サジェストとは?Googleで表示される基準とSEO活用方法を解説
サジェストとは?似ている言葉との違いを比較
よく耳にする「サジェスト」とは、Google内ではどのような意味があり、活用することで何ができるのでしょうか。
SEOの知識がある人はサジェストと聞くと「サジェストキーワード」を思い浮かべる人が多いでしょう。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで何かを検索するときに入力したキーワードの後に続くワードのことを意味します。
サジェストとは検索意図を予測した言葉、またはそれを検索窓に表示する機能
サジェストとは、何かを検索したときに、キーワードの後に予測した候補のワードが検索窓に表示される機能のことです。
例えば、「銀座焼肉」とGoogleの検索窓に入力すると、その下に銀座焼肉r、銀座焼肉、銀座焼肉ランチなどのワードが検索の多い順に表示されます。
つまり、一番調べたい「銀座焼肉」の後に続く「r」、「ランチ」など、調べたい事を予測した言葉や、それらの候補ワードを検索窓に表示する機能のことです。
Googleでの「サジェスト(オートコンプリート)」とは?
Googleのサジェストは「オートコンプリート」と呼ばれていて、多くの人が検索しているキーワードを最適なキーワードとして順位表示をします。
そのため、検索上位に表示されるキーワードで、何がトレンドになっているのか、何について人々は興味や関心があるのか把握できます。
また、国や地域によってもサジェストが異なるため、知りたい地域の情報をより具体的に知ることができます。
Googleサジェストに組み込まれた独自の機能
Googleサジェストには独自の4つの機能が搭載されています。
1. 自動計算が可能
Googleサジェストは計算式を入力すると、自動計算して答えが表示されます。
例:100×10と検索窓に入力してリターンすると、次の画面に1,000と表示されます。
2. 天気を表示
「知りたい地域名+天気」と検索窓に入力すると、その地方の天気が表示されます。
例:東京+天気 晴れ 13℃
3. 知りたい企業株価を表示
「企業名+株価」と入力すると、検索した時点の株価が表示されます。
4. 知りたいキーワードの画像表示
Googleサジェストは、知りたいキーワードを検索窓に入力するとキーワードに対応した画像が表示されます。
Yahoo!のサジェスト機能との違い
GoogleサジェストがYahoo!のサジェスト機能と違う点は、表示されるワードです。Googleのサジェストは、次の5点に基づいて表示されます。
- ・検索量
- ・入力したワードと関連のあるワード
- ・入力したワードと合わせてよく調べられているワード
- ・過去に検索したワードの関連ワード
- ・検索地域に関連するワード
Yahoo!でも同じ機能がありますが、異なる点はYahoo!内の最適化のロジックで、これによりGoogleとは異なったサジェストが表示されます。
これについては他の検索エンジンでも同じですが、特にYahoo!の場合は、Yahoo!ニュースなどで一時的に人々の関心が高くなったワードがダイレクトに反映されるため、Googleと表示されるサジェストが全く違うことがあります。
特に、過去に検索したワードの関連ワードと検索地域に関連するワードの2点はGoogle独自のサジェスト機能です。
サイト内検索でのサジェストとは?
Googleサジェストは、検索における3つの点で効果や役割を果たします。
・表記ゆれ
Googleサジェスト機能を活用すると入力変換ミスによる誤字や脱字、スペルミス、表記ゆれの防止にもなります。
検索時にスペルミスや誤字など、間違ったサジェストで検索をした場合、表示されないケースがありますが、「Google」などのビッグワードの場合には全部のスペルを入力しなくても検索窓に表示されます。
・検索効率アップ
サジェストの効果は、よく知られたサジェストを検索した場合、全てのワード入力をしなくてもサジェスト機能が働いて候補ワードを表示してくれることです。
簡単に調べることができ、操作も簡単です。サジェスト機能を活用すれば短い時間で検索できるため、単純に検索における効率アップが望めます。
特にECサイトで販売されている商品の検索が素早くでき、販売されているショップも同時に検索できるので、ユーザーにとってもショップにとってもWin-Winの関係になります。
・顧客獲得と販売のチャンスのW効果
ECサイト上でのサジェストは、欲しい商品を探しているユーザーには欲しいものを購入できるページの場所をすぐ知らせるため機能面で優れた印象を与えます。
それに対してECショップ側にとっても、本来購入する予定だったものに加えて単語を提案するため、顧客単価を増加させる効果をもたらします。
サジェストと似ている3つの言葉や機能との違い
サジェストには似ている言葉があり、いずれもSEOの世界ではよく使われる言葉や機能です。これらの言葉と機能がそれぞれサジェストとどのように違うのかについて理解しましょう。
1.関連キーワード
サジェストキーワードと間違うキーワードとして、関連キーワードが挙げられます。サジェストキーワードと関連キーワードの表示の違いを以下の表にまとめました。
サジェストキーワード | 関連キーワード |
月間検索数 | 自分だけでなく、他人にとっても
実際によく検索したワード |
ユーザーの検索場所 | |
ユーザーの検索履歴(Cookie) | 頻繁に出てくるキーワード |
検索急上昇のワード |
このように、サジェストキーワードは4つの要素に基づいて表示されるのに対し、関連キーワードは自分や他人が実際によく検索したキーワードと頻繁に出てくるキーワードに基づいて表示されるのが特徴です。
2.「他の人はこちらも検索」
インターネットで何かを検索しているとき、「他の人はこちらも検索」と書かれた項目を目にすることがあります。
これは、Googleのサジェストとは違い、Googleユーザーが何かに特定した同じ記事を読んだ後にブラウザバックすると、その記事が表示されていた箇所のすぐ下に表示されるものです。
これはキーワードではなく、何かの記事に関して表示されたものです。Googleの検索機能には、サジェストキーワードと関連キーワード、共起語がありますが、これらの機能と「他の人はこちらも検索」の違いは次のようになります。
3.共起語
SEO対策をするときには、「共起語」という要素が重要になります。
共起語はサジェストとは異なるため、実際のSEO対策に盛り込む際には注意が必要です。サジェストキーワードはキーワードに付随する候補の言葉ですが、共起語は何かのキーワードについて書かれた複数の記事の中で頻繁に用いられている共通の言葉です。
サジェストはキーワードの後に続く言葉ですが、共起語は1つの記事内でキーワードを使って書かれた記事内に複数回使われる言葉のため、キーワードの後に続くとは限りません。
例: 東京ランチ (ラッコキーワードを使用して検索した場合)
・サジェスト
”東京ランチビュッフェ”
”東京ランチ 安い 学生”
”東京ランチおしゃれ”
”東京ランチ 安い”
”東京ランチ 弁当”
”東京ランチ 安い おしゃれ”
・共起語
”ランチ”
”料理”
”徒歩”
”東京”
”レストラン”
”ディナー”
“店舗”
”空間”
Googleサジェストのキーワードが表示される基準
Googleサジェストには、キーワード表示のアルゴリズムがあります。Google内で適切と評価される基準は「検索者が多いキーワード」ですが、その他にもサジェストキーワードが表示される要素は6つあります。
1.一定期間中に検索された回数(検索ボリューム)
Googleサジェストキーワードが上位にランクインされる要素は「一定期間中に検索された回数」です。
一定期間とは、年間ランキングも含めて1〜3カ月単位のことを示しますが、SEO対策では1週間単位からスタートして1〜3カ月単位でサジェストキーワードがどのように変化したかを調べます。
キーワードの変化を調べるツールでは、よく特定のキーワードの検索順位が1週間単位などでレポ―トされる機能があり、SEOに関連した業務担当者はそのようなデータをもとにリサーチしています。
2.検索したキーワードの言語
Googleサジェストはユーザーが検索した言語で表示されるので、同じ意味でも日本語と英語のサジェストは違うキーワードが表示されます。
さらに、ユーザーが日常的に日本語で検索をしている場合、Googleのアルゴリズムは日常使いの言語が「日本語」と自動的に判断して、英語で入力してもサジェストは日本語で表示される仕組みになっています。
3.検索した場所
Googleサジェストの認識は普段使用している言語だけではなく、国や地域も特定されます。特に国はサジェストの要素としては重要で、同じ言語の同じサジェストキーワードでも、国によって表示されるサジェストが異なります。
これは、Googleのアルゴリズムはユーザーがどの地域に在住しているかを認識していて、ビッグワードで検索すると、ユーザーの居住地に関係するサジェストを表示する仕組みになっているためです。
例:東京都で「寿司ランチ」と検索すると、東京都内で寿司ランチを提供している寿司屋に関連するサジェストが表示されます。
同じキーワードを大阪で検索すると、大阪市内で寿司ランチを提供しているサジェストが表示されます。つまり、Googleのサジェストはユーザーの居住地を考慮して、便利なサジェストを情報として表示してくれるのです。
4.注目度の高いキーワード(トレンド)
Googleで「時の人」など話題になっている人や物事の最初の数文字を入力すると、自動的に検索キーワードが表示されることをご存じでしょうか?
これはGoogleの特異なアルゴリズムの特徴の一つで、急上昇した検索ボリュームをもつトピックを検知し、サジェストとして表示します。
世間の話題になることで注目度が高まり、多数の人が関心をもって情報を知るために検索ため、検索ボリュームが一時的に急上昇します。
このような動きを踏まえて、一時的なブームに基づくキーワードも、検索キーワードに付随したサジェストとして表示される仕組みになっています。
Googleトレンドについては、以下の記事でさらに詳細に触れています。
5.過去に検索したキーワード
Googleはユーザーが過去に検索したキーワードを履歴し、そのユーザーの嗜好や属性として認識するアルゴリズムが備わっています。そのため、過去に検索したキーワードがサジェストとして表示されます。
これは、Googleアカウントを設定した際にユーザーの好みそうな情報を履歴から把握しているためです。
キーワード検索をすると、Googleが自動的にユーザーにとって便利なサジェストを表示します。
一方で自分の好みをサジェストに反映したくない場合は、シークレットモードにして
検索すると、過去の検索履歴が検索結果に反映されることを防ぐことができる、とされています。
6.検索した人の数とその回数
Googleは、検索した人数と検索回数が多いキーワードをGoogleにとって最適と判断するために、サジェストとしても表示されます。この方法がGoogleのサジェスト表示の王道です。
SEO対策をしたコンテンツ記事は、このサジェスト表示を戦略的に活用し、サジェストキーワードや共起語、上位ランキングされているコンテンツ記事などを分析して、上位表示される戦略に基づいた記事作成をします。
SEOについては後ほど詳しく解説するほか、別の記事でもSEOについて解説しています。そちらも併せてぜひお読みください。
7.キーワードを含むサイトの数
Googleのサジェスト表示は、サイト数によっても表示されます。キーワードを含んだサイトが多数ある場合、多くの人々に興味をもたれているとGoogleが認識するため、サジェスト表示されやすくなります。
さらに、同じキーワードを含むサイトが多くの人に読まれているため、検索ボリュームも増加します。
ユーザーは、複数のサイトを読んで、自分に必要な情報を集めようとします。
ただし、キーワードを含むサイトが多数存在しても、ユーザーニーズを満たすサイトでなければ、他の検索エンジンで検索をしようとします。
サイトへの流入数を増やすためには、テクニックだけでなく、コンテンツ自体がユーザーニーズを満たすようなサイトであることが求められます。
サジェストをコンテンツやSEOに活かす方法4つ
既に述べたように、GoogleのサジェストをコンテンツやSEOに効果的に活かす4つの方法があります。デジタルマーケティングの世界では、主にGoogleのサジェストを利用してオウンドメディアやECサイトなどに使用し、集客や販売戦略をしている企業が多数あります
1.キーワード選定に活用する
キーワードの選定はSEO対策にとって重要です。特にコンテンツ記事を作成するとき、上位検索サイトに入らなければ、どんなに優れた記事を作成しても読んでもらえません。
Googleはキーワードを検索窓に入力すると、そのキーワードに対する件数が表示されます。
ビッグキーワードと呼ばれる検索回数が多いメジャーなキーワードは、検索回数が多いのと同時に競合サイトも多くなるため、キーワード選定と他の要素も含めて上位検索にするための戦略と高度なテクニックが必要になります。
キーワード選定をサイト全体の骨格と考え、サジェストツールを活用して上位検索に食い込むために効果的なキーワード選定を行いましょう。
2.ユーザーの検索ニーズを把握・分析することに活用する
サジェストを把握・分析することで、ユーザーニーズを把握することができます。
Googleの考え方として、検索ボリュームが多いことはユーザーニーズがあるという考え方です。これにより、人々が何に関心を持っているのかを知ることができます。
またサジェストを用いた分析ツールを利用すると、キーワードの変動などもわかるのでSEO対策やコンテンツ記事作成に役立ちます。キーワードツールについては後ほど詳しく解説します。
3.リライトに活用する
コンテンツマーケティングにおける、既に公開されている記事のリライトは、既に上位検索になっている記事をその検索ポジションを維持するため、まだ上位検索していない記事を上位の検索順位に入れるためには重要な作業です。
記事のリライトについては、以下のページで説明しています。こちらも合わせて、ぜひご覧ください。
キーワードは常にランキングが変動しているため、競合サイトと比較して弱い部分を改善するのにリライトは役立ちます。
サジェストツールは、自社の記事のランキングがわかるだけでなく、どの部分が弱いのかを客観的に分析できるツールでもあります。SEO対策をする上で、欠かせないツールですので上手に活用しましょう。
4.サジェスト広告を用いてページへのアクセスを集める
Googleサジェストはサジェスト広告を使って商品広告などを集客するのに役立ちます。この場合、サジェストは重要な役割を果たします。サジェスト広告では広告表示の対策が欠かせません。サジェスト対策の方法を理解し、効果的にページへのアクセスを増やしましょう。
サジェスト対策とは
サジェスト対策とは、Googleをはじめ、各検索エンジンや楽天、AmazonなどのECサイトで、ユーザーが検索したいキーワードや商品名を入力したときに、自動的に関連するサジェストワードを表示させる機能です。
サジェスト対策を行うことで、検索表示させたいワードとさせたくないワードを設定できます。
そのうち、検索表示させたくないワードには、ネガティブキーワードなどがあります。これは、商品名やブランド名、企業名などにネガティブなイメージを持たれるキーワードのことを指します。
サジェスト対策のメリット
世の中にはブラック企業と呼ばれる企業が存在しますが、サジェスト対策を行うことで、このような悪いイメージがあるキーワードを除外することができます。
自然な流れでアクセスを集められる
一般ユーザーは、広告だと認識して躊躇したり、商品を買わせるためであると判断して敬遠する人もいます。
しかし、リスティング広告の場合、ユーザーが検索した結果を表示した画面に表示されるため、自然な流れで違和感なく、目に留まりやすいというメリットがあります。
また、検索上位に表示されることが多いため、ユーザーは検索結果の記事と思い、クリックすることもあります。そうした自然な流れで誘導することで、商材の認知拡大に成功した事例などを以下のサイトで紹介しています。
コストパフォーマンスが高い
リスティング広告は料金を支払うことで、検索ページの上位に表示させることができます。サジェストはリスティング広告よりも料金が安く、SEO対応が可能です。その結果、コストパフォーマンスに優れており、低予算でSEO対策ができます。
それぞれの料金は、リスティング広告が20~50万円程度、1クリックあたりの単価が15~200円程度に設定されているのに対し、サジェスト対応は月額5~10万円程度です。
即効性がある
サジェスト広告はサジェスト機能を使って行う広告のため、制作予算が少なくてもサジェスト結果を反映させることができます。
また、検索例のないキーワードでも検索結果に表示できるのが特徴です。一方、サジェスト広告は他の広告と比較して制作スケジュールが短く済むため、迅速な効果をもたらすと言えます。
サジェスト汚染を防げる
ネット上で、企業の悪いイメージを見かけることがあります。
一般的に「ブラック企業××株式会社」、「株式会社△△ 酷い」など、不特定多数の人々に企業や商品、ブランドなどに対して悪いイメージを与えることをサジェスト汚染と呼びます。サジェスト対策を行うことで、未然に悪いイメージが広まるのを防げます。
サイト上に掲載されたサジェスト汚染は拡散力が強いため、商品やブランドに対する悪いイメージはすぐに広まってしまいます。そのため、サジェスト対策はサジェスト汚染を予防する上で有効です。
サジェスト対策のデメリット
サジェスト対策は広告としての効果測定が困難です。例えばリスティング広告の場合、クリック数で集客がどの程度あったのかを測定することができます。
しかし、サジェスト対策ではクリック数などで効果を検証することが難しく、広告費用をかけてもどの程度の効果があったのか検証できないことが多々あります。
このデメリットを克服するには、サジェスト対策をした後、集客、PV、コンバージョン率など、さまざまな数値の変化を確認することが重要です。
サジェストを手動で確認
Googleサジェストにはどのようなサジェストが候補にあるのかを確認できる、便利な機能が搭載されています。
サジェストは便利な機能ですが、過去に何度も検索したサジェストキーワードが別のキーワードを検索した時に影響してしまうことがあります。
サジェストの確認方法は特別なアプリなど一切不要で、ブラウザを開いて検索窓にキーワードを入力するだけで済む方法です。手動で確認をすることができます。その方法とはシークレットブラウザを開いて行う方法で、詳しく解説します。
簡単な3ステップなのでぜひ試してみてください。
シークレットモードでブラウザを閲覧
最初に新しいブラウザでシークレットブラウザを開きます。シークレットブラウザとは以前検索したキーワードの履歴やCookieなどが履歴として保存されないブラウザのことを示します。
呼び方はそれぞれのブラウザによって違いますが、機能としては同じです。
- Google Chrome:シークレットモード、もしくはシークレットウインドウ
- safari:プライベートブラウズ
- Firefox:プライベートブラウジング
- Internet Explorer:InPrivateブラウズ
Chromeの場合はブラウザの右上、自分のアカウントアイコンの隣にある縦に点が3つ並んだアイコンをクリックして「新しいシークレットウィンドウ」を開きます。
アドレスバーにキーワードを入力して検索
黒い画面が表示されたら、そのブラウザがシークレットモードです。黒い帽子とメガネをかけた男性のアイコンが表示され、「シークレットモードです」と中央に書かれています。
画面トップのアドレスバーに調べたいキーワードを入力してエンターキーを押すと、検索結果が表示されます。
Googleなどの閲覧履歴は自動的にデータを保持する機能があるため、同じファイルなどを使用する時、Cookieの利用でログインが必要な画面のデータを保つことができるため便利です。
表示されるGoogleサジェストの候補を確認
検索結果の一覧が表示された後、検索窓にカーソルを合わせるとサジェストの候補が現れます。一番上がキーワードで、以下に表示されているのがサジェスト候補です。
例:サジェストキーワードとシークレットモードで検索した場合
”サジェストキーワードツール
サジェストキーワード 検索
サジェストキーワードとは
サジェストキーワード 無料
サジェストキーワード
サジェストキーワード 調べ方
サジェストキーワード ラッコ
サジェストキーワード 削除”
サジェストを一括取得できる無料ツール10個
サジェストを取得するには、キーワードを入力するだけで一括確認できる便利なツールが多数あります。ここでは、一般に広く使用されている無料ツール10選をご紹介します。
これらのツールは無料で使用することができますが、さらに機能を活用したい人は別途料金を支払ってメンバーになることも可能です。
1.ラッコキーワード
無料キーワードツールの代名詞的な存在のラッコキーワード。サジェスト、共起語、Yahoo知恵袋と教えてgooなどのQ&Aサイトからの検索結果、検索結果上位20位までの記事の見出しなど、キーワード関連情報をリサーチや分析する時に欠かせない情報を取得できます。
検索エンジンもGoogleの他にもYouTubeやAmazonなどに対応しており、デジタルマーケティングに必要なキーワードツールです。
2.Ubersuggest
日本語のキーワードを調べるのはもちろん、言語の変更もできるのがUbersuggestです。
便利な機能として、キーワードの変化が分かることが挙げられます。キーワードの検索順位は日常的に変化していますが、変動を知りたいキーワードを登録すると、毎週の変動をレポートして上昇や下降などの情報をメールでお知らせしてくれます。
無料版の利用は1日の検索数が限定されているので、大量のキーワードリサーチが必要なSEOスペシャリストなどは有料メンバーになるといいでしょう。
3.Googleキーワードプランナー
Googleが無料で提供しているキーワードツールです。Google広告を運用する時にとても便利なツールで、リスティング広告やSEO対策をする時のキーワード選定及び調査のために活用することができます。
Googleキーワードプランナーの特徴は、検索ユーザーに効果的にアプローチできる検索クエリとよばれるキーワード選定ができることです。
4.KeywordTool
デジタルマーケターにとっては1クリックあたりの課金金額なども重要な指標で、それを調べる上でKeywordToolは便利なツールです。SNSマーケティングやECサイト運用をしている人にもおすすめのツールです。
5.サジェストキーワード一括DLツール
Googleで検索するキーワードが大量にある時、重宝するのがサジェストキーワード一括DLツールです。調べたいサジェストキーワードが一括でダウンロードできる上、CSV形式で取得もできます。
使い方も簡単で、「http://www.gskw.net/」と検索バーに入力し、キーワードを入力、検索するとキーワード候補の一覧が表示されます。CSVボタンをクリックすると、データのダウンロードがスタートします。
6.KOUHO.jp
KOUHO.jpは複合キーワードを見つける時に活用できるツールです。アフィリエイトやブログ初心者にも便利で、効果的な複合キーワードを簡単に調べることができます。
特にアフィリエイトやブログ初心者は、競合が多い複合キーワードを使用すると集客効果が見込めません。KOUHO.jpを利用すると競合が少ないキーワードを活用し、そのようなケースを回避することができます。
7.keyword.io
サイトだけでなくSNSやECストアのキーワードリサーチができるのがKeyword.ioです。日本語の他、多言語にも対応しているので、調べたい国のトレンドキーワードがランキングとして表示されます。
8.OMUSUBI
選定したキーワードからマインドマップを作成するときに手放せなくなるツールがOMUSUBIです。ユニークなのは、関連キーワードが放射状に「見える化」されて表示されるため、マインドマップのイメージをしやすい点です。
表示された関連キーワードは文字の大小で関連の強さを把握できる上、キーワードをクリックすると、そのキーワードをもっと深堀りすることもできます。
9.rishirikonbu.jp
SEO対策等でキーワード選定に有効なrishirikonbu.jpは、以下の2つのことができる機能を搭載したツールです。
- 関連語・候補キーワード検索数予測
- SEO難易度チェック
関連語・候補キーワードの検索数を予測したい時に役立つのがこの機能です。キーワード選定でメインキーワードが決定後、ロングテールキーワードを決める時に便利な機能です。
この機能の特徴は選定したキーワードで1位になった場合に、どれくらいのアクセス数になるのか予想を確認できる画期的なものです。
さらに月間検索予想数も把握することができます。
SEO難易度チェック機能は、選定したキーワードを使って検索上位に表示されるための難易度を数値化して表示してくれます。
10.keysearch Beta
keysearch BetaもOMUSUBI同様、マインドマップを作成する時に活用できるツールです。
OMUSUBIとの違いは、keysearch Betaメインキーワードの関連キーワードが放射線状ではなく、左右対称に縦軸で表示され、その関連キーワードに付随するワードが、それぞれリスト表示されることです。
さらに、「関連キーワード取得ツール」を利用すればGoogleのサジェストキーワードを、あいうえお順またはアルファベット順に洗い出して一覧にしてくれます。
サジェストについてのよくある質問
ここでは、サジェストにまつわる「よくある質問」の中で、特に質問が多いことについて紹介します。
サジェストキーワードはSEOにどのように活用できるの?
サジェストを活用することで、ユーザーのニーズが理解できます。つまり、ユーザーが欲しい情報を効果的に提供して、集客や販売、コンバージョン率のアップを見込むことができます。
マーケティングの世界ではユーザーがどのような情報を欲しがっているのか分からなければ、効率的な集客や販売促進活動は望めません。
このような問題を解消できるような強いコンテンツを制作するために、サジェストキーワードの活用が重要です。
具体的にどのような活躍ができるのか、以下のサイトで紹介しています。
Googleが重要視しているサジェスト基準の表示に優先順位はあるの?
Googleが評価するサジェストの基準表示について、Google社内で基準を設定していますが、その優先順位は公開されていません。要素としては以下の6項目が考えられます。
- ・検索ボリューム
- ・検索された回数
- ・トレンド
- ・キーワードを含むサイト数
- ・ユーザーの使用言語と現在地
- ・ユーザーの検索履歴
サジェストキーワードは自分で操作できるの?
サジェストは多数の人が検索したことで決定されるため、個人で操作する事はほぼできないと考えていいでしょう。
しかし、サジェスト汚染など、商品やブランド、企業にとって悪影響を与えるサジェストは、短期での拡散力が強いため、ある意味ではサジェストキーワードの操作にもつながるでしょう。
検索エンジン以外でのサジェストの使用場面は?
サジェストが検索エンジン以外で使用されるのは、YouTubeの動画サイト、FACEBOOKやInstagramなどのSNS、さらにShopifyやAmazonなどのECサイトです。
特にECサイトなど、ユーザーの購買意欲に直接関わるサイトは、サジェストを上手に活用することで新規顧客の開拓にもつながります。
悪印象を与えかねないサジェスト汚染に注意
サジェスト汚染とは、企業、ブランド、商品などに悪影響を与えるキーワードです。企業にとってはこれらを使われるとイメージを損ねてしまい、売り上げの減少やリクルート等にも影響するリスクがあります。
サジェスト汚染とは
サジェスト汚染とは、商品にとってダメージを与えるイメージ、例えば食品についての場合は「まずい」、ブランドなら「価格が高すぎる」、企業の場合には「過酷な労働」、「給料が低すぎる」などネガティブなイメージを与えるワードを使ったキーワードです。
サジェスト汚染のキーワードが検索上位に表示されるようになると、一般に悪いイメージが浸透するリスクがありますので注意と対処が必要になります。
サジェスト汚染による悪影響
サジェスト汚染が広まると、商品やブランドなど販売に直接関わる場合、売上の減少とブランドイメージの低下につながります。商品やブランド、企業イメージが悪くなるとユーザーの信用が失墜し、一度失った信用は取り戻すのが困難になってしまいます。
風評被害も含めて、最悪の場合にはその商品やブランドを取り扱っている企業の売上が激減し、存続の危機になってしまうこともあります。
企業の場合にはリクルートや既存の従業員の離職など、さまざまな形でダメージを与え、企業利益や企業価値にも悪影響を与えかねません。
しかも、Googleは全世界で閲覧可能な検索エンジンです。悪い情報は全世界に広がり、取引先企業や顧客にも悪影響を及ぼすリスクがあります。このようなサジェスト汚染は、早めの段階での対処が必須となるでしょう。
Googleサジェスト汚染が発生したときの対処法
Googleサジェスト汚染が発生してしまったら、早めに対策を行って汚染されたキーワードが検索上位に表示されることを防ぐなどの対策が必要です。
ここではサジェスト汚染の対処法をご紹介します。
Googleに削除申請を出す
サジェスト汚染が発生してしまったら、Googleに削除申請を提出して、このサジェストを削除することができます。ただし、Googleが汚染されたサジェストを削除するまでに多数の人が興味本位でそのサジェストを検索してしまうリスクもあります。
コロナパンデミック以来、ECサイトを利用して商品を購入する人は増加傾向にあり、総務省の調査によると7割以上にも及びます。
このような社会背景からも、サジェスト汚染が発生してしまうと、莫大なダメージを与えることは間違いないでしょう。
サジェスト汚染が発生したら、Googleに削除申請をすることはもちろん、万全のために他の対処も併せて行うことをおすすめします。
出典:総務省「情報通信白書 令和3年」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd121310.html
コンテンツ制作者に削除を依頼する
Googleにサジェスト削除申請をするのと同時に、汚染されたサジェストを使用してコンテンツを制作しているコンテンツ制作者に直ちに連絡をして、サジェストの削除以来をすることも必要です。
コンテンツ制作者がPV増加や集客のためにサジェスト汚染をした場合、意図的な戦略で汚染されたサジェストで検索する人が増加してしまう可能性もあります。
コンテンツの中には意図的に汚染されたサジェストを使って注目を集め、クリック数を獲得したり、集客を狙った記事などもあります。これらのサジェストは制作者に依頼して削除をしてもらいましょう。
削除されない場合は弁護士に依頼する
Googleやコンテンツ制作者がサジェスト汚染と認めた場合には、数日間でスムーズにサジェストの削除が行われる可能性が高いですが、中には数カ月も削除されないケースがあります。
このような場合は、弁護士などといった法律の専門家に依頼をすることで汚染の原因となっているサジェストの削除を依頼してもらうのがベストな対処法になります。
まとめ
ネット社会が日常となった昨今、サジェストはデジタルマーケティングを行う全ての人々にとって、知識を取得することは重要です。
コンテンツはもちろん、ECサイトやSNSなど人々の生活に根差したネット社会では、サジェストの戦略と活用が集客や売上を左右するといっても過言ではないでしょう。
コンテンツファクトリーでは、編集プロダクション経験が豊富なディレクターがコンテンツ制作を担当するプロ集団です。
本記事の他にも、多彩なニーズに対応する記事を公開しています。そちらの記事も合わせてお読みいただき、サイトへのアクセスやサービスについてより詳しく知りたい方はサイト内の資料請求やオンライン相談をご活用ください。
株式会社HubWorks代表取締役 2013年より大手インターネット広告代理店に入社。月間数千万規模、主要チャネル(Yahoo・Google・Facebook・LINEなど)のウェブ広告運用を経験。 2017年に転職し、SaaSのBtoBマーケティング担当に従事。リード獲得からナーチャリング、コンテンツマーケティングなど幅広く対応 2018年から独立しシェアオフィス専門ポータルサイトの立ち上げやコンテンツ制作BPOコンテンツファクトリーのサービスを立ち上げ。 ウェブマーケティングの知見をいかし、全事業早期黒字化を達成 パーソナルジム「ソロジム」を運営