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【成功事例14選】BtoBサイトのデザインは6つのポイントをおさえよう!

btob デザイン アイキャッチ

BtoB企業が新規で見込み顧客を獲得するために運営するWebサイトのことを「BtoBサイト」と呼びます。しかし、新規でBtoBサイトを作成する企業にとっては「どのようなデザインにすれば、成果の出るサイトになるのだろうか」といった不安があるのではないでしょうか?

 

そこで、この記事では成果を出せるBtoBサイトにするためのデザインのコツについて解説した上で、実際に成功しているBtoB企業の事例を紹介します。

 

この記事でわかること

 

・BtoBサイトの正しい知識
・目を引くデザイン制作のコツ
・参考にすべきBtoBサイトのデザイン事例

 

 

BtoBサイトとは

BtoBサイトとは

「BtoBサイト」とは、BtoB企業が自社の商品やサービスの認知向上、販売促進を目的に運営するWebサイトです。

 

情報社会の発展により、一般消費者だけでなく企業もインターネット上で情報収集したり、商品やサービスを購入・契約したりすることが当たり前の時代となりました。

 

そのため、BtoB商材を取り扱う企業が「BtoBサイト」を運営することは、新規顧客との接点をつくるために有効な手段の1つといえます。

 

BtoBサイトのデザインのコツ

BtoBサイトのデザインのコツ

BtoB商材の販売促進に有効なBtoBサイトですが、より成果が出るサイトにするためには、どのようなデザインにするのがよいのでしょうか。ここでは、BtoBサイトのデザインを考える際の6つのコツについて解説します。

 

1.見やすいファーストビューをつくる

ファーストビューは、Webサイト全体の第一印象に大きな影響を与えます。「印象的なビジュアル」と「分かりやすいメッセージ」を掲載することで、サイトを訪れた人の興味を惹きつけてサイト滞在時間を伸ばすことが可能です。

 

自社の商品やサービスの概要・コンセプト、提供できる価値などを分かりやすく伝えるために、トップ画面に表示させる画像や動画、キャッチコピーなどを工夫するとよいでしょう。

 

2.導線を意識する

「資料請求」や「問い合わせフォーム」など、購入につながりやすいコンテンツへの導線を意識することも重要です。サイトを訪れた人は、まず商材の特徴や価値を理解することから始め、その上で購入を検討したいとなればさらに詳しい情報を求めます。

 

そのため、商材の紹介ページやそのすぐ近くに「資料請求ボタン」や「問い合わせフォーム」など、次のアクションを設けておくことで、購入をより具体的に検討してもらいやすくなるでしょう。

 

3.SEO対策をする

BtoBサイトの成果を高めるためには、SEO対策も有効です。具体的には、サイト全体でのメインキーワードを決め、各コンテンツ内でできるだけ数多くのキーワードを記載するといった方法です。

 

これにより、インターネットでそのキーワードや関連キーワードが検索された際に自社サイトが上位表示される可能性が高まります。自社の知名度が低く「会社名」で検索されるケースは多くないといった企業では特に取り組んで欲しい対策の1つです。

 

4.ヘッダーからコンバージョンできるようにする

「ヘッダー」と呼ばれるWebサイト上部のスペース・エリアに何を配置するのかが重要になってきます。BtoBサイトでは「資料請求」や「問い合わせ」といった購入検討に進むアクションをコンバージョン(成果)と設定することが一般的です。

 

ヘッダーにこれらのコンテンツを配置することでコンバージョンにつながりやすくなるでしょう。

 

その他にも「ナビゲーションメニュー」や「連絡先」「営業時間」などといったユーザーが知りたいと予想される情報をヘッダーに掲載しておけば、スムーズに購入の検討段階に進んでもらいやすくなります。

 

5.フッターに内部リンクを貼る

Webサイト下部のスペース・エリアである「フッター」には、ページを下までスクロールしたユーザーがサイトを離脱してしまうことを防ぐといった役割があります。

 

そのため、フッターにはサイト内の各コンテンツへのリンクを掲載した一覧表(サイトマップ)の設置がおすすめです。

 

サイトマップがあることで、ユーザーが他に知りたい情報や興味のあるコンテンツにアクセスしやすくなり、サイトへの滞在時間を伸ばすことができるでしょう。

 

6.CTAを工夫する

BtoBサイトにおけるCTA(Call To Action=行動喚起)は具体的に「見積もり依頼ボタン」や「資料ダウンロードボタン」などです。これらのCTAは、ページによってボタンのデザインや表現(表示される文言)を調整することでコンバージョン率を上げることができます。

 

たとえば「見積もり依頼ボタン」の場合、トップページでは「1分で完了!無料見積もり」といった表現にしてユーザーの関心を引いたり、商品紹介ページ上では「〇〇(商品名)の見積を無料で相談してみる」といった表現で自然にユーザーの行動を促したりといった工夫ができるでしょう。

 

デザインを参考にしたいBtoBサイトの成功事例14選

デザインを参考にしたいBtoBサイトの成功事例14選

BtoBサイトで成果を出すためのデザインのコツが分かったとしても、具体的にどのようなレイアウトや内容にすればよいかはなかなかイメージが湧きづらいでしょう。

 

そこで、ここではデザインを参考にしたいおすすめのBtoBサイト14選を画像付きで紹介します。

 

株式会社Hub Works

株式会社Hub Works

引用:Hub Works公式サイト

 

株式会社Hub WorksのWebサイトは、シンプルで印象的なキャッチコピーと「問い合わせ」や「資料請求」などへの分かりやすい導線が特徴的です。

 

トップ画面上部のメニューバーには「サービス紹介」「事例紹介」「コラム記事・ノウハウ記事」「お役立ち資料」が表示されており、サイトを訪れたユーザーが自身の興味関心に合わせてアクセスしやすいデザインとなっています。

 

また、各ページのフッターには必ず「お問い合わせフォーム」への導線が設けられており、ユーザーが各コンテンツを閲覧した上で関心を高めた場合に「問い合わせ」という次のアクションを起こしやすいでしょう。

 

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社

引用:サイボウズ公式サイト

 

サイボウズ株式会社が運営している「サイボウズ式」は、印象的な画像やキャッチコピーのコンテンツが数多く並び、ユーザーの興味を引き立てるデザインが特徴的です。

 

さらには、ユーザーが関心のある情報にアクセスしやすいように「おすすめのタグ」の紹介がされています。記事にタグをつけて検索できるようになっているWebサイトは多いですが、タグの説明まで記載されているWebサイトは珍しいでしょう。

 

また、自社サービスのPRはほとんどされておらず、あくまでユーザーの課題解決に貢献することが重視されています。結果としてユーザーからの信頼を獲得し、商材への信頼や好感にもつながっているのでしょう。

 

freee株式会社

freee株式会社

引用:freee公式サイト

 

freee株式会社が運営している「freee」は分かりやすいトップページが特徴的です。

 

「個人のお客様」「20名以下の法人様」「21名以上の法人様」と明確に区分された入り口や、画像付きの製品一覧、目的別や事業状況に合わせて検索できる機能など、ユーザーがスムーズに情報へアクセスできるよう数多くの工夫が凝らされています。

 

豊富な導入事例の掲載、充実した製品紹介資料の提示、無料トライアルの提供などもされており、商材に興味を持ったユーザーがより具体的に購入検討に進むことができるでしょう。

 

株式会社キーエンス

株式会社キーエンス

引用:キーエンス公式サイト

 

株式会社キーエンスが運営している「キーエンスJapan」は、多種多様な製品の中からユーザーが求めているものを探しやすいデザインが特徴的です。トップページの目立つ箇所に検索窓が配置され、ユーザーは自身のニーズに合わせてダイレクトに情報収集ができます。

 

また「改善事例・学ぶ・調べる」という項目では専門的なノウハウや実用的な情報提供を行うことにより、ユーザーが製品導入にあたって役に立つ情報を得られる工夫もされています。

 

ユーザーのニーズを満たすコンテンツを充実させることによって、結果的に自社商材の販売促進に成功している一例です。

 

株式会社ベーシック

株式会社ベーシック

引用:ferret公式サイト

 

株式会社ベーシックが運営しているサイト「ferret」は「マーケターのよりどころ」というコンセプトのもと、企業のマーケティング担当者をターゲットに充実したコンテンツがそろっていることが特徴的です。

 

マーケティングに関する役立つ情報が満載の「ホワイトペーパー」や、ダウンロードしてそのまま使える「テンプレート」など豊富な資料が無料で提供されており、ユーザーの課題解決に貢献しています。

 

結果として、ユーザーからの信頼を獲得し自社商材への関心や好感を高めることに成功している事例といえるでしょう。

 

株式会社スターラボ

株式会社スターラボ

引用:スターラボ公式サイト

 

株式会社スターラボのWebサイトは、印象的なキャッチコピーと先進的なビジュアルでユーザーの興味を惹くデザインが特徴的です。株式会社スターラボは主にBtoB向けのWebマーケティングやWeb制作を提供している会社で、集客とブランディングを強みとしています。

 

Web制作会社が自社のサイトを魅力的なデザインに仕上げることは、最も分かりやすく自社の実力をユーザーに示す手段の1つでしょう。自社のブランディングに力を入れることで結果的に集客に成功している事例といえます。

 

株式会社アドミューズ

株式会社アドミューズ

引用:アドミューズ公式サイト

 

株式会社アドミューズのWebサイトは、顧客の属性によって明確に分けられたサービス紹介や、「お問い合わせ」「資料請求」などへの分かりやすい導線が特徴的です。株式会社アドミューズは、主にIT企業や製造業向けにBtoBサイト制作サービスを提供しています。

 

「成功へ導く3つのSTEP」や「BtoBサイト制作コラム」といったコンテンツでは、どのようなサイト構築を行えば成果を出せるかについて丁寧に紹介されているため、ユーザーはサイト構築に対する成功イメージを持った上でサービスの購入を検討できるでしょう。

 

分かりやすいデザインと充実した情報発信によってユーザーを購買につなげることに成功している事例の1つです。

 

株式会社モノサス

株式会社モノサス

引用:モノサス公式サイト

 

株式会社モノサスのWebサイトは、シンプルで見やすいデザインとユーザーの悩みに寄り添う情報発信が特徴的です。株式会社モノサスは、特にBtoBに特化したホームページ制作を得意としているWeb制作会社で豊富な実績があります。

 

BtoBサイト制作と運用に関するノウハウの積極的な発信や、Web担当者向けのニュースレター「コポ研通信」の無料配布など、ユーザーの課題解決に貢献するコンテンツが多く提供されています。

 

このようなユーザーファーストのサイト運営が結果的に見込み顧客の獲得につながっているといえるでしょう。

 

株式会社スキップ

株式会社スキップ

引用:スキップ公式サイト

 

株式会社スキップのWebサイトは、シンプルで共感を呼びやすいキャッチコピーが印象的です。BtoB向けのサイト制作をはじめ、業務管理効率化のためのシステム開発も提供しています。

 

「BtoBサイトの構築フロー」について丁寧に紹介されていたり、提供しているサービスについて端的に分かりやすく説明されていたりと、ユーザーが効率的に欲しい情報が得られるサイトです。

 

結果として、ユーザーはサービス導入への検討段階にスムーズに入りやすく、新規顧客の獲得につながりやすいデザインといえます。

 

株式会社タービン・インタラクティブ

株式会社タービン・インタラクティブ

引用:タービン・インタラクティブ公式サイト

 

株式会社タービン・インタラクティブのWebサイトは、ユーザーの役に立つ豊富なコンテンツが特徴的です。株式会社タービン・インタラクティブはBtoB専門のWeb制作会社であり、Web戦略の策定から営業連携まで一貫したサービスを提供しています。

 

20年以上に及ぶ制作実績があり、豊富な事例紹介や無料のウェビナー動画など充実したコンテンツが好評です。このような積極的な情報提供により、ユーザーはサービスの購入検討に必要な判断材料を得られるでしょう。

 

プラス株式会社

プラス株式会社

引用:プラス公式サイト

 

プラス株式会社のWebサイトは、パノラマ画像を用いたショールームツアーといった魅力的なコンテンツが特徴的です。

 

プラス株式会社は主にオフィス家具や空間づくりを提供しているメーカーで、自社商品を実際に体験できるショールームも展開しています。ショールームに出向くことができない顧客はオンラインで見学が可能です。

 

これにより、商品を導入した際のリアルなイメージを顧客に感じてもらうことができ、より具体的に購入を検討してもらえます。このような工夫を凝らしたサイト運営により、新規顧客の獲得に成功している事例です。

 

東洋インキ株式会社

東洋インキ株式会社

引用:東洋インキ公式サイト

 

東洋インキ株式会社のWebサイトは、カルーセルを用いたサービス紹介が特徴的です。カルーセルは複数の画像を自動的に切り替えて表示する仕組みで、これにより複数のサービスを効果的に伝えることができます。

 

東洋インキ株式会社は、主にBtoB分野で印刷インキ、塗料、樹脂などの製品を提供している会社です。幅広い製品を取り扱っているため、ユーザーが求める製品にできるだけ簡単にたどりつけるように画像付きで分かりやすくカテゴリ分けされた製品紹介ページが便利です。

 

また、各製品の紹介ページの文末には「サンプル請求」や「お問い合わせフォーム」が配置されており導線も整っています。

 

HubSpot Japan株式会社

HubSpot Japan株式会社

引用:HubSpot Japan公式サイト

 

HubSpot Japan株式会社のWebサイトは、シンプルで印象的なキャッチコピーと目立つ位置に配置された申し込みボタンが特徴的です。HubSpot Japan株式会社はCRM(顧客管理ツール)を提供する会社で、日本だけでなく海外の企業の支援実績も豊富に持っています。

 

提供するサービスを一方的に紹介するのではなく、顧客が実際に使用感を確かめることができる「デモ」を無料で提供しており、顧客はきちんと納得した上での購入が可能です。

 

このような顧客の目線に立った販促活動は結果的に顧客からの信頼を獲得し、サービス購入にプラスに作用するでしょう。

 

リクルートホールディングス

リクルートホールディングス

引用:リクルートホールディングス公式サイト

 

リクルートホールディングスのWebサイトは、グローバルな事業展開が一目で理解できるようなデザインが特徴的で、画像やメニューバーの言語表記からもグローバルな視点が感じられます。

 

事業紹介ページでは、各種事業ブランドのロゴマークが掲載されており、ユーザーはすぐに自分が知りたい情報にアクセス可能です。また「経営戦略」として掲げている取り組みについての進捗を年度ごとに公開しており、透明性の高い企業経営であることが伺えます。

 

このようなWebサイトによってユーザーからの信頼を獲得し、商品・サービスの販売促進に貢献しているでしょう。

 

まとめ

btob デザイン まとめ

本記事では、BtoBサイトで成果を出すためのデザインのコツについて解説した上で、デザインを参考にしたいおすすめのBtoBサイト14選を紹介しました。

 

BtoBサイトは新規の見込み顧客を獲得するために有効な手段です。サイトを訪れた人が興味や好感を持てるようなデザイン関心を持ったとき次の行動に移しやすい環境設定を意識しながらサイトをつくることが重要です。

 

本記事の内容を参考に、ぜひ魅力的なBtoBサイトをつくってみてください。

執筆者:Hub Works 鈴木

株式会社HubWorks マーケティング部 2021年よりインターネット広告代理店に入社し、月間数億規模の広告運用を経験。 2022年に株式会社Hub Worksに入社しマーケティング担当者として、ウェブ広告やSEOなどの集客、 記事やホワイトペーパー作成などのコンテンツ制作業務に従事。

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