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【初心者向け】SEO対策とは?ゼロから分かるSEO対策方法を紹介!

seo 初心者 アイキャッチ

自社サイトやブログのアクセス数を増やすためには、SEO対策を行い、検索結果で上位表示させなければなりません。

 

「SEOという言葉を聞いたことはあるけど、何から手をつけてよいか分からない」

 

そのような方に向けて、SEOの基本対策方法や注意点、おすすめの本を紹介します。

本記事を読んで、SEO対策について理解し、検索結果での上位表示を目指しましょう。

SEO対策とは?

SEO対策とは?

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことです。GoogleやYahoo!、bingなどの検索エンジンで、検索結果の上位に表示させるための取り組みを指します。

 

例えば、ユーザーが「化粧品 おすすめ」というキーワードで検索したとき、自分のWebサイトが検索結果で上位表示されていればSEO対策が成功しているといえます。

 

2022年5月~2023年6月までの日本の検索エンジンシェア率はGoogle(76%)、Yahoo!(13%)、bing(10%)の3つで約99%です。

出典:StatCounter

 

さらに、Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンシステムを使っているので、SEO対策で成果を出すためにはGoogleを理解することが重要といえます。

 

※GoogleとYahoo!のサービス提携契約は2025年3月末までです。2023年7月時点では、Yahoo!はGoogle以外の検索エンジンに切り替えることを検討中との報道がありました。

参考:日本経済新聞

 

SEOについては、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

【2023年更新】SEOとは何か?分かりやすく解説|対策方法も34個紹介

 

ゼロからわかるSEOの基本と初心者がまずやるべきこと

ゼロからわかるSEOの基本と初心者がまずやるべきこと

まずはSEOの基本と、初心者がはじめにやるべきことを見ていきましょう。

 

ゼロからわかるSEOの基本

SEO対策は、大きく3つに分類できます。

 

1.内部対策

2.外部対策

3.コンテンツSEO

 

この中で、初心者がまず手を付けるべきは、【コンテンツSEO】でしょう。コンテンツSEOとは、コンテンツを充実させることで検索結果の上位を狙い集客する手法です。

 

ユーザーのニーズに合ったコンテンツを制作することは、SEOの基本です。

 

初心者がはじめにやるべきこと

実際にコンテンツを制作するにあたって、まずはターゲットを決めましょう。どのような人に見てもらいたいのかによって、方向性が変わってきます。

 

次に、そのターゲットユーザーのニーズを予測し、キーワードを決めていきます。「キーワードを決める」とは、自社サイトに来て欲しいユーザーが、どのようなワードを検索欄に打ち込むのかを考えて必要なキーワードを選ぶことです。

 

ユーザーに「有益な情報である」と思ってもらうために必要なステップです。Googleが重要視しているのは「ユーザーの利便性」とされています。ユーザーの利便性を向上させ、検索結果の上位に表示されることを狙います。

 

キーワードが決まったら、実際にコンテンツを制作しましょう。次の章からは、基本的なSEO対策の具体的な方法を紹介します。

 

【初心者向け】基本的なSEO対策方法8選

【初心者向け】基本的なSEO対策方法8選

本章では、初心者向けの基本的なSEO対策方法を紹介します。初心者向けといっても、SEO対策を行う上でどれもかかせないもの。一つひとつしっかり理解していきましょう。

 

ワードプレスの活用

効果的なSEO対策を行うためにはワードプレスを活用しましょう。理由は以下の通りです。

 

・独自ドメインを使用できる

・カスタマイズ性能が高く、SEO対策を実施しやすい

・装飾が可能なので、ユーザーが見やすいサイトを構築できる

 

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。独自ドメインは、他者に管理されることのない、自分だけのドメインのことで、サイトのブランド力と信頼度が高まる、同じドメインでメールアドレスが持てるなどのメリットがあります。

 

無料ブログサービスでは共有ドメインしか使えない場合が多く、SEO対策はサービス提供会社に依存してしまうため、あまりおすすめできません。その点、ワードプレスは自由度が高いので、SEO対策を充実させることが可能です。

 

また、ワードプレスにはプラグイン(拡張機能)が充実しているので、吹き出しの追加や、文章強調のため太字にすること、マーカーを引くことなどができます。高いカスタマイズ性能により、ユーザーが見やすい装飾を施すことが可能です。

 

キーワード選定

コンテンツを作成する際はキーワード選定を行いましょう。

 

ニーズのあるキーワードでなければ、いくら魅力的なコンテンツを作成したとしても、アクセス数は増えません。したがって、コンテンツ作成前の適切なキーワード選定が重要です。

 

キーワードは主に以下の2つに分けられます。

 

・ビッグキーワード

・ロングテールキーワード

 

ビッグキーワードとは、多くのユーザーに検索されているキーワードのことを指します。ロングテールキーワードとは、3~4語のワードで構成された、検索ボリュームが少ないキーワードのことです。

 

ビッグキーワードはライバルが多く、検索結果で上位表示させるのは簡単ではありません。まずは、ロングテールキーワードを狙ってコンテンツを作成しましょう。

 

見出しの最適化

見出しにキーワードやサジェストワードを含めることでSEO対策を実施できます。見出しとは、Hタグのことを指し、以下の用途で使用されます。

 

H1(大見出し):タイトルで使用するタグで、本文では使わない

H2(中見出し):章全体の見出しとなるタグ

H3(小見出し):H2タグの中に設置するタグ

 

見出しを作成する上で重要な点は粒度をそろえることです。例えば、以下のような構造にすることが求められます。

 

H2:Webマーケティングの手法

H3:Web広告

H3:SEO

H3:SNS

 

見出しを適切に設定することで、ユーザーだけでなく、Googleも記事の構成を把握しやすくなるのでSEO対策に効果的です。

 

ページの表示速度を早く保つ

ページはスムーズに表示されるようにしましょう。ページの表示速度が遅いと、ユーザーはストレスを感じてしまい、ページから離脱してしまうためです。

 

ページの離脱率が高くなると、Googleから品質の低いサイトだと認識されてSEOの観点からも不利です。

 

表示速度は「PageSpeed Insights」でチェックできます。ページの表示速度に加えて、どうすれば速くなるかなどの改善点も教えてくれます。分析結果を確認してWebサイトの表示速度を上げていきましょう。

 

クリックしたくなるようなメタディスクリプションをつける

メタディスクリプションは記事の内容を100文字程度で要約した概要文のことです。検索結果画面のタイトル下に表示されます。

 

ユーザーに「読みたい」と思わせる魅力的なメタディスクリプションを設定すると、記事をクリックしてもらえる可能性が高まります。何の記事を書いてあるかを伝えるためにも、メタディスクリプションには必ずキーワードを含めましょう。

 

 

関連記事を内部リンクでつなぐ

自社サイト内に関連する記事があれば積極的に内部リンクでつなげましょう。内部リンクとは、自社サイト内の関連するページに誘導するリンクのことです。

 

例えば、先述した「ワードプレスの活用」という項目について、サイト内にワードプレスに関する記事があれば以下のように関連記事へ誘導します。

 

「ワードプレスについて詳しく知りたい方はこちらもお読みください」

 

内部リンクを張れば、ユーザーが検索エンジンを使って再検索する手間が省け、自社サイトからの離脱も防ぎ回遊率が高まるでしょう。回遊率とは、1人のユーザーが1度の訪問により、Webサイト内のページをどのくらい閲覧したかを表す指標のことです。

 

回遊率が高いということは、ユーザーが興味をもってサイト内のコンテンツを見てくれていることを意味します。ニーズに応えていると判断されるのでSEOにも効果的です。

 

サイト構造をシンプルにする

コンテンツをカテゴリ分けし、サイトマップを作りましょう。構造が複雑だと、どこに何の記事があるかすぐに見付け出せないので、ユーザーはサイトから離脱してしまいます。

 

分かりやすいサイトをつくるには、コンテンツをカテゴリーで分類するとよいでしょう。その結果、ユーザーは読みたい記事にすぐにアクセスできます。

 

例えば、金融のサイトをつくる際、以下のようにカテゴリーを設定します。

 

・FX

・株式

・仮想通過

 

ビットコインに関する記事を探したい場合、仮想通貨のカテゴリーをクリックすればよいので、目的の記事を探すために、遠回りする必要がなくなるのです。

 

被リンクを獲得する

被リンクとは、ほかのサイト内に、自分のWebサイトの記事URLが張られている状態のことです。例えば、このサイトに首相官邸のホームページURLを張ったら「首相官邸はこのサイトから被リンクを獲得した」ことになります。

 

被リンクを獲得すると、Googleは「外部サイトから参考にされている質の高いサイト 」と判断します。

 

実際、Googleは「コンテンツの重要性を判断する上で、多くのユーザーがWebサイトに張ったリンクを基準としている」と公言しているのです。

参考:Google

 

また、被リンクは自然なリンクであることが重要です。関連性のないサイトからの不自然なリンクや購入したリンクはGoogleからペナルティを与えられ、検索順位を低下させてしまうおそれがあります。

 

自社でできることは、関連性のあるサイトへの被リンク営業や自然な流れで被リンク設定をお願いすることが挙げられます。

 

初心者がSEOで気を付けるべきポイント

初心者がSEOで気を付けるべきポイント

SEOの基本対策が実施できていても、気を付けるべきポイントを押さえておかなければ効果は出ません。基本対策と同様に、重要なポイントですのでしっかりと覚えておきましょう。

 

ニーズを満たすコンテンツを作成する

発信したい内容をコンテンツにするのではなく、ユーザーが求めている情報をコンテンツ化するように心がけましょう。

 

例えば「化粧品 おすすめ」で検索するユーザーは、おすすめの化粧品を知るだけでなく、価格がいくらなのか、ネットで買えるのかなどを知りたいはずです。そのため、価格を記載したり、購入できるサイトへのリンクを記事内に張ったりすることは欠かせないでしょう。

 

ユーザーニーズを把握するためにおすすめのツールがラッコキーワードです。ユーザーが検索しているキーワードに関連するワードを洗い出せるので、どのようなコンテンツを作成すればよいかの指針になります。

 

独自性のある内容にする

上位表示されている記事とほとんど同じ内容だと、わざわざそのような記事を上位に表示する必要がないからです。Googleは、オリジナルでユーザーにとって役立つコンテンツを発信しているサイトが上位表示されると明言しています。

 

オリジナリティのあるコンテンツにするためには、自身の体験談や経験談を書くことを意識しましょう。ほかのコンテンツと重複しないので、Googleから評価されます。

 

また、オリジナリティとは正反対のコピーコンテンツは厳禁です。コピーコンテンツとは、ほかのサイトの文章をコピペしたものや、文末の「です」や「ます」を変えただけのものを指します。

 

コピーコンテンツを使用すると、検索順位が下がったり、検索結果に表示されなくなるリスクがあるので、十分に注意しましょう。

 

コピペ率はCopyContentDetectorでチェックできます。文章を登録してしばらく待てば既存のサイトの記事とどのくらい内容が重複しているか分かるので、記事を投稿する前には必ず確認しましょう。

 

成果が出るまで時間がかかる

SEO対策を実施して、成果が出るまでには時間を要します。なぜなら、適正な検索順位がつくまでに3カ月以上かかるからです。

 

インデックスとは、検索エンジンのデータベースに登録されて検索結果に反映されることをいいます。コンテンツを公開してから1~2カ月程度では成果は出にくいでしょう。しかし、すぐに結果が出ないからといってあきらめてはいけません。

 

また、公開して間もないサイトだと、ドメインパワーが小さいので良質なコンテンツを発信していたとしても、すぐには上位表示されません。

 

ドメインパワーとは、サイト全体が検索エンジンからどれだけ信頼されているかを数値化したもの。主に、コンテンツの質や量、被リンクの数などによって評価されます。

 

ドメインパワーを高めるためにも、6~12カ月程度の長期的な視点でコツコツと良質なコンテンツを発信していかなければなりません。

 

初心者におすすめのSEO対策書籍

初心者におすすめのSEO対策書籍

紙の本でSEOを学びたい方に向けて、SEO対策におすすめの書籍を3冊紹介します。どれもSEOでは定番の本なので、一度は手に取ってSEO対策の知識を深めていきましょう。

 

いちばんやさしい新しいSEOの教本

タイトルに「いちばんやさしい」と記載されているように初心者向けのSEO対策本です。キーワード分析からコンテンツ作成、内部リンクの構造などについて基本的なSEOの概念が分かりやすく書かれています。

 

また、3人の著者によって書かれているので、SEOのプロである3人から知識を吸収できる点も魅力の1つ。

 

巻末には索引が設けられており、調べたい用語についてピンポイントでたどり着けます。分からないSEO用語に出くわした際にすぐに調べられるので、辞書の代わりとして、手元に1冊置いておきたい方におすすめです。

 

いちばんやさしい新しいSEOの教本(インプレスブックス)

 

沈黙のWebライティング

SEO対策の教本では、有名な本の1冊です。Webマーケッター「ボーン・片桐」がSEO対策を駆使して、温泉旅館「みやび屋」で起こる数々の問題を解決していくといったストーリー仕立てで書かれています。

 

ページ数は600ページ超ありますが、マンガや会話形式を取り入れているので読みやすいのが特徴です。章ごとにポイントがまとめられているので、難しいSEO用語も理解しやすい構成になっています。

 

とりあえず1冊だけ買いたいという方や、文字だけの本は読む気が起きないけど、マンガなら読みたいという方にもおすすめです。

沈黙のWebライティング(MdNBOOKS)

 

できる逆引きGoogleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ

SEO対策する上で欠かせないのがGoogleアナリティクスの活用です。

 

Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているWebサイトの解析ツールのこと。アクセス数やサイト内の移動経路、どういった検索キーワードでアクセスしたのかなど、さまざまな情報を把握できます。

 

この本を読むことでGoogleアナリティクスの基本的な使い方から、中上級者向けの使い方まで把握できます。

 

「今まで10冊以上、Googleアナリティクスの本を読んできたけど、初めて理解できた」

引用:BookLive

 

このような口コミもあるように、Webサイトの解析を学びたいなら、まずはこの1冊を選びましょう。SEOの中上級者向けの内容ではありますが、辞書のように、知りたい項目や分からない用語をその都度調べながら使いたいという初心者の方にもおすすめです。

 

できる逆引きGoogleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ(インプレスブックス)

 

まとめ:SEO対策を知ってWebサイトの上位表示を目指そう

まとめ:SEO対策を知ってWebサイトの上位表示を目指そう

初心者の方向けに、SEOの基本的な対策方法や注意点、おすすめの本を紹介しました。忘れてはいけないのが、対策してから効果がでるまでに時間がかかること。

 

すぐにあきらめたりせずにSEO対策を継続することで、ドメインパワーも上がり、被リンクの数も増え、上位表示される可能性が高まっていきます。

 

キーワード選定をじっくり行い、ユーザーの悩みを解決する良質なコンテンツをコツコツと発信して上位表示を目指しましょう。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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