WordPressのSEOプラグインおすすめ10選|導入時の注意点も
「SEOプラグインで何ができるのかよく分からない」「WordPressを利用する上でSEOプラグインが必要かどうか知りたい」
当記事をお読みの方は上記の考えをお持ちではないでしょうか。当記事ではSEOプラグインを利用することのメリットや、導入時の注意点を解説しています。おすすめのSEOプラグインも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
SEOプラグインとは|導入すると何ができる?
SEOプラグインとは、WordPressのコンテンツでSEO対策をするために利用できるプラグインのことです。
無料、有料それぞれたくさんの種類が存在します。SEOプラグインを利用すると、以下のSEO対策ができるようになります。
・メタタグの設定
・ディスクリプションの設定
・パンくずリストの作成
・SNS連携
・解析ツールとの連携
・表示スピードアップ
SEOプラグインを利用すれば、必ずしも検索エンジンで上位表示されるとは限りません。しかし、メディアを上位表示するために必要な設定が簡単にできる点にメリットがあります。
よってオウンドメディアを持ち始めたばかりの初心者は、SEOプラグインを利用することで、スムーズにSEO対策が可能となります。
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WordPressのSEOプラグインのおすすめ10選【無料あり】
以下で、おすすめのSEOプラグイン10選を紹介します。
・All in One SEO
・Yoast SEO
・SEO SIMPLE PACK
・SEOPress
・Rank Math
・Site Kit by Google
・The SEO Framework
・Google XML Sitemaps
・Custom Post Type Permalinks
・Flexy Breadcrumb
All in One SEO
All in One SEOはAll in One SEO Teamが製造したSEOプラグインです。名前の通り、All in One SEOのみでSEO対策に必要な対処を網羅的に実施できます。主にできることは以下の通りです。
・タイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成できる、検索エンジンへの通知が可能
・TwitterやInstagramなど、SNSとの連携によるシェア獲得の強化を目指す
・Google AnalyticsやBing ウェブマスターツールなど、分析に必要なプラットフォームとの連携が可能
簡単な手順で、上記のように多くの設定を行えるため、特にWordPress初心者におすすめのSEOプラグインです。無料でも多くの機能を利用可能なので、ぜひ一度利用してみてください。
Yoast SEO
Yoast SEOはTeam Yoastが製造したSEOプラグインです。主にできることとして以下があります。
・検索エンジンでの上位表示を目指し、コンテンツのキーワード配置に対するアドバイス
・ページ構造分析と最適化のアドバイス
・タイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成可能、検索エンジンへの通知も可能
・TwitterやInstagramなど、SNSとの連携によるシェア獲得の強化を目指す
一部機能の使用感はAll in One SEOと同じですが、違いはSEO対策に向けたアドバイスを行ってくれる点や、カスタマイズ性が高い点です。さらに、Yoast SEOも無料で多くの機能を利用できます。
SEO SIMPLE PACK
SEO SIMPLE PACKはLOOS,Inc.が製造元のSEOプラグインです。主にできることとして以下があります。
・ページごとにタイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成できる
・Google AnalyticsやBing ウェブマスターツールなど、分析に必要なプラットフォームとの連携が可能
SEO SIMPLE PACKはWordPressテーマのSWELLと同じ製造元のため、SWELLとの相性がよいSEOプラグインとされています。
また名前の通り、シンプルな内容となっており、ほかのSEOプラグインと比較して、設定内容が少なく分かりやすいことも特徴です。そのため、SWELLを利用しシンプルで分かりやすいSEOプラグインを利用したいと考える利用者におすすめです。
SEO SIMPLE PACKも無料で利用できますので、SWELLを利用していればぜひ試してみましょう。
SEOPress
SEOPressはThe SEO Guys at SEOPressが製造元のSEOプラグインです。主にできることとして以下があります。
・タイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成可能
・Google AnalyticsやBing ウェブマスターツールなど、分析に必要なプラットフォームとの連携が可能
・TwitterやInstagramなど、SNSとの連携によるシェア獲得の強化を目指す
・サイト全体のSEO観点から見た問題点の指摘
・優先的に行うべきSEO対策のアドバイス
SEOPressも設定項目がシンプルで、インタフェースが分かりやすい特徴を持ちます。機能がシンプルである先述のSEO SIMPLE PACKとの違いは、SNS連携ができることや多言語に対応していることです。
SEOPressは大部分の機能が無料で使える点も嬉しいポイントです。
Rank Math
Rank MathはRank Mathが製造元のSEOプラグインです。主にできることとして以下があります。
・タイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成可能、検索エンジンへの通知も可能
・Google AnalyticsやBing ウェブマスターツールなど、分析に必要なプラットフォームとの連携が可能
・サイトの順位を確認しながらのSEO対策が可能
Rank MathはGoogleサーチコンソールとの連携で、キーワードによる検索順位を確認しながら利用できます。SEO対策をする上で、キーワードの分析は欠かせないため、WordPress内で完結できれば、効率化につながります。
無料でも十分なSEO対策が期待でき、キーワード分析に慣れていない初心者におすすめできるSEOプラグインです。
Site Kit by Google
Site Kit by GoogleはGoogleが製造元のSEOプラグインです。Googleサーチコンソールや Google AnalyticsなどGoogleのツールと連携し、ダッシュボードで一元的な監視をできます。主にできることは以下の通りです。
・ウェブサイトのトラフィックや人気があるページなどのパフォーマンス監視
・キーワードのランキングやインデックス状況に応じたアドバイス
・広告収入増加を目指しGoogle Adsenseのデータ可視化
・サイト速度やセキュリティ問題に着目したWebサイトモニタリング
Google サーチコンソールやAnalyticsなど、多くのブロガーやライターが利用するツールを一元管理し、サイト運営の効率化に貢献します。無料で利用可能なため、Googleのツールを利用している方はぜひ利用してみてください。
The SEO Framework
The SEO FrameworkはThe SEO Framework Teamが製造元のSEOプラグインです。AIが搭載されており、自動でSEO対策に必要な設定を行います。主にできることは以下の通りです。
・タイトル、ディスクリプション、キーワードなどページのメタタグ設定と最適化(自動設定可能)
・ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成可能、検索エンジンへの通知も可能
・SEO対策に必要な修正ポイントを色をつけて明示
The SEO Frameworkは自動で多くの設定ができるため、何から取り組むべきか分からない初心者に優しいSEOプラグインといえます。また、全ての機能を無料で利用可能です。ただし、日本語での対応ができない点に注意してください。
Google XML Sitemaps
Google XML SitemapsはGoogleが製造元のSEOプラグインです。SEO対策に欠かせないXMLサイトマップの設定に特化したプラグインといえます。
主にできることは「ページ内の構造が伝わるよう、ページのXMLサイトマップを自動的に生成」です。XMLサイトマップに特化したプラグインのため、XMLマップ生成によってできることを以下に記載します。
・内部リンク強化
・エラー(壊れたリンクやエラーページ)の特定
・検索エンジンに対して特定のページや段落を表示させないための指示
Google XML Sitemapsは無料で利用可能です。ほかのSEOプラグインと比較すると、機能が少ないといえます。
しかし「総合的なSEO対策は必要とせず、XMLサイトマップだけ使えるようにしたい」という方におすすめなSEOプラグインです。
Custom Post Type Permalinks
Custom Post Type PermalinksはSami Ahmed Siddiquiが製造者のSEOプラグインです。主にできることは、カスタム投稿のパーマリンクの設定です。利用することで以下のメリットを享受できます。
・カスタム投稿タイプ同士の親子関係を作る
・内容が分かりやすく、覚えやすい文字列のリンクを設定できる
・パーマリンクを一意に保持しやすい
Custom Post Type Permalinksは無料で利用可能です。機能面では総合的なSEO対策ができるわけではありません。
しかし、パーマリンクの設定はSEO対策には欠かせないものです。ほかの総合的なSEOプラグインを利用しない方は、パーマリンク設定のためにCustom Post Type Permalinksの利用をおすすめします。
Flexy Breadcrumb
Flexy BreadcrumbはPressTigersが製造元のSEOプラグインです。主にできることとして、サイトで簡単にパンくずリストを作成、表示があります。Flexy Breadcrumbを利用することのメリットは以下の通りです。
・スタイルやデザイン、配置が自由なパンくずリストを作成できる
・パンくずリストがあることでクローラが構造を把握しやすい
Flexy Breadcrumbは無料で利用可能です。総合的なSEO対策機能を持ちませんが、パンくずリストが表示されないWordPressテーマを利用している場合は導入すべきプラグインといえます。
WordPressにSEOプラグインを導入するときに注意すること
SEOプラグインを導入する際に注意すべきことは以下の4点です。
・プラグインとテーマの相性によって不具合が起こることがある
・日本語化に対応していないことがある
・プラグインがWordPressの最新バージョンに対応していないことがある
・プラグインを使用した設定や入力項目はアンインストールで消えることがある
プラグインとテーマの相性によって不具合が起こることがある
SEOプラグインはテーマとの相性によって不具合が起こることがあります。Wordpressのテーマとはデザインやレイアウト、付帯機能の設定ファイルをまとめた集合体のことです。
テーマにはさまざまな機能が用意されていて、SEOプラグインがテーマにもある機能と重複する可能性があります。
特に「〇〇機能を使いたい」と総合的なSEOプラグインを導入すると、別の機能がテーマと重複していた、ということはブロガーであればよくあるのではないでしょうか。
プラグインとテーマの機能が重複していると管理が煩雑なだけでなく、機能同士の不具合が生じる可能性もあります。プラグイン導入時は機能の重複がないように注意してください。
日本語化に対応していないことがある
SEOプラグインは日本語化に対応していないことがあります。SEOプラグインは英語で開発したものを、後から日本語に対応させるケースが大半です。
よって日本語版のプラグインがない場合が存在します。どうしても日本語に対応していないプラグインを利用したい場合は、ブラウザの翻訳機能や翻訳サイトを利用するとよいでしょう。
プラグインがWordPressの最新バージョンに対応していないことがある
プラグインはWordPressの最新バージョンに対応していないケースがあります。WordPressを利用する場合、WordPressがバージョンアップされ、その後に各プラグインの製造元が対応できる形に修正バージョンアップを加えます。
よってプラグインの製造元が修正しなければ、WordPressの最新バージョンに対応できないまま時間が経過してしまうこともあるでしょう。
WordPressのバージョンと合わないプラグインによって不具合が生じた場合は、一度プラグインを無効化してバージョンアップを待ちましょう。
プラグインを使用した設定や入力項目はアンインストールで消えることがある
プラグインを使用した設定や入力項目は、プラグインのアンインストール時に消えてしまう可能性があります。例としてSEOプラグインの機能でメタディスクリプションを設定したケースです。
SEOプラグインをアンインストールするとメタディスクリプションが消えてしまい、再度入力が必要になってしまった、というケースがあります。二度手間となってしまうため、アンインストールや無効化は慎重に行いましょう。
まとめ
WordPressにはたくさんの種類のプラグインが用意されています。プラグインを入れすぎると、サイトが重くなり、SEO的に不利になるケースもあるでしょう。
総合的なSEOプラグインは大きいサイズのものが多いため、1つまでの利用に留めるべきです。またGoogle XML Sitemapsのように、利用したい機能に特化した小さいサイズのプラグインの利用もおすすめできます。
株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。