オウンドメディアの運営に役立つツール19選|選ぶコツもご紹介!
オウンドメディアを運用する上では、いかに便利なツールを選べるかがポイントです。優れた機能を持つものを選べば、業務効率化とSEO評価向上も可能です。
オウンドメディアの運用上で使用するツールは、大きく分けると以下の3種類となります。それぞれの特徴を正しく理解し、活用するようにしましょう。
・構築
・キーワード検索
・効果検証(解析)
この記事では、オウンドメディアの運営に役立つツールを紹介します。無料版と有料版の両方を取り上げるため、どの程度の費用がかかるかも踏まえて参考にしてください。
オウンドメディアのツールは3種類ある
オウンドメディアの運営で役に立つツールには以下の3種類があります。
・オウンドメディア構築ツール
・キーワード検索ツール
・解析ツール
それぞれのツールの特徴を理解し活用することで、効率よくオウンドメディアを育てていくことができます。ここから、ツールの種類を紹介します。
オウンドメディア構築ツール(CMS)
オウンドメディア構築ツールはWebサイトを構築する際に使うツールです。いわゆるCMS(Contents Management System)と呼ばれるツールで、Webサイトを構築するにあたって導入は必須です。
WordPressやWixなど選択肢が複数ありますが、サイト制作を始めてしまうとツールを変更することは難しいので、操作性などを慎重に見極めたうえで選ぶことが重要です。
オウンドメディアの構築についてこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
キーワード検索ツール(SEO対策)
キーワード検索ツールは、キーワードの検索ボリュームや関連キーワード、検索順位、上位表示の難易度を調べることができるツールです。オウンドメディアの目的に応じて、キーワード戦略は大きく変わるため、適切なキーワードの選定が必要です。
検索ボリュームが少ないがコンバージョン獲得を狙いやすいキーワードから対策するのか、検索ボリュームが多いが上位表示が難しいキーワードをコツコツ対策するのか、決定が必要となります。
キーワード検索ツールを使えば、キーワード戦略に応じたキーワード選定ができるようになるため、ぜひ活用してみてください。また、SEO対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
解析ツール
解析ツールとはWebサイト全体や各コンテンツの状態を分析することができるツールです。
検索順位、PV数(ページの閲覧数)、コンバージョン数(成果の数)、サイト内でのユーザー行動、ドメインパワー(検索エンジンからの信頼度)、競合サイトの状態など、様々な視点からサイトの解析が可能です。
解析ツールから得られるデータを元にサイトを改善していくことで、効率的にオウンドメディアを運用することができます。
オウンドメディアの構築ツール7選
まずは、オウンドメディアの構築ツールについて紹介します。オウンドメディアは、ブログや採用サイト、サービスサイトと用途が多岐にわたる媒体です。運用する目的を明確にした上で、どのツールがふさわしいかを選ばなければなりません。
特に構築ツールは、オウンドメディアを運用する上での基盤となります。機能や実績をしっかりと見比べつつ、契約するツール及びプランを決めてください。ここでは、代表的な構築ツールを7つ紹介します。
WordPress
WordPressは、日本のみならず世界全体で使われている構築ツールです。ブログを中心に、さまざまな種類のオウンドメディアを作れます。ウェブ上の43%がWordPressを利用しており、世界中に浸透しているのが特徴です。
主なメリットとして、無料でさまざまなテンプレートを使用できる点が挙げられます。作成できるページ数も無制限であり、サイトのデザインを自由に変えられます。
無料プランの場合のストレージ数は最大1GBです。有料プランでは、金額が高くなるほど豊富に機能を使えます。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン名 | 料金 | 主な特徴 |
Starter | 564円/月 | ストレージ6G |
Explorer | 1,128円/月 | ストレージ13G |
Creator | 3,524円/月 | ストレージ50G |
Entrepreneur | 6,343円/月 | ストレージ50G Creatorプランよりも機能が豊富 |
Movable Type
Movable TypeもWordPressと並んで、世界中で使われるオウンドメディアの構築ツールです。運営企業はシックス・アパート株式会社で、何かトラブルが起こっても気軽に問い合わせできます。
国内の導入も進んでおり、5万サイト以上がMovable Typeを利用しています。新機能である「コンテンツタイプ」により、さまざまな種類のコンテンツの管理および作成が可能です。セキュリティーの高さから、大企業や官公庁でも使われています。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン名 | 料金(ライセンス費用) | 主な特徴 |
Movable Type クラウド | 5,500円〜38万160円(税込み)/月 | プランによってサーバーのスペックが異なる |
Movable Type 7 | 初期費用のみ
9万9,000円(税込み) |
1年間のメンテナンス付き |
※その他、豊富なプランを用意
ferret One
ferret Oneは、株式会社ベーシックが提供するオウンドメディアの構築ツールです。BtoBマーケティング向けのツールで、売上につなげるためのウェブサイト構築を目指しています。初期設計時には、専門家のサポートを受けられる点がメリットです。
操作方法が直感的で分かりやすく、初心者向けのサービスといえます。そのため、属人化(特定の担当者しか情報を把握できていない状態)を防ぐ上でもおすすめです。
AIアシスタントにより時事ネタを提供してもらうこともできるので、コンテンツ案として活用可能です。フォームやダウンロード機能も備えられており、見込み客のリード獲得にも役立つ構築ツールです。
料金表(2024年5月8日時点)
種類 | 料金 |
初期費用 | 10万円 |
月額費用 | 10万円〜 |
※プランごとの料金は要問い合わせ
はてなブログMedia
はてなブログで有名な株式会社はてなは、オウンドメディアの構築ツールとして、はてなブログMediaを提供しています。一部上場企業を含め、50社以上に利用されているツールです。10年以上のサービス運営を生かし、オウンドメディア運用で見られる課題を解決できます。
はてなブログMediaの強みは、使いやすさです。記事作成や編集の機能がシンプルであり、マニュアルを制作しなくとも簡単に構築できるよう工夫されています。セキュリティーや保守といったインフラも整備されており、コンテンツの制作に集中できるでしょう。
料金表(2024年5月8日時点)
種類 | 料金 |
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額費用 | 要お問い合わせ |
※プランごとの料金については要問い合わせ
おりこうブログ
おりこうブログは、ホームページの作成を中心に数々のオウンドメディアを構築できます。導入する際には、担当者が訪問して打ち合わせを行う点が特徴です。オウンドメディアを初めて運用する企業へ向けて、丁寧にサポートしています。
主な特徴は、企業の人材確保を支援する点です。おりこうブログには採用管理システムが備わっており、面接のスケジュールや採用にかかる情報を管理できます。採用目的でオウンドメディアを運用したい企業は、導入を検討するといいでしょう。
料金は、デザインやプランの内容で細かく変動します。費用の種類は「システム本体&初期費用」と「運用保守費用」の2点です。具体的には、無料相談時に見積もりで確認してください。
料金表(2024年5月8日時点)
種類 | 料金 |
システム本体&初期費用 | 要お問い合わせ |
運用保守費用 | 要お問い合わせ |
Ameba Ownd
Ameba Owndは「アベマブログ」でおなじみのサイバーエージェントが提供する構築ツールです。無料かつ簡単にホームページを作成でき、スマホサイトにも対応しています。簡易的なオウンドメディアを所有したいときに便利です。
オウンドメディアのデザインが豊富で、色やフォントを自由に選べます。ネットショップとしても利用できるため、運用目的に合わせてスタイルを選ぶといいでしょう。
Ameba OwndはSNSとも連携可能で、拡散に役立つメリットもあります。基本的に無料であるものの、より高度な機能を使いたい場合は有料プラン(プレミアムプラン)も契約できます。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン名 | 料金 | 主な特徴 |
ベーシックプラン | 0円 | ページ数:10ページまで
画像ストレージ:1,024MB |
プレミアムプラン | 960円(税込み)/月 | ページ数や画像ストレージが無制限 |
Joomla!
Joomla!は、海外で広く使われているオウンドメディア構築ツールです。WordPressと同様、専門的な知識がなくてもさまざまなテンプレートを使えます。
特に、豊富なデザインをそろえている点が強みです。初心者でも、簡単な操作で本格的なオウンドメディアを構築できます。
デザインのみならず、機能も数多く備わっているのがJoomla!の特徴です。記事作成やメールフォームの作成、ECサイト向けにショッピングカート機能も搭載されています。英語や中国語を中心に多言語対応も可能です。
Joomla!は、ダウンロードする上で費用が発生しません。オウンドメディアを強化するための拡張機能が8,000以上用意されています。
オウンドメディアのキーワード検索ツール4選
オウンドメディアの運用目的を果たすには、キーワード選定が重要となり、どのキーワードで上位表示を狙うのかを検討する必要があります。
ただし、どんなキーワードがあり、その中でどのキーワードを対策するのかは、ツールを使わなければ詳しく調べられません。ここでは、オウンドメディアのキーワード検索ツールを紹介します。それぞれの特徴を確認し、気になったツールを選んでください。
キーワード プランナー
オウンドメディアのキーワード検索ツールの一つに、キーワード プランナーがあります。Google広告に登録すれば無料で使用可能です。入力したキーワードのみならず、関連ワードの分析も行えます。例えば「衣服」と入力し、検索してみましょう。
すると「トップス」や「ボレロ」のように、衣服に関連する言葉の予測を調べられます。「衣服 ボレロ 男」などと、複数のキーワードをつなげたロングテールキーワードを探す上でもおすすめです。
具体的な数値を知りたい場合は、Google広告で出稿する必要があります。出稿しない場合、平均検索数が「1,000〜1万」などと大まかな指標しか表示されません。Google広告を使うことが前提となっているキーワード検索ツールです。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料で利用できるキーワード検索ツールのひとつです。基本的に登録制ではあるものの、ログインしなくてもキーワード検索ができます。
1日に5回までと回数に制限がありますが、無料で手続きをすれば制限なく利用できるようになるため、登録した上での利用をおすすめします。
無料版であれば、検索されているキーワード(関連キーワードも含め)や共起語が表示されます。しかし、月間検索数は表示されない仕様になっております。
また、有料版にすれば、更にサジェストキーワードを洗い出してくれるため、無料版で物足りない場合は、有料版を登録してください。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 特徴 |
エントリー | 440円/月 | 月間検索数40回/月 |
ライト | 990円/月 | 月間検索数100回/月 |
スタンダード | 2,475円/月 | 月間検索数250回/月 |
プロ | 4,950円/月 | 月間検索数500回/月 |
エンタープライズ | 9,900円/月 | 月間検索数1,000回/月 |
ラッコキーワードの使い方については、
【2024年版】ラッコキーワードの使い方|
Ubersuggest
Ubersuggestは、無料版と有料版が用意されているキーワード検索ツールです。キーワードの検索状況を折れ線グラフで確認でき、視覚的にも分かりやすく作られています。アメリカのNEILPATEL社が提供するツールですが、日本語での表示も可能です。
基本的な機能は、無料版で問題なく使えます。しかし、無料版は1日3回までしか検索できません。他にも、取得できる関連キーワードの数が限られている点に注意が必要です。
制限なく使いたい場合は、有料版への切り替えも検討しましょう。有料版に移行する際には、7日間の無料トライアルも用意されています。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 主な特徴 |
パーソナル | 2,999円/月 | 検索数150回/日 |
ビジネス | 4,999円/月 | 検索数300回/日 |
エンタープライズ | 9,999円/月 | 検索数900回/日 |
キーワードファインダー
キーワードファインダーは、月間検索数の多いキーワードを探してくれるツールです。キーワードの検索状況は、色付きの円形で表示されます。
円形が大きいほど、月間検索数が多い証拠です。加えて、色はSEO対策の難易度を示しています。色と難易度の関係は、以下を参照ください。
・黄緑(非常に低い)
・緑(低い)
・青(普通)
・紫(高い)
・赤(非常に高い)
検索すると、関連キーワードも同様の形で表示されます。数字を細かく見る必要がなく、視覚的に分かりやすくデータを捉えられるのが強みです。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 主な特徴 |
スタンダード | 5万5,000円(税込み) | 管理キーワード数:2,000件 |
プロフェッショナル | 11万円(税込み) | 管理キーワード数:5,000件 |
エンタープライズ | 22万円(税込み) | 管理キーワード数:1万5,000件 |
オウンドメディアの解析ツール8選
オウンドメディアを運用する際には、定期的に配信するコンテンツを見直す必要があります。解析ツールを使い、PV数やコンバージョン数、訪問者数などを確認しましょう。得られたデータをもとに、コンテンツの修正も繰り返すことが重要です。
最後に、おすすめなオウンドメディアの解析ツールを紹介します。無料と有料に分けて、ツールの情報をまとめました。どの機能が必要かを考慮しつつ、自社にとって望ましいと感じたものを選んでください。
GA4
無料で使える代表的な解析ツールが、GA4です。機能が豊富に用意されており、さまざまな観点からコンテンツを分析できます。オウンドメディアを運用する際には、最初に登録した方が望ましいツールの一種です。
GA4は、2023年7月1日から「GA4」へ移行しました。スマートフォンの普及により、人々の行動が多様化したためです。GA4では「スマートフォンで商品を調べ、家に帰ってパソコンから購入手続きする」といった動きを把握できませんでした。
こうした変化に対応すべく、GA4が誕生し、ホーム画面からは、ユーザー数や表示回数といった基本的なデータが折れ線グラフで表示されます。コンテンツごとに細かく解析できるため、記事のリライトにも役立つツールです。
Google Search Console
Google Search Consoleは、コンテンツの検索順位や検索エンジンからの表示回数を確認できます。GA4との連携も可能で、両者を合わせて設定するケースが一般的です。ユーザーからは「サチコ」とも呼ばれています。
GA4との違いは、計測するデータとなります。GA4は、サイトを内でのユーザーの行動を計測するのに対し、Google Search Consoleは、サイトに訪問する前の検索結果のパフォーマンスを計測します。
SEO対策の効果を調べる際には、Google Search Consoleの方が適しているでしょう。
ツール内の「検索パフォーマンス」を開くと、各キーワードごとに検索順位やCTRを確認できます。折れ線グラフを頼りに、各数値の変化を押さえてください。さらに「カバレッジ」からは、エラーが出ている記事を見つけられます。
GRC
GRCも、配信する記事の検索順位を確認できる解析ツールの一つです。2004年からサービスを提供しており、ボタン操作で簡単に順位をチェックできます。Googleのみならず、Yahoo!やBingの検索エンジンの評価を知りたい場合におすすめです。
順位の変動は折れ線グラフから確認でき、表で日付ごとの細かいデータが示されます。検索キーワードを数千単位で登録しても、ツールの動きに支障が出ません。大量のコンテンツの情報を調べたいときにも、GRCが役立ちます。
改善が必要な記事を発見したら、メモ機能で記録も残せます。メモは順位の変動と合わせて表示されるため、積極的に活用するといいでしょう。他にも、SEO対策が必要なタイミングでアラートメールを送信できる機能もあります。
Ahrefs
オウンドメディアのSEO対策では、自社サイトのみならず他社サイトの分析も大切です。他社サイトの分析に特化した解析ツールとして、Ahrefsが挙げられます。
Ahrefsの特徴は、悪質な被リンクを発見できる点です。自然な形での被リンクはSEOにいい影響を与えるものの、SEO目的にただリンクを貼り付けられるだけでは逆効果となります。
この場合、外部サイトの運営者に外すよう依頼するか、Google Search Consoleで否認の手続きが必要です。Ahrefsを利用すれば、こうした対策にも備えやすくなります。制限はあるものの、無料での利用も可能です。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 主な特徴 |
ライト | 19,900円/月 | 計測キーワード数:500 |
スタンダード | 38,400円/月 | 計測キーワード数:750 |
アドバンスド | 68,900円/月 | 計測キーワード数:1,000 |
エンタープライズ | 要お問い合わせ | 計測キーワード数:カスタム可 |
SE Ranking
SE Rankingは、より正確なキーワード順位の取得を目指す解析ツールです。国レベルはもちろんのこと、郵便番号で分析する対象を限定できます。キーワード順位を計測できる検索エンジンは次の通りです。
・Yahoo! Japan
・Bing
・YouTube
自社サイトのみならず、競合サイトのデータも表示されます。検索順位を全体的に把握できるため、改善の参考にも役立つでしょう。データの精度も高く、100%の正確性を誇ります。無料プランに加え、有料プランにも14日間の無料トライアルが用意されています。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 主な特徴 |
Essential | 7951.17円〜(税込み)/月 | キーワード数(1日):250〜750 |
Pro | 15756.83円〜(税込み)/月 | キーワード数(1日):1,000〜1,750 |
Business | 34549.58円〜(税込み)/月 | キーワード数(1日):2,500〜2万 |
AIアナリスト(有料)
オウンドメディアの改善ポイントを分かりやすく教えてくれる解析ツールが、AIアナリストです。GA4と連携するだけで、数々の提案やレポートが示されます。これまで3万6,000サイトを分析した実績から、改善に向けたノウハウを享受できる点が魅力です。
コンテンツを改善したら「効果検証を作成」と書かれたボタンをクリックしましょう。すると、コンバージョン(数および率)の数値が分かります。改善前、改善後、前年同日のデータも3本の折れ線グラフで表示され、ボタンのクリックだけで細かく解析できる点が強みです。
AIアナリストは、無料プランと有料プランの2種類が用意されています。AIによる提案とレポート画面は無料で利用可能です。深く根拠を知りたい場合は有料プランへの切り替えが必要で、問い合わせれば料金を提示してもらえます。
Mierca
Mierca(ミエルカ)では、オウンドメディアの改善に向けて2種類の解析ツールを用意しています。
・ミエルカSEO
・ミエルカヒートマップ
SEO対策に力を入れ、オウンドメディアの流入数を増やしたい場合は「ミエルカSEO」がおすすめです。キーワードをAIが自動分析し、検索に関連するユーザーの動きを捉えられます。プロから直接助言を受けられる「相談フォーラム」も利用可能です。
オウンドメディア内の改善をする場合は、「ミエルカヒートマップ」が適しています。人気の高いコンテンツや離脱されたページを表示し、コンバージョンの改善を図る解析ツールです。
料金表(2024年5月8日時点)
<ミエルカSEO>
要問い合わせ
<ミエルカヒートマップ>
プラン | 料金 | 主な特徴 |
ファースト | 4万9,800円 | 計測PV数:50万PV/月 |
スーパーヒートマップ | 14万9,800円 | 計測PV数:1,000万PV/月 |
パスカル
1,800社に導入された実績を誇る解析ツールがパスカルです。使いやすさに重点を置いており、SEO記事の分析やキーワード分析を行います。利用する際には、Google Search Consoleと連携するのが特徴です。
コンテンツ分析では、ユーザーが求めているトピックを円グラフで把握できます。自社のオウンドメディアで使用されているキーワードの数も分かるため、コンテンツ制作の方向性が定まるでしょう。CSVファイルで、約3,000〜1万のキーワードの出力も可能です。
料金表(2024年5月8日時点)
プラン | 料金 | 主な特徴 |
ライト | 55,000円(税込み)/月 | 検索順位10位まで計測 |
プロ | 66,000円(税込み)/月 | 検索順位30位まで計測 |
アナリスト | 88,000円(税込み)/月 | 検索順位50位まで計測 |
オウンドメディア立ち上げ・運用におけるツールの活用方法
オウンドメディアは立ち上げただけでは成果は期待できません。ユーザーに見てもらうための効果的なSEO対策が必要不可欠です。
ツールを使って効率的に運用していくポイントを紹介するのでぜひ参考にしてください。
目的に合うツールを活用する
ツールは、ただ有名なツールだからという理由で導入するのではなく、目的から逆算して導入するようにしましょう。
SEO対策の場合、先述したキーワード選定はもちろんですが、重複コンテンツを作らないためのキーワードグルーピング機能、検索順位計測などの機能があります。
立ち上げ時はキーワードの網羅的な洗い出しが必要となるため、キーワード選定に特化したツールを選ぶようにしましょう。さまざまな機能をもったツールがあるため、SEOで上位表示させるためには何が必要なのかを考えて、ツールを選定するようにしましょう。
ツールの利用方法をルール化しておく
例えば、コンテンツ管理や更新時は、主にCMSを使うことになるかと思いますが、わかりやすい作業マニュアルやルールを決めておくことがポイントとなります。
複数人で作業をする場合、それぞれが異なるやり方で作業を進めてしまい、サイト内のコンテンツに統一感がなくなってしまう可能性があります。そのため、各ツールを使うときはどのように使うのかを決めておくようにしましょう。
ユーザビリティを向上させる
ツールの使用によりユーザビリティを向上させることができます。ユーザビリティとは、使いやすさのことで、ユーザビリティが高い状態は「ユーザーがストレスなく使用できている状態」のことを指します。
ツールで問い合わせフォーム、コメント機能、チャット機能などでユーザーの意見を収集し、それをWebサイトのユーザビリティに反映することで、顧客満足度を向上させることができます。
ユーザーがサイトに対して発言する機会を作っていくことで、サイトの改善点を見つけることもできます。
オウンドメディアの立ち上げ・運営に役立つツールを選ぶ際の注意点
オウンドメディアの立ち上げ、運営に際してツールを活用し効率化を図れますが、適切なツールを選定できていないとコストだけがかさむ場合もあるので注意が必要です。以下に、注意点を紹介していきます。
機能の拡張性を確認する
ツールを選定する際には、拡張性も確認しておくことが大切です。当初は十分な機能を備えているツールを導入したとしても、企業が成長し目的や目標が変化した場合、ツールの機能が不足することが考えられます。
そこで、そのツールの拡張性を確認しておくことで、別のツールを導入しなければならないといった状況を回避することができます。また、他のツールとの連携ができるツールを選んでおくと、オペレーションが効率的になり、スムーズに業務を進められます。
予算に合わせたツールを選ぶ
ツールには無料で使用できるツールと有料のツールが存在しますが、無料ツールと有料ツールでは機能面で異なります。
多くの場合、無料ツールと比べて有料ツールの方が多くの機能を備えているので、予算に余裕があれば有料ツールを選びましょう。長期的視点で、トータルの費用から判断することも大切です。
立ち上げ時には予算がないケースもあるでしょう。その場合は無料ツールから導入し、オウンドメディアの成長に合わせて有料ツールへ切り替えていくという方法もあります。
カスタマーサポートを確認する
ツール選びでは機能面や費用も大切ですが、カスタマーサポートの質もポイントです。使用していく中で不明点やエラーが発生した場合に、適切な対応を迅速に行なってもらえない場合、オウンドメディア運営に悪影響が出る可能性があります。
カスタマーサポートへの連絡方法(電話、メール、チャットなど)や対応範囲をあらかじめ確認しておくことで、実際にエラーが発生したときに素早く対応することができます。
オウンドメディアの立ち上げ・運用におけるツールの導入方法
オウンドメディアの立ち上げと効果的な運用のためには、サイトにとって最適なツールの導入が重要です。
ツール選定を間違えるとサイト運営に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。各ツールを慎重に比較し導入することで、質の高いオウンドメディアを運営することができます。
また、導入計画や導入後のカスタマイズや改善のプロセスも非常に重要です。以下でツールの比較検討から導入、ツールのカスタマイズ、ツールの導入後の改善について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
①ツールを比較し、選定する
1つのツールですぐに決めることはせずに、様々なツールから自社サイトに合ったツールを探して、機能面、費用、カスタマーサポートの体制を比較しましょう。比較することで最適なツールを選ぶことができます。
オウンドメディアの運用では、ツールは長期間使うことになるので、選ぶポイントとしては操作性も重要です。無料で試すことができる期間を設けているツールは実際に使ってみることで自社に合っているかわかります。
②導入プロセスを計画し、実行する
導入するツールが決まっても、すぐに導入を実行してしまうと失敗する恐れがあります。導入までのプロセスを明確にし、計画を立ててから実行することで効果的なオウンドメディアの運営をすることができます。
具体的には、導入にかかる期間や導入時のタスクを想定し、スケジュールを立てることで、必要な人員やネットワーク環境などを整備をすることが可能です。結果として、計画的に導入することで無駄なコストを削減できます。
③機能を目的に合わせてカスタマイズする
導入後にはツールの機能を自社に合わせてカスタマイズしていく必要があります。ツールは幅広い業界で使えるよう汎用的に作られていますが、自社のオウンドメディアの戦略にあわせて調整することで成果が出しやすくなります。
ツールを効果的に使うためには、ツール利用者の理解度を高めていく必要があります。担当者が複数人いる場合、マニュアルを作りツールの操作方法や活用方法の理解を高めることで、オウンドメディアの運用を効率化できます。
④ツールを最適化し、改善を繰り返す
ツールを導入して使用を開始してからは、効果検証を繰り返し行うことで最適化していきます。
アクセス数などのデータやユーザーからの問い合わせをもとに、ツールの設定を変更し改善を図ります。改善を繰り返していくことで、ユーザーニーズを満たしたオウンドメディアを運営していきましょう。
ツールを自社で効果的に運用していくには、社内でオペレーションをマニュアル化していく必要があります。社内にスペシャリストがいない場合、導入初期は外部委託を検討してもいいでしょう。
まとめ
今回は、オウンドメディアを運営する上で導入したいツールについて紹介しました。より緻密な分析をしたい場合は、有料のツールの方が便利です。しかし、オウンドメディアの運用は結果が出ない時期も続くことがあります。
初めのうちは、有料のツールでは費用対効果を下げてしまうかもしれません。中には、無料で便利な機能が備わっている製品も存在します。最初はなるべく費用をかけず、オウンドメディアが伸びてきた頃に有料のツールに切り替えた方が賢明でしょう。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。