライフスタイルや世界観を表現
・記事や商品紹介、お知らせなどをランダムに並べ余白を活用
・コンテンツに「お買い物」「読みもの」などのタグをつけて見やすく
コンテンツでユーザーの悩みに寄り添ったり、お役立ち情報を発信したりすることで、商品の購入へ繋げており、メディアのコンセプトと企業の目的の両方に沿ったデザインは参考になるでしょう。
「公式サイト」https://hokuohkurashi.com/
FASHION HEADLINE(株式会社ファッションヘッドライン)
FASHION HEADLINEは、株式会社ファッションヘッドラインの運営するオウンドメディアです。主に、ファッション業界のニュースや美容、ライフスタイルなどの情報を発信しており、洗練された雰囲気が特徴的といえます。
デザインの大きな特徴としては、以下のようなものがあります。
・大きくハイクオリティな写真で情報を視覚的に表現
・全体の余白や美しいタイポグラフィが写真をさらに引き立て世界観の表現にこだわった工夫
メディア全体の印象や世界観を統一している点は、ブランドイメージを意識したデザイン設計の参考になるでしょう。
「公式サイト」https://www.fashion-headline.com/
TERIYAKI(株式会社TERIYAKI)
TERIYAKIは「絶対にハズさない 美味しいお店を検索できる」をコンセプトとした、株式会社TERIYAKIが運営するオウンドメディアです。
デザインの大きな特徴としては、以下の2つが挙げられます。
・食べ物の写真でユーザーの興味をひくアイキャッチ画像
・コンセプトに合わせて、お店を検索するための検索窓
コンセプトに合わせた充実の検索機能と、美味しそうな写真をアイキャッチ画像で見せるデザインは、ターゲットのニーズを満たして行動を喚起する計算されたデザインといえるでしょう。
「公式サイト」https://teriyaki.me/
WORKSIGHT(コクヨ株式会社)
WORKSIGHTは、文具メーカーとして有名なコクヨ株式会社が運営するオウンドメディアです。「会社の悩みは環境の工夫で解決できる」をコンセプトに、働く環境を考える企業キーパーソン向けの情報を発信しています。
デザインの大きな特徴としては、以下の2つが挙げられます。
・白、黒、グレーを基調としたカラーのシンプルな雰囲気
・整理されたレイアウトと余白を使った開放感
環境や働き方の改善といった、メディアのコンセプトを表現したデザインといえるでしょう。
「公式サイト」https://www.worksight.jp/
サイボウズ式(株式会社サイボウズ)
サイボウズ式は、ソフトウェア開発事業を手がけるサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアです。サイボウズは、ITで働き方の改善を図るための情報やサービスを提供し、自社サービスやソフトウェアの販売に繋げています。
デザインの大きな特徴としては、以下の2つが挙げられます。
・ITや働き方、組織づくりといった堅そうなイメージをイラストや漫画、ポップなフォントで緩和
・企業のイメージカラーである青をメインカラーとして使用
コーポレートカラーを使用してイメージの統一を図り、ユーザーにとって馴染みやすいデザインに仕上げられています。
「公式サイト」https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
LIG(株式会社LIG)
LIGは、株式会社LIGが運営するオウンドメディアです。LIGは、システム開発やWeb制作、コンテンツマーケティングなどの事業を手がけており、企業としての先進性や斬新さを表現するオウンドメディアデザインとなっています。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・迫力があり会社のイメージが伝わるアニメーション
・ダイナミックなフォント
サイト全体を使った迫力のあるアニメーションは、社員の姿や事業のイメージを伝え、ユーザーの印象に残りやすくしています。さらにコンテンツのカテゴリーをダイナミックなフォントで表し、アニメーションとの相乗効果で思わず注目してしまうデザインを採用しています。
「公式サイト」https://liginc.co.jp/
ferret(株式会社ベーシック)
ferretは、Webメディア運営やマーケティング事業を営む株式会社ベーシックが運営するオウンドメディアです。「マーケッターのよりどころ」というコンセプトでWebマーケティングに関する情報を幅広く発信しています。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・ユーザーにわかりやすく届けるためにグローバルメニューを細かくカテゴリー分けして設置
・カラフルでポップなイラストで、ユーザーが事業に対して難しく感じないように緩和
ユーザーへ質の高い情報を数多く発信しつつ、サイト全体の利便性も確保しているデザインは、多くのオウンドメディアの参考となるでしょう。
「公式サイト」https://ferret-plus.com/
メルカン(株式会社メルカリ)
メルカンは、フリマアプリのメルカリで知られる株式会社メルカリが運営するオウンドメディアです。主に、採用を目的とし、メルカリの「人」を伝えるというコンセプトで社内の取り組みや社員の座談会などを発信しています。
採用が目的の中心であるため、ユーザーが企業理解を深められるように写真を多く載せることで、コンセプトのとおり社員の姿がイメージできます。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・タグから検索をかけられる設計
・目的とコンセプトに合わせた上で利便性も備わっているデザイン
「公式サイト」https://mercan.mercari.com/
DevicePlus(株式会社ローム)
DevicePlusは、株式会社ロームが運営するエンジニアやエンジニアを目指す人をターゲットとしたオウンドメディアです。
「エンジニアライフにプラス1の情報を」をテーマに、電子工作やエンジニアライフにまつわる情報を楽しく発信しています。コンテンツは、カテゴリーごとでカラフルに色分けされ、サイドメニューでポップなイラストを用いて、明るい世界観をつくっています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・質の高いコンテンツのそばにSNSでシェアできる導線が設置
・世界観を的確に表現しつつ、ユーザーからの拡散も狙っている計画性のあるデザイン
「公式サイト」https://deviceplus.jp/
THE BAKE MAGAZINE(株式会社BAKE)
THE BAKE MAGAZINEは、株式会社BAKEが運営するオウンドメディアです。
「おいしいは、しあわせにBAKE(バケ)る。そこには、ストーリーがある」をコンセプトに、自社のお菓子に関する情報や、食に関するユニークなブランド・企業、生産者などへのインタビュー記事など幅広い内容を発信しています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・自社の商品であるチーズタルトの色合いに合わせることで、イメージを統一
・コンセプトやイメージに合わせ、視覚的にユーザーの購買意欲を高めるデザインといえるでしょう。
・大きなスイーツの写真はユーザーの印象に残り、購買意欲を高めています。
「公式サイト」https://bake-jp.com/magazine/
ジモコロ(株式会社アイデム)
ジモコロは、株式会社アイデムと株式会社バーグハンバーグバーグ、編集チーム株式会社Huuuuが共同運営するオウンドメディアです。
株式会社アイデムは求人情報を扱っており、全国の地元情報を発信することでWeb求人サイト「イーアイデム」の認知度向上とアクセス増加に繋げています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・記事のアイキャッチは、バリエーションが豊富かつ目をひくデザイン
・背景の自然を映したアニメーションによって、地元やローカルに関するサイトであることを表現
自然のアニメーションと目をひく記事のアイキャッチを際立たせるため、サイト全体を白ベースでシンプルに整えている点は、効果的なデザイン設計といえるでしょう。
「公式サイト」https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/
アマノ食堂(アサヒグループ食品株式会社)
アマノ食堂は、アサヒグループ食品株式会社が運営するオウンドメディアです。旬の食材に関する知識や料理家直伝のレシピなどを紹介しており、料理に関心のある人に幅広いお役立ち情報を提供しています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・サイト全体に明るくカラフルな色と目をひく料理のアイキャッチ
・食堂の名前のとおり温かみを感じられるデザイン
温かく親近感のあるデザインでユーザーとの関係性を強め、自社のオンラインショップに繋げている点で参考になるでしょう。
「公式サイト」https://www.amanofoods.jp/amanoshokudo/
TODAY’S PICK UP(株式会社ユニクロ)
TODAY’S PICK UPは、株式会社ユニクロが運営するオウンドメディアです。自社商品のコーディネートや着回し術、アイテムの有効な使い方などについて発信しています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・デザインは全体的にシンプルで、写真をより際立たせるつくり
・コンテンツ以外には、カテゴリーを分けるグローバルメニューと検索窓、SNSや公式サイトへの動線のみ設置し、SNSの拡散や公式サイトへの遷移しやすいつくり
ユーザーへの情報提供から商品の購入やSNSでの拡散など、次のアクションに繋げやすいデザインといえるでしょう。
「公式サイト」https://www.uniqlo.com/jp/ja/news/?page=2
キャリアハック(エン・ジャパン株式会社)
キャリアハックは、エン・ジャパン株式会社が運営するオウンドメディアです。テック業界で働く人のためのWebメディアをコンセプトとし、ITやWeb業界で活躍する人へのインタビュー記事やお役立ち情報を掲載しています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・シェアされた数が表示され、人気の記事がユーザーに一目でわかる仕組み
・白をメインカラーとしアクセントに虹色のドット柄を入れることで明るい印象
テック業界で働くさまざまな人に対して、自身のキャリアを進めるための情報を提供し、コンセプトに沿ったデザインで、明るく前向きになれる雰囲気を表現しています。
「公式サイト」https://careerhack.en-japan.com/
LINEヤフーストーリー(LINEヤフー株式会社)
LINEヤフーストーリーは、LINEヤフー株式会社が運営するオウンドメディアです。このサイトは、災害時の避難所情報やビッグデータレポートなど、社会に役立つ情報を提供しています。
デザインはシンプルかつ直感的で、ユーザーが必要な情報をすぐに見つけられるよう配慮されているのが特徴です。
主なデザインの特徴は以下のとおりです。
・明るく見やすい配色
・大きなビジュアルを用いた視覚的な訴求力
記事はインタビューやストーリー形式で、企業の取り組みや社会的なテーマに関する深い洞察を提供しています。また、ビッグデータレポートでは、最新のデータ分析結果やトレンド情報を掲載し、ユーザーにとって実用的な情報を発信しています。
「公式サイト」https://www.lycorp.co.jp/ja/story/
watashi+(株式会社資生堂)
watashi+は、化粧品の研究開発や販売を行う株式会社資生堂が運営するオウンドメディアです。美容に役立つ情報をはじめ、自社のオンラインショップや店舗、商品に関する最新情報などを発信し、新規顧客やリピーターを獲得しています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・白ベースに赤やピンクなど女性らしい色を使った配色
・商品・サービスのPR画像をスライダーで表示
・Pick UP!やサイトメニューをわかりやすく表示し、見たいコンテンツを選べる
全体的にシンプルなデザインとなっていますが、注目してほしいコンテンツやサイトメニューがわかりやすく表示されているので、ストレスなく閲覧できる設計となっています。
「公式サイト」https://www.shiseido.co.jp/wp/index.html
VERY(株式会社光文社)
VERYは、株式会社光文社が発行する30代主婦向けのファッション&ライフスタイル雑誌のオウンドメディアです。雑誌と同じく30代の主婦層や20代の独身層にも役立つファッション・美容・ライフスタイルに関する情報を提供して、PVを獲得しています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・白をベースにした清潔感のある配色
・シンプルなデザインで写真が目立つ
・ショッピング機能を搭載
白をベースにしたシンプルなサイトデザインとなっており、写真が目立ち、ギャラリーを楽しむ感覚でコンテンツを閲覧できます。また、雑誌や記事内で紹介されたファッションアイテムの購入ページに誘導する工夫もされています。
「公式サイト」https://veryweb.jp/
文書管理 虎の巻(鈴与株式会社)
文書管理 虎の巻(現コラム)は、鈴与株式会社が運営するオウンドメディアです。鈴与株式会社は、物流業界向けにDC倉庫事業や国内・国際輸送事業、データソリューションサービスなどを提供しています。
企業が直面しやすい課題に関するコラム記事を通じて、自社サービスの利用を促しています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・3PLや国内輸送などコンテンツの親カテゴリーを表示
・求めるコンテンツを探しやすくするために、カテゴリーの下にタグ・子カテゴリーを表示
・ブランドカラーに合わせた配色
サイト全体がブランドカラーを用いた配色となっており、それに合わせてコラムのトップページや記事の配色も統一されています。
「公式サイト」https://www.suzuyo.co.jp/column/
健康美塾(第一三共ヘルスケア株式会社)
健康美塾は、医薬品やスキンケア用品などを手がける第一三共ヘルスケア株式会社が運営しているオウンドメディアです。専門家による健康や美容に関する記事を発信しています。
記事の下部には関連情報に自社商品を掲載し、公式サイトへの誘導や認知を行っています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・サイト背景やコンテンツにイラストや漫画を活用
・最新の記事をサムネイルと共に上部に表示
・おすすめ記事や見てもらいたい注目ワードを表示
イラストや漫画をサイトや記事に用いることで、親しみやすい印象のサイトになっています。最新記事やおすすめ記事、注目ワードなどの表示によって、特定の記事が目立ち、アクセスを促しやすい設計になっているのも特徴です。
「公式サイト」https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/kenko-bijuku/
お風呂ナビ(アース製薬株式会社)
お風呂ナビは、アース製薬株式会社が運営するお風呂・入浴関連の情報を発信しているオウンドメディアです。気持ちよくお風呂に入るためのイロハをはじめ、お風呂掃除のコツやお風呂に関する疑問・豆知識を紹介し、ファンを獲得しています。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・イラストやアニメーションを活用
・FacebookとXへの共有ボタンを設置
イラストやアニメーションが可愛らしく、親しみのあるデザインとなっています。オリジナルのイラストや図を用いることで、記事の内容がわかりやすいだけではなく、独自性にも繋がっています。SNSの共有ボタンもあるので、拡散性にも優れている設計です。
「公式サイト」https://www.earth.jp/ofuro/index.html
LISKUL(ソウルドアウト株式会社)
LISKULは、ソウルドアウト株式会社が運営するメディアです。こちらの会社では、中小・ベンチャー企業に向けてデジタルマーケティング支援や広告業務DX支援など幅広いサービスを提供しています。
オウンドメディアは事業のターゲットに向けて、マーケティングや広告などに関するお役立ち情報を発信し、自社への問い合わせやサービス利用に繋げています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・ブランドカラーのオレンジを使用
・メディア名にちなんで、ロゴやアイコンなどにリスのシルエットを採用
・おすすめ記事や殿堂入り記事、カテゴリー別おすすめ記事などわかりやすく表示
社名ロゴにも用いられているオレンジをサイトの所々に用いており、印象に残りやすいデザインとなっています。また、「LISKUL」というメディア名にちなみ、リスのデザインをアイコンなどに取り入れているのも特徴的です。
「公式サイト」https://liskul.com/
HACKist(株式会社博報堂アイ・スタジオ)
HACKistは、株式会社博報堂アイ・スタジオが運営しているオウンドメディアです。株式会社博報堂アイ・スタジオは、大手企業や官公庁を中心にインタラクティブ事業やシステム開発を手がけています。
デザインの主な特徴は、以下のとおりです。
・カラフルで美しい配色のアニメーションを活用
配色が美しいアニメーションを大胆に使っており、革新的なデザインが特徴的です。シンプルでありながらも洗練されています。
「公式サイト」http://hackist.jp/
Knowledge Base(株式会社トモガラ)
Knowledge Baseは、Web制作・マーケティングのコンサルティングを手がける株式会社トモガラが運営するオウンドメディアです。Web業界で働きたい人や、Webサイトの制作・マーケティングの依頼を検討している企業担当者向けに最新情報を届けています。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・シンプルかつUIを考慮したデザイン
・統一感のあるイラスト・画像を活用
全体的にシンプルなデザインとなっており、関連記事やカテゴリーなどの表示によってUIに考慮された使いやすいサイトとなっています。統一感のあるイラストをサムネイルや記事に使っており、シンプルでありながら個性もあるオウンドメディアです。
「公式サイト」https://tomogara-inc.co.jp/knowledgebase/
キリンビール大学(キリンホールディングス株式会社)
キリンビール大学は、キリンホールディングス株式会社のオウンドメディアです。ビールの基本・歴史・楽しみ方など、主力商品であるビールに関する情報を発信し、ブランドの価値向上や購買意欲の促進を促しています。
デザインの主な特徴は、以下の2つです。
・ビールをイメージした配色やアイコンデザイン
・カテゴリー表示やフリーワード検索によって見たいコンテンツが探しやすい
白をベースに、トップページ上部の背景やアイコンなどに黄色を使い、ビールを連想させるサイトデザインが特徴です。コンテンツはカテゴリーに分類されており、検索機能もあるので、見たいコンテンツが見つけやすくなっています。
「公式サイト」https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/daigaku/
NOMOOO(KURAND株式会社)
NOMOOOは、日本酒の販売を手がけるKURAND株式会社(旧リカー・イノベーション株式会社)が運営するオウンドメディアです。お酒に関するイベントや新商品などのニュース、専門家・ライターによる商品レビュー・レポートなどのコンテンツを掲載しています。
デザインの主な特徴は、以下の3つです。
・注目記事をスライドで表示
・「酒を選ぶ」「飲みに行く」などカテゴリーを表示
・お酒の専門家・ライターのアイコン・氏名を表示
トップページで注目の記事をスライドで表示するほか、カテゴリーを表示させることで目的のコンテンツを探しやすくなっています。
ライター視点の記事が多く、お酒の専門家やライターを紹介する項目も設けられているのも特徴です。アイコンから各ライターが執筆した記事一覧のページに移動し、閲覧できます。
「公式サイト」https://www.nomooo.jp/
オウンドメディアのデザインを制作する方法とそれぞれのメリット・デメリット
オウンドメディアのデザインを制作する方法には、以下の3つが挙げられます。
・自社で制作する
・制作会社に依頼する
・個人のデザイナーに依頼する
それぞれの制作方法にはメリット・デメリットがあるので、事前に確認して自社に合った方法を選択しましょう。
自社で制作する
デザインの制作スキルを持つ従業員がいれば、自社で制作することが可能です。自社で制作する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・内製のためコストがかかりにくい
・会社やメディアのコンセプトに対して理解があり、デザインに反映させやすい
・デザインやレイアウトの変更、コンテンツや機能の追加も柔軟に対応できる
【デメリット】
・デザインやサイト設計に関する専門スキルを持つ従業員が必要
・人件費や時間などの社内リソースが必要
人員や時間などの社内リソースを確保できないと内製は難しいものの、自社の特性に合わせたデザインを比較的低コストで制作できることが自社制作の強みです。また、デザインの変更や新機能の追加なども柔軟に対応できることもメリットになります。
制作会社に依頼する
自社で制作が難しい場合、制作会社に依頼する方法があります。外注する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・専門知識があるのでデザイン全般の相談や依頼ができる
・部分的に外注することも可能
・精度の高いデザインを制作してもらえる
【デメリット】
・外注するのにコストがかかる
・コンセプトや方向性、完成イメージなどを細かく伝える必要がある
・実績やスキルは制作会社ごとに異なる
制作会社は専門知識や技術を持っているため、満足のいく高品質なデザインを制作してもらえる点が大きなメリットです。
ただし、内製と比べてコストがかかってしまいます。一部のデザインは自社で手がけて部分的に外注する方法もあるので、コストを抑えたい場合は有効でしょう。
しかし、外注する際はコンセプトや完成イメージなどを細かく伝えないと、理想のデザインを制作してもらえない可能性があります。また、実績やスキルは制作会社ごとに異なるため、しっかり比較して選ぶことも大切です。
おすすめのオウンドメディア制作会社については、以下の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
関連記事:オウンドメディアの制作会社おすすめ19選|選び方のコツもご紹介!
デザインを外注する際に必要な準備やポイントについては、以下の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
関連記事:【失敗しない】デザイン外注で成果を出す!
個人のデザイナーに依頼する
個人のデザイナーに制作を依頼する方法もあります。個人のデザイナーに依頼するメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・専門知識を活かして細かいニーズに応えたデザインを制作してくれる
・納品までの期間が短い
・制作会社と比べてコストを抑えられる可能性がある
【デメリット】
・クオリティはデザイナーによってバラつきがある
・デザイナーの選定に時間がかかる
制作会社同様に、細かなニーズに応えた精度の高いデザインを制作してくれます。また、個人でデザイン制作を行うので、制作会社と比べて納品までの時間が短く、費用も抑えられる可能性がある点がメリットです。
しかし、デザインのクオリティはデザイナーごとに異なります。そのため、実績や制作事例を確認し、ある程度時間をかけて選定する必要があるでしょう。
オウンドメディアのデザインで押さえておきたい5つのポイント
ここでは、オウンドメディアのデザインを決める上で押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
・目的に沿ったデザインにする
・色を企業のイメージカラーに合わせる
・オウンドメディアのコンセプトに合わせてデザインを考える
・ユーザー目線の機能を取り入れる
・スマートフォンでも見やすいデザインにする
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目的に沿ったデザインにする
オウンドメディアのデザインは、メディアの目的やブランドのイメージを伝えるための重要な手段となるため、目的に合わせて考えなくてはなりません。オウンドメディアの主な目的は、以下のようなものがあります。
・認知度向上
・ブランディング
・集客、売上の向上
・採用
例えば、認知度向上が目的であれば、キャッチーなデザインや目をひく斬新なデザインを選び、採用が目的であれば、ユーザーが会社の情報や雰囲気を写真でイメージできるデザインがよいでしょう。
目的によってデザインに求めるものが異なるので、あらかじめメディアの目的を定めておくことが大切です。
色を企業のイメージカラーに合わせる
オウンドメディアのデザインカラーを企業のイメージカラーに合わせることで、ブランディングの効果が高まります。
例えば、今回紹介した事例のMERYやサイボウズ式が参考となるでしょう。コーポレートカラーやイメージカラーを統一することで、その色を見たときに「あの色は〇〇の会社だ」と認識を定着させられます。
企業のカラーとメディアのカラーを合わせることで、認知拡大や企業のイメージ統一を図れるでしょう。
オウンドメディアのコンセプトに合わせてデザインを考える
オウンドメディアのデザインは、自社がどのようなコンセプトでメディアを運営するのかを考えることがポイントです。
例えば、参考になるデザイン事例30選でも紹介した「THE BAKE MAGAZINE」は、「おいしいは、しあわせにBAKE(バケ)る。そこには、ストーリーがある」がコンセプトです。
そのコンセプトを表現するために、現場で働く人の姿や思いなどの裏側を発信しています。デザインをオウンドメディアのコンセプトと一致させることで、自社の伝えたい思いを効果的に伝えられるでしょう。
SEOの成功に必要なポイントは?コンテンツSEOの成功事例も紹介
ユーザー目線の機能を取り入れる
オウンドメディアで成果を上げるためには、ユーザー目線を持つことも重要であり、デザインにおいても必要な要素となっています。例えば、検索機能やナビゲーションを実装すれば、ユーザーが見たいコンテンツまでスムーズに辿り着ける仕様にすることが可能です。
ユーザーにとって使いやすいデザインにできると、価値のあるオウンドメディアとして認識してもらいやすくなります。定期的なアクセスを促すことができ、結果的にコアなファンの獲得に繋がる可能性があるでしょう。
スマートフォンでも見やすいデザインにする
オウンドメディアのデザインは、スマートフォンでも見やすいデザインにすることが重要です。
近年オウンドメディアをスマートフォンから閲覧するユーザーの割合が増加しており、Googleの検索結果で上位表示されるためには、スマートフォンでの表示が正しく行われていることが重要な条件となっています。
例えば、オウンドメディアのデザインをスマートフォンに対応させていない場合、ユーザーはスムーズにメディアを閲覧できなくなり、使用感の悪さを感じて途中で離脱する可能性が高まります。
ユーザーにとって利便性の高いサイトにするために、スマートフォンに対応させるレスポンシブなデザインを制作しましょう。
まとめ
今回は、オウンドメディアの立ち上げで参考になるデザイン事例をご紹介しました。
デザインはユーザーの心を掴む要素になるため、使いやすくもコンセプトにマッチしたデザインにすることが大切です。ご紹介したオウンドメディアのデザインをヒントに、オリジナルのデザインを考えてみましょう。
自社でデザインの制作が難しい場合は、制作会社や個人のデザイナーに外注する方法があります。内製と外注ではそれぞれメリット・デメリットがあるので、その点を理解して自社に適した方法を検討してみてください。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。